未完成のブログ

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Nov 29, 2014
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K




アリカ

アリカ:銃を持たなくても平気。

FalloutNewvegas第90話「ビヨンドザビーフ3」

アリカさんはヘルメットを装着する。そしてアーマーの腰バッグから無骨な金属の塊のナックルを取り出した。拳全体を包み込むように面で構築されたブロックのようなデザイン。薄い緑の光を放っている。

「アリカさんそれは?」

「フィスト・オブ・ゴッド(FOG)です。ダンベルだと説明したので入場の際には取り上げられませんでしたね。これがあれば私は他にどんな武器も必要ありません」

「頼もしいよ。それでカリーナはどっちに?」

「付いてきてください。そして交渉などはヴァン様お願いします。私は戦闘アンドロイドですので」

「わかった」



「この先ですヴァン様」

「鍵がかかっているね…」

ピッキングできないタイプの鍵がかけられている。どうしたものか…

「そこは会員専用エリアです」

カウンターにいたシルクハットをかぶった男が後ろから声をかけた。

「その先に入れるのはホワイトグローブ協会の会員、もしくはVIP会員だけになっております。どうかお引取りを」

「この先に連れが居るんだ入れてくれないか?」

「ほう、ではそのお連れ様の名前を聞かせてもらえますかな?」

「カリーナだ。金髪の少女だ、あんたも見ただろう?」

「さぁ…そんな子供の会員はいませんがねぇ?どうしても中に入りたければ貴方がVIP会員にならなくてはなりません。マージョリーに認められ推薦されるか、他のVIP会員の紹介が必要ですが」

「…そんな悠長な事は言っていられないんだ!失踪事件を追っていた捜査官が殺されていた、ここの従業員にも襲われたんだ」



「じゃあついて来てくれ、見れば信じるだろう」

俺とアリカさんでシルクハットの男(モーティマーというらしい)を連れて捜査官の部屋に連れて行く。しかしそこには死体は疎か、血痕すら消えてなくなっていた。そんな馬鹿な!

「夢でも見ていたのでは?この部屋を借りていた捜査官の男はつい先ほどチェックアウトされましたよ」

「夢だって!?」

そんなことはありえない、俺のポケットにはマッチ箱が入っている。PM4:00にサウナと書かれたマッチ箱が。このモーティマーという男が失踪事件に関与していると考えてもいいだろう。



モーティマーは階段を降りカウンターへ戻っていった。

「ヴァン様、鍵のかかった扉を打ち破りましょうか?」

「それは最後の手段にしましょう。その前にマージョリーという人物に会ってみることにするよ」

ウルトラ・ラグジュの宿泊客に声をかけマージョリーの居場所を教えてもらいサロンに向かう。異常なほど清潔感に満ちた空間、客たちは静かに食事を口に運んでいた。カウンターにいる女性に声をかける。

「マージョリーさんに会いたいのですが?」

「私がマージョリーです。貴方は…近頃噂になっているMr.ハウスのエージェントであり運び屋のヴァン様ですね?」

「俺のことを知っているのですか?それなら話は早い、ホワイトグローブ協会のVIP会員になりたいんだ」

「それはそれは!貴方が会員なら我がホワイトグローブ協会も鼻が高いというものです、是非とも。それではこの会員カードにサインを。それと会員専用の鍵もお渡しいたします」

あっさりと会員になれた。俺は思い切ってモーティマーと行方不明事件の事をマージョリーに聞いてみる。

「そんな事が!?宿泊施設の管理はモーティマーに任せているので全く気が付きませんでした…行方不明者のことも何も聞かされていません…そうですか、わかりました従業員にこのことを伝えます。私はモーティマーと話をしますね」

「マージョリーさん、ホワイトグローブ協会は派閥があるのですか?」

「昔からの慣習を重んじるモーティマー派と私の先進派に分かれています…ホワイトグローブ協会はストリップ地区に来て変わったのです。伝承にこだわり続けるモーティマーの考えには賛同できません。あのようなおぞましい慣習…」

「おぞましい慣習?」

「ええ…その昔部族であった頃の事なのですが…ホワイトグローブ協会には生贄の慣習がありまして…その生贄を口にするというおぞましい事が行われていました。生贄は人です…」

「人食い…まさかモーティマーは人食いの慣習を復活させようと?」

「そのようなことは絶対に許されません!極刑に値する行為です!人食いの噂が広まればホワイトグローブ協会は終わりです。モーティマーもその事は十分に理解しているはずなのですが」

「………」

行方不明者に人食い…行方不明になっている少女とテッド・ガンダーソンはモーティマー派が生贄にするために攫ったと考えるべきか?カリーナもそのために連れて行かれた?
ゴモラが変態殺人ビデオならこっちは人食いなのか。Mr.ハウスあんたは知らないんだな…三大ファミリーはとんでもない連中の集まりか。チェアメンが一番まともに見えるが…
「おや?」

アリカさんが声を上げた。振り返るとそこにはカリーナが!どういうことなんだ?

