未完成のブログ

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Aug 1, 2015
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K




FalloutNewvegas106話「ハッピートレイルエクスペディション」

北部の洞窟を抜け、山間の道を進んで行く。コヨーテ、ゲッコーを退け、平原に出る。岩と砂ばかりで建物の一つもない。途中東に進路を変え、日が暮れる頃には湖のそばの小さな集落にたどり着いた。露店が4つほど並んでいるだけだ。

「よし、今日はここまでにしよう。明日の昼頃にはザイオンに到着できるはずだ」

キャラバンのリーダーであるジェドが言った。

「3時間交代で火の番をしようか」

傭兵の服のステラさんが言った。だが…Vault22のジャンプスーツの男は火の番をせず眠りについた。リーダーであるジェドを除いて俺たちは雇われの護衛のはずだが…

「いいか、俺にとって睡眠は欠かせないものなんだ!その代わりデスジョーもスティールブラサーも俺に任せとけ!!11mmマシンガンの的にしてやるぜ!!」

そう言って真っ先に寝袋に入ったのだ。

結局俺とステラさん、レザーアーマーの二人組と交代で火を見ることに。それでも一人で番をするよりはましだ。
俺はステラさんとニューリノーの話や運び屋の話、などして火の番をした。彼女のレーザーライフルはとても手入れされていた。レーザー兵器を使う理由を聞いてみたら。「メンテナンスは大変だけど反動もほとんどないし弾道計算も必要無いから」だそうだ。キャップが貯まったらプラズマライフルに乗り換えるらしい。それならミュータントやロボットといった硬い連中とも渡り合えるとの事。

「エナジー兵器か…俺もひとつだけ持ってるんですよ」

ラッキー38に置いてきてるがメロディさん特製のリチャージャーピストルがある。チャージショットを放てる特別仕様でプロテクトロンの装甲くらいなら軽く貫通するという。

「実弾銃も悪くないけど結局弾の威力でしょ?大口径の弾丸を放てる銃は重いし弾自体もかさばるし。スーパーミュータントとか44マグナムで頭撃っても距離が遠ければ死なないじゃない前に一度やりあうことがあってさー…結局3人がかりでアサルトライフルの連射で追い返すの精一杯だったね」

「あー頭蓋骨って硬いですものね。ましてやスーパーミュータントとなれば相当なものになるはず。パワーアーマー着てるようなものですかね?」

「ものすごいパワーね。ある意味パワーアーマー以上かも。前にBOSの一人がスーパーミュータントに襲われているのを目撃したことがあるわ。ものすごい力で装甲を引き剥がしてあっという間にBOSの人間は殺されてしまったわ…パワーアーマーはマグナム弾でもライフル弾でも通さないけど剥がされちゃ終わりね」

「そんな恐ろしい連中が世界中に増えようとしたとか聞いたことあります」

「どこまで本当かわからないけどVault13から出てきた救世主が仲間と共にスーパーミュータントのボスを倒して計画を阻止したって話があるわね」

「もしVault13の救世主がいなければ今頃は…」

「それはわからないわよ。エンクレイヴの事もあるしあいつらが対処してたかもしれない。それにスーパーミュータントって生殖器は残っているけど繁殖はできないから。グールみたいに突然なるわけでもないし特殊な処置を施さないとならないって聞いたし」



「人間は負けるかもしれないわね。人間と同等の知性を持ち、人間を超越した体を持ち、あらゆる病気、毒、放射能にも強いなんて止めようが無いわ。核爆弾で全てを焼き払わない限りは無理でしょうね」

「核爆弾で全てを…」

その時頭の中で大きなロケットが発射されキノコ雲を上げる光景がフラッシュバックした。

「…はっ!」

「どうしたの?」



「貴方頭に傷があるものね。そのせいで思い出せないのかな?」

「そうです。俺は頭を撃たれて記憶を失ったんです…」

「それでも運び屋を続けて復讐をやり遂げて難しい仕事もこなしていってるってのがすごいわね。そうするしかなかったのかもしれないけど私にはとても真似できないわ」

「自分でも何故そこまで突き進めるのか分からないです…」

「やり遂げる力があるのね、それは周囲にも大きな影響を及ぼすわ。そういった人間が時代を作っていくのよ。タンディ大統領やシーザー、Mr.ハウスに並ぶかもね」

「そんな大げさな」

「決めたわ、私モハビに帰ったらしばらくあなたと一緒に仕事をしてみる。いいでしょ?」

「ええもちろん、歓迎しますよ」


―翌日
湖を北に迂回して東に進む。代わり映えのしない岩と砂ばかりの景色。途中で渓谷に入っていく。赤茶色の岩盤が目に付く。

「よーしもうすぐザイオンだ、見えてきたぞ」

キャラバンは順調に進んでいた。しかしザイオンまで後1kmほどというところで落石で道が塞がれていた。

「困ったな…ここを通らなければザイオンに行くことはできない。他のルートは知らないんだ」

「ジェド、湖の所まで戻って道を聞く?」

「今から戻ればまた一日過ぎてしまう。……そうだ、この斜面を降りて下の道にいけばザイオンにたどり着けるはずだ」

かなり急でもろい斜面だ。一度降りてしまえば上がるのは無理だろう。帰る時は違うルートを通るしかなさそうだ。大丈夫なのだろうか?

