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想定どおり、自民が大負けした。今回の参院選は、政策云々より不祥事と失言で不信を煽り、その上年金に関する不安が強かったから不信に大きな火がついた。そりゃあ、負けるわね。特に民主の長妻さんがしつこく追いかけた年金問題で、民主には追い風が吹いていた。それなのに、「民主の裏には自治労がいる」と言えば逃れられると思った自民の幹部。その勘の鈍さが決定的だったのではなかろうか。そんな党利党略の議論より、皆自分達が払ってきた年金がどうなるのか、が心配だったのだ。昔の国鉄と同じ構図で、組合も悪いが、経営側もそれと同じかそれ以上に腐っているから問題が解決しなかった。それを責任回避とばかり逃げたのは、いかにも卑怯のそしりを免れない。国民はバカじゃあないから、その辺は良く見ていたのですな。で、意外だったのは、株の動き。朝は200円強の下げを示していたが、終値は前日を回復し一寸だけだけれど上回っていた。これは意外でした。こんなに大負けすることも市場は織り込み済みだったのか。もしそうなら、これは凄いことですね。改めて感心してしまう。恐らく、国内の選挙結果より、アメリカのサブプライム・ローン問題の帰趨のほうがインパクトが大きいのだろう。それは金融市場、経済構造のシステムに絡まる混乱でありリスクだから。逆に、今回の選挙は構造問題とは見られなかったのかも。もしそうなら、それはそれで恐ろしいことですな。
2007.07.30
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さあ、今日は参院選の投票日。昨日のテレビで各党の党首の動きや演説の場面を放送していた。思わず集中して見てしまった。面白かったのは、党首たちの言葉でなく、どんな場所を選んで運動しているかの対比。それから、聴衆とその反応。前者は、各紙で書かれている通りで、小沢さんが地味な場所を選んで、特に一人区の田舎を丹念に回っている作戦が、安部さんの作戦と対照的。どちらが効果的か、明日には分かる。私個人としてとても面白かったのは、後のほう。聴衆の構成が圧倒的に中年から上の年代に偏っていること。これも既に常識となっているが、でもそれを直接目にするとそのインパクトは大きい。何で若者は政治に興味を持たないのか。アメリカで行われた調査でも同様の結果が出ている。10代の若者は日々のニュースに関心が薄い。現に新聞を日常的に読む若者は半分をはるかに下回る比率。インターネットでも必ずしも追いかけているわけでない。むしろ地上波テレビとかケーブルテレビから仕入れている。それを聞いた友人から教えてもらって、世の中の動きを知ることになるパターン。そのニュースも柔らか系のものに感心があり、あのアメリカでもイラクへの兵力増派などのニュースに若者は関心を持っていないとか。考えてみれば、これも怖い話。若者よ、政治に関心を持ちなさい。そして投票に行きなさい。日本に話題を戻すと、同情したのが共産党の志位委員長の運動場面。聴衆の年齢が、他のよりかなり高い。彼に声を掛ける人たちの層ではもっとその傾向が顕著に見えた。子育て中のお母さん達との話し合いの場面もあったが、路上の活動では年寄りが多い。恐らくどの党もそれなりの動員をかけてやっているに違いない。と言う事は、動員に応じる人の年齢が高齢化していることを示している。思えば、熱心に共産党に入って日本を変えようと彼らが青年達の心を暑くしたのは既に半世紀も前のこと。それから、共産党には流行の波はなかっただろうから、当然なのだが、その反映をここまでハッキリと確認すると、唸ってしまう。ブレアさんみたいな人が出てこない限り、あの党は衰退するしかないのでしょうな。
2007.07.29
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いよいよ、来ましたね。市場の大波乱。日本の株は今週に入って下げっぱなし。昨日はなんと418円も日経平均が下がり、年初からの上昇が吹っ飛んでしまった。円も118円台に入ったし・・・。2.4%の下げだから、韓国・台湾・シンガポールなどのアジア市場が4-5%も下がったのに比べればマシだとの見方も出来るのだろうが、まあ目くそ鼻くそを笑うような話ですわな。朝起きてNYの様子を見たら何と200ドル強の下げ。GDPの実質成長率が4-6月期に3.4%に上方修正されたというのに。そんなことより、サブプライムローンの市場が混乱し、大損をするところが多くいそうだという観測が、投資マインドを凍りつかせているのだろう。確かに、あのサブプライムローンの「隆盛」は行き過ぎていた。過剰流動性の行き着く先の最たるものだった。だからそんなバブルは弾けるに決まっていた。人間は歴史に学ばない。又やっちゃったね、というところ。私は参院選の後で株の下がる程度をどのくらいになるのか、なんて考えていたが、今週の動きはそんなくだらない視点を吹き飛ばした。一方で景気は良好に推移するといわれながら、この市場の動き。何やら、大波乱の予兆かもしれませんなあ。果てさて、どないしよ。この週末に空の頭を使って考えてみます。安倍さんも、そろそろ考えないとあきまへんで(大きなお世話ですけど)
2007.07.28
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世の中、ごまかしは一杯ある。中国での段ボール入りの肉まんは、ごまかしの最たるもの。それが、ひょっとしてメディアのやらせ(ごまかし)だという説も出てきたが、どこまでも胡散臭い。その臭さで言えば、多くの国会議員の事務所費などもごまかしが一杯詰まっているのが、見えみえになってしまった。悲しいほどごまかしが多い。高校という教育機関が、学校を挙げてごまかしをやっていることも露見した。これは、皆さんご存知のように、大学入学の実績を作ること。別に全くの嘘を言っているのではない。書類だけで受験できるようになったから可能になったこと。大昔から、高校の大学入学者の数は水増しだった。滑り止めの大学への合格を全て勘定すると、学生数より多くの合格者が出ても不思議ではなかった。浪人するのもいたからそれほど変な数にならなかったし、また試験日に受験会場に行かなければならなかったから、一人で50も60も合格することは不可能だった。それが、最近は紙ベースで出来るようになったらしい。私もここまで激しく・多く合格できるとは知らなかった。受験料を高校が負担すれば、受験生に肉体的な負担が掛かる訳でもない。そうすりゃあ、やりそうなことではありますわな。でも、私が知らなかっただけで、この「業界」にいる人はとっくの昔に知っていて、もっと沢山のところでやっていたに違いない。まるでこの間の高校野球の特待生の事件と同じ。そろそろ、ごまかしは止めて、本音で語り、本音で動くようにした方が良いのではないか。国の健全性が問われているような気がする。あきまへんで、いつまでもこんなインチキをやっていては。議員さん達を笑えませんよ。同じアナの狢なんだから。
2007.07.23
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再び新潟県を大きな地震が襲って、早くも一週間が経とうとしている。いつもマスコミでは関東大震災だとか、東海地震だとかが噂されるが、実際の地震はこのところ関東圏を外れてくれている。そのかわり、新潟、石川など日本海側がここ数年被災してきた。こころからお見舞い申し上げます。上越と言えば、原発と大型ショッピングセンタ。後は上杉謙信の春日山が近い。その原発で葛西をはじめ色んな問題が指摘されている。問題は問題として、キチンと対処すべきだ。他方、忘れてならないのは、前回の中越地震の時、新幹線がトップスピードで走っていても脱線だけで済み、死亡事故とはならなかった。今回も地震発生と共に原発は停止して大事故にはならなかった。これは素直にほめてやるべきだと思う。「想定外」のことが多く、それが問題だと言えばそうだ。でも全てのことを想定できると考えるのも、神様じゃないのだから、一寸傲慢な感じがする。マスコミは何でも批判、特に「大会社」なら批判することが正しいという価値観でやっているようだけど、それはまずいんじゃないでしょうか。そんなに言うなら、自分達が再販価格維持の独禁法の例外規定に胡坐をかいて生きてきたことや、格差社会を批判する一方で自分達がとても高い給料をもらっていることは棚上げにしていることの自己批判でもして欲しい。良いことは良い。反省すべきは反省する。そんな自然・当たり前の反省をして、今後に備えることこそが求められている。