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2007年04月26日
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面積52.1平方キロメートル 377戸 人口2410人
昭和29年、秋田市編入により消滅


以前、話題に載せた「昭和の大合併以前に存在した役場めぐり」をしました。
秋田市にはこのときまでに20の町村が編入されて消滅しています。
役場があった場所は、文字通り地域の中心地でした。
そして、現在でもそこは地域の中心たる雰囲気が残っています。

第1回は、秋田市北郊に広がっていた「 上新城村(かみしんじょうむら) 」を訪ねました。
このシリーズは1回が長文になりますのでご了承の程。

国土地理院地形図閲覧「ウォっちず」  1:25000土崎(北東)
昭文社刊「スーパーマップル 東北道路地図〔2007年〕2

秋田市北部の中心地「土崎」から北東へおよそ4km。
秋田平野が丘陵の谷間に入り込むところが上新城地区です。
秋田市では基本的に、旧町村名がそのまま大字名になっています。これは今般の「平成の大合併」で河辺、雄和両町を編入した時も同じです。

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役場は「五十丁(ごじっちょう)」という集落にありました。
現在ではどこに役場があったのか、見ただけでは分かりません。
しかし、旧町村中心地の特徴として、住宅が密集していることのほか…
・小学校、中学校
・JA(農協)
・郵便局
・土地改良区事務所
・神社
・市役所支所
・何らかの記念碑

…以上の物件が存在している事が多いです。

上の写真、上新城農協(現・ JA新あきた上新城支店 )です。
見づらいですが画像右奥に「 記念碑 」が写っています。


IMG_01700007.jpg

農協の向かい、 秋田市立上新城小学校 です。
校舎は建て替えられています。同校HPによると、昭和56年竣工のようです。
その前の校舎は昭和5年竣工とのこと。
現在の児童数は計41人。一部の学年を除き、10人未満、3年生はたったの3人とか。


実は、この小学校の隣、農協の真向かいに、モルタル造りの非常に古い構造の2階建て建造物があるのです。
今日は聞き取り調査までは至らなかったのですが、 それがもしや、旧役場?
記録では、編入後、役場跡には市役所の支所が置かれたことになっています(秋田市に編入した旧町村全て同じ)。
現在は「地域センター」という名称で、上新城地区では他所に移転しています。
郵便局も、地区の入口(県道41号と231号の交点)に移転してしまいました。

IMG_01590001.jpg

五十丁集落を奥に進むと、集落の外れに神社がありました。
真山神社 」というそうです(扁額より)。
ここが「村社」 (近代社格制度<廃止>による神社のランク付け:村の代表神社) かどうかは、現地では分かりませんでしたが、集会所が併設されていて、扁額も新調され、上新城の人々に大切にされているようでした。

IMG_01620002.jpg

神社の傍らには、沢山の石碑がありました。
これは、「 太平講中 」という、秋田市最高峰「太平山」の山岳信仰に由来するものです。
この講中は現在でも存在し、太平山では参拝の登山者が見られます。
ある研究者の研究では、秋田県内一円に講中が分布し、一部は県外にも存在するとのことです。
最も新しい石碑は画像一番手前のもので、碑文によると、昭和59年に上新城の講中再結成50年を記念し建立されたようです。
また、画像には写っていませんが、大きな石碑があります。
碑文によると、戦没者慰霊の為に、昭和19年、当時の上新城村が建立したようです。

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更に車を走らせましょう。だんだん谷が狭くなってきました。
この先、集落や住居はないのでは?と思うところですが、実は前方を 郵便のバイク が走っており、先に何らかの人間の気配があることが分かります。
沿道には太平講中の石碑の他、庚申塔 (道教由来の「庚申講」の碑) が各所に見られます。

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上新城湯の里。
最奥の趣の山里、村の雰囲気を強く遺しています。
戸数は僅かですが、狭い道路の片側に住居、もう片側に倉庫。
…「最奥の趣」…隣の谷には、もっと奥に集落があるので…

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農家の庭先に咲く桜。
田畑では人々が耕起に当たっていました。
風にそよぐ「こいのぼり」も。


クルマ…秋田市土崎の国道7号「相染こ線橋北側」(マックスバリュ・マルダイのところ)交差点を上新城方向へ。「飯田街道」を直進。途中1ヶ所だけ峠(尾根越え)があります。
国道交点より五十丁の真山神社までは県道231号線「上新城土崎港線」です。
バス…秋田駅前より(土崎駅入口経由)秋田中央交通「 上新城線 」があります。

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最終更新日  2012年04月08日 02時08分01秒
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