未完成のブログ

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Dec 23, 2014
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K




カリーナ・エレイン・ミノーグ

カリーナ・E・M:油断した自分が許せない



FalloutNewvegas第94話「ユールノウイットウェンイットハーペンツ」

「カリーナ…」

「ああ…ああああ~…」

膝から崩れ落ちるカリーナ。顔を抑えて泣いている。

「カリーナ、大丈夫かい?殴られた頭は痛い?」

「ううう…平気です…わたしの骨格はスーパーミュータントにスーパースレッジで殴られでもしない限りひびすら入りません」

「そうなんだ…でも念のため見てもらおう。アリカさんを呼んで一緒にオールドモルモンフォートかニューベガスクリニックに行こう」



いつものカリーナだ。さっきの彼女の様子はなんだったのだろうか?

「ヴァン、貴方が死ななくて本当に良かった…以前に助けた時よりも今の方がそう思います」

「カリーナ、君こそ無事で良かったよ」

「さぁ、すぐにここを出ましょう。長居は無用です」

カリーナは顔を上げる、いつもの表情に戻っていた。彼女はハンカチで俺の頭の血をぬぐい、骨折したであろう右腕にMED-Xを打ち体を支える。

「カッコ悪いな…女の子にこんな」

「そんなことを言ってる場合では…でも冗談を言う余裕があるのなら大丈夫ですね」

酔っ払った男を解放する女の子、といった風に見せて怪しまれずにウルトラ・ラグジュを脱出した。出たところでカリーナはアリカさんにメッセージを送信した。

「アリカにはしばらくアトミック・ラングラーで時間を潰すように言っておきました。ヴァン、わたしよりもあなたの方が心配です。ラッキー38には医療品は揃ってますか?」

「自分で集めたのがあるよ」

「では行きましょう」



「メンテナンスが行き届いてますね。使われた形跡もない200年もそのままだったとは信じられません」

「うん、俺もびっくりしたよ」

「後で見て回ってもよろしいですか?」

「いいよ」

エレベーターでハイローラースイートに向かう。キャスさんとライカちゃんとED-Eが出迎えた。



「わぁ~きれいな金髪~こんにちは、あたしはライカ。あなたは?」

「BEEP!」

俺はキャスさんらに簡単に事情を話した。ライカちゃんはカリーナが研究者だということに驚いている。ED-Eはカリーナの周りを飛んでいる。
ベッドに寝かされた俺はカリーナの治療を受ける。手術の必要は無いようだ。

薬が効いて2時間ほど眠り起きた時にはもう体の痛みはほとんど消えていた。体を起こして娯楽室にいくと黒板に絵を描いてるカリーナとライカちゃんがいた。キャスさんは横でウィスキーを飲んでED-Eはビリヤード台の上で浮いている。

「じゃあ、じゃあ今度はデスクロウ描いて!」
「いいとも」

ものすごい速さでチョークを動かすカリーナ。写真のようにリアルなデスクロウを描き上げる。

「目が覚めましたかヴァン。それでは話をしましょうか」

カリーナは振り向いてチョークを置く。俺とカリーナは食堂に移動する。

「ウルトラ・ラグジュでわたしが何をしてたか?でしたね」

「ああ。なんだかわからない状態だよ。俺は調査を進めていた、するといきなりセキュリトロンが現れてヘック・ガンダーソンを射殺してモーティマーは連行された」

「全てを解決するにはヴァンの方法では駄目だと思いました。ヘック・ガンダーソン、ウルトラ・ラグジュの問題を解決するにはセキュリトロンを利用するのが一番と考えわたしは行動を起こしたのです」

「どうして駄目だと?」

「かなり複雑に人間関係が絡み合っています。ヴァンの方法では根本的な問題の解決にはならないのです。ヘックは息子が戻ろうが戻るまいが怒りに任せてストリップ地区の食料停止を行っていたでしょう。そうつぶやいていました。実際彼は多くの農場を持っており影響力は大きいです。彼を止めるには殺すか拘束するしかない。しかしヴァンが殺してしまえば良い噂はたたないでしょう。そこでセキュリトロンに逮捕させることにしました。結果は射殺になりましたが。そしてカニバリストのモーティマー。彼のやっていることを暴きたてなければホワイトグローブ協会のカニバリストらは人肉食をやめなかったでしょう。見せしめの為に殺さず逮捕させる必要があったのです」

「セキュリトロンにどうやって通報したんだい?」

「ヘックが殺人を犯したと言い証拠を揃えたのです。わたしが捏造したものですが。モハビでの殺人は日常茶飯事ですがストリップ地区で一般客を恐怖に陥れる事件が起こればセキュリトロンは動きます」

「続けて」

「地下の食料庫に侵入しそこに料理のために閉じ込められていたテッドから血を採取、ヘックの部屋に撒きました。その際人肉料理人で出くわしてしまったので始末しました」

淡々と話すカリーナ。恐らくテッドはカリーナが殺したのだろう。そして部屋に侵入した際にヘックの護衛も…
俺の為にカリーナはテッドと護衛を殺して殺人の罪をヘックに擦り付けたのか。とりあえずこれでウルトラ・ラグジュでの事は納得がいった。