大体、これからの世界を展望すると、石油に依存しすぎる日本はやばすぎるのだから、原子力とどう共生していくかに一杯知恵を絞らないと生きていけないのが我々なんですから。おまけに石油は地球温暖化を促進するといわれてるから、その意味でも怖いしね。世の中、全てパーフェクトはない。デメリット極小化でやっていくしかない。そこに求められるのは、トレードオフの考え方。何を採って何は捨てるのか。その視点で考えないと進歩がない。ないものねだりをしている内に、誰かが助けてくれる訳じゃあないからね。こんな状況で、参院選でヤバソウだからと政治家が政治的思惑で妙な発言・行動を取らないことを祈っている。政治家といえば、共産党の宮本顕治が死んだ。時代の移り変わりを感じさせる。新聞に六全協がどうのという解説があったが、もはやそれの意味の分かる日本人は10%もいないだろう。自分が歳をとっただけと言えばそれまでながら、一寸寂しいですな。
2007.07.21
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ついに誕生日を迎えました。例年のことで左程珍しい事でもありませんが、やはりまた歳を重ねたかと思うと、嬉しくもあり悲しくもある。幸い、友人から飲もうと誘いの電話がかかり、急遽いつもの店にはせ参じ、楽しい一杯で?杯を挙げた。祝杯かどうかは分かりませんが、酒の旨いことに変わりなく、会話もいつもどおり弾んで時の経つのを忘れる。姉妹には見せのマスターから誕生祝としてスウィートを頂戴する。思えばいつも私の誕生日は選挙と絡まる。それはそのはず。今年も例外でなく、参院選まで後少し。さてどうなるのか。昨日情報筋から所では、霞ヶ関が今回の選挙はしらけきっていて、全く力が入っていない、とか。想定していた以上に自民が負けるかも。そうなると、株にも金利にも思わぬ影響が及ぶような予感がする。どないかしてえな。と叫びたくなる。でも、見方を変えれば、世の中一層面白くなるのかも。あとは首相にしたい人がチャンと見つかることを祈るだけです。
2007.07.20
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台風が本土に上陸することなく過ぎ去った。出張から戻るのにはハラハラどきどき。空のオプションを早々と諦め、新幹線にかける。台風より早く東に抜けるという作戦。でも梅雨前線が刺激され雨が一杯降っているところがある。そう、鉄道の弱味は全工程のどこかで雨でも地震でも風でも何かの要因で問題があれば全ての路線運行に障害が出ること。うーーん、大丈夫かと心配しながら新幹線にはビールとつまみを抱え込んで万全の体制。読みかけの雑誌を読み、それが一段落して新しい別の雑誌に目を通す。その頃には眠気が襲ってきて名古屋の手前からはうつらうつらと一眠り。そこまでは良かったものの、バシバシと窓を打つ雨音に気づくと、ハラハラ感が一気に上昇。富士山の麓は雨が多いですね。地形からして当然なのでしょうが。で、無事に難所を通過すると、情報が入る。一本後の列車からは雨の強さが規定を超えたので運転を見合わせているらしい。ホッと大きな一息!結果論としては無事にたどり着いて、大変ラッキー。これも日ごろの行いの良さの表れと、一人で得心。夜が明けて、車屋と交渉。初めてネットで有名な下取り・中古販売のG社の人と会い査定のプロセスに入る。別途交渉していたディーラーよりはマシな条件を受けた。聞いてみるものですな、実に。ひとまず納得できる線がディーラーからも出てきたので、車を買い替える決断をした。やはり車を買い替えるときには一種の興奮が出てきますね。そして一寸ニヤニヤしながら、たまには自分にプレゼントするのも良いだろうと満足して良い眠りに就いた。台風一過は結構グーな日でした。こんな日が続くと有り難いのですがねえ。
2007.07.16
