未完成のブログ

未完成のブログ

Feb 12, 2016
XML
カテゴリ: Fallout:NewVegas
カサンドラ2




FalloutNewvegas116話「トリガーザガライベント」

ステルスボーイはクリスティーン、ディーン、カサンドラが持つことになった。
ステルスボーイの無いカサンドラはゴッドについて変電所まで行くことに。

「ドッグなら一人で行くことも可能だろうが変電所で何かできるとも思えない…」

「不安なの?スーパーミュータントがあんなゴーストピープルを恐れるなんてね」

「安い挑発はそこまでにしておけ女。今すぐその首をねじ切ることもできるのだぞ?」

「そしたらあなたも爆弾で死ねわね」

カサンドラはゴッドの目を見ていった。



「シエラマドレをあんまり知らないの?」

「ああ、知っているのは警察署とその周辺だけだ」

「そう…」

カサンドラは二重人格のスーパーミュータント・ナイトキンのゴッド&ドッグに少しの不安を感じていた。

「(彼を信用できない…?いや…ディーンも…クリスティーンはベロニカのことがあるからまだ大丈夫だけど)」

首輪から解放された時、それぞれがどのような行動をとるのかカサンドラは気になっていた。

「(ゴッドは…同胞を探しに行く?ディーンはシエラマドレカジノに執着しているようだった。クリスティーンはエリヤの命…かな?)」

シエラマドレの事や三人の素性、事情を詮索する余裕はいまのカサンドラには無い。傷、空腹、喉の渇き、毒雲の影響からくる疲労。エリヤに対する憎しみと脱出方法で頭がいっぱいだった。

「(とにかくエリヤの計画を進めて隙を見てアイツを斃してここから脱出する)」

ゴーストピープルにさほど出会わずカサンドラとゴッドは変電所にたどり着いた。

「なるほど、あの錆び付いたレバーを引くのにドッグの力が必要な訳か。だが私は拒否するぞ。あの野獣を再び解き放つわけにはいかないのだ」



「何が何でもやってもらわなきゃ困るのよ。このままずっとここにいる気?」

「何を言おうが私はドッグを目覚めさせない。お前がそのPIP-BOYを使ってドッグを目覚めさせたとして言う事を聞くと思うか?腹が空いていればお前に襲いかかるだろう」

「だったら…」

カサンドラは仕留めたゴーストピープルの死体を引きずりゴッドの前に持ってきた。

「これを食べればいいのよ。というわけでドッグに代わってもらうわ」



「ここはどこだ?マスターは?ドッグ、腹減った!!」

ゴッドの人格は眠りにつきドッグが現れた。

「ドッグ、ごはんは目の前のそれよ。で、マスターがやってほしい事があるって」

カサンドラは変電所のレバーを指差して言った。

「マスターが?人間、ドッグに何をして欲しい??」
「合図の後あのレバーを下げて欲しいの。そうすればマスターが次の仕事を教えてくれるわ」

「ドッグやる。マスターの為に!」

カサンドラはドッグを置いてサリダ・デル・ソルを目指す。

「クリスティーンとディーンは上手くやってるかしら…」

カサンドラは疲労と眠気で倒れそうになるのを、メンタスとバファウトでごまかしながら進む。チップを食料と水に換えた。

「………」

カサンドラはPIP-BOYのバイタルサインを見て違和感を覚えていた。

「………なんの変哲もないスナックを食べただけなのに体が軽くなった…」

以前にもこういったことは時々起きていた。Vaultを出てからカサンドラの体には変化が起きていた。好物のベノムキャセロールも初めて食べた時は中毒になったが次からは平気だった。アルコールの耐性も徐々に強くなっており今ではワインを1ダース飲んでも平気なほどであった。

カサンドラはVault居住者の伝説というものを亡き父から聞かされていた。
Vault13を出た何の変哲も無かった男が徐々に超人へと変わっていきついに普通の人間では到底無理な偉業を成し遂げた。Vault居住者の中には希にそういったものが現れるという伝説である。

「シエラマドレの環境が…私を変えている?」

襲いかかってくるゴーストピープルの動きを完全に見切りナイフスピアで倒していく。
PIP-BOYのマップを確認しながら大階段を駆け上がり鐘楼のある塔を目指す。途中拾ったオートマチックライフルで追いかけてくるゴーストピープルを排除。次第にゴーストピープルはカサンドラにむやみに特攻をかけなくなっていった。

「へぇ…少しは学習できるみたいね。フェラルグールよりはマシなのかな」

『全員配置についたようだな。では掛かってもらおうか』

鐘楼に登ったところでシエラマドレ中にエリヤの声が響いた。カサンドラは目の前にあるコントロールパネルのスイッチを押す。すると盛大な音楽がシエラマドレの街中に設置されたスピーカーから流れだし、目の前の崖にそびえ立つシエラマドレカジノに花火が打ち上がった。