「あのバートンという男の事は想定外でした。ヴァンを危険に晒してしまいました…今後また襲われる可能性もありますから、カニバリストらを根絶やしにします」

カリーナは感情を込めずに言い放った。

「その必要はないよ。セキュリトロンがモーティマーを連れて行ったという事はホワイトグローブ協会も見ている。そして人肉食の事も。バートンは強硬手段に出たけど見つかれば処分されるのは自分たちだって知ってるはずさもう出てこない」

そう、もう出てこないはず。Mr.ハウスに忠誠を誓っている者達が三大ファミリーを収める形になった今しばらく大きな問題は起こらないだろう。

「カリーナ、俺と一緒にモハビを良くする為に来ないかい?」

「それは…」

カリーナは困った表情を浮かべている。
彼女は優秀で戦闘能力も高い。だけどまだ子供で放っておけない危うさがある。彼女自身の安全の事ももちろんだが、とんでもない事をする可能性がある。そばに置いておいたほうが良い気がする。
それに近いうちにNCRとリージョンの全面対決が行われる。その後のことを考えなくてはならない。
カリーナが仲間になればMr.ハウスの大きな力になると俺は考える。

「それはできませんヴァン。わたしはMr.ハウスの下につく気はありません。ヴァンにつくのなら話は別ですが」

「同じじゃない?」

「違います。ヴァンの上にMr.ハウスがいます。彼の考えには賛同できません」

カリーナは残念そうに首を振る。

「俺がMr.ハウスの至らないところは直していく、彼のワンマンにはさせないさ。ベニーの事で彼も学んだはずだよ」

「ヴァン、あなたがモハビの支配者になることも可能なのでは?」

まっすぐに俺を見つめるカリーナ。

「Mr.ハウスのポジションにあなたがつけばわたしは喜んであなたの力になりますよ。…わたし自身の思い描く未来とヴァンの目指す未来。共に目指せます」

「カリーナ…君は…」

まさかイエスマンの事を知っているのか?そうだとすれば…
隠し事はなしだ、俺は率直に聞いてみることにする。

「イエスマンの事を知っているのか?」

「………」

黙っている。
これは知っていると考えたらいいのか?

「正直に答えてくれカリーナ。イエスマンを知っているのか?」

「知っています。トップスの前で偶然顔の違うセキュリトロンを見つけたので話しかけた事があります」

「じゃあ奴が何を企んでいるのかも知っているんだね?」

「はい」

「…それで君は俺にMr.ハウスの代わりになれと言ったのか」

「そうです。それが一番だとわたしは思います」

カリーナにとってMr.ハウスは必要の無い存在なのか。イエスマンはラッキー38を支配できるのなら手段を選ばない。しかしMr.ハウスに唯一会える存在である俺が奴に協力しない限りそれは実現しない。

「俺はMr.ハウスを殺す気は全く無いよ。イエスマンは信用できない」

「ストリップ地区の外に興味を持たないMr.ハウスがボスであなたは満足なのですか?」

「満足していない、だから説得していくつもりだよ」

そう言うとカリーナはじっと俺の目を見たあと振り返ってエレベーターに向かって歩き出した。

「ヴァン、また会いましょう」

「ああ、またねカリーナ」

カリーナを外まで送っていく。彼女は振り返らずにそのままアトミック・ラングラーに向かって歩いて行った。彼女の言ってることも解る。ライカちゃんのような目に合う子を救うためにもMr.ハウスのストリップ地区至上主義は変えなければならない。戦争屋のリージョンや大きくなりすぎて統制の取れていないNCRではダメなんだ。俺になんとかできるのならなんとかしたい。女性や子供が安心して暮らせる街を作りたい。
エレベーターの前まで戻るとセキュリトロンの画面が軍人風の男からヴィクターに変わった。

「よぉ相棒、ボスが呼んでるぜ?最上階まで今すぐ来てくれ」

「わかった」

Mr.ハウスに呼ばれて最上階に行く。

「運び屋、報告をしてくれ。それと新しい仕事だ」

「ああ」

俺はウルトラ・ラグジュの事を話した。イエスマンの事を伏せて置くか迷ったが報告することにした。

「なるほど。セキュリトロンからウルトラ・ラグジュの事は聞いていたがそう言った経緯があったとは。私の知らないところでそんな事が行われていたとは。それとイエスマン…私の前に立てるのは運び屋お前だけだ、イエスマンが何をしようが無駄だが掻き回されるのも厄介だ。奴を消すためにイエスマンを作った人物に消去プログラムの依頼をしてくれ」

「わかった、確かエミリー・オータルというアポカリプスの使徒の女性だったな、探して頼んでおく。Mr.ハウス、さっき言っていた新しい仕事とはなんだ?」

「キンバル大統領の演説が行われるという情報を掴んだ。明日の午後丁度にフーバーダムで行われるとのことだ。NCRの護衛を手伝ってくれ、リージョンは間違いなく暗殺者を送り込んでくるだろう。キンバル大統領が暗殺されるとストリップ地区にも影響が出る。必ず防いでくれ」

「それはいいがNCR側に話は通っているのか?」

「既に使者を送ってある。レンジャー・グラントという人物に会うといい」

続く





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Last updated  Dec 23, 2014 11:54:32 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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