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夏日が続き葦の茎が一気に伸びてきた。 葦の背丈が高く良く茂っている箇所で葦切りががなり立てていた。根元に隠れているのか、葉の先端になかなか姿を見せない。 しかし、大きな犬の鳴き声に警戒したのか葉の先端に現れた。 * 旅の疲れが残っているのか、痩せ細り口ばかりが大きく見える。 彼女が飛来して来るまでこの一等地を守り抜く勢いだ。でもーー。 虎さんは「男は辛い」と腹で笑ったが葦切りは腹もペシャンコだ。 彼女が来れば恋のバトルも熾烈となるから体作りをしてほしい。
2015.04.30
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偕楽園事務所で、花の名前は「シロヤシオ」と教えてもらった。 しかも二本並べて植えられた事情も知った。 野草園の入り口にあり、どんな思い入れで移植したかを想像した。 大木になって、この野草園のアンテナ的存在になるに違いない。 * シロヤシオは、仙境に咲く花。 考えようによっては、そこから拉致されてきたと言える。 或いは、仙郷の大使として花の幽玄さを広めようとしているのか。いずれに考えても、思考の底辺にある哀しさは拭いきれない。
2015.04.29
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山桜の老木も咲き誇っていた花が散り若葉だけとなった。 その側に栄華の夢をむさぼっていた桜花が朽ち果てていた。 風に飛ばされ窪地に溜まって土に化すのを待つ身となっていた。 花の栄枯盛衰を語る者は当の本人ではなく傍観的立場のひこばえ。 * 太平洋戦争の悲惨さも当の提唱者は口を噤み傍観者に化した。 此処でも終戦の13日前の空襲で一夜に242人が死亡した。 空襲予告は米軍からもたらされたが市民まで届かなかったらしい。逃がさず消火活動をさせるため口止めしたと最近になって聞いた。
2015.04.29
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突然に消えてしまうかと心配したアマドコロ。鳴子百合かと思ったが指で触れて識別ができた。鉢植えにしているがいたって強かとわかった。今年の秋には地植えをして一人前にしよう。アマドコロ 夏日先取り 白い花今日も当地は27度の予報。白い石に涼をとって一群をなしてほしい。
2015.04.28
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嘗て黄海老根は花木センターで人気者の一つであった。 15年前、花の盛りの頃に一鉢を買い、山茶花の根元に植えた。 雑草に負けずに今年も3本の花茎を伸ばして健気に咲いた。 つい、自分の齢と重ねて考えて、良くも咲いたと褒めちぎった。 * 動物には厳然たる寿命があり霊長と自称してもその例外ではない。 去年は入浴中、施設入院中の死亡。事故死の情報等が散見された。 それに併せてどのように終焉を迎えるべきかが関心の的となった。 既に固定的風習は否定され自由な身の処し方が設定できて幸せだ。
2015.04.26
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2015.04.26
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つくばねうつぎ(衝羽根空木)とわかりました。ばいかいかり草(梅香碇草)とわかりました。
2015.04.25
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現存をーー讃えて雉や吠えにけり
2015.04.24
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擬宝珠の葉に夢中になっていた頃、各種の苗を求め植えつけた。 弱いものは消え去り、そうでないものは株を増やしていった。 擬宝珠は花よりも葉の斑入り模様が好まれ、面白がられた。 しかし、放置されている間に元の姿に戻ってしまったものもある。 * 今日は朝のうちに株分けしてあげたい。 日陰でも良く育つから建物の陰に擬宝珠通りを作るのも面白い。 大葉擬宝珠は雑草を排除するからグランドカバーにも使える。 二株あれば一メートル四方の除草が省力化できそうだ。
2015.04.22
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石昌に イチハツノ花 名を知らずグミの花 思い出すのは 防空壕
2015.04.22
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もち(黐)の木陰は薄暗く、その辺りにシャガ(著莪)が群生している。 著莪も主木である黐の幹をバックにしたがっている様に見える。 穿って見れば、主に寄り添っているのではないかなぁと考えたい。 そう考えると一層、艶っぽく見える。 * 艶っぽいと言えば、著莪の花言葉の一つに「清らかな愛」がある。 また、西欧の神話に著莪にまつわる愛の葛藤の場面が散見される。 確かに著莪は近づき難い豪華絢爛とした美しさを秘めている。 そのせいか雑草を一切寄せ付けずグランドカバーに重宝である。
2015.04.20
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1年前、県植物園の絶滅危惧種展示頒布会場で求めた鳴子ユリ。 斑入りが絶妙として展示即売されていた。 今年は3本の茎になり、面白い斑を見せてくれた。 花も準備し実も付けるだろう。 * 斑入りのため脆弱なたちと思っていたが強かな植生で安心した。 野生のものがたまたま発見され、それが増殖されたのであろう。 最初は一本の茎が3本になり、根茎も増えた様子で頼もしい。 葉も花も実も、そして、根っこも四季折々に楽しめる優れものだ。