「カリーナ!無事だったんだね!」

「??どうしたのですヴァン?それにアリカも戦闘武装をして」

「…カリーナ、部屋に戻りましょう。説明してください」

部屋に戻る俺たち。カリーナにモーティマーの事、生贄の事を話す。するとカリーナはそういう事ですかと大きく頷いた。

「ヴァンとアリカが出ていった後、わたしはヴァンに質問した内容を入力していました。ミルクを切らしてしまったのでサロンの食堂に取りに行く事にしました。ルームサービスの時間は終わっていたので。食堂に行くと慌てた様子で仮面をつけた従業員が駆け込んでいった部屋があったので少し気になって後を追うと地下の食料保存庫にたどり着きました。そこでは多くのバラモンや他の動物の肉の加工をしていました。見つからないようにわたしはステルスボーイを使い食料保存庫を探索。厨房にも入りました。そこで金属の扉に閉じ込められた男を発見しました。テッド・ガンダーソンです。近くにあった大きな冷蔵庫には人と思われる解体された肉がありました。わたしは証拠になると思いそれを一つ持って出ました。そこにヴァンとアリカが現れたのです」

カリーナは紙に包まれた肉の塊を机の上に置いた。皮をはがした人間の太ももの部分に見える…

「アリカ、わたしのバッグを持ってきてください。この肉を調べます」

「はい」

アリカさんが大きなカバンを持ってくる。そこから医療道具、コンピューター、試験管などを取り出し並べていく。

「すぐにこの肉が何者かわかりますよ。ヴァン、今日はウルトラ・ラグジュに泊まっていけばどうですか?VIP会員なら受付なしで宿泊しても大丈夫でしょう」

「でも…」

「防犯ならアリカがいれば大丈夫です。彼女は睡眠を取らなくても問題はありませんから」

「うーん…」

「ベッドも余ってますしバスルームもありますから」

下手に動くよりもホワイトグローブ協会の動きを把握するためにここにいたほうが良いか?ラッキー38に戻ると犯人に警戒されるかもしれない。

「じゃあ今日はここに泊まることにするかな。明日PM4:00にサウナに行かなくてはならないからね」

「ヴァン、必要なものがあれば全部揃えるのでなんでも言ってください!」

「今のところないよありがとう」

レザーアーマーの防具を取り外してソファに座る。アリカさんは独特な形状のナックルを腰のバッグに入れたまま立っている。カリーナは肉を調べている。俺はPIP-BOYを操作してメモを見ながら今日一日の出来事を思い出す。
ブーマーは今頃徹夜で飛行機を組み立てているのだろうか…ライカちゃんとキャスさんはもう寝ただろうか?そういえば…メロディさんたちとはあれから会ってないけどどうしてるんだろうか。オルガさんの怪我は大丈夫だろうか。カサンドラさんは今頃どこで何をしてるのだろうか…

「ヴァン、起きてください。肉の調査が終わりましたよ」

「ん…」

PIP-BOYを見るとどうやら2時間ほど眠っていたらしい。カリーナに手を引かれ机に向かう。

「肉は10代の女性のものと判明しました。死後三日程度。死後バラされたようですね。筋繊維をほとんど傷つけずに皮を剥いであることから手馴れた者の仕業だと推測されます。つまり、人を解体し慣れてるということです。このホワイトグローブ協会には人食いがいることの証明になりますね」

「なんということだ…じゃあやはりモーティマーが…」

「そのうちテッド・ガンダーソンも解体されるかもしれませんね」

「直ぐにでも助けに行かないと!」

「大丈夫でしょう。冷蔵庫にはまだこの少女の肉がありますしすぐには殺されないはずです。ヴァンが明日PM4:00にサウナに行って何かを掴んでからでも遅くないのでは?それにヴァンは疲れています、無理をするべきではありませんよ。どうしても行くというのならわたしが阻止します」

「カリーナ…」

「今日はゆっくりと体を休めて明日万全の状態で調査しましょう。わたしもそろそろ睡眠をとりたくなってきましたので」

「わかったそうしよう」

俺はベッドではなくソファに横になる。カリーナに空いているベッドを勧められたがソファの寝心地よかったのでそうした。異常なほど清潔で大きなベッドより体が収まる程度の適度な硬さなソファの方が俺は寝やすい。ラッキー38のベッドもほとんど使っていない。
PIP-BOYをいじりながらウトウトしているとカリーナがシャワーを浴びて出てきた。頭からタオルをかぶりバスローブを身につけている。

「ヴァン、本当にソファが気に入ってるのですね」

「ああ、この寝方が一番落ち着くんだよ」

「じゃあ今日はわたしもソファで寝ます」

カリーナは髪を乾かしワンピースに着替えて毛布を持って戻ってきた。俺の向かいのソファに寝転がる。

「ふふ…こうして誰かと寝るなんて久しぶりのことで気分が高揚します」

「そうなんだ。カリーナはモハビに来る前はどんな生活をしていたんだい?」

「旅をしていました。ワシントンDCからここまで。それ以前はマザーと姉妹みんなで暮らしていたのですよ。こうやって誰かと一緒に寝るのは旅をしていた時のことを思い出します」

「良ければ聞かせて欲しいな」

「はい、わたしはもうDr.Kとして隠す必要もありませんし。でも…」

「??」

「わたしの話を聞いてヴァンはわたしの事を拒絶するかもしれません。それでも聞きたいですか?」

「話したくないことは話さないでいいよ」

「分かりました」

続く





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Last updated  Nov 29, 2014 07:32:16 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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