武田つとむファイナンシャルプランナー事務所　岩手盛岡駅前

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2013/08/20

土地購入贈与税が気になる共有持ち分登記

カテゴリ：マイホーム

贈与税がかかるかも？
安易に持ち分を決めては
マズイかも・・。

自分の頭で考える・・生活設計。

〇顧問会員のＡさん（20代）
（相談：生活設計・マイホーム建築）

親世代との2世帯住宅の取得、
作業進行中・・です。

市有地を購入することに決め、
申込みをしていました。

お盆中の8/14に、
手付金を払って契約したようです。
1,338万円の土地です。

1か月後に残金を払って、
自分たち（父と息子）のものになります。

元々・・父と息子の共有名義に
する予定・・でした。

なんとなく、2分の1ずつに
するつもりでいました。

・・が、
それで本当にだいじょうぶか？

「贈与税がかかったりしないか？」

・・という心配が出てきたようです。

もちろん・・そうです。
購入代金を払った人ではなく
別人に所有権登記をすれば、
その別人は贈与を受けた・・ということで、
110万円を超える分が贈与税の対象になり、
贈与税を払うことになります。

で・・どうするか？

お金を出した割合で按分して
共有持ち分を設定すればＯＫ・・です。

実際にＡ家ではどうなるか？

今回の契約手付金は
お父さんが払いました。

来月の決済時の残金も全額
お父さんが払います。

なんだ、んじゃあ・・
お父さんだけの所有にしないと。
（これを単有といいます）

息子が何分の1でも持つことになると、
その分が父から子への贈与！
・・ということになる。

だから父の単有（たんゆう）で登記！

・・なんですが、ちょっと待った！　・・です。

一旦、
父のお金で代金をすべて払ってしまうけど、
今回のマイホーム取得では、
もちろん住宅ローンを利用します。

建築費だけでなく、
土地購入についても、
住宅ローンを利用します。

土地分融資は970万円です。
親子リレーローンで借ります。
・・ので、
485万円が父、
同じく485万円が子、・・です。

土地代は1,338万円・・です。

（土地代）　　（子の分）　（親の分）
1,338万円－485万円＝853万円

なので、親の分は・・
853万円÷1,338万円×100＝63.75％
そして、子の分は・・
485万円÷1,338万円×100＝36.24％

共有登記は、まあ・・ざっくりと、
親の持ち分：3分の2
子の持ち分：3分の1

・・ということで、いいと思います。

《　蛇足　》

過去に、現実に見たことがあります。
極端な、生真面目な、共有登記持ち分・・。

今回のような例で言えば・・

父の持ち分：1,338分の853
子の持ち分：1,338分の485

「絶対に贈与税なんか払わないぞ！」

・・という強い意志が伝わってくる、
笑っちゃう共有登記・・でした。

Ａさんのマイホーム：進行状況

　　0　ヒアリング　2/19
　　1　家計の現状診断・問題点把握　3/12
　　2　ライフプランニング（生活設計）　5/15
　　3　資金・ローンの目安を立てる　　7/4
4　土地探し・土地売買契約8/14　決済9/？
　　5　展示場ほか見学　　
　　6　事前手続き・住宅プラン検討・作製　　
　　7　住宅会社・数社が提案競争　
　　8　業者決定・請負契約　
　　9　事前手続き・地鎮祭
　　10　着工　　・　上棟　
　　11　完成・入居　　　
　　12　住宅ローン返済開始

家計改善したい？　
きちんと生活設計したい？

なら・・（できるだけ）
1　生命保険に加入しない！
2　借金をしない！
3　経費を払わない！

これだけでいい。すごくかんたん。
見違える人生になる。

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