未完成のブログ

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Dec 8, 2014
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K




カリーナ・エレイン・ミノーグ

カリーナ・E・M:プールには西部に来る途中で入ったことがある

FalloutNewvegas第93話「バーティツ」

事件解決の後すぐにカリーナはウルトラ・ラグジュをチェックアウトする。
カジノフロアーでホワイトグローブ協会の代表であるマージョリーから礼を言われた。ホワイトグローブ協会とは良好な関係になったと言える。

アリカさんは大きなトランクを手に持ち、二輪車を取りにストリップ地区から出て行った。俺とカリーナはフェパス氏に報告するためにVault21に向かう。

「そうか…ヘック・ガンダーソンは死んだか。だがこれで良かったのかもしれん、誰かが殺せば奴の一味の報復に怯えることになる。ありがとうよ運び屋、礼を言わせてもらうよこれは奴を殺すために用意したキャップだ、もう必要ない受け取ってくれ」

そう言ってウォルター・フェパス氏は1500キャップもの大金が入ったケースをカバンから出した。

「エセルと牧場に帰ることにするよ。ヘック・ガンダーソンの次のオーナーがまともなことを祈ってな」



「そっちのお嬢さんもありがとう。君がいなければ運び屋に会うことは出来なかった」

「お役に立てて光栄です」

カリーナの元気が少し無い。俺が言ったことが堪えてるのだろうか?…しかしうやむやにはできない。
フェパス氏らと別れ俺とカリーナはVault21を出る。そこでカリーナの携帯端末が反応した。

「…アリカが二輪車でアトミック・ラングラーの前で待ってるそうです。ヴァン、アトミック・ラングラーで話をしますか?」

「うーん…」

カリーナは俺の信用を失ったと思っているのだろう、表情が暗い。それならば俺が彼女を信用しているという態度を見せる必要がある。相手を信用しない者は信用されない。
彼女は生死の境をさまよった時に助けてくれた恩人だ。ベニーを追ってフォートに行った時も危険な場所にもかかわらずついて来てくれた。俺は彼女にしてもらってばかりだ。

「ラッキー38で話をしよう。アリカさんには悪いけど少し時間を潰しててもらえないかな?」

「ヴァン良いのですか?わたしをラッキー38に入れて…」

「君だけを拒む理由なんてない。キャスさんもライカちゃんもブーンもED-Eもオルガさんも入ってるんだ。そんなに大げさなものじゃないよ」



「それじゃ行こうか」

「はい」

カリーナはアリカさんにメッセージを送る。
ラッキー38の前に到着するとシルクハットに口ひげを蓄えた若い男が近づいてきた。服装からホワイトグローブ協会の人間だということが解った。ステッキを持っている。

「ヴァン様にカリーナ様ですね?私はホワイトグローブ協会のバートンと申します。突然ですが少しお時間いただけませんか?すぐに済む用事ですのでウルトラ・ラグジュまでご同行お願いしたいのですが」



「わたしはヴァンに付いていきます」

「それでは」

バートンと名乗った男に付いて行く。ウルトラ・ラグジュに到着するとスイートルームに案内された。
ラッキー38のスイートルームとは違いロフトがありフロアーの中央には温水プールがある。

「ここはヘック・ガンダーソンが滞在していた部屋です」

「はぁ…」

「………」

「中央の温水プールの底を見てもらえませんか?」

バートンは口調は丁寧だが笑顔ではない。これは接待の類ではないということが伝わってくる。俺とカリーナは顔を見合わせてプールを覗き込む。

「ん?」

コインが落ちている。赤い文字で何か書かれている。

「『食材』」

「あっ…」

カリーナが頭からプールに転落した。振り返るとバートンがステッキを振っていた。カリーナの頭を打ったのか!?

「フン!」

俺はとっさに右腕でガードする。レザーアーマーに取り付けた金属の装甲がひしゃげ骨が軋む。続けてバートンはステッキを返し、突きで俺の喉を狙ってくる。かすめた箇所から血が噴き出したのが分かった。

「カリーナ!」

カリーナは動かない、うつ伏せでプールに浮いている。

「どういうつもりだ!バートン!」

俺はプールに飛び込んでカリーナの顔を水から上げる。出血はしていない、だが意識は失っているようだ。

「あなた達は我らの偉大な導き手・モーティマー卿を処分した。彼のおかげで自分たちが何者かを知り、飢えから解放されたというのに!モーティマー卿だけではない、最高のシェフ・フィリップも手にかけた!ホワイトグローブ協会が真の姿を取り戻す舞台をぶち壊しにした事は万死をもって償うべきです。死体は責任をもって食してあげましょうせめてもの慈悲です」

「言っている意味がわからないな!だがモーティマーと人肉料理を作っていたシェフは自業自得だろうよ!」

気がつくと出入り口の扉には仮面の男が二人立っていた。これでは隙を見てカリーナを抱えて逃げることはできない…

「フフフ…その子供はもう死んだのではないですかね?私のステッキは特別製でバラモンの頭蓋骨も粉砕する威力を持っています。私自身も聞き分けのないお客様を追い出すために鍛えこんでいますからね」

「くっ…」

バートンのステッキを受けた右腕は痛みで痺れている。骨が折れたようだ。
どうする?利き腕を骨折し気を失ったカリーナを左腕で抱えてバートンと残り二人をかいくぐり部屋を出なければならない。どうすれば…

「運び屋ヴァン、貴方は頭部を傷つけずにそのまま切り取って今日のディナーを飾る事にします。子供の方は子供好きの者に振舞うことにしましょう今日は豪華なディナーになりそうです」

ステッキを振るバートン。風切り音が静かな部屋に響く。バートンのステッキが俺の肩をめがけて振り下ろされる。

「ぐぅっ…」

カリーナを支えている左腕が痺れる。肩アーマーの上からでもステッキの重い衝撃が伝わってくる。

「メッタ打ちにされながら溺れ死ぬが良いでしょう。苦悶の表情を浮かべた顔で首を切り取れば最高の飾りとなるでしょう!」

このままでは…

「フフフフフフン!」

嵐のような連打を浴びせかけてくるバートン。俺はカリーナにステッキが当たらないように覆いかぶさる。

「止めです!そのまま沈みなさい!」

ステッキが首を目掛けて斜めに振り下ろされる。俺はPIP-BOYで受けようと左腕をあげようとするが痛みで動かない。ステッキが首に向かってくる。だが俺の首に当たりはしなかった。白い手がステッキを掴んでいた。

「………エレイン、おまえをゆるさない。おまえころす」

カリーナの手がステッキを掴んでいた。彼女の目は開かれ僅かに赤く光を帯びているように見える。

プールから飛び上がるカリーナ。バートンの前に立つ。

「カリーナ…?」

「だいじょうぶ。エレインにまかせて。あなたはしなせない、アルグレンのようにはならない」

カリーナの様子がおかしい、自分の事をエレインと呼んでいる。彼女の名前は確かにカリーナ・エレイン・ミノーグだが…
アルグレンというのは…彼女の話に出てきたワシントンDCから北に向かって旅をしていた時に出会った男の名前だ。

「フフフフ…何をしようと無駄です。丸腰でこの私に勝てるとでも?ジャパンの柔術とイギリス式のステッキ術を組み合わせ1900年に生まれた最強の護身術『バーティツ』を極めた私には誰も勝てません!」

「………」

ステッキを揺らしながらジリジリと間合いを詰めるバートン。それに対しカリーナは右足と右手を突き出して腰を少し落とした。この構えは前にも見たことがある。

「フンフフン!」

螺旋の動きでステッキの突きを繰り出すバートン。カリーナは難なくそれを掴んで止める。

「セイ!」

ステッキを持っていない左手でカリーナの肘を掴んで引き、足払いを仕掛けるバートン、カリーナは自ら飛んで空中側転で回避。バートンの腕をひねり上げる。

「おっと!」

カリーナの手をステッキで打ち、引き剥がすバートン。

「…おぼえた」

カリーナがつぶやいた。

「フン!セイセイ!」

ステッキのフェイントを入れながら間合いを詰め、カリーナの腕にステッキをかけ、テコの要領で肘関節を極めながら引き倒しにかかるバートン。

「…おぼえた」

カリーナはバートンの足に自らの足を絡ませ倒れるのを防ぐ。そしてステッキを持っているバートンの指をねじった。

「ぐっ」

ステッキをバートンから取り上げるカリーナ。右手にステッキを持ちゆらゆらと降っている。

「フッ…私の真似をするつもりですか?言っておきますが私は素手でも強いですよ?」

カリーナはステッキの先が見えないほどの速度で振り回す。バートンとは比べ物にならない速度だ。

「セイヤー!」

「…ふん」

カリーナはストレートを繰り出したバートンの右肘をステッキで極める。そして足を払い床に叩きつける。

「がはっ…」

「すででこい」

カリーナはステッキを投げ捨てる。弾丸のように飛んだステッキは壁に突き刺さる。

「私を愚弄するとは…楽には死ねんぞ!」

「しぬのはおまえ」

パンチの連打、フェイント、キック。猛ラッシュを繰り出すバートン。カリーナはそれをそのまま鏡に映したように合わせて迎撃する。

「な…に!?」

「おまえのうごきはもうおぼえた。そろそろしね」

「な…なんだお前は!何なんだ!!」

「111ごうノーウィークネスのエレイン」

徐々に速くなっていくラッシュの応酬、バートンに打撃が入っていく。

「こ、こんな…こんな子供に私が…バーティツが負けるはずが…」

「バーティツはよわくない。おまえがよわいだけ」

「うおおおおおおおっ」

「これでおわり」

カリーナの右掌がバートンの胸を叩く。バートンは電源の切れたロボットのように棒立ちで倒れる。

「パラライズパーム。とくしゅなだげきほうほうで『しんぞうしんとうしょう(心臓震盪症)』をひきこす」

「カリーナ危ない!」

ドアの前にいた仮面の男二人がカリーナ目掛けてステッキを持って接近してくる。俺はPIP-BOYのスイッチを体で押しなんとかVATSを発動させる。プールの底に落ちているコインを手に取り男の顔面目掛けて投げつける。ダメージがなくてもいい、一瞬でも隙を作れれば…。

「…」

コインがカリーナの横を通り過ぎるVATSを発動させている俺には時間がゆっくり流れているように見える。コインが仮面の男の顔面に向かっていく。

「あっ…」

コインが命中するよりも早くカリーナは動き、仮面の男の腹部に拳をめり込ませる。そして体を旋回させ飛び回し蹴りをもう一人の男に叩き込んだ。腹を殴られた男は大量の血を履きゆっくりと倒れていく。首を蹴られた男はあらぬ方向に顔を向け倒れていく。

「おわった」

「はぁはぁ…」

VATSは解除されコインが床を転がる音が聞こえた。

続く





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Last updated  Dec 8, 2014 10:04:15 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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