PR
カレンダー
『間違いだらけの住宅建築』
発見したばかりの Q&A
記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
新築戸建てを建築中でしたが、
担当建築士さんが逮捕されるようです。
※ !!!
とある工務店さんにマイホームをお願いしており、
5月半ばに完成予定でしたが、
長期優良住宅・設計性能評価偽造が発覚しました。
※まったく無い 話ではありません。
その為、長期優良住宅の取得ができない為、
1.補助金の80万円
2.組んだ住宅ローンでの金利優遇で差額が
約65万円
3.ローン控除、不動産取得税、固定資産税の
税率が変わる
といった損害があり、
工務店からはその補償をしますとの事でした。
※ ・・。
また、耐震等級3の家でしたが、
それも満たしているのか新たな建築士に依頼をし、
調査段階だそうです。
工務店側のお話だと偽造はあったものの、
設計性能に問題はなく、
建築士が単独で偽造を行なったそうなのですが、
尚更偽造するメリットが分かりません。
※建築士が偽造なんて事をするメリットは、
もちろん ありません。
・設計性能に問題のない偽造とは?
・果たして会社ぐるみではなく
建築士の単独で行えるものなのか?
・単独の場合建築士になんのメリットがあるの?
と言った疑問もあります。
※何のメリットも無い事なんですが、
「建築士が単独でやってしまった」
という事ですね。
会社ぐるみでやるメリットも
もちろん ありません。
補償はしてくれるとの事ですが、
それだけで済ませていいものなのか、
建築中のものを白紙にして全額返金してもらい
損害賠償などの手段もありなのか?
色々考えてしまいます。
有識者の方、何かアドバイス下されば嬉しいです。
一生に一度の買い物でしたし、
とても楽しみにしておりましたので
かなりショックで悲しいです。
※このようなことが起こりやすい工務店、
建築業者として考えられるのは、
拡大志向が非常に強い建築業者
です。
「今年の着工棟数目標〇〇棟!」
営業マンに ガンガン はっぱをかけて、
次々と受注を取ってきて
去年より今年、今年より来年
と着工棟数を伸ばしていくと、
限られた人数の 設計部門や現場部門の
仕事量が どんどん増えていき、
建築士個人のキャパを越えてしまった結果
( 作業を期間内にできなかった )
が、今回の事態だと想像します。
拡大志向が強い建築業者は、
その拡大過程で何がしかの無理が
生じやすいです。
私がお勧めしたい理想の建築業者は、
着工棟数が多い 有名な会社ではなく、
コツコツと 毎年 3~5棟を責任もって
建築している無名な 地元工務店さんです。
全国に 適正価格で確かな仕事をしている
地元工務店さんが 必ず存在します。
複数の地元工務店さんを、契約直前まで
比較検討することをお勧めします。

A
仕事が追いつかないからですよ。
着工前申請なので期限は明確です。
担当に能力が無ければ間に合わない。
間に合わなければ依頼先、施主や工務店に
待ってくれと言わなければなりません。
しかし、社内にはある程度の圧力もあります。
端的にいうと早く仕事を片付けろですね。
言い出すに言えない環境もあったのかも
しれません。
それかブラックな職場ですね。
なので出来ていないことを隠してそのまま
進めた結果が偽造です。
こういう事件は以前からあります。
工務店ぐるみというのはちょっと無いかと
思います。
おそらくは工務店も被害者。
過去にも事例はあり発覚してトラブルになった
ものはありますから、
工務店側には何のメリットもありません。
A
住宅業界にいますが、
ニュース等で報道されていないだけで
この手の話はたまに聞きます。
偽造の理由は建築士仕事量のキャパオーバーや、
スキル不足によるものがほとんどです。
建築確認申請や長期優良などは
いつまでに取得しないと工事着手ができない、
けど手が回らないなどで確認済証の偽造や、
計算書を改ざんなどに手を染めてしまい、
上手くいくとそれを繰返してどこかで発覚
してしまうというパターンです。
私が知っているケースではすべて単独です。
ただ建物の契約をしているのは施主と工務店なので
施主に対する全責任は工務店にあります。
工務店はその損害を建築士に請求する
という考え方です。
今回のケースでは以下のパターンが考えられるかと。
①契約の白紙撤回
②追加工事により約束した仕様にする
(遅延損害金の発生)
③仕様は現状のままとする
(損害賠償金の発生)
①の選択となると工務店はそれまでの
工事費+解体費用を持つことになるので、
かなりの損害が出ると思います。
おそらく工務店は②③への交渉へ誘導すると
思いますが、
②は基礎配筋までやり直しの必要があれば
工事は大変なレベルになると思います。
③の場合は①②を踏まえた金額を交渉する
ことになるので、かなりの金額が賠償金として
請求できると思います。
金額が工務店の言いなりにならないように、
質問者様側も交渉には有識者の同席などを
考えた方がいいと思います。
知っておきたい現実:
こんなに違う
『 建築業者による価格差 』
※北から南まで 日本全国で実施した、
地元工務店どうしでの提案コンペの
比較結果の実例です。
建築業者を最初に決めてしまうと、
大損していても 気付く事はありません。




※地元工務店どうしでさえ 大きな価格差
になります。
大手ハウスメーカーや地元有名工務店だと、
もっと ひどい価格差になり、
とても高過ぎて建てることはできないので
・家のサイズを小さめにしたり、
・設備のグレードを下げたり、
・安めの仕上げにしたり、
・外構工事をあきらめたり、
等々の方法で 予算に合わせて建てます。
地元工務店を複数 ピックアップして、
十分な比較検討をすれば、
我慢することのない まともな家を
適正価格で建築する事ができます。
《 実行支援 》
マイホーム取得等の実行支援は、引き続き行っています。
「不動産購入:実行支援」 3万円/年
「住宅建築:実行支援」 10万円/年
過去のメール顧問会員と全く同じ支援を行っています。
( 過去記事で 実際の支援状況を確認して下さい )
解体工事 終了予定の 12月3日です。 2025/12/03
こんなモノが マイホーム建築の見積書? 2025/12/02
基礎コンクリート そのままだと搬出できず 2025/12/02
キーワードサーチ
フリーページ