『よくやった。これでカジノへの扉は開かられた。全員中に入れ、次の仕事に掛かってもらう』

カサンドラは大きくため息をつき鐘楼を降りていく。大階段の前に先ほどの倍以上の数のゴーストピープルが集まっていた。

「敵わないからって人数を揃えてきたって訳ね。なるほど理にかなっている。残念だけどまともに相手なんかしてられない」

カサンドラはナイフスピアを振り上げて壁に突き刺し、その上に足をかけて建物の屋根に駆け上がった。そして屋根伝いにカジノを目指す。

噴水広場に人影はなかった。その先にあるゲートは開かれている。カサンドラはゲートを通りカジノに続く坂道を進む。そして大きな城のようなカジノに辿り着いた。

「他の皆の姿が見えない…先に入った?」

カサンドラは警戒しながらカジノのドアを開ける。薄暗いロビー。正面に階段がある。その近くにドッグ、ディーン、クリスティーンが倒れているのが見えた。

「一体何が…うっ…!?」

何かに撃たれたカサンドラは絨毯の敷かれたカジノの床に倒れ込んだ。意識を失いそうになりながら見上げるとホログラムが立っていた。


「う…ん…………はっ!!」

カサンドラは目を覚ましてすぐに状況が理解できなかった。ドレスに着替えさせられ清潔なベッドに寝ていた。

「目が覚めたのねお姫様」

「はっ!」

カサンドラの前に現れたのはバトルスーツを着たクリスティーン。

「クリスティーン…声が!?」

「ええ、自分の声じゃないけどとりあえず出るようにはなった。けど文字を書けなかったりするのは相変わらずかな脳の損傷はどうしようもないみたい。カサンドラ、とりあえずそこのオートドクターで全部診たから全開してるはずよ。それと…悪いとは思ったけどPIP-BOYのデータを調べさせてもらった。あなたを信用してなかった訳じゃないけどどうしても気になってね」

「このドレスは?」

「ああ、ヴェラとかって戦前の女優のドレス。適当な着替えがなかったから。サイズぴったりだからもらっておいたら?」

ゆっくりとベッドから降りるカサンドラ。テーブルに置かれていた髪留めでひとまとめにする。

「状況を説明してもらえるかしらクリスティーン」

「ええ、もちろん」

何者かによって昏倒させられたカサンドラ、ドッグ、ディーン、クリスティーン。最初に目が覚めたのはクリスティーンであった。カサンドラを抱えてカジノの奥にある部屋に運んだ。ホログラムの妨害があったが全て発生装置を遮断して消した。ドッグとディーンの行方は分からず。とりあえず傷の手当をしカジノの探索を始めたという。

「このカジノに残されてたホロテープを聞くに、今の私の声はヴェラ。何故この声にしたのかは…ヴェラでなければいけない理由があったから。そしてこのカジノに執着してるのはエリヤだけでなくあのグールの男もよ」

「戦前の女優が何故必要なの?このカジノは一体なんなのよ?」

「ここはシンクレアって男が建てた。ヴェラはシンクレアに恋をしていた。あのグールの男もね。まぁ…色々と3人の間であったみたいであのグールの男は200年たった今でもシンクレアとヴェラに強烈に執着している。このカジノはシンクレアがヴェラの為の物。あのグールはその全てを奪おうと考えているんじゃないかしら」

「え??じゃあ…ここにはエリヤの求めるものは無いかもしれない?」

「どうかしら。あの毒の霧雲やホログラムのデータがあってもおかしくない。ビッグマウンテンで得られなかったものをここで得ようとしているはず」

「エリヤは何をしようとしているかわかる?」

「モハビを占拠するつもりかと。このシエラマドレのようにベガスを包み込んで、ホログラムの軍勢を持って自分の城でも築き上げるつもりだと思う。もはやエリヤはBOSでもなんでもないただの狂人だ」

「エリヤはまだ手にしてないから私たちの首輪を爆破できないとか?」

「…どうやら首輪の電波がここには届かないようね。相変わらずラジオとかスピーカーの影響は受けるから安心はできないけど。エリヤはカジノの中に私たちを放り込んでその後も操ろうとしたが上手くいかなかった。だから危険を冒してでもこのカジノに来るしかないだろうね」

「へぇ…じゃあチャンスか。そういえばクリスティーンはエリヤを殺すために追っていたのよね?その後はBOSに戻るの?」

「何も考えてない。私にとってBOSはもう帰りたい場所ではないし今更ベロニカに会っても…」

「じゃあウチに来ない?居場所は作るものよ。ベロニカだってきっと喜ぶ」

「ありがとう…その気が起きたら行かせてもらう」

クリスティーンは少しだけ微笑んだ。

「これからどうする?エリヤが来るのを待つの?」

カサンドラは右大腿にガンベルトを装着しポリスピストルを差す。

「エリヤが来る前にシンクレアの金庫を開けて台無しにするのもありかもね。それとナイトキンとグールの男を探しておいたほうがいいかもしれない」

「ドッグはエリヤの忠実な下僕だしディーンはカジノを手に入れたがってる…から?」

「ナイトキンはそれほどエリヤに忠実というわけではない。ナイトキンは性質上マスターに従うものなの。あのグールの男は…恐らく私の声を変えた張本人。自分が優位に立つためには手段を選ばないタイプだと思うわ」

「え…!?」

カサンドラはエリヤの仕業と思っていた。胡散臭いがディーンがそこまでするとは思っていなかった。

「ん?」

「なに!?地震!?爆発!?」

建物全体が揺れタンスの上にあった花瓶が倒れて落ちる。カサンドラは咄嗟にそれを受け止めた。

「まさかエリヤ?」

「備えるわよ」

続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Feb 12, 2016 08:31:34 PM
コメントを書く
[Fallout:NewVegas] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

Profile

長月(ながつき)

長月(ながつき)

Calendar

Archives

Oct , 2026
Sep , 2026
Aug , 2026
Jul , 2026
Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026

Comments

長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

Favorite Blog

まだ登録されていません

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: