未完成のブログ

未完成のブログ

Nov 18, 2013
XML
カテゴリ: Fallout:NewVegas
オルガ・キュリレンコ




FalloutNewvegas第36話「Nothin' But a Hound Dog2」

ジェイコブズタウンの中に入ると大きな池が見えた。その向こうには小屋がいくつかある。

入口で見た時よりも中に入って見ると思ったより広い。前を歩くマーカスについて行く。

左手にある柵の中にはビッグホーナーが沢山いた。麦わら帽子をかぶったナイトキンがい

る。マーカスは麦わらナイトキンの名はリリーと言う事を教えてくれた。

「リリーかぁ。女の子なんだね」

「子…ではないな。孫がいると言っていた、自分のことを『ばあちゃん』と言っている」

「へぇ~それって本当の孫?」



スーパーミュータントは人間をどうにかして無理矢理変えた存在。みんな元は人間なのだ

という。ほとんどのスーパーミュータントは人間の頃の記憶を失うけど希にそのまま継承

している者がいるらしい。リリーばあちゃんもその一人なのだろう。

大きな建物の扉をマーカスが開く。中に入ると大きな階段があるホールだった。そこに赤

いマントをつけたナイトキンがいた。

「また人間か…それに犬だと?何の用か知らんが俺を見るんじゃないぞ」

「また…ってヘンリー博士の事?」

「そうだ、アイツに用があるのだろう?ならさっさと行け俺に構うな」

そう言ってナイトキンは左の部屋に消えていった。

「気を悪くしないでくれ。あれはキーン。キーンはこの町のナイトキンのリーダーで中毒

症状に苦しむナイトキンもまとめているんだ」



「ナイトキンはステルスボーイの依存症に悩まされているんだ。人間にもないらしいが無

防備な状態を嫌うナイトキンにはあるらしい」

「そっか…アポカリプスの使徒でなんとかできる人いるかなぁ」

「その件についてはDr.ヘンリーが治療法を調べてくれている。あたらしいステルスボーイ

の開発と一緒にな」



パーミュータントとナイトキンの視線を感じる。

うーん思ったより殺伐としてなくて良かった。フリーサイドの方が殺気バリバリでピリピ

リしてるね。危険度で言えば今いるこの場所の方が断然上なんだけど。

奥の部屋にたどり着く。そこには様々な機械、実験道具、診察台、医療器具などがあった。

「いらっしゃい、あら珍しい人間のお客さんなんてね。私はカラミティ、ここでヘンリー

の助手をしているのよ」

声をかけてきたのは白衣を着た女性のグール。

あれ?白衣の女性のグール?