2015.04.19
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白山吹の花が盛りを迎えている。 花弁4枚、実も一つの花に4個付く。 花は四角っぽくぎこちない咲き方であるが花弁が4枚のためか。このような咲き方も他に類を見ないとも思われ面白い。 * 木漏れ日に実が黒光りし、白い花が一層白く輝いている。 根元を見ると零れ実が発芽し秋には移植できそうな感じ。 一応、絶滅危惧種になっているので一芽でも大切にしたい。 兎も角、発芽、石果、花を同時に見られてうれしい限りだ。
2015.04.19
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自宅近くの路傍。春女苑が咲き始めていた。 ロゼット状で越冬しながら我先に花茎を伸ばし開花にこぎつけた。 この近くでは一番花であり、その上、色が頗る鮮やかである。 春女苑の蕾は下向きであることが、姫女苑と識別する最たる特徴。 * どうして俯加減にしているのか? 肩身が狭いのか? 当地でも貧乏草と囁かれ、見つけしだい足蹴にされるからか。 でも開花すれば罵られても達観し上を向いて存在を誇示する。 肩身が狭いとはジェスチャーだけで根は強かな帰化植物である。
2015.04.17
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4、5年前バイモ百合があっという間に消えうせた。 しかし2年前につつじの叢生の中から一本の茎を出し花を付けた。 そして、今年は3本の花茎が伸び10個ほどの花を付けていた。 ふと、墨絵を見ている様な暗い異様な情景を連想した。 * 雨の中、深い編み笠の集団が抗争の場へ出陣する図とみた。 編み笠の中は熱気がこもり春雨など気にも留めぬ沈黙の行軍。 丁度、御維新のどさくさで当地もこの種の抗争が日常化していた。天狗諸生の乱、血で血を洗う抗争は路傍の石碑が思い出させる。花の内側
2015.04.17
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庭の霧島躑躅が開花した。 庭には各種躑躅が植えてあるが霧島、特に本霧島に拘っている。 約3坪程に1米以上の高さの木を10本ほど寄せ植えしている。 盛りの頃は緋の絨毯の様に咲き誇り日頃の手入れが報われる。 * 好文亭には躑躅の襖、茶室の床柱は躑躅の樹が用いられている。 それ程に創園者、徳川斉昭公も躑躅が好きだった様だ。 当時は霧島の愛好熱が盛んであったからそれを植えたと想像できる。 既に幹は枯死しかけて往時の姿はなく寿命に勝てるかが気掛かりだ。
2015.04.15
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浦島草が筍のように首を出したがなかなか青葉を出さなかった。 春雨が続いて、やっと艶やかな若葉が萌え木漏れ日に輝いている。 野生にある場所は蝮、蜂のすむ場所なので球根を購入したもの。 秋に実が生るまで魑魅魍魎の林へ行かずとも庭で楽しめる。 * 浦島というおとぎ話に出る名前でも毒草に変わりはない。 考えると庭には毒草があちこちにあり親から子への伝承が大切だ。 植生の自己防衛本能から毒性を保有したが警戒信号も忘れていない。 色、形などの警戒信号を無視せずに注意すれば被害は皆無ではある。
2015.04.14
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昨秋に植えたチューリップが周りのビオラの花と共演している。 チューリップが咲くまでの留守居役にビオラを植え付けたもの。 妻がチューリップの花は咲きっぱなしなのかと問うた。 日暮れ、曇り空には閉じるのだと説明して花談義に花が開いた。 * チューリップは花芯を護るために花を閉じるのだろう。 明日寄ってくる昆虫たちのために蜜を再生産するかもしれない。 いずれにしても、次の新たなる展開を期待して閉じるのだ。 閉じる力を温存して閉じるチューリップは偉い! の結論に達した。
2015.04.13
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孔雀椿の花が真っ盛りを迎えている。 近づくと周りの石の上に、花弁を個別に散らし首落ちの様ではない。 首落ちか否かで椿、山茶花を識別しているが例外もあると知った。 昔から雄蕊ごとそっくり落花する椿は極度に忌み嫌われている。 * それ程、日本の歴史には首が切られる恐怖時代が長く続いた。 普通の椿は花弁が相互に癒着しているから纏まって落花する。 孔雀椿は花弁が癒着していないからはらはらと落ちると分かった。 唯それだけの事ではあるが恐怖時代の教訓は永遠に忘れられない。
2015.04.13
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昨日、突然、白腹が目の前に現れ鵯を追い払っていた。 もうとっくに渡去したとばかり思っていたが未だ居たのだ。 此処でテリトリーを確保し居心地が良くても早く渡りたまえ。 急がないと好みの相手を見つけることができないぜ。 * 秋の初めにはまた此処へおいでよ。 縄張り争奪戦をしなくても鵯も雀も歓迎してくれるはずだ。 顔見知りであり、所詮は流れ者と宥恕しているからーー。 今、木瓜の花が真っ盛りだ。木瓜も実を付けて再会を歓迎するぜ。
2015.04.12
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何時も閲覧するブログの画像に7枚の花弁のハナニラがあった。自宅のハナニラにも6花弁以外のものがあるかを調べてみた。すると、7枚から10枚のものが各種、続々と見つかった。昨日散策した公園の植え込みの根占にも8枚の花弁があった。*ハナニラは南米原産で明治に移入し可憐な姿が各地に増えつつある。グランドカバーに最適で一旦繁殖すると雑草を悉く拒絶する。庭管理の省力化に貢献するから、勝手ながら褒め言葉を捧げたい。東洋の深遠な季節、「清明」に感化されて八重咲きが誕生したと。