「向こうに着けばニュー・カナーン人の知り合いがいる。彼らに聞けば帰りのルートを教えてくれるはずだ。地図は運び屋のPIP-BOYがあることだしな」

「ニュー・カナーン人?」

聞いたことあるようなないような。

「今から数十年前にNCRの人々は北部にニュー・カナーンと呼ばれる集落があることを知った。詳しいことはわからないが、彼らは新人深い人々らしく宣教師たちが送り込まれた。カルト教団なら他にもあるが、ニュー・カナーン人は誠実な商売相手だ。レイダーたちですら恐る優れた戦士でもあるのだ」

そのニュー・カナーン人がザイオンにいると。

「リージョンがアリゾナに現れたのは知ってるよな?シーザー・リージョンの初代戦士長であるマルパイス司令官はニュー・カナーン人のジョシュア・グラハムだった。彼はリージョンでも恐れられるほど残忍で強い奴だった。ニュー・カナーン人は彼のことを話したがらない、一族の恥だと言ってね。無理もない。だけどそのグラハムもフーバーダムの戦いでついに敗れ去った。ハンロンとオリバーが川の向こうへ蹴っ飛ばしたのさ。シーザーはリージョンをまとめる為に見せしめが必要だった。たとえ最高幹部であろうと失敗は許されないと知らしめるために。シーザーはグラハムの全身に松脂を塗り火を点けグランドキャニオンに突き落とした。その時グラハムは叫び声一つ上げなかったという。間もなくして奴隷や部族の者たちが。グラハムは生きていると噂するようになった。まあ十分予想できたことだが。この噂に動揺したシーザーはグラハムの名を口にすることを禁じたジョシュア・グラハムを歴史から抹殺しようとしたのだ。シーザーの思惑通り、ジョシュア・グラハムの存在は消された。代わりに荒野をさまようバーンドマンの伝説が生まれた。 おそらく部族の怪談話にすぎない。だが、ニュー・カナーン人が長いこと沈黙を守ってきたのは確かだ。ただの偶然かもしれないし、マルパイス司令官は死んだのかもしれない。 いや、ひょっとすると、ジョシュア・グラハムは谷から這い出し、ついに故郷へと戻ったのかもしれない」

「バーンドマン?…その名前は聞いたことがる。確かフォートでリージョンの者たちが噂をしていたな…」

バーンドマンはニュー・カナーン人のジョシュア・グラハム。どんな人物なのだろうか。
ともあれ俺たちは下の道に降りることになった。

「ジェド、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫だといってるじゃないかステラ。ニュー・カナーン人なら周辺の地理に明るいし、PIP-BOYだってある。心配しすぎだ」

バラモンを含め全員が無事下に降りることができた。後は集落を目指すだけだ。

「気をつけろよ。この辺はゲッコーが多いんだ」

ジェドがそう言ったと同時に前を歩いていたレザーアーマーの二人組が倒れた。銃声だ。

「何だ!?なんだなんだ!?」

Vault22スーツの男が周囲を見渡している。

「皆!しゃがめ!!」

ジェドが叫ぶ。目の前でバラモンが撃たれ倒れていった。

「ちっ…どこだ…」

「うああああああああああっあああああああああああああああっ」

Vault22スーツの男は半狂乱になりながらマシンガンを乱射している。

「おい!危ないぞ!!」

「ああああ…こんなの聞いてねえぞ…!!」

Vaultスーツ男の左頭部が吹き飛んだ。鮮血が地面を濡らす。

「あそこよ!ライフルを持ってる!!4人はいる」

ステラさんが叫ぶ。俺はPIP-BOYで生体反応を確認する。確かに4人いる。

「なんてことだ…あいつらはホワイトレッグスだ!この周辺にいる部族で略奪を繰り返しているんだ」

ホワイトレッグスというのか。一瞬見えた敵の姿は軽装で体や顔にペイントをしていた。ライフルの弾が岩を砕いていく。

「このままじゃやられる…」

「どうすればいい?」

「俺が…やります」

VATSを発動させれば一人はやれるはずだ。疲労で動けなく前に岩陰に入れば…
PIP-BOYのスイッチを押しVATSを発動させる。俺の目には時間がゆっくりと流れているように見える。岩陰から飛び出して崖の中腹にいるホワイトレッグスの一人に10mmピストルを撃ち込む。弾丸は3発とも胸に命中。転がり落ちてくる。

「…はぁはぁはぁ」

なんとか岩陰に入ることができた。疲労回復し次第VATSで再び攻撃を仕掛ける。

「危ないヴァン!」

ステラさんが立ち上がってレーザーライフルを撃つ。ホワイトレッグスの一人が俺の上から攻撃を仕掛けようとしていた。

「あああっ!!」

ホワイトレッグスの胸にレーザーが命中、焼け焦げた穴を開けながら落ちてくる。

「向こうは高所からで囲むように攻撃を仕掛けてきてる。不利ね…」

「このまま岩陰に隠れていても奴らに回り込まれる」

「目の前にある大きな岩まで走るんだ!ぐあっ…」

ジェドが喉を撃たれた。仰向けに倒れる。

「ジェドー!!」

「ステラさんダメだ!!」

俺はVATSを発動させる。ゆっくりと時間が流れる。間に合え、敵が撃つよりも早く俺が仕留めればステラさんは助かる。

「うおおおおおおっ!!」

6連射で崖の上にいるホワイトレッグスを仕留める。だが、横にいるステラさんは口から血を吐いて倒れた。

「ステラさん!!」

後ろから弾丸が降り注がれる。振り向くと二人の新たなホワイトレッグスがマシンガンを持って崖の上に現れていた。

続く





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Last updated  Mar 30, 2016 09:08:52 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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