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2017.10.09
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いまさら感がありありですけれども、シチリアのお話。

なお、今回の写真は こんちゃん 撮影、わたくし撮影がごちゃまぜになっております。
どちらかというと、こんちゃん比率が高めかな。

というわけで。

シチリアでワイナリーに泊まりたい!と言っていたこんちゃん。
出発前に、フィリアートというワイナリーの宿泊を予約しました。

フィリアートのワインはカルディが輸入しています。
旅立つ前に数本を飲み、満を持して(?)シチリアへ。


宿泊施設を兼ねたワイナリーはエトナ山のふもとにありました。

ワイナリー付近の民家には馬も。



なんとも見慣れぬ光景。

ここでいいのか?と不安を抱きつつ車を進めると看板を発見。
門も開いていたので中へ。



そして現れた、事務所兼宿泊施設!かっこいい。



歩道の両側はぶどう畑になっています。
植えられているのはネレッロ・マスカレーゼ。



施設についての説明を一通り受け、宿泊する部屋へ。
外観とはまったく異なる、無機質なコンクリート造りがカッコイイ。

部屋からの眺めはこんな感じ。





あたりはとても静かで、ときおり小鳥のさえずりが聞こえる程度。
日本ではなかなか体験できない、慣れない静けさです。

余談ですが、静かすぎると耳が痛くなるのはわたくしだけでしょうか...?

そして部屋には、



ワインが!


もちろん有料ですが、さすがワイナリー!と感動。
ちなみにお値段は 10 ユーロ でした。

山のふもとにある施設、そしてコンクリートが多く使われた部屋の中はかなりひんやり。
赤ワインが適温で飲めそうな気温でした。

見学と試飲のコースは 17:30 スタートとのことで集合場所に行くと、
少し遅れるから待っていてくれ、とのことで待つことしばし。

結局スタートしたのは 18:00 ごろでしたが、
シチリア滞在も後半になっていて、独特の時間のゆるさにも慣れ「そんなものよね」と。

で、全部で 3 組が見学および宿泊をするもよう。
ツアーはイタリア語が 1 組、英語はわれわれ含む 2 組でした。

まずは醸造施設へ。

夕方でしたので、作業後の片づけ真っ最中でした。
まさにぶどうの収穫が最盛期なようで、忙しなく働く従業員さんたち。

地面にはパラパラとぶどうの粒が落ちており、
ぶどうの色がたっぷりついた機械を洗っているところでした。



メインの醸造施設は別にあるとのことで、
想像していたものよりはこじんまりとした大きさでした。
(でっかいタンクはいくつもありましたが。)

フィリアートの主な輸出先はアメリカとのこと。
アジアでは、日本とタイで取引があるのだそうです。d(・ω・*)

古い古い昔の施設や使い方の説明や、


(照明の使い方までカッコイイ。)

スパークリングワインを動かす機械も。



これは「動瓶(どうびん)」と呼ばれる作業。
澱抜きの準備として、沈殿物を瓶の口のほうに集めているのです。

定期的に、ちょっとずつ動かすんだそう。
昔は手作業だったでしょうから、その苦労がしのばれます。

見学のあとは併設のバーで試飲。



分かりづらいのですが、中央にガラスの窓が見えるでしょうか?

夜になると、こんなかんじ。



あたりには何もないので、バーの明るさが際立ちます。

テイスティングは 3 組 6 名...だったのですが、
その時間内に 2 組 4 人が入店(予約なしで飲みに来た雰囲気)。

なんとこの人数を、お姉さんひとりでさばいていたのですよ。
施設見学の段階から。

他の接客や事務のスタッフは時間になったから〜、といった風でさっさと退散。

なんというか、この日はいつになく人が多いようだったから
お姉さんを助けたほうがいいんでないの?大丈夫?と心配になったほど。(´・ω・`)

でまあ、このときのおつまみ。



ポテトチップスを出してくるカジュアルさが好きです。

この日のテイスティングアイテムは 5 種、
それ以外にもすべてがグラスで飲めるということで、実費でも飲んじゃいました。



追加で、赤 x 2, 泡白 x 1, ビオの白 x 1。
(こんちゃんとの合計です。)

スパークリングはネレッロ・マスカレーゼを使ったもので、
ワイナリーに足を踏み入れたときに感じた香りそのまま!
味は...普通でした。はい。

さすがにワインだけではね...ってことで、
生ハムとチーズを頼んでみたら、



この量ですよ。

ボリュームたっぷり、そして、お皿のでっかい感じが伝わると幸いです。

追加で飲んでいたのでツアーとの境目がなくなってしまったこと、
お姉さんがひとりで対応していることもあって、気が付けば時間は 22:00 ごろ。

本当は下の街まで夕食に出ようか、なんて話もしていたのですが、
ワインとチーズとハムでこの日は満腹。

なんとかシャワーを浴びて就寝したのでした。

で、翌朝。

ワインとつまみだけでお腹を膨らませたからでしょう、
さすがに食欲もなく、さらに若干チーズを食べ飽きた感。

わたくしはゆで卵とお茶を口にした程度ですが、こんちゃんは



朝から甘~いクッキーとか。(꒪∆꒪;)

さりげなくチーズとハムも乗っていますが、
昨日の今日でよくこんなに食べられるな...。

朝食後は施設内のショップでお土産ワインを物色。
ショップがすごくお洒落で素敵でした。(●´艸`)



ちなみに昨晩のお姉さんは朝食の支度と片付け、
ショップのレジまで。働きすぎではなかろうか...。

なんかね、個人的な意見ですけど、お姉さんはすごく人がいいタイプ。

なんというかこう、人がよすぎて、要領のいい人に
サラリと仕事を押し付けられちゃうような、
そんなタイプに思えて仕方がないのですよ...。(´・ω・`)

昨晩はワインをたらふく堪能させてもらったあと、
労いと感謝の意を込めて日本から持参したお菓子をプレゼント。

コレをばらしていくつか。↓



そしたら、わさび味大好きなの!って
ものすごく嬉しそうに受け取ってくれました。ヽ(*´∀`)ノ

すっっっごく辛いときありますからね、と念押しして渡しましたが、
大丈夫だったかしら...。

で、チェックアウトギリギリまでワインを選び、
お姉さんに何度もお礼を言いながらワイナリーを後にしたのでした。

甲斐甲斐しく、一生懸命なおもてなしをありがとうございました。
素敵な思い出になりました◎


---



FIRRIATO

所在地: Contrada Verzella 95012, Castiglione di Sicilia (CT)
電話番号: +39 0942 986182

ワイナリーの Web サイト(英語): FIRRIATO
※日本語も用意されていますが翻訳は不自然...。

宿泊した施設の Web サイト(英語): Cavanera Etna


** 2016/10/14, 15 **


---



おまけ。

ワイナリーで購入したオリーブオイルがおいしすぎる件。



このオイルが主役のようなサラダを数回作りました。





◎関連ページ
◇これまでにアップしたシチリアのあれこれ
トラットリア・ラ・カーザリンガ (Trattoria la Casalinga) / ミラッツォ
Osteria dei Vespri / パレルモ
Ristorantino Via Vaccari / マルサラ
シチリアのワイナリー、ドンナフガータに行ってきました!
I Banchi (イバンキ) / ラグーサ
初めてのカターニアで家(宿)飲み。
オステリア・アンティカ・マリーナ (Osteria Antica Marina) / カターニア
◇こんちゃんのブログ
シチリア旅行記---シチリアってこんな場所!その2---(Vol.3)







お姉さん、元気かな。(´ω`*)





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最終更新日  2017.10.12 09:23:54


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