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人から見たら不倫になるのだろう。でも自分は違うと思っていた。彼女もそう思っていただろう。人にどう思われていても決して折れる事のない不倫とかとは違う信念を持って付き合っていたと思う。それは結婚前から付き合っていたせいなのかもしれない。人に話をした時にじゃあそれはどんな関係なのと聞かれると確かになんと答えていいかわからなかった。彼女は純愛だよっていつも言っていた。不倫を肯定しようとする時の決まり文句の一つなのかもしれない。でも彼女からもたらされる自分だけへの特別な感情を感じると、決まり文句が決まり文句ではないと思わずにいられなかった。けっして自分達だけを美化するつもりではない。人が不倫だと思うのは、いい服で着飾った人が必ずしもいい人間ではないのと同じで見た目でわかるようなものではないと思っていたので、人がどう思おうが自分達は自分達だと考えていた。不倫というものに対しての言い訳にしか思わないだろうが、逆に不倫とかの方がどんなにもっと楽なんだろうと思う事もある。人に胸を張って話せないような時間や感情の交錯を過ごして来たなんて思いもしない。今だにこうして冷めない思いがあるくらいぎゅっと詰まっているのだから。
2008.01.30
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最近彼女の夢を見た。見たいと思って寝ても、見ることができなかったのに。夢の中の彼女は最後に会った時と変わることないままだった。一生懸命自分に話しかけている。しかしそれがなんと言っているか声が届かない。 目が覚めてまだ薄暗い窓の外を眺めて彼女の言おうとしていた事を考えた。言おうとしている事がたくさんたくさん思いついて、寝ぼけた頭で一つ一つ答え始める。 夢で見た彼女はこの出した答えに僕の前でいつも見せてくれた笑顔を返してくれるだろうか。
2008.01.29
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「愛してる」って思ってても言ってあげれなかった。「愛してる」って言うようになった時、僕の中で彼女への思いが変わった時だった。それはなんでもない一瞬だった。手と手を繋いだ瞬間に、今まで普通に接していた彼女の手から伝わる体温に、きれいな髪の香りに、彼女の匂いに、細くて長い指に、柔らかく包んでくれる身体に、溢れ出る涙に、彼女の呼吸する鼓動を感じるたびに、今まで抑えていた愛おしいという感情に飲み込まれた。そんな一瞬が自分と彼女の今までの関係を思い出すと言いたくても言えなかった「愛してる」を口にしてしまった瞬間だったのかもしれない。言葉にした瞬間のフッと心が軽くなる感じは忘れる事はないだろう。ぎゅっと抱きしめてと言われると抱きしめて、強く抱きしめて、自分の身体の一部にしたいほどぎゅっと抱きしめて、放したくなかった。僕がもっと、もっと早く、「愛してる」を彼女に届けれたら彼女はどうしていただろう。
2008.01.22
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忘れたくて、忘れようとして、そうすればそうするほど消さないようにする自分がいる。忘れないように、忘れてはいけないように何度も何度も記憶をなぞってしまう。 携帯の文字変換で彼女の名前が出てくるとギュッと胸が詰まる。彼女と同じ名前の子がいると目で追ってしまう。朝の星座占いで彼女の運勢を見てしまう。いつまでもそんなんじゃ駄目だよと言われても、わかっていても心の中に相反する思いが同居している。可愛いって思われたくておしゃれしてる姿。子供だよって言われるのが嫌で大人ぶってる姿。風邪ひいてたら逢えないからって風邪ひいたの隠して逢ってる姿。全部わかってた。自分は人から若いってよく言われる。きっとそれは彼女がいたからだ。ずっとそう思っていた。彼女にかっこいいと思われたいからおしゃれして、彼女に頼れると思われたいから精一杯背伸びして、彼女と付き合っていたから自分も若くいれて。 冷めない自分がまだここにいる。
2008.01.17
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いつも突き放す事を言ってた。いつもひどいと思う事を口にしていた。心では大して思ってもない事を大した様に言っていた。傷つく事をわかっていて、泣く事をわかっていて。 もっと優しくしてって言われてた。自分の心の中に占める彼女がどんどん大きくなる事から常に逃げていたのかもしれない。そういったことを言って目に見えない一線を引き続けていたのかもしれない。自分に言い聞かせるように、占拠されないように。しかし避けるような自分の言動に、いつか彼女の自分への愛情を確かめていくようになっている自分がいた。どんな思いをさせられても自分に対する変わらぬ愛情。不思議なくらいの一途な思いに安心を覚えてしまっていた。そんな歪んだ事で自分の気持ちに満足感を得て、彼女に与えれた事なんてわずかなものだった。 限られた時間の中で精一杯の愛情表現。ベッドの上で隠れて流す涙を見ると心が大きな音を立てて張り裂けそうになった。自分勝手さ。先の見えない関係。何一つ与える事のできないもどかしさ。一人で帰る道のりはいつも苛立ちで一杯だった。でもそれは自分がだらしないからで、いずれ解ける問題だったのに引っ張り続けた自分がそこにいただけだ。答えを求めようとしない彼女に寄りかかっているだけだった。なぜ答えを求めようとしないか、なぜ本心をえぐるような事を聞いてこないかを考えなかった。本心を聞くことの怖さ、不安をわかっていながら。考えてあげなかった。 ただぬるま湯に浸っている自分がいた。 http://jp.youtube.com/watch?v=udZiol5V9NM private messageまゆさんへメッセージ返信できないのでこちらで書かせていただきます。頂いたメッセージの方読ませてもらいました。気にかけてもらえてうれしい限りです。いつまで書くかわかりませんが、書く事で開放されてく自分の気持ちに軽さを覚えます。って後悔先に立たずですが。ではまゆさんもお体気をつけて、お仕事がんばって下さい。
2008.01.10
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時間は人の心を癒してくれるというけど、それがわかる時って記憶の中から思い出が消えていく事なのだろうか。それとも思い出と共に浮かんでくる、あの言葉では言い表せない黒い霧の様な物が取り払われた感じで思い出せる事なのだろうか。年が明けても自分の心は変わる事がなかった。ふとした時に思い出す彼女の優しい笑顔。心から離れていない。その瞬間今だに心の中で泣き出しそうなほどの切なさが湧き出てくる。今だから感じてしまう、かけがえのない痛みと温もり、そして愛。私の方が愛してるよ。とか言われた時、まじめに答えてなかった。きっと永遠の愛を、自分だけに向けられた真実の愛を求めてたんだね。愛が持つ、憎しみや辛さをも浄化する力に気付かないで甘えていただけなんだね。ごめんね。
2008.01.05
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新年明けまして おめでとう。お互い声で伝えたいけど、伝えれないね。この気持ちは届くかな。
2008.01.02
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