未完成のブログ

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May 12, 2017
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
オルガ・キュリレンコ




FalloutNewvegas124話「オルガVSグレタ」

「え~……なんでこんな事になったんだよ~」

「君は特別だったのだ。過酷なモハビを生き残ってきた様々な体験をした貴重なサンプルだった。当然クライン達は君の脳に夢中になった。君の脳が話す体験談は彼らを虜にしたのだ。……それだけなら良かった、彼らは君の話を聞くにつれて外の世界に出る事に興味を持ち始めてしまった。これまではロボトマイトの脳から得る情報だけで満足していたのだが。私はそれだけは絶対に阻止しなければならないと思ったのだ。彼らが外に出ればこの場所は多くの者に知られることになるだろう。そして彼ら自身が外に災厄をばら撒きかねない。彼らはもはや化学を信じ科学を愛した者達では無くなってしまった。人類の発展と平和のために建設されたこの場所は今や狂気に満ちてしまっている」

「はぁ……」

「彼らの暴走を止めるために私は君の脳を連れ去った。切り刻まれる前にね。そして狂人を演じることで彼らの不安を煽り私に目を向けさせた。……狂人を演じるためにサイコを使ったがどうも最近は記憶障害に悩まされることが多くなってしまいますますメンタスの量も増えていった。私は記憶障害と戦いながら重要なことは床にメモをしていった。床の膨大な落書きは私の覚え書きなのだよ」

「えっと……じゃあモビウスはあたしを助けてくれたの?」

「結果的にな。君なら私の代わりにビッグマウンテンの未来を任せられるかもしれないと考えての事でもある。君の脳に聞いた話だともう一人適任者がいるようだった。運び屋の男、彼にも会ってみたいものだ」

脳から聞いた……か。あたしはここにいるし何か不思議な感じ。



「パニックを起こさないのは脳の君と同じだ素晴らしい。脳を戻せば今の君は統合されるだろう。念のためボディの君が失われてしまった時の保険はかけておいたのだがね」

あたしの横にいるコンバットスーツの人がヘルメットを取った。
「なあああああああああにいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

あたしがそこに居た!!あたしそっくりの奴が!!なにこれメロディ達みたいにクローンなの?それともあたしロボ??

「もしもの時のために脳を入れる器だ。人造人間の技術で作ってみた。ほぼ機械の体だと思ってくれていい。今は私が操作している無垢の状態だ。君はこのビッグマウンテンを救ってくれるか?約束してくれるのなら脳を君に戻そう。前に来たBOSの男のようなここの科学技術を盗んでいく連中を阻止したい。あのヒューマノイド達もそうだ」

「ええー……!?それってあたしにここに居ろってこと?やだよモハビに帰りたいし」

「頼む……私は記憶障害を患っている。このままではビッグマウンテンを守れなくなる。人類の為に私の代わりを勤めてくれないか?私が健在のうちは全力でサポートする、このビッグマウンテンに常駐してくれなくても良い」

「う~ん……」

こういう時こそアルケイド先生に相談したいんだよね~……先生なら引き受けるかな?引き受けるかも……先生ならきっとここを守れるし安心して任せられる。グレタとヘザーにここを渡せば良いことにはならないと思う。

……

…………



「やろうかな」

「感謝する。それでは約束通り君の脳と対面させよう」

モビウスに着いていく。ホースにつながれたタンクのハッチが空くと透明の容器に浮かんだ脳が現れた。これがあたしの脳!?

「あーあ来ちゃったよ。なんで来るのさ?もうあたしはあんな危険なところに戻りたくないしストレス受けたくないし薬物で汚染されたくもないんだよねー。脳に悪いことばっかりしてきたしもう嫌なんだよ。あたしは元々バカじゃないしちゃんとした環境にいればアルケイド先生並みに賢いんだよ。ここなら沢山学べるしストレスもないし」

「はぁ!?何!??脳ってあたしでしょ?なに言ってんの??」



「あたしは脳だしあたし自身だよ。あんたがなんなの?こうやって客観的に自分の姿を見るとホント馬鹿だわ……生きてきた環境のせいでもあるけど」

「うるさいなー!早く元に戻るよ!?そのままそんなところにいても何できないでしょ」

「いいよ別にこのままで。そこに器もあるし動きたくなったらモビウスに入れてもらうから。今までの自分の記憶と統合とか全然興味ないしそんな酷使したボディに戻りたくない。ストレス激しいし嫌だ」

