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2026年06月23日
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【中古】 リア家の人々 / 橋本 治 / 新潮社 [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】

第四章 嵐  (五)から、
以下引用→p247 最後の行の中ほどから p248まで

六月になって学生たちは、再び安田講堂を占拠した。二日後、大学当局は警官隊を導入し、学生たちの排除を要請したが、学生達は事前に退去して大した騒ぎにはならなかった。しかし大学当局が警官隊の導入を要請してしまったことから、騒ぎは大きくなった。大学当局は、封鎖の解かれた安田講堂に学生達を集めて全学集会を開き、怒号の中で総長は「医学部学生の処分に関する事実関係の再調査」を表明したが、「処分を撤回する」とは言わなかった。問題は医学部教授会に差し戻されたが、教授会側は「処分に誤りはなかったはず」として、十月に至るまで「処分の白紙撤回と陳謝」は行われなかった。事件が起こって八か月、事実誤認の問題が起こってから七か月後の事である。その余りにも長い長い時間経過の無意味さが、事態をこじれさせたーそして、解決への道を遠くさせた。こじれにこじれた紛争は、既に解決の道をたやすくはさせなくなっていたのである。

 彼らは、処分の再検討をしたくなかったのである。彼等は、その処分によって、医師法改正に反対する「問題のある学生達」を、大学から排除したかったのである。そして、「東大教授」と言う彼らの信じる権威と誇りによって、「自分達の判断が間違っているはずはない」と信じ、「問題のある学生達の声」などは封殺できると思い込んでいたのである。
 問題は、政治でもない、反戦でもない、思想の対立でもない。問題の中心は、すでに出来上がっていた秩序を形成する人間達の「体質」にあったのである。

 その一九六八年には・・・ と続くが引用ここまで。太字は引用者。

読み手であるあたしにとり、この、一九六八年は、個人的に大変な年だったので、
本に対しての入り込み方が、ちょっと違った。


強く印象に残る。

だって、今現在のこういうレベルの世の中の課題などを、
単語を差し替えてもなんら、違和感ないし、。。
もうすでに、時間は、この時点から58年経過しているのに、だ。

読んでいる自分は、58年前に引き戻されて、母の癌病死がこの年の3月、そして、、
大学紛争、を横目で見つつのアルバイト生活、学生主婦生活、、と、
思い出まみれになり、つつも。。
(若いころの気持ちに戻れるってのはそれはそれで、新鮮なんだけど)
読了し、ハイ次、というわけで、、


草薙の剣 [ 橋本 治 ]


免疫?が少しは出来ているので、読み進んで違和感はない。し、
おもしろい。





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最終更新日  2026年06月23日 07時03分49秒
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