未完成のブログ

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Aug 6, 2015
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K



FalloutNewvegas107話「アライヴァルアットザイオン」

「逃げて…ヴァン…私はもう助からない…」

「ダメだ!!スティムパックなら沢山持ってる!!」

俺はステラさんを引きずって目の前の岩陰に連れて行く。胸と腹からの出血が多い。俺は肩と足に弾丸を受けたが骨には当たらなかった。このくらいで倒れるわけには行かない。

「これ…あげるわ…ごめんモハビで一緒に仕事できなくなっちゃったわね…」

レーザーライフルを俺に押し付けるステラさん。そのままゆっくりと目を閉じ息を引き取った。

「くそおおおおおおおおおおおおおっ!!」

俺は肩と足の痛みを忘れレーザーライフルを構えてマシンガンを撃ってきているホワイトレッグスをVATSで狙う。



「ぐわああっ」

ホワイトレッグスの体の一部が灰となる。PIP-BOYで周辺の生物反応を調べる。誰もいないようだ。俺を除いてこの場に生きているものはいない…ハッピートレイル・キャラバンは全滅だ。

俺は皆の遺体を一箇所に集め砂をかぶせた。ジェドの荷物からハッピートレイル・キャラバンの契約書を持っていく。これをザイオンの取引相手に渡すとしよう。
ホワイトレッグスの持っていた見慣れないマシンガンと弾薬を回収する。ステラさんのレーザーライフルと一緒に背負う。

「俺一人でもモハビに帰って報告しなきゃな…」

深い谷にかけられた吊り橋が見えてきた。警戒しながら吊り橋を渡る。下にはきれいな水が流れている。高所恐怖症ではないが流石に緊張する。
吊り橋を渡り終えたところでPIP-BOYに反応があった。左上部を見るとホワイトレッグスが一人ライフルを構えていた。だが…何もせずにその場に倒れた。そして奥から帽子をかぶった男が現れた。体中に刺青かペイントが施されている。

「Hoi!危なかったな!ホワイトレッグスは襲撃の際皆殺しにする。君は運が良かった」

助けてくれたのか?

「俺は運び屋のヴァン、あんたは何者だ?」

「わぉ運び屋?君は文明的な外の世界から来たんだな?自分はフォローズ・チョーク」



「ジョシュアは君と話をしたがるだろう、ここは危ない。またホワイトレッグスに会うかもしれないデッドホースの集落まで案内しよう」

「ジョシュアというのは?」

「ジョシュア・グラハム。彼は自分たちの部族を率いている。彼のおかげでデッドホースは強く敵からも安心だ」

ジョシュア・グラハム…ジェドが言っていたリージョンの初代戦士長司令官でありバーンドマン…彼が居るというのか。

「わかった付いて行こう」



フォローズについて進んでいく。ラッドスコルピオン、ゲッコーが現れたがフォローズが驚くほど正確な射撃で仕留めていった。彼の銃の構えはレイダーやその辺の傭兵とは違う。洗礼された動作で良く訓練されているのが分かった。

「いい腕だ。ジョシュア・グラハムがあんたに教えたのか?」

「そうだ。デッドホースは皆訓練を受けている。ジョシュアの強さはこんなものじゃないぞ。デッドホースの誰よりも強いんだ」

ジョシュア・グラハムは司令官というイメージから先頭に立って戦うタイプではないと勝手にイメージしていたがそうではないらしい。リージョンで最高幹部にまでなる男は戦士としても最高だったというのか。

「シー…待った、ヤオ・グアイの鳴き声だ」

「なんだそれは?」

「とても恐ろしい猛獣だ。出てきたぞ、あの岩のところを見ろ」

目を凝らして岩の上を見る。毛むくじゃらの黒い大きな生物がゲッコーを咥えている。

「ザイオンは危険な生物が沢山いる。カサドレス、グリーンゲッコー…そしてヤオ・グアイ。君の来た世界にはこんなのはいたか?」

「ああ、それなりに」

デスクロウやスーパーミュータントにナイトストーカー…フォローズが見たらどんな反応をするだろうか。

「よし、自分たちには気づいてないようだ去っていくぞ」

ヤオ・グアイをやり過ごして川沿いを進む。目の前に小さな小屋が見える。壁に白い手形が見える。

「あの手形が見えるかい?デッドホースとソローズは旧世界の遺物を発見した時あれを記すんだ。保証はしないけど君にとって役に立つものがあるかもしれない」

ソローズとは他の部族の名前らしい。フォローズの部族、デッドホースとは同盟関係とか。
俺は小さな小屋に入り、そこで防弾仕様のレンジャーハットを見つけた。髪型が崩れるがこの場所は上からの攻撃に備えたほうがいい、かぶっていくことにする。

「ここから川に降りるぞ。川の中にはベアトラップが沢山仕掛けてある。気をつけろよ。ホワイトレッグス対策なんだ」

「ああ」

気づいたがフォローズはものすごく目と耳と鼻がいい。ここではそのくらいの知覚がなければ生き延びれないのかもしれない。モハビとは違い常に上下にも気をつけなければならないのだ。

フォローズとベガスの話で盛り上がりながらベアトラップに注意して川を進んでいく。やがて開けた場所に出る。

「ここがデッドホースの集落だ。洞窟の奥にジョシュアは居る。挨拶してこい」

「分かった」

川沿いに作られた集落。テントが並んでいる。デッドホースの人間の視線が俺に向けられる。作業や訓練をしていた者たちが一斉に手を止め俺に注目している。少しでも妙な動きを見せると一斉に攻撃を仕掛けてきそうな雰囲気がある。デッドホースはただの集落ではないのを感じた。ここは軍だ。

洞窟に入ると戦士風の女性に話かけられた。

「Hoi!オウスランダー、ジョシュア・グラハムにズーカーするか?」

「えっと…はい、ジョシュア・グラハムに会いに来ました。彼はどこですか?」

「洞窟の高いところにいる。敬意を払えよそ者よ。ジョシュアは最高の戦士だ。彼に敬意を払わねば、お前に雷と炎を見せつけるだろう」

ジョシュア・グラハムはデッドホースに慕われている。ますますわからない…

洞窟を進んで奥の坂を上がって行く。天井の高い開けた場所に出た。その中央にテーブルを置き、作業している者がいる。全身を包帯で包み込んでいる。

「どうした?私に用があるのではないのか?」

包帯の男が言った。隙がない。作業しているにも関わらず今この瞬間にでも弾丸を撃ち込まれそうな気がする。

「私がジョシュア・グラハムだ。もっと良い形で君を歓迎できれば良かったのだがホワイトレッグスに先を越されてしまったようだね」

「ハッピートレイル・キャラバンの同行者で運び屋のヴァンです」

「運び屋か。私の予想していた人物は違っていたが彼はキャラバンと一緒に来たりはしないだろうな。それにしても大変だったな、他のメンバーとどの程度の仲だったは知らないが残念だ。ハッピートレイル・キャラバンは親しい仲だった」

「これを…」

ゆっくりと近づき契約書をジョシュアに見せる。

「…君が会いに来たニュー・カナーンは壊滅した。みんな散り散りになった。ハッピートレイルのオーナーには悪い知らせですまないと思っている。原因はホワイトレッグス、それとシーザーだ」

ニュー・カナーンが壊滅…ホワイトレッグスとシーザーが原因?

「ホワイトレッグスはリージョンに入りたがっている。それでシーザー課した通過儀礼はニュー・カナーンの壊滅だ。ほぼ間違いなく私一人の為にだ」

「では…貴方は元リージョンの最高司令官でバーンドマンで間違いないのか。ニュー・カナーン人でもある」

「その通りだ。このザイオンにはもう一人だけニュー・カナーン人がいる。ダニエルという宣教師だ彼はソローズと共にいる。…君がここに来た理由はモハビに帰る方法を知りに来たのだろう?もちろん協力してやれる。ダニエルと私は地図を作った経験が多くある。だがすぐには協力してやれない…わかるかな?」

「ただではできないと言う事か、分かった何をすれば良い?」

「君は良き隣人であるようだ。我々は暗黒の時代を生き抜いてきた、神に頼るのも悪くないが良き隣人を持つのもまた良いことだ」

ジョシュアは手を止める事なく作業をしている。見たことのない銃を整備している。

「私とダニエルはザイオンを超えてナビゲートできる装備を求めている。君の腕についているPIP-BOYのようなものをね。ここから退避したあとに必要な物なのだ」

「それを持ってくればいいのか」

「戦前使われていた洞窟、施設がいくつかある。そこに行けば使えるものがあるはずだ。デッドホースとソローズはその洞窟や施設に入ることをタブーとしているのだ。もし入れば精霊に罰せられると信じている。彼らは洞窟の入口に警告の印をつけている。ホワイトレッグスには効果がないがね。探索にはフォローズ・チョークをつけよう。彼はまだまだ経験が浅いがタブーを無視できる程度には我々の言葉を理解できる」

「すぐにかかろう」

彼らの事情は分からない、だが助けてもらうにはこちらも手を貸さなくてはならない。そのことに関して面倒だとも思わないし当然だと思う。ジョシュア・グラハムが元リージョンの司令官だとしてもここでは別だ。彼はデッドホースのリーダーであり守護者なのだ。彼をどうこうする気は俺は無い。

「ジョシュア、その銃はなんだ?」

「45オートピストル。ニュー・カナーンの一人により約400年前に設計されたものだ。この使用方法を学ぶことはニュー・カナーンの通過儀礼なんだ。気になるのなら一つ売ってやろう」

ジョシュア・グラハムの整備していた銃を1000キャップで売ると言ってくれたが俺の持ち合わせは200キャップだった。

「そうか、悪いが簡単に譲ってやるわけには行かない。この銃は財産であり武器なのだ。今回の事がなければハッピートレイル・キャラバンとこの銃の取引をするところだった。君が我々の要求に応えてくれればいくつか譲ってやろう」

「一応キャラバンの権利書は持ってるんだ。『キャシディ・キャラバン』のだが」

「そうか。それならばその後はキャシディ・キャラバンとの契約を結ぼう。もちろんハッピートレイル・キャラバンとの契約は継続する」

ジョシュア・グラハムの印象は会う前と随分変わった。冷酷で容赦のない戦士には見えない。彼は紳士的であった。フォート見た連中とは明らかに違う。ニュー・カナーン人は皆こうなのだろうか?包帯はジェドの言っていた通り松脂を塗られ火をつけられた火傷の痕なのだろう隙間から見える皮膚はただれていた。

「目的の物見つけたらソローズの集落に行き、ダニエルに会って欲しい。事情は伝えておく、君の力になってくれるはずだ」

「ああそうするよ」

洞窟を出るとフォローズ・チョークが待っていた。

「話は聞いていたよ案内する。またホワイトレッグスに出会うかもしれないから準備はしっかりとしておくんだ」

200キャップで弾薬を買うことにしよう。そういえばこのマシンガンは引き取ってもらえるのか?

「その45オートマシンガンは持っておけ。デッドホースでも使っているから弾薬はある。元々自分たちのものだったんだ。ホワイトレッグスに仲間をやられて取られた」

「そうか、じゃあ200キャップで10mmピストルとこのマシンガンの弾を頼む。それとこレーザーライフルは大事なものなんだ。どこかに荷物を預ける場所はないか?」

「それなら自分の家に置いておいてやる。待ってろ弾をとってきてやろう」

フォローズにステラさんのレーザーライフルを預け、45オートマシンガンと10mmピストルの弾を200キャップと交換した。

「じゃあ行こう」

続く

ヴァン・K

運び屋ヴァン:ハッピートレイル・キャラバンのメンバーを目の前で失った。





FalloutNewvegas108話「アライバルアットザイオン2」

フォローズと集落を出て川沿いを進んでいくとマンティスガントレットとショットガンを持ったホワイトレッグスに襲撃された。俺が10mmピストルで一人仕留める間にフォローズは二人仕留めていた。

「凄いなフォローズは」

「君も凄いよ。自分の使っている45オートピストルはとても扱いやすい。君の10mmピストルは重くて反動でブレやすいそんな銃であれだけ当てられるのは相当な訓練を積んだってことだよ」

45オートピストルか、是非とも手に入れたいな。

「これから行くところは大きな鉄の棺桶が落ちている所」

「鉄の棺桶?」

「そう、小さな命が多く失われた」

下に見える川に降り浅瀬を進んでいく。その途中でまたホワイトレッグスに襲われた。

「危なくなったら川に潜る。弾丸は水の中では殆ど進まない当たってもそれほど大事には至らない」

「なるほど」

川の流れに足を取られてうまく狙いを定められない。それはホワイトレッグスも同じで大きく外れている。VATSを使うか?いや、スタミナを消費する行動は安易には取れない。ここぞという時に使えなくなっては意味がない。

