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2008年12月06日
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カテゴリ: クラシック
 NHKホール  18:00~
 3階左手

 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
           オペラ・オラトリオ「エディプス王」

 エディプス王:ポール・グローヴズ
 ヨカスタ:ペトラ・ラング
 クレオン/伝令:ロベルト・ギェルラフ
 ティレシアス:デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン
 羊飼い:大槻孝志

 合唱:東京混声合唱団
 指揮:シャルル・デュトワ

 今週末は不思議に色々公演が重なっていて悩ましいところ。結果、他の予定も睨みながらの選択。

 デュトワ指揮のN響は随分久しぶりです。今回はストラヴィンスキー・プロ。
 白状すると、しかしながら、私、ストラヴィンスキーは、何というか、弱いのです。苦手とか嫌いとかではないんです。ただ、掴みどころがわからない、って感じなんですが。聞いてそれなりに楽しいのだけど、例えば新古典主義の作品など、何処か伏流水のように流れるが如き異形のものが見え隠れしていて、それがなんとも落ち着かないのです。勿論、その落ち着かなさが、ストラヴィンスキーの新古典主義の楽しみでもあるのだけれど。

 前半は、まさにその新古典主義の作品。この曲は、実演で聞くのは初めて、録音でもあまり聞いた覚えがありません。
 やはり、「聞いて面白くはあるけれど....」というところ。演奏は悪くないと思います。弦楽合奏のみで、なかなか締まった演奏を聞かせて、ほどほどに耳に心地よく....と思う気持ちは次第に密やかに蠢く何かに裏切られていくのであります。それが魅力ではあるのだけれど。「ダンバートン・オークス」のような、後年の作品では、もう少し洗練の度合いも高まり、形式感とも相俟って結構好きなんですが。
 まぁ、ストラヴィンスキーは、春の祭典の作曲家であり、ペトルーシュカの作曲家なのですから、当然と言えば当然かも知れませんが。

 そして、後半は今日お目当ての「エディプス王」。これも、生演奏で聞くのは初めて。
 いや、面白かったです。NHKホールはやはり広過ぎるし、加えて今日は正面から少々外れていたので、結構厳しいところで聞いていましたが、十分でした。密度の濃いオーケストラの演奏。合唱も及第点と言っていいレベル。独唱陣は流石に少々厳しかったかと思います。デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソンは今年のラ・フォル・ジュルネでシューベルトの5番のミサ曲で歌った人だけれど、やはりNHKホールは広過ぎたかと。歌唱陣でよく歌えていたのはエディプス王のポール・グローヴズ。まぁ、声量があってちゃんと歌えてます、ということではあるのだけれど。
 平幹二朗の語りが良かったなぁ。



 今日は15時からの公演です。デュトワの指揮の割に、客席にはまだ空きがありましたので、行こうと思えば行けるのではないかと。







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最終更新日  2008年12月07日 01時20分41秒
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