2015.04.11
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みぞれの翌日は晴れ上がったが依然として気温は冬日を思わせる。 梅の葉は開いたが反り返って寒さを凌ぎ、雀も膨れて動きが鈍い。 寒気が続いては梅の実の出来は悪いかもしれない。 だけどこれは枝垂れ梅。花だけのお楽しみでお茶を濁す代物だ。
2015.04.10
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昨日は記録的な冬日に逆戻り。横殴りのみぞれに見舞われた。 咲いたばかりの枝垂れ桜は花を多少落とされた程度で済んだ。 翌朝、雀は何時もの通り軒先で互いの無事を祝していた。 春の日差しも何時もの通り。今日も恙なき日を約束してくれた。
2015.04.09
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川沿いに設えられた芥子菜畑。愈々開花して蝶が群れていた。芥子菜の隙間には仏の座が蔓延し唇形の紫紅色の花を付けている。芥子菜の花に見向きもしないで仏の座の花にぞっこんの蝶もいる。舌を垂らして誘う仏の座の花に、蝶もたまらないのであろう。*寒中に咲く仏の座を見て感動したが、盛りの花にも惹きつけられる。か細い陽光の中で開花したものは舌を見せず閉鎖花が多い。冬眠中の昆虫を当てにしないでし自家受粉により結実するらしい。流石に除草を繰り返しても駆逐されない秘密がここにある。
2015.04.07
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昨日、旧桜川跡の薮の中に白い花が咲いているのでカメラに収めた。 遊歩道散策の女性がマスクを外しニワトコの花と教えてくれた。 キリストがかけられた十字架はニワトコ(庭常)の樹だという。 日本ではこれにより骨折を治療したので接骨木ともいうらしい。 * 薮の中には全盛期から延々として息づいている動植物がいる。 それらの生き物に生かされて俺もいるのかと神妙な気持ちになった。 夏日のような気候で、芥子菜畑には蝶が群れていた。 蝶の側を鉢が飛び去る瞬間を撮ったりして意気揚々と帰宅した。
2015.04.07
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昨日、園路の整備をしてカメラの操作中に絶対躓かない様にした。 その側でアザレアが今を盛りと微笑んでくれた。 今迄アザレアは春夏秋冬に開花し真っ盛りは何時かと思っていた。 撮りながら陽気が安定した清明の頃が最も綺麗になると確信した。 * ガイドマークは鮮明でその花弁の左右に黒点があるのに気付いた。 画竜点睛の故事は竜の絵に眼玉を入れると竜が飛び去ったという。 アザレアは飛翔することはないにしても何かを訴えている様だ。 どのつつじも目玉があるのであろうか。調べる楽しみが増えた。
2015.04.05
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満天星躑躅(ドウダンツツジ)が文字通り満開だ。 4月5日は「清明」だというのに蜂、蝶の姿が見当たらない。 紅色の風鈴満天星に雀蜂が寄ってくるので廃棄処分したことがある。 何か人が気付かぬ環境異変が発生したのだろうか?
2015.04.05
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この木瓜は野鳥にことのほか好かれる。木瓜の咲き具合を撮っていると雀がやってきた。ボケた花にはボケた羽が似合いだ。ただ、滴を蓄えた蕾は触れると落ちてしまうと戦々恐々。
2015.04.03
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花は庭先に咲くボケ ! 鵯は朱色の木瓜よりこの色にぞっこん。 嘴も頬も紅潮しているように見える。 仲間に気付かれたら冷やかされるに違いない。
2015.04.03
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庭の枝垂れ桜が、昨年より3日早くも咲き始めた。 桜は高木になり庭の植生として不向きであるので枝垂性を選んだ。が、枝は伸びて周囲を圧倒し、主木を凌駕し、風の道を塞いだ。 そのため毎年ガードナーに切除枝を指示して剪定してもらう。 * 「桜伐る馬鹿」と言われても共存共栄のためには避けて通れない。 蝋梅、梅、椿、山茱萸、木瓜、赤八潮、桜と開花順が固定化した。 そして正月から4か月の間に、慌しく咲く花に圧倒され通しだ。 それでも、植木市に行くのが楽しみであり癒しのひと時でもある。
2015.04.01
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庭のハマナスの若葉が日に日に大きくなっていく。 此処は太平洋側のハマナス自生南限地(銚子市)に近い北関東の一角。 春彼岸に芽吹き始め今は周りの木々のうち最大の新葉となっている。 氷河時代、太平洋岸に流れ着いた遺物で地史学上貴重な存在という。 * 栽培品種のせいか樹高2メートルを超え、更に伸びる気配がある。庭先の花で高木は相応しくないので高さを毎年詰めている。 それでも開花の時期には目を見張るほどの豪華絢爛となる。 その若葉を撮りながら北海周辺の植生に思いを馳せている。
2015.04.01
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