未完成のブログ

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Oct 11, 2015
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カテゴリ: オリジナル
木城二郎2




白峰霄

白峰霄:警察署に行けなかったことを悔いている


吉良伝左衛門

吉良伝左衛門:自由に動けない立場にもどかしさを感じている


須原登流

須原登流:霄を守ることが最優先事項



VAMPIREEYE65「都メタル」

―センジョーの所有する芸能事務所

「はい、そこで奥寺は空中2回転!」

ダンストレーナーの指示に従って空中前方2回転を決める奥寺舞子。トランポリンも助走もなしで人間がこの動きをするのは非常に困難。トップアスリートならまだしも通常のアイドルグループには不可能な動きであった。当然指導するトレーナーは人間ではない。

「今日のレッスンはこれまで。明日は伏見桃山城公園でのミニライブもあるし解散!」



「明日のミニライブお客さん沢山来るかなぁ…」

山根妃羅莉は髪留めを直しながらつぶやいた。

「いつも通り数十人ってところでしょ。そもそも全然宣伝してないし」

奥寺舞子はイヤリングをつけながら言った。

「ライブは客を呼ぶ目的じゃないみたいですねぇ。ライブ映像を撮るのが目的みたいですけど…それだけじゃない気がしますなぁ」

緋川燿子は貝殻製のネックレスをつけながら言った。

「いやぁんなんだか闇の住人とか吸血鬼がいそうなところでばっかりお仕事!」

髪をブラシでときながら野村萌絵が言った。

「やっぱり萌絵もそう思う?昨日のこともあったし前からそういえば…って」

「え?そうなの?偶然じゃなくて?」

「山根さんは気づいたらへんかったん?気づいたところで私らはどないもしませんけど」


「まぁまぁ…私らもこうやってあんじょうしてもらってるさかい。人間やのうて堂々と自分の正体明かして伸び伸びと人間社会での仕事もらえる見返りと思えば腹は立ちません」

燿子の言葉に頷く舞子と萌絵。

「妃羅莉はさぁ、鉄鼠としての記憶全然無いし当世としての闇の住人としての生き方がピンと来ないのかも。私とか燿子、萌絵は昔の記憶割とあるし好き勝手やってきて痛い目みたり後悔とかしてるからね」

「私らは畏れられてこそなんだけど~存在をアピールできてなおかつ自分を開放できる環境があれば十分楽しいのよね~だから今のこの状態は割と満足かなってぇ~」

「センジョーに闇の住人が沢山所属しているのも同じような考えかたを持ってる者が多いからでしょうなぁ。教会の方は執行人とやらにならん限り戦闘はすることないみたいですけど自由はほとんどありませんしなぁ」



舞子の言葉に頷く燿子と萌絵。

「ふーん…まぁみんなと一緒にいると楽しいしあたしも窮屈なの嫌だしこのままでいいかな。ちょっとくらい利用されてもまぁいいか~」

「あ、美古都からメール入ってる」

舞子は携帯電話を取り出す。

「あれ?舞子のケータイについてるそのキャラクター何!?超カワイイんだけど!」

妃羅莉がまじまじと見つめる。

「カイコマンよ。いいでしょ?いろんなグッズ出てるし今度アニメにもなるのよ」

「いいないいいなー!どこで買ったの?」

「寺町通京極にあるキャラグッズショップよ。今から行く?美古都も合流して買い物するつもりだし」

「では私と野村さんは食事当番の日なので食材の買い出しに行ってそれからマンションに戻りますね」

「うん、お願い燿子、萌絵」


―田口堂

二郎の目の前に銀髪真紅の目状態の吹雪が立っていた。

「吹雪さん!?でも…どうして??」

「…昨夜色々あってわたしは戻って来れた。でも姉さんは…」

吹雪は伏し目がちにそう言った。

「ワリーワリー遅れちまった………って、吹雪ちゃん!?」

速水恭一が入ってきた。

「一体どうなってるんだ?説明してくれよ」

「教えてくれ吹雪さん!」

「ええ…」

―前日の夜。
二郎と恭一が白峰家の家から去った後、白峰霄、吉良伝左衛門、須原登流は改造ワゴン車に乗り込み警察署を目指した。黒い軍服風シャツにカーゴパンツの霄、スーツ姿の吉良と須原。

「これで良かったのですね霄様」

「ああ、教会の出方など待っていられんし、吸血鬼は夜こそ真価を発揮する。私は24時間も自分を抑えている自信も無い」

「全力でサポート致します」

「俺ガンバル」

警察署の前の歩道に駐車する。吉良がリモコンを押すとワゴン車は街路樹の植え込みと同化する。霄たちは警察署の駐車場に入っていく。

「吉良、吸血鬼と吹雪の匂いは?」

「駐車場で消えてますね…ここから車に乗せられたようです。ですがタイヤの匂いをたどれば追跡できます」

「よし」

ワーウルフであるキラの嗅覚は犬に匹敵する。更に魔力の匂いまで嗅ぐことができる。
吉良が走り、その後ろをワゴン車で追いかける。車の痕跡は南区にある大手企業『都メタル』に続いていた。

