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とんでもない算数をして
みせているが、
そのまま真に受けてはいけない。
自分の頭で考える生活設計。
『 ネット記事を読む 』
※消費者の視点。
独身男性の確定拠出年金の
節税効果は1400万円!?
確定拠出年金の節税効果を
ライフスタイル別で検証
~独身男性 会社員編~
2017.1.12 All About
頼藤太希 さんという人のお話。
マネーコンサルタント/(株)
Money&You代表取締役。
慶應義塾大学経済学部卒業後、
外資系生保にて
資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に(株)Money&Youを創業し、
現職へ。
メディアなどで投資に関するコラム執筆、
書籍の監修、講演など
日本人のマネーリテラシー向上に
努めている。
著書は
「一番わかる 確定拠出年金の基本のき」
(スタンダーズ)、
「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」
(河出書房新社)など多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。
※もろに業界の人・・のようです。
世の中の「情報」のほとんどは、
業界側から発信されています。
(当たり前)
そのまま真に受けることなく、
自分の頭で考えながら
読みましょう。
2017年からほぼすべての日本人が加入
できるようになった「確定拠出年金」。
※業界と政府の努力のタマモノ
・・です。
確定拠出年金には「個人型」と「企業型」があり、
個人型はiDeCo<イデコ>と呼ばれます。
iDeCoの場合、最低5000円から加入でき、
1000円単位で掛け金の変更が可能で、
上限額は働き方や会社の年金制度により
異なります。
今回から、確定拠出年金の節税効果を
ライフスタイル別で検証していきます。
初回は、独身男性の会社員の場合です。
【Aさんプロフィール】
・家族構成:独身男性1人暮らし
・職業:会社員
・年齢:32歳
・年収:450万円
・貯蓄:150万円
・毎月の掛け金:2万円(企業年金がない会社員)
・住まい:賃貸
所得控除の効果は約134万円!
Aさんは、32歳独身会社員です。
1人暮らしをしていて、家賃が高く、
趣味にお金を使ってしまうこともあり、
あまり貯蓄はできていない状況のようです。
でも、将来の年金不安のニュースを耳にする
機会が増え、
iDeCoで老後に備えようと思っているところです。
Aさんは企業年金がない会社員なので
掛け金の上限額は2万3000円。
この中で毎月2万円を掛け金として拠出する
ことにしました。
Aさんが毎月2万円(年間24万円)、
60歳まで掛け金を拠出したとします。
iDeCoの掛け金の金額は「全額所得控除」に
なります。
※全額所得控除にはなりますが、
年間24万円という金額が、
自分の家計の中で長期間、
「融通の利かないお金」
になります。
他にもいくつか
「融通の利かないお金」が
あったりする家計、よく見かけます。
これが生活設計上どうなのか?
真剣に考える必要がある。
では、どれくらい節税ができるかを
シミュレーションしてみましょう。
Aさんの所得税の税率は10%。
(1)年額の所得税還付金=24万円×10%
=2万4000円
(2)翌年の住民税の軽減額=24万円×10%
=2万4000円
(3)28年間の所得控除による年間節税額
=134万4000円(4万8000円×28年間)
※「年間説税額」は「総節税額」の
ケアレスミスかとは思いますが・・
672万円(24万円×28年)の
拠出総額での節税額134万円が
お得なのかどうか?・・は、
その人の人生の収支によって
まったく違ってきます。
(当たり前)
そこには、人生を総合的に捉える
生活設計的な視点が必要です。
老後資金準備の方法として
お得かどうか? ・・のような
狭い視点で捉えてはいけない。
(当たり前)
運用益非課税によるメリットは約1264万円
所得控除による節税効果もそうですが、
iDeCoで選択した商品の
運用がうまくいった場合には、
運用益にも期待できます。
※ここからは、業界お得意の
「たら・れば」のお話です。
iDeCoでは、この運用益は非課税で運用する
ことができますので、
その分複利効果が大きく得られます。
例えば、Aさんの場合、まだ若く、
養っていかなくてはならない家族もいないので、
リスクをとって大きなリターンを狙いたい状況です。
運用期間中、大幅に値下がりをすることが
あっても運用期間が長いので、
挽回するチャンスは何度も巡ってきます。
※よく行なわれる言い回しです。
ギャンブルへのイザナイ・・。
そう考えると、掛け金全体の80%を株で運用する
積極的な運用を目指してもよいでしょう。
※とんでもない話です。
公的年金でさえ50%を株式で
運用できるようになっています。
さらに個人で80%を株式で
運用するということは、
人生すべて・・賭けの世界に
どっぷり浸かることになります。
みんなが言うとおりにしたら、
金融業界は非常に潤いますが・・。
仮に新興国株式型投信40%、
先進国株式型投信40%、
国際REIT型投信20%で配分したとしましょう。
※やめとけ、やめとけ。
言いなりになってはいけない。
この配分比率で運用した場合、
過去の成績から運用利回り7%程度。
※過去っていつからの話?
高度経済成長期の成績を
持ってきても意味が無い。
これからの20数年、7%で
運用できることはあり得ない。
毎月2万円を28年間、運用利回り7%で運用
した場合、28年後の運用益は約1264万円。
※え? 60歳まで28年間同様に?
定年前まで株式80%で、
ギャンブラーを貫くの?
若いときだけ積極的なリスクを
取るのではなかったの?
そもそも、
リスクを取って7%で運用できた
場合を想定するなら、
マイナス7%の運用成績に
なってしまった場合を想定する
必要もある。
リスクとはブレ幅の大きさのこと。
プラス7%を考えたいなら、
同じ幅で反対に振れた場合の
マイナス7%も考える必要がある。
プラス1264万円だけでなく、
マイナス1264万円のことも・・。
節税額合計は約1400万円に
所得控除による節税額134万円と
運用益1264万円を足して、
節税額合計は約1400万円となります。
※乱暴な話です。
このような算数は成り立たない。
話をそのまま真に受けては
いけない。
思考停止したままではいけない。
自分の頭で考えよう。
Aさんの場合は毎月の掛け金は2万円でしたが、
5000円の場合や1万円の場合なども表に
載せてありますので、参考にしてみてください。
掛け金やポートフォリオは
ライフスタイルに合わせて見直そう
結婚後の生活資金、教育資金の準備、
住宅購入後のローン返済状況、
定年が近づいてリスクが取りにくくなった場合
など、状況に合わせて、掛け金の見直しや
ポートフォリオを見直すことも忘れずに。
※ギャンブルを検討する前に・・
しっかり地に足を付けて、
きちんと生活設計しよう。
我が家のキャッシュフロー(CF)表
を作っておこう。
生涯を見通せる状況を作ろう。
CF表があれば、
根拠を持って考えることができ、
確信を持って行動することができる。
なお、掛け金の金額は年に1回変更する
ことができます。
※金融機関の口座管理料は考慮せず
※これがミソ。
業界が盛んに奨める理由はこれ。
博打で確実なことは、
「胴元だけはしっかり儲かる。」
ということです。
(客が儲けようが損しようが・・)
できるだけ多くの人が、
できるだけ多くのお金を
ギャンブルにつぎ込んでくれれば、
業界はしっかり潤います。
これをきちんと考慮したとすれば、
ギャンブルの結果は
上記の算数のようにはならない。
おでこ? ん? いでこ・・か。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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