「自分で自分を罵倒しても始まらないよ!あたしは戻りたいんだってば!!抵抗しても無駄だよ脳だけのあたしは何もできないんだからね!!無理やり戻してやる!」

「やめろー!」

「拒否しても統合するから!!」

「待って……よしわかった戻ろう、でもせっかくだからボディのあたしも残さない??」

「へ?どういうこと??」

「せっかく二人に別れたんだしそっちの器にチップを入れれば二人とも動けるっしょ?そしたら統合しなくても済むんじゃないかな?」

「いやいや……統合しないと。色々矛盾が生じるよ、どっちかが偽物扱いになるじゃん。つーかチップのあたし偽物になるじゃん」

「え~……じゃあ統合かぁ。はぁ……モハビ戻るの嫌だなぁ」

「しょうがないよ」

あたしなのに変な感じだなぁ……混乱してきたし早く統合しよ。
ん?そうだいいこと思いついた。

「統合しても二人に分けようよ。一人がここに残るんだ」

「ナイスアイデア!!当然脳のあたしが残るんだよね?」

「ダメダメ、公平に交代にしようよ~」

「え~……まぁでも統合するなら同じあたしになるしそのほうがいいのかな?」

「そうそう、その方が色々捗るしね」

「???なにか面白い事思いつたのボディのあたし?」

「うん、統合したら理解できるし早くしよ」

「そっかぁ……じゃあモビウスお願い。統合してチップのあたしを人造人間の器に。生脳をこの体に入れて」

「承知した。クラインたちのいるシンクタンクに置いてある君の元の心臓と背骨はどうするんだね?」

「それは人造人間の体に入れるよ。片方のあたしが完全に機械とかなんか自分がかわいそうになるし」

「そうか、ではまた持って来るといい。できれば私がシンクタンクに行って処置を行えれば一番早いのだが。オートドクターを始めあっちのロボットたちは私の作ったものだからな。ここにあるオートドクターでは少し時間がかかる。」

「そのへんは話し合いでどうにかできるかも。問題はグレタとヘザーだね」

グレタとヘザーをどうするか。
彼女たちはビッグマウンテンを支配しようとしている。それはとんでもなく危険なことだ。じゃあどうするか?説得する?倒すしかない?
説得は……できるかなぁ。彼女たちがここを諦めるとは思えないしなぁ。
倒すのは……ヘザーがいる限りまともに戦えない。グレタにしてもあの掌に触れられればおしまいだ。何より強力なプラズマ付与ピストルがある。脳のあたしを復活させて二人で挑めば……でも脳のあたしがやられたら終わりだ。今のあたしがやられても肉体は無くなるからダメな事には変わりないけど。

「グレタとヘザーに勝てるかなぁ……」

『マスター、インプラントGRXを使って見てはどうですか?VATSと合わせれば実質時間停止の中を動けるようなものですよ』

「何それ?インプラントジーアールエックス??」

『マスターの体に実装されているインプラントです。ご存じなかった?感覚、筋肉反応を加速させて数秒間だけ超高速で動けるようになるのです。一日3回が限度ですが』

「知らないよ。いつの間にか博士たちに付けられたのかも」

『さらにジェットと合わせればより感覚が研ぎ澄まされますよ』

「それはちょっと……生きるか死ぬかの時にそんなことは言ってらんないけどね」

グレタとヘザーをどうにかしなければあたしは自由にはなれない。今が決断の時なんだ。
デスクローと戦うより危険な相手かも。

「そうだ、光る手斧が二つだけまだ残ってる!これをVATS&インプラントGRXとやらで投げれば」

それだけで倒せないかもしれないけど隙は付けるはず!拳銃が使えればなぁ……あたしは射撃が苦手だからなぁ……腕力で反動抑えこめるから大口径の拳銃でも片手で打てるし二丁拳銃でもいけそうだけど狙って打つのがどうにもこうにもうまくいかない。目が良くないのもあるし。

「そろそろ終わったか?」

!?
もうグレタとヘザーが上がってきた!!やるしかない……うーでも一応説得も試みよう。

「終わったよ」

「そうか、ならモビウスに用はないな。始末しよう」

「始末だ」

モビウスの部屋の扉に近づく二人。

「あのさ……人類の為にここは彼に管理を任せたほうがいいんじゃないかな?」

「何を言っている。ここは私たちが手に入れる。邪魔をする者は全て排除する」

「モビウスに何かを吹き込まれたか?我々の助手として置いてやろうとも考えていたが邪魔をするなら始末するだけだ」

「お前では私たちに勝てない。挑めば死ぬだけだ」

「どうしても諦めるのは無理かな?」

ギリギリまで説得をする。アルケイド先生もそうするはずだ!

「しつこい。もはやここまでだな死ねオルガ」

ヘザーの目が光る。あたしは素早くVATSのボタンを押す。

『インプラントGRX起動』

VATSに合わせてステルススーツがインプラントGRXを起動。あたしの見ている世界がゆっくりと動く。体は普通に動く。腰にかけた光る手斧を取り出してグレタとヘザーに投げつけ追いかける。まずはヘザーを無力化しなければ!

「オルガトルネードソバット!!」

手斧に反応して回避するヘザーにソバットを叩き込む。ゆっくりと吹き飛んでいくヘザー、あたしは着地してすぐに床を蹴りグレタにサタナイトフィストを叩き込む。

「オルガバズーカストレート!!」

こめかみにクリーンヒット!!

『インプラントGRX終了』

「はぁはぁ……」

どっと疲労が押し寄せる。ソバットを受けたヘザーは階段を落ちていった。グレタは壁に叩きつけられこっちを見ている。流石に生身の人間じゃない硬い!

「お前を粉砕する!」

両手を胸の前で構えるグレタ、ここからが本当の勝負。あの両手掌に当たるわけにはいかない、どんな仕掛けかわかんないけどコンクリートも軽く粉砕するからね。それなら……

オルガスライディングキック!!

グレタの足元を狙う。掌で迎えるグレタ。足を蹴った後、転がって回避。バットを軽くへし折るあたしのキックでもビクともしない。後転逆立ちで立ち上がりグレタを見据える。

「そんな攻撃は私には効かない。マグナム弾、スーパースレッジの打撃にも耐えられる。ヘザーが戻ってきたらお前は終わりだ」

ダメかぁ……力任せの攻撃だけじゃ十分な威力は出ない。カサンドラとかDr.Kみたいにちゃんとした格闘技の動きで無駄なく打撃を放たないと。思い出すんだ、これまで学んだ動きを!本能だけで戦ってこれまで何回も痛い目にあってきたじゃんかあたし!!
あたしは体をひねりながらしゃがみこみ逆水面蹴りを放つ。カサンドラがやった技だ。

「!?」

不意をつかれたのかグレタの体が揺らいだ。そこから立ち上がりアッパーで狙う、でもこれはフェイントだ。グレタに攻撃させるための。

「はっ!」

グレタが右掌を放つ。あたしはスウェーで躱し前蹴りをグレタの腹に叩き込む。

「なるほど、近接戦闘の技術には自信がある訳か。それならこちらも本気で行かせてもらうか」

両手をだらりと下ろすグレタ、少し前傾姿勢になり膝を軽く曲げて上下に揺れている。

「フン!」

一気に肉薄してくるグレタ、咄嗟にあたしはカウンターを合わせてグレタの顔面を殴る。掌攻撃をギリギリで回避できたけど肩をかすってた。ステルスアーマーの装甲が弾け飛んだ。

『マスター危険です、ジェット、サイコを投与します』

うあああああっ!でもこのままじゃヤバイし仕方がない!!

グレタは体を揺らめかしジグザグに接近、ムチのように両手をしならせて攻撃してくる。これじゃカウンターもとれない。しかし全力で叩き込んだサタナイトフィストが全然効いてないのは凹むなぁ。メタルアーマーも粉砕できるのに。

『手応えはありますマスター。相手は痛覚を遮断しているのではないでしょうか?』

なるほど、1発2発で倒れなくても効いてる事には変わりないのかも。

「フンフンフンフン!」

グレタの掌が壁を粉砕していく。あの破壊の竜巻を回避し続けるのはキツイ!サタナイトフィストで払うしかないけどどこまで持つかわかんない。

続く





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Last updated  May 12, 2017 07:00:04 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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