「45オートマシンガンを使うか」

背負った45オートマシンガンを構える。水面ギリギリまでしゃがんでトリガーを引く。

「これは…」

驚く程反動が少ない。更に集弾性が高く連射力もある。あっという間に二人のホワイトレッグスを仕留めた。

「これがニュー・カナーンの武器…」

「そうだ。ジョシュアはそれらの製法を我々に伝えてくれている。とてもありがたい」

デッドホースはニュー・カナーンの武器を使いこなしている。良質の武器を持ち練度が高い。………ということは、リージョンにもデッドホースのような兵がいるわけだ。

「どうかしたのか?」

「なんでも無い、行こう」

岩に囲まれた川が細くなった場所にバスがひっくり返っていた。大量のランチボックスに車のおもちゃやぬいぐるみ、そして小さな骨。

「大昔、子供が大勢乗ったバスがここに落ちたのか…」

「運び屋、何かあるか?」

バスの中を探索する。

「…これは使えそうだ」

コンパスを見つけた。少し修理すれば使えるはずだ。

「他には無いか?それなら次の場所に向かおう」

ジョシュアはザイオンから出る際に必要な物が欲しいと言っていた。コンパスに電波を受信できる機械、そして大量の医療用品だという。次に向かうのは釣り小屋らしい。

「ジョシュアは必要な物を外の世界に買いに行かせなかったのか?」

「ホワイトレッグスのせいだ。谷から出る者、谷に入ろうとする者を攻撃するからな。ジョシュアは自分たちが失敗すればそれも選択肢に入れるかもしれない」

「ホワイトレッグスのボスはどんな奴なんだ?」

「奴らの首領はソルト・アポン・ウーンズ。残酷で無慈悲な男だ。女子供、戦士でない者たちまで平気で殺す」

「最悪の男だな」

「それにしても…」

「ん?」

「運び屋、君は痛くないのか?初めて会った時にいくらか撃たれてたみたいだが?」

そういえばホワイトレッグスに撃たれたな…今は痛みすら感じない。足を見ると傷跡だけがあった。

「カスリ傷だったみたいだ」

「そうか、それならいい」

いや、カスリ傷なんかじゃなかったはずだ。地面に血が滴るほどの傷を負ったはずだ。それがもう殆ど治っている。スティムパックも使用してないというのに。
俺の体に何が起きているんだ?

そういえば…

前よりも荷物を持つのが楽になった、VATSで疲れにくくなった。

「なぁフォローズ、どうして洞窟に精霊がいるなんて部族の皆は言ってるんだ?」

「『洞窟の父』の伝説があるからだよ。その昔、洞窟にはデッドホースとソローズを見守り続けた精霊がいたんだ。病気になった時、怪我をした時、vault22らの敵に襲われた時、何処からともなく現れて洞窟に戻って行ったという。」


「Vault22らの敵…ってVault22の人間はザイオンで何をしたんだ?」

「伝説によると彼らは侵略者だそうだ。妙な植物と共にやってきて部族を攻撃してきた。洞窟の父が守ってくれたんだ。武器の作り方や戦い方を本に記して教えてくれた。時には洞窟から出てきて敵を排除してくれたという」

「…洞窟の父はジョシュアみたいだな」

「そうだ、だからジョシュアは洞窟の父の再来だという者もいる」

何故ジョシュアはデッドホースで指揮を執っているのだろうか。シーザーに対する恨みはないのだろうか?冷酷で残忍な戦士長は変わったのだろうか?わからない…

「運び屋、ちょっと待て。何かいる」

目を凝らしてみると…川から上がったところにある橋のそばに誰かがいる。

「気をつけろ…」

「ああ…」

屈みながらゆっくりと近づく。すると人影はこちらに気づいたのかこちらを向く。そしてゆっくりと近づいてきた。

「女…まだ子供か?」

「ザイオンに入ってきた迷い人じゃないか?」

近づいてくる人物を見て俺は少し警戒をする。オレンジ色の厚手のワンピースは穴だらけで腕の傷からは金属が覗いている。

「あんたたちは私を撃って来ないんだね。撃ってきたらブチ殺すけど。それは置いといてスティムパック無い?生体部分の修理に使いたいんだけど」

ブチ殺す…!?穴だらけのワンピースを着た若い女性はそう言った。ゆっくりと近づいてくる。俺とフォローズは銃を構える。

「質問に答えてよ。スティムパックあるの?それとも撃ってくるの?」

「待ってくれレディ、殺すとか言う人を警戒するのは当然だろ?俺は運び屋ヴァン、こっちはフォローズ・チョーク」

銃を下ろす俺たち。すると女性は立ち止まって少し微笑んだ。

「それもそっか。ここに迷い込んでから問答無用で襲ってくる馬鹿どもばかり相手にしてたからイライラしてたのかも。私はエイダ・ホワイト。テキサスから来たの。モハビを目指してたんだけどこの谷で迷ってしまって」

「その服はどうしたんです?随分とボロボロだけど…」

明らかに撃たれた跡だ。だが血痕はない。

「馬鹿どもいきなり撃たれたからね。アンチマテリアル持ってる奴もいたから左腕の生体部が剥がれちゃったんだ」

「え?…?怪我は…?」

「生体部だけかなぁ」

この人はロボットか何かなんだろうか?

「ホワイトレッグスに襲われたか。この運び屋もそいつらに襲われて仲間を失った。ホワイトレッグスの問題に対処する為に協力してもらっている」

フォローズが言った。

「へぇ~あいつらホワイトレッグスて言うんだ」

「エイダさん、貴女は一人でここに?」

「ん?ん~…まぁそうかな」

エイダさんの目が一瞬輝いた気がした。

「で、スティムパックある?キャップの袋落としちゃったからお礼は誰か気に入らないやつぶっ飛ばしてあげるよ」

「いやいいよ。スティムパックどうぞ」

あまり関わり合いにならない方が良さそうに感じる。しかしこのエイダさんどことなくカリーナに似ている気がする。

「ありがと。あなたたちこれからどこ行くの?」

「ここから北西にある釣り小屋を目指してます」

「へえ~…………うん、一緒について行っていいかな?」

また間があった。そして目が一瞬光った。
怪しい人だが俺たちに敵意はなさそうなので一緒に釣り小屋を目指す。

「ん…ホワイトレッグスっぽいのが…4人いるね。あそこの岩陰とあっちの崖の上に」

「ええ、いますね」

この人もPIP-BOYのようなものを持っているのだろうか。

「あ!エイダさん!!」

エイダさんは何も持たずに岩に向かって突進する。ホワイトレッグスが二人岩の後ろから飛び出した。ガントレットを装着している。

「ヒイイイヤアアアアアアアッ!!」

「フオオオオオオオオオオオッ!!」

巨大昆虫の爪のようなガントレットがエイダさんを襲う。だが彼女はそれを避けずに受け止めた。ガントレットを素手で掴んでいる。

「ヒヒヒヒッ!バカメ!!触れたな?カサドレスの猛毒が塗ってあるんだぞ!!」

「激しい痛みでのたうち回って死ぬがよいわ!!」

「へぇ~毒ねぇ…私に毒なんか効かないって」

エイダさんはガントレットの刃を握りつぶした。まるで卵の殻を割るように軽々と。

「ホワイトレッグスなんでしょ?決めたお前たち皆殺しにするよ」

エイダさんはそう言うと右のホワイトレッグスの男を殴りつけた。男の体はその瞬間真っ逆さまになり頭部を地面に打ち付ける。肉片が飛び散り体がゴムボールのように跳ねた。

「は?」

左のホワイトレッグスの女は何が起きたか理解できていない。

「死ね」

エイダさんが体をひねる。女は錐揉みを描きながら弾き飛ばされ岩壁に叩きつけられる。エイダさんが左足を下ろした。目にも止まらない回し蹴りが炸裂したのだ。岩壁に叩きつけられた女は首両手両足をあらぬ方向に曲げて倒れそのまま沈黙した。

「バケモノめ!!」

「ここで死ね!!」

崖の上からマシンガンを撃つホワイトレッグス。エイダさんは両手でガードしている。

「…こんなもの効かないし。生体部に傷すらつかないし」

エイダさんは転がっている石を拾って投げる。ホワイトレッグスは小さな悲鳴を上げて落ちてくる。顔が陥没している。もう一人は胸に石が突き刺さったまま落ちてきた。
エイダさんはやっぱりおかしい人間離れしすぎている。

「さ、行こ」

「エイダさん貴女は一体者なんです?」

「ヒューマノイド。今はもう脳だけが生身かなあとは全部機械」

続く





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Last updated  Apr 18, 2016 10:58:16 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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