あたしは自己紹介を忘れて頭に浮かんだ疑問をカラミティにぶつけてみる。

「あの、普段は包帯グルグル巻きで過ごしてない?」

「いいえ?どうしてそんな事を?」

「友達のロロって子が包帯グルグルで白衣の女性を探してるって言ってたんだよ。話を聞

く限りその人ってグールじゃないかなーって…」

「面白いわね。そういう事言われたのこれで二回目よ」

「え?そうなの?…あぁ、あたしはオルガ、アポカリプスの使徒を手伝っている者でサイ

バードッグのことでDr.ヘンリーに会いに来たんだよ」

あたしはリュックからレックスを出してあげる。

「まぁまぁそうだったの。ちょっと待ってて、ヘンリーに話を通してくるから」

カラミティはパーテーションの奥に消えていった。部屋の中をキョロキョロして待ってい

ると後ろに気配を感じたのであたしは振り返る。

「こんにちははじめまして」

そこには三つ編み金髪の女の子とMr.ガッツィーの姿が。三つ編みの子は…ロロに似ている。

「もしかしてロロとメロディの?」

「ああ、既に二人と出会っていたのですね。私はルナ、どうぞ宜しくお願い致します」

「ども、あたしはオルガ。ロロとはすっかり仲良しなんだよ?」

「そうでしたか」

ルナの姿を見る。真っ直ぐに立っていて柔らかい表情を浮かべている。ロロともメロディ

とも違う雰囲気。ロロは不思議な感じでメロディはスタイリッシュな感じでルナは…落ち

着いてて頭良さそう。

「ロロに聞いたんだけど人探ししてるんでしょ?で、カラミティがその人だと思ったと」

「その通りです。私の探している人と特徴が合致しましたので訪ねてみたのですが別人で

したね」

「残念だったね…ところでここで何してるの?」

あたしは直球で聞いてみる。用がなくなったのならベガスで合流すればいいのにと思った。

「Dr.ヘンリーのお手伝いをしているのです。このような出会いがあるものかと驚きまし

た。マザーと繋がりのある人物がまだご存名とは。私はここで自分の力を発揮するべきだ

と思い立ち、人探しを中断してここにいるのです」

「ほーそうなんだ。じゃあロロにも教えてあげていい?」

「ぜひお願いします。あの子の能力はきっとこの街の助けになりますから」

力強く言うルナ。おとなしそうに見えたけど実は情熱的なんだね。

ルナとしゃべっているとヘンリー博士と思われる白髪のメガネをかけた老人とカラミテ

ィが一緒に出てきた。

「お前さんがワシを訪ねてきたと聞いたが?」

「レックスを助けて欲しいの」

あたしはしゃがんでレックスを撫でてあげる。

「そのサイバードッグかね?詳しい話を聞こうじゃないか」

あたしはヘンリー博士にレックスの状態を話す。

「なるほどな…詳しい検査をしてみないと分からんがおそらくは老衰による脳の機能低下

だろう。良くここまで持ったものだよ寿命が来たんだよこいつは」

「そんな…なんとか助ける方法はないの?」

「あるにはあるが…ワシは人間と犬の神経科学の研究していたがそれはもう随分と昔のこ

となんでな。オイルリグを飛び出してからはサイバードッグにはほとんど携わってないの

だ。何十年もな」

「えー…そうなんだ…じゃあできないの?」

頼みの綱のヘンリー博士がダメだったらレックスは助からない!どうしよう…

「腕はなまっていても知識はある。カラミティとそっちのルナに手伝ってもらえばなんと

かなるだろうな。問題はそれよりも脳だよ」

「脳?」

「新しい脳がなければそのレックスとやらを助けることは出来ない。健康で傷のない同じ

ような犬の脳が必要になる。人間なら時間はかかるがデータ化して電子脳も可能だが犬の

場合人間とは違うのでな。人間の言語で犬の脳を構築することは出来ないのだよ」

「んー?そうなの?よくわかんないけど」

えっと…多分犬の気持ちは分かるけど人間の扱う文字じゃ形にできないっていうことか

な?

「Dr.ヘンリー。これでも私はマザーの助手を務めていましたのでご安心を」

ルナが胸に手を当てて誇らしげに言った。

「特に金属を扱う場合はお任せ下さい」

ルナはコートからフォークを取り出す。フォークは生き物のように蠢きスプーンに変形し、

次に犬の形になった。

「これが私の能力です。マザーに頂いたとても素晴らしい力」

「ルナ凄い!これ硬いし!!どんな金属でもこんな事できるの?」

あたしは金属を犬を手にとって見る。

「半径2m、自分の体と同じ大きさ同じ位の重さの金属までならいけます。大きなものに

なると部分

的にしか操作できませんけどね。今のところは」

「じゃあVaultの扉とか開けることはできるの?」

「ええもちろん。あれはすごく巨大で重いので部分的に変形させて穴を開けることになり

ますね」

「うわーいいなー不思議な能力…ロロもメロディも持ってるし…」

「最初はスプーンを動かしたり曲げたりすることくらいしかできなかったのですよ。訓練

してここまでになったのです」

「そっかぁロロもそういうこと言ってたね。大変だったって…」

「あー…いいかね?」

小さく咳払いをしてヘンリー博士が言った。

「このサイバードッグはここで預からせてもらうがいいかな?それと代わりの犬の脳なん

だが…ノバックの近くに住んでいるギブソン婦人の飼ってる犬は最適だと思う。それとオ

ススメしないがリージョンの訓練された狼犬。後はフィーンドの犬使いで有名なバイオレ

ットの犬バイオレッタが合いそうだ。贅沢を言えばサイバードッグの脳を見つけることな

んだがね」

老婦人ギブソンって呼ばれてるジャンク屋のおばさんは知ってる。あそこの犬かぁ…まだ

元気そうだし抵抗あるなぁ。

でも…それしか方法がないんだったら…

「脳の融合は記憶も融合する。元の犬の記憶と脳の犬のな、だから死ぬわけじゃない」

「え?どういう事?」

「ふむ…長い間記憶喪失で全く別の人生を歩んである日突然記憶が蘇る…そんな感じじゃ

ないかな?」

「わけわからないよ…結局性格とかどうなるの?」

「性格…か。経験と記憶、環境によって形成されるものだからな。お前さんだって子供の

頃と今とじゃあ別人だろう?だが間違いなくお前さん自身だ」

「うーん…?」

全然分からない。二人が一つになる感覚って…

「オルガさん、カフェオレはご存じですよね?」

ルナが言った。

「コーヒーとミルク、別物ですけど合わさってカフェオレになってもどっちも消えてない

ですよね?そんな感じではないでしょうか」

「カフェオレ…ふむふむ…なんとなーく分かる気がする」

なんとなく分かったけど謎も残る。例えばあたしとアルケイド先生の脳を融合したとしよ

う。そしたらホモ好きのままなのか、ガチホモになるのか…あるいは両方か。女としてホ

モ好きと男としてガチホモは違うからそこは気になる。

そもそも体は女のままだからガチホモになっても困るし…最悪ウサナギの所でなんとか…

「オルガさん、オルガさん!どうしたのですか?」

「…はっ!なんでもないよルナ」

「私もご同行してギブソン婦人の所に行ってもよろしいでしょうかという話になってるの

ですけど?」

「え?ああうん、行こう一緒に行こう!その前に一度フリーサイドに戻ろう。ジュリーと

ザ・キングに報告しなきゃ」

「わかりました、それでは支度してきますね」

続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 18, 2013 10:28:55 PM
コメントを書く
[Fallout:NewVegas] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

Profile

長月(ながつき)

長月(ながつき)

Calendar

Archives

Oct , 2026
Sep , 2026
Aug , 2026
Jul , 2026
Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026

Comments

長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

Favorite Blog

まだ登録されていません

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: