脊髄刺激装置(SCS)と気分変調性障害のメンテナンスノート
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それなりの組織で働いていると定期的に研修というものがある。法律が変わったとか,社内規定が変わったとか,そういう研修なら真剣に受けないといけないと日々の業務に差し支える。しかし,定例的な研修というのは,あまり役に立たない。むしろ有害なものすらある。介護業界では,「身体拘束について」とか「虐待について」あたりが義務的なテーマとなる。業界を問わないテーマだと,「タイムマネジメント」だったり「メンタルケア」だったり「カスタマーサティスファクション」だったりする。講師はもっともらしいことを言うのだけれども,講師のギャラはどこから出ているのか?そう,考えるまでもなく,「会社」なのである。したがって,研修講師が教えることは,会社にとって都合の良いことばかりである。介護業界の話は(現在進行形なので)避けるけれども,要するに会社にとって都合のよい働き方を教えている(あるいは洗脳している)だけなのだ。例えば,接客業で,毎週月曜日にどうしても会いたくない客(クレーマー)が来る。その客のことを考えるとストレスで胃が痛くなって夜も眠れない,というケースがあったとしよう。会社からギャラをもらっている講師は,「誠意をもってお客様に接すれば大丈夫」とか,「自分の意識や考え方を変えてみましょう」と言うのである。経営側からすれば,「うまくいけば社員個人の負担で解決できるし,うまくいかなくて社員がストレスで身体を壊しても研修(対策)をやっていたと言い逃れができる。どっちにしても,現場の社員に責任を押しつければオールオッケー」ということになる。私なら,「どうしても嫌なら,ズル休みしちゃえ」と一時退避することを勧めるが,研修講師というのは経営側に都合の良いことしか言わないのだ。金をもらって,経営側の不利益になるようなアドバイスをするわけがない。「研修講師」というのもうさんくさいものだ。公的な資格認定はないから,マックジョブをしながらFランク大学を出て,ブラック企業に数年勤めただけで,「社会人のマナー」から「メンタルヘルス」,「管理職の心構え」,「ロジカルシンキング」,「仕事のモチベーション」,「クレーム対応」まで,ありとあらゆるタイトルの研修を引き受けていたりする。こういう人たちは,それらしく研修をすることが上手いだけで,実務で役立つと考えない方がいい(稀に役立つこともあるが)。研修を疑問に思ったり,不信感を抱いたときは,自分以外の意見を聞くのが良い。信頼できる先輩(上司は会社に染まっているかもしれないし,気を遣うのは面白くない)や気の置けない同僚と意見を交わしたり,違う角度から書かれている仕事に関する本を読むのがよいと思う。最近はコロナや働き方改革の影響で,仕事終わりに飲みに行くこともめっきり減った。上司の接待のような宴会がなくなったのは好ましいが,同じような偉くない立場の人たちだけで飲みながら仕事の愚痴を語る機会も失われてしまったのはちょっと惜しい。酒の席での情報交換が仕事に役立つことはよくあることだからだ。「違う角度から書かれている仕事に関する本」は,ジャンルが広すぎて探すのが大変かもしれないが,私からは以下の3冊を勧めておきたい。1:仕事がイヤになった/菊入みゆき/光文社新書 →仕事へのモチベーションが低下していたり,働き方に迷っているときに会社がイヤになった〜やる気を取り戻す7つの物語〜【電子書籍】[ 菊入みゆき ]2:なぜかミスをしない人の思考法/中尾政之/知的生き方文庫 →仕事の合理化や効率化,ヒューマンエラー対策になぜかミスをしない人の思考法 (知的生きかた文庫) [ 中尾政之 ]3:あなたは部下に見られている 平時の指揮官 有事の指揮官/佐々淳行/文春文庫 →職場でのリーダーシップや人間関係がしっくりこないときにあなたは部下に見られている 平時の指揮官 有事の指揮官 (文春文庫) [ 佐々 淳行 ]貴重な休み時間や通勤時間を使うのだから,会社の創業者が書いた本とか研修講師が書いた本は読まない方がいい。会社の考え方に染まってしまう。ブラック企業でよくある手法である(しかもレポートを書かせたりする)。かといって,研修の場で講師と議論を戦わせても,向こうもプロだから,適当にはぐらかすのが上手い。会社の研修はざっくりと聞き流して,おかしいと思った点は,周りの人の意見を聞いてみたり,本で調べたりして,本当に仕事に役立つのか確認することをお勧めしたい。「研修講師=会社」ということは覚えておくべきである。「24時間365日働く」のが偉いと思うようになったらおしまいなのである。
2023.02.17
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