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今日から関西方面から西に出張。色んな期待をしていたのだが、ここに来て一寸心配。というのも、南にある強い台風。なんと950ヘクトパスカルで、これから更に勢力を強めるという。大変な風と雨にたたられそうな予感。帰りの便は大丈夫かと今から心配してます。日本の気候はひどいですが、メジャーリーグではイチロー選手が大活躍したそうで、昨日から各媒体がこの話で持ちきり。そりゃあ国民的ヒーローだから分かるけど。岡島や齋藤の美談も紹介。サッカーの興奮も徐々に盛り上がりつつある。そんな中、参議院選挙は今日から告示されるが、盛り上がり感がない。まるで台風にかき消されそう。そう、天気と自然災害が選挙を大きく上回る話題になりそう。ええんかいなあ?と義憤を感じるものの、この流れ変わりそうも無い。まあ、結果も台風と同じような嵐となるのかもしれませんな。自分の無事帰宅を祈るばかりです。
2007.07.12
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今の安部政権は早くも末期かと思わせる迷走。松岡さんの自殺とその背景にある臭い話。そしてにわかに発現した5000万件の年金行方不明とその対応。かと思うと、ここに来て久間さんの妙な言葉と赤城さんの事務所問題。それらに対して、身内を守ることを第一優先としている安部さんの姿勢。そういえば、従軍慰安婦でも訳の分からない「言い訳」で失笑を買ったこともありましたっけ。これは政権末期の様相。今朝のTBS時事放談でジェラルド・カーティス氏がとても面白い発言をしておられた。「安部政権の支持率が30%前後に低迷している。これは驚くべき高さだ。この失政・失言続きの政権でまだ30%もの国民の支持があるのは、野党がシッカリしていないので、国民に代替案が見えないからだ。さもなければもっと低くなっているに相違なかろう。」という趣旨。まさに正鵠を射た指摘。従軍慰安婦問題でも、学者が色々と議論するなら分かるが、国の首相として国益を考えれば、アメリカ議会にあんな応答はありえない、と正論。そうなんです。今の支持率って、低いのではない。高いのです。今度の参議院選挙で示される国民の意思がどの様なものか、とても感心を持つ。自分もチャンと投票に行きます。皆さん行って下さい。それが本当の政治的「意見表明」なのですから。どっちもどっち、といえばそれまでだけど、それでも選択をする。それが民主主義の運営原理ですからね。別の話になりますが、先週アメリカのビバリー・シルズさんが亡くなった。癌だったそうだ。アメリカ人のオペラ歌手が世界で沢山活躍する前に、一人で頑張っておられた先駆者としてアメリカではそれは名高い人だった。数週間前、NHKのBSでニューヨーク特集をやっていた。その中でオペラ「清教徒」の中継があったけれど、その幕間の解説でスタジオからコメントをしておられた元気な姿を見たので、逝去の報道が意外だった。そこではヒロイン役をロシア人の若いソプラノが楽しんで出演していた。それをビバリー・シルズが褒める。メットの舞台裏が見えて面白い番組だった。こちらの末期は寿命ですから止むを得ないことですが、心の底から合掌。
2007.07.08
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同窓会誌が送られてきた。懐かしく思いページをめくると、そこここに知り合いに関する近況やショートメッセージが。そして同窓会名簿に目を写すと一寸驚きが。まだそう多くは無いが、所々に「帰天」と書いてある。そうカトリックの学校だったので死去と書かないで天に帰ると書く。キリスト教では死ぬことは神の世界に戻る目出度いことなのです。名前を見ると、あんなに元気そうだった人がこんなに早く、と思う。統計的には30歳から60歳までの累積死亡率は大体10%だから、同窓会名簿に死亡の知らせが数パーセントはあっても当然。その当たり前を具体的な名前で確認することは、別の重みを持つ。自分がその数パーセントに入らなくて幸運だったし、選ばれた友は運が少々足らなかったのか。そんな取りとめもない思いにかられたひと時だった。そして、先週宮沢元首相が逝った。独特の存在感を持った人だった。老衰が死因と報道されていたので、がんで苦しんで逝かれたのでない分まだマシだったとは思うが、惜しい方をなくしたものだ。今政治・行政はもとよりビジネスでも信頼感が根底から揺さぶられている折、あの独特の言い回しでキチンとした倫理感と責任感がにじみ出てくる人柄が懐かしい。あのような人がこれからも出てくることを祈るばかり。合掌。
2007.07.01
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