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あと3日で寒が明ける。 その寒さ真直中で炉開きが次々に開花している。 炉開きは秋の花だが、母なる雪椿に逢いたくて咲くのだろうか。 花の色も一層鮮やかに咲き、葉も丸くなって寒風に耐えている。 * 開花時期が異なる樹、茶と椿の自然交配は極めて珍しいとされる。 が、返り咲きの花同志が、偶然に隣り合わせて交配したのだろうか。 その近くで侘助の花がポツンポツンと咲いている。 盛りを過ぎたが咲けるときを見つけ次第開花する執念が露わである。
2015.01.31
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はぐれ鵜や何を思案か冬の川 * 午後3時、急ぎ引き上げなければ夕闇が迫ると思っていた。 すると川上から鵜が首を出しては潜水を繰り返して流れてきた。 中州に青鷺や黒鳥がいて、警戒し水から上がって思案していた。 争いになれば青鷺たちが優勢であることを知ったのだろう。
2015.01.30
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昨日の午後の散策中に雪が降ってきたので早めに引き上げた。 帰宅すると、自宅の蝋梅にひたき(鶲)が来ていた。 蝋梅の花には色々な野鳥が来るが、ひたきの姿を見るのは始めて。ひたきは寒さをしのぐために翅を膨らませていても梅にお似合いだ。 * ひたきは昆虫を常食とするが、吸蜜もするのであろうか。 梅に鶯の取り合わせは、実は目白の吸蜜の姿という説もある。 また、梅香に集う昆虫や小枝の昆虫を狙っているという説もある。 鶲の狙いは蜜か昆虫か、はたまた芳香かと考えあぐねてしまう。
2015.01.28
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昨日、午後に雨が上がり陽射しが出て春のような気温になった。 このような日は野鳥が動くと考えると何はともあれ鳥見に出かけた。 案の定、瑠璃ビタキに出会った。 何時も白腹と一緒にいるがボディガードなのだろうか。 * あおじが鳩を、雀が鵯をボディガードにすることはよくみられる。 おっとり型の瑠璃鶲が用心深い白腹を友にすることは想定できる。 近くの岩の上に食いちぎられた鴉の死骸が落ちていた。 大自然に中で生きる上の先決問題は自衛体制とあらためて知らされた。 警戒心旺盛な白腹
2015.01.28
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久しぶりに翡翠に出会った。 杭の上で川面を凝視している。 川底の魚の僅かな動きをキャッチした。 勇壮な姿でダイビングしたが、嘴には何の獲物もなかった。 * 創造主は水棲生物のみで生きるよう翡翠に棲み分けを課した。 冬以外は蟹、エビ、小魚等々獲物は豊富であった。 しかし、冬は泥や川底に隠れているため採餌が極めて困難となる。 翡翠も、天は二物を与えずと諦め、苦行に耐えて春を待っている。
2015.01.26
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四十雀と混群のやまがら(山雀)の群れに出会った。四十雀よりも俊敏で撮るのに難儀した。真冬になると山から平地へ降りてくる。裸の樹には旨みがないと地面へ降りて採餌している場面が多かった。
2015.01.26
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ノボロギク 晴れ間が広がり暫し寒の中休み。春を見つけて8千歩。 各種の野鳥を追い、路傍の花に春の実像を感じた。 雑草と呼ばれてもそれらしい名前がついていることに感激。 同時に、先人の大自然に対する敬虔な気持ちに触れた思いがした。イヌのフグリタンポポ仏の座
2015.01.24
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ホオジロには最近出会えなかった気がするが先日撮れた。 嘗ては、良田であったが公園用地として買収された荒れ地でーー。 高い石垣、水が絶えない小川、芦原等々住みよい環境なのであろう。何よりも農薬皆無、人の訪れが少ないことがうれしいのだろうか。 * 歌舞伎の奴さんのような出で立ちでも、優しさを仮面で隠している。 採餌困難時に葦が刈払いされ多くの野鳥が恨めしく思っている。 でも、葦切りがくる環境づくりをしているのだと宥めている。 宛ら、ホオジロは葦原の主か、管理者ののような態度である。
2015.01.24
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市街地を流れる川は僅かの雨で水かさが増す。公園整備外の小川に黒鳥のつがいが紛れ込んでいる。仲間から離れて孤立、孤独が本当の愛を育む力があると知っている。また、寒の雨は生きとし生けるものを珠に磨き上げると知っている。 *昨日は午後になって雨模様となり、夜半に本降りとなった。雨の音で目覚めた妻が「雨よ!」と声をかけた。声をかけてもそれを認識できる相手がいて良かったと考えたかなぁ。その声も空しく伝わる時が近づきつつあることも知っているかなぁ。
2015.01.22
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軒先のビオラの鉢に常駐の雀がやってきた。 紫の帽子を被れば見栄えがするとビオラを羨ましがっていた。 防寒用に紫の襟巻をすれば、着たきり雀の悪評を払拭できそうだ。 でも、根、茎に毒性があるから油断は大敵だぜ。
2015.01.22
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大寒でも10度程度の気温。身が引き締まる中ゆったりと散策した。 石垣には各種の雑草がロゼット状になって春を待ち焦がれている。 石垣の上に日向ぼこの鳥もいれば葦原に群れる鳥もいる。 此の平和の世に砂漠の中で人質にされるなんて、将に言語に絶する。
2015.01.21
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あっちこっちの冬至梅は、枝先に花をほころばせている。一足先に開花した寒紅梅は咲き揃い始めた。紅梅は平安時代に渡来したもので、白梅よりも人気抜群であった。枕草子ではベタ褒め。道真公は紅梅殿と称されるほどに愛玩した。*しかし、偕楽園創設の斉昭公はそんな風潮に惑わされなかった。華俗を廃し清楚高雅を花に求め、実は兵糧として平時の備えとした。列強の植民地化に備える国際的環境の中で白梅に拘ったのだ。先憂後楽に徹する想いが梅の選定にも表れ暫し考えさせられた。 後楽と 白梅偏重 斉昭公
2015.01.20
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探鳥は上を向くから健康維持に最適だ。肩こりなどは縁がない。今日も空を見ながら進むとコゲラの影を見つけた。大樹の周りをまさぐっていたが表に出てきて相手をしてくれた。コゲラの往診によりお蔭様でどの樹も健康そうだ。 今季はツグミ類の渡来が豊富であった。弊庭にも赤腹、白腹が来たし、梅園には至る所に鶫を観察できる。探鳥では在り来りな鳥と評価されても鶏の様に懐かれると可愛い。それは嬉しいが、渡来予定先に異変が起きたことも想定でき心配だ。 遠山の異変を知らせるツグミかな
2015.01.19
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落葉して静かに冬眠している柿の木に色々な着生植物が宿っている。 軒忍は柿の木の養分を吸う悪さをせず場所を借りるだけだという。 脇の下に芽生えて、さぞやむず痒いだろうにと他人事ではない。 でも、寝物語を聴かせる格好の友と歓迎しているかもしれない。 * 軒忍は10年前、筑波山駅で鉢植えを買い巌に着生させた。 その後あっちこっちに胞子が飛散してに岩などに着生している。 同じ着生植物のイワヒバは寒の寒さで丸くなって眠っているがーー。 軒忍は寒さが好きらしく枯木立の中で独り青々と輝いている。 公園の休憩所の屋根に着生した のきしのぶ
2015.01.18
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最近、ルリビタキに心酔している。 今のところ行けば会えるので探す時間が節約できて助かる。 澄ました貌も良いが、飛ぶ姿を撮りたいと思い昨日も出かけた。 順光で美しく撮ってあげたいと9時ごろ出かけた。 * 腹は白、背は青、翼は透明の事から創造主は保護色を意図したのかも。 下から見れば白い腹は雲、上から見れば空と同化できる青の擬態と。 とすれば、その頃の空は、もっともっと青かったのだろうか。 空が青くなければ生きて行けないと瑠璃鶲は訴えているのだろうか。
2015.01.17
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「瑠璃ビタキよ、もう一度」、の想いで前日の湿原へ行った。 白腹しかいなかったが、それを撮り始めると瑠璃ビタキが現れた。 対岸の暗い薮の中で待っていたかのように、私の前方にやって来た。 色々なポーズをしていたが、最後は杭の上で順光で撮らせてくれた。 * この個体は人懐こい。人の想いを敏感にキャッチできるかのようだ。 嘗て人に可愛がられて育ったのかと思うようにこちらを凝視する。 瑠璃ビタキは高山で繁殖し越冬のため平地へ降りてくる。 これから何処へと尋ねたいが、多分笠原水源の湧水地辺りであろう。
2015.01.14
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昨年の今頃、瑠璃ビタキに会えた同じ場所でまた出会えた。 あれ以来この付近に何回も来たがとうとう再会できずじまいだった。 旅の途中でたまたま此処が中継点なのかも知れない。 此処を通るたびに瑠璃ビタキの姿が目に浮かんだ。 * キザに言うならば俺の希望の灯のようなものだ。 ことしも正月早々、縁起が良いわいと思い夢中でシャッターを押した。 夕暮れ近くのためこの程度しか撮れなかったが明日に再挑戦したい。 でも、旅の途中ならば今年はもう会えないかもしれない。
2015.01.13
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昨日、水鳥を撮るため、一面青々としている河川敷を歩いた。 零れ種から生えたのか芥子菜が寒焼した大きな葉っぱを広げていた。 寒さで傷んだ葉はそのままにして、新しい葉が次々にできている。 寒が明ければ薹を立て我先に開花し、春の到来を告げるに違いない。 * 寒さを堪えた芥子菜は一層ピリッと辛みがあって美味いのだろう。 ふと思うに、我が家では芥子菜が野菜入れから姿を消した。 減塩のため漬物を食膳に載せるのが嫌になっているからであろう。 でも、厳寒を耐え抜いた芥子菜を一口食べてみたい衝動に駆られる。
2015.01.12
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4年前、沖縄の長寿はシークワーサーによると言われて庭に植えた。 樹が育ち北関東の冬に慣れてきたのか今、たわわに実が生っている。 花期は4月、その準備のためにも全部収穫しなければなるまいが。 本当は、結実する姿に健康家族を念じつつその都度収穫したい。 * 各地で土地に適合した柑橘類を地場産として産業化も図っている。 筑波麓地帯は古来、金柑、膨れ蜜柑を産し北部では柚子を産している。 誰もが累々として庭先に生る柑橘類に健康家族を祈願してきた。 かくて弊庭は金柑、柚子、檸檬、膨れ蜜柑、シークワーサーの果樹園だ。
2015.01.11
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空は青いが風強く小鳥たちは翅を立て丸々として寒を耐えている。 庭先の梅の木に鵯が静かに物思いに耽っていると雀がやって来た。 鵯と共存関係を構築した雀は怖めず臆せず、傍若無人の振る舞い。 暫くして、鵯は去り雀の群れが押し寄せてきて梅の木を独り占めした。
2015.01.09
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昨日の梅の花、冬至八重。寒さで萎縮し開花が一時止まった感じ。 今季は野鳥の数が多く今まで難しかった赤腹にもよく出会える。 アオジが餌をゲットした感激と緊張の表情も間近で観察できる。 新年はバブル再来と評する人もいるが、野鳥は将にバブルの時代だ。
2015.01.09
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柚子が樹に絶縁されたかのようにバタバタと地上に落下している。 土に還えそうとする霊力と寒の霊気で厚い皮も柔くなるのであろう。 先ず、鵯が口を開け、放っておくと寒風が酸を分解させる。 それを狙って小鳥、昆虫が群がりいつの間にか皮だけになっている。 * 寒のヒヨ 土還る柚の 味を知る
2015.01.07
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元朝参りのとき、素晴らしい写真を撮った。 巫女さんが参拝者に銀杏を模ったステッカーを下付している光景。 1枚撮らせて下さいというと快く応じてくれ笑顔を作ってくれた。 全部は公表できないが自分のお守りとして額に入れ飾ることとした。
2015.01.07
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寒に入り野鳥がひもじかろうと庭に撒き餌をした。 白腹が一個連帯を引き連れて軒下にまでやって来て啄んでいる。 白腹は元来優しいが、頭高、鶺鴒、雀、アオジを護る役に徹している。 鵯の牽制を跳ね返し、堂々とした姿で頼もしい。
2015.01.06
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庭先の山茱萸(サンシュユ)の地肌が荒々しくささくれ赤くなっている。 愈々寒に入り寒さが厳しくなって自分も風邪のような症状を感じた。 でも、山茱萸も心配無用だ。 脱皮と同じ現象で寒稽古のようなもの。 この活動によって春黄金花、秋珊瑚と称賛される礎を育んでいるのだ。
2015.01.04
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桜川の散策。其々の縄張りを護る尉鶲に逢えて足も軽やかだった。 河川敷に乗り捨てられた自転車に留まり鶲はなにを想っているのか。 自分の福与かな翅を開き、日頃からの手入れが大切と訴えている様子。 そうだ ! 自分の車も洗車の時期と思い知らされた。
2015.01.04
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ビオラが咲くプランターの近くに頭高(カシラダカ)がやってきた。 偕楽園梅園で毎日のように会っていたが庭に来たのは初めてだ。 しかも、群れを離れて単独でいるのは最近見たことがない。 群れは一般的に若鳥の訓練の場で危機管理を習得させる場であろう。 * 多分、群れの中では最年長で後進に道を譲り独立独歩したのかも。 落ち着いていることは庭の安全と快適性を確信したに違いない。 淋しかったら庭先に出てきてカメラの相手を務めるといい。 渡去の時期まで此処でゆっくりと静養し体を休めてほしい。
2015.01.02
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庭先の蝋梅の花、愈々盛りを迎えて周りに芳香を放っている。 白いものが飛び雪かと思ったら、鵯が来て花弁を放り投げたのだ。 勿体ないから零さずに啄めばいいのにと思うがわざとしている。 花弁を振り回し芳香の拡散を図っているようにも見える。 * 周りには木の実もたくさん残っているのに何故に蝋梅かと不思議だ。香道を嗜んでいるのだろうか。 花が散って実ができると鵯は有毒であると知って決して近づかない。 種子は有毒で花弁が美味だと良く知っているものだと感心した。
2015.01.01
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