「工場か…」

「忍び込むしかありませんね」

「リョウカイ」

再びリモコンを押し今度はコンクリートブロックの塊に見た目を変えるワゴン車。

「よし、ゲートの横にある壁から侵入する」

三人は監視カメラに映らない所に移動する。霄は右手の指から鋭いナイフ状の爪を伸ばす。

「まさか壁をくりぬいて入ってくるとは思わないだろう」

コンクリートブロックの壁の上には赤外線センサーが取り付けてある。壁を越えようとするものには反応するが壁をくりぬいて侵入するものには反応しない。
霄は爪で円を描いた。厚さ20センチのコンクリートブロックはまるでスポンジのようにくり抜かれた。

「お見事です」

「さ、行くぞ」

匂いをたどりつつ警備ロボットをやり過ごし進んで行く三人。C棟と書かれた建物に入っていく。

「ここに続いています」

「アブナイ!!」

突如三人の前にH型の巨大な鉄骨鋼材が飛んでくる。飛び出した須原がそれを受け止める。

「ヌン!」

投げ返す須原、H型鋼材はそのまま壁にも地面にも激突せず空中で停止した。

「お見事だねぇ…ま、今ので殺す気はなかったんだけどね」

照明がつく。三人の目の前にはYシャツ、スラックスに作業服を羽織った中年男性が立っていた。空中に浮かぶH型鋼材の上に立っていた。C棟は棚が並んでいる。資材置き場であった。

「人の会社に無断侵入たぁダメだねぇ、通報しちゃうよ?」

「吹雪をどこにやった!答えなければ通報する間もなく切り裂いてやる!!」

霄の十指からナイフ状の爪が飛び出す。

「おほー元気だねぇ。まずは自己紹介させてよ。僕は都メタルの代表取締役、木戸剛照。君は…白峰霄だね?そっちとそっちの男は小間使いかな?」

「貴様、吸血鬼だな。ここで話合うつもりは無い、吹雪を渡してもらおうか。私はその
他の事に応じるつもりもない」

「ちょっと待ってよ~モノには順序があるんだって。僕の方にもあと二人いるんだから紹介させてよ。おーい出ておいで~」

棚の影から現れたのは…二郎の兄、木城蓮也と白い人型ロボットであった。

「蓮也さん!!」

「久しぶりだな。お前はこっち側に来るべきなんだよ」

蓮也は赤い鞘から刀を抜き放つ。

「お前のおかげで俺は力を得た。そしてあと数日で血は完全に馴染む。お前はそれを阻止したいようだが方法は知っているな?」

「…完全に馴染む前に私が蓮也さんの血を吸い吸血鬼の力を奪うこと」

「そうだ。だが、お前の魔力の方が弱ければお前の体は耐え切れず死ぬ。俺の魔力は既に並の吸血鬼を超えている。力を使いこなせていないお前が俺を超えることができるのか?そんな博打を打つよりもこちら側に来て吸血鬼が快適に過ごせる町作りをしようじゃないか」

「戯言を!弱らせて血を吸い奪えば良いだけの事!!貴方と戦う覚悟は既に出来ている!!」

「フフフハハハハハ!良い!お前はいつも正しくひたむきで純粋だ!!それゆえに脆い!だがそれが美しい」

「私の知っている蓮也さんはそんなふざけた事を言いはしない!元に戻してみせる!」

白いロボットは吉良を見つめていた。

「ターゲット確認。戦闘システム起動。排除開始」

「私の相手はロボットですか…まぁやりすぎて後悔することも無いので良しとしますか」

木戸はH型鋼材に乗ったまま空中で向きを変え須原に向かって突進する。

「僕の相手をしてもらいましょうかな。人造人間くん」

「オレはマケナイ!!」

その様子を別室からモニターで眺めている者が三人。斎藤勇雷、黒谷ジークベルト、白峰華月。

「やはり霄様は来ましたか。教会の連中は来ませんでしたね」

黒谷が言った。

「うむ」

「木城紫蓮に白峰蔵人が居なければ近畿の教会など大したことは無いということですね。長門顕彰は強力な存在だが瞬発力がある方ではないですから」

「これで霄を我らに引き込めるのだな黒谷よ?」

「ここに霄様が来た時点で選択肢はもうありません。お任せを」

一礼する黒谷。横に立つ斎藤は華月の言葉を待っている。

「主よ。俺はどうすればよろしいのか」

「邪魔な教会、鬼どもの始末を任せるつもりであったがここには現れなかった。警察署に戻り連中の動きに警戒せよ」

「承知致しました」

続く







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Last updated  Oct 11, 2015 10:50:54 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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