December 17, 2005
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カテゴリ: TOTO日記
5年くらい前に、サイパンでイルカ調査をしました。

という趣旨のものでした。

ま、先方は単なる企業努力だったのですが、
結果がどう出るにしろ、ボクは海に漂ってるだけでも幸せなので、
話に乗ってみました。

結果を先に言うと、
一週間漂って、イルカを見たのは一度のみ。
しかも遠くの沖にちょっと見えただけで、何イルカとも判別できませんでした。


ボクはトローリングでカツオを釣って過ごしていました。


海では、鳥がいろんなコトを教えてくれます。

鳥が空中で群がっていれば、その下に小魚が群れてる。
なぜ小魚が群がるかというと、
その下から大型の魚が小魚を狙っているからです。

当然そこでカツオを狙うのですが、
一度、海の中の様子を見てみたい!と思って、
小魚が群がる海の中に入ってみました。


すごい絵でした。

雲のように群がるイワシの群れに、
カツオがビュンビュン飛び込んでいきます。

そこに上から飛び込んでくるのがカモメ。
壮絶なサバイバル合戦がそこで繰り広げられていました。

イヤ~! コレが命だ!


フト、視界の隅で、海底近くに何かが動くのが見えました。
水深は12・3mくらいだったでしょうか。

その海底近くに黒く大きな影がうごめいていました。

ンッ… イルカか?

迷わず深呼吸一発、潜行しました。



薄っすらと見える黒い影を追ってみると…

ブッ! サメ。


身長は2mちょっとでしょうか。
ちょうどボクの身長にフィンの長さを加えたくらいでした。
後で調べてみたら、多分、Grey Reef Shark 「オグロメジロザメ」
危険な種類に入るようです。
もしかしたら Bull Shark 「オオメジロザメ」
Bullだったら、かなり危険です。

ただ、そのときには、相手の正体の知識は全くありませんでした。
あわてて海面に上がって、
ドキドキする心臓の音を聞きながら、海底を見つめました。
横では相変わらず、イワシの死闘が繰り広げられていました。

…サメだ。サメ… でっかい。でっぷり…

しばらく思考は停止していました。
何を考えていいのかわからない。
ただ、何かに駆り立てられているような、妙な気分でした。
なぜか、船に戻ろうとは全然思いませんでした。

… オリャ!

気合一発、もう一度潜行しました。

本当にネ…
自分でも何を考えていたのか分かりません。
どう考えても理に適ってません。
妻子のある男のやるコトじゃないですよね。
でもネェ、なんかネェ、行っちゃうんですよね…
止まんないんですよ。


なんか、こう、

命さらけだして「オレも生きてるゾ~!」

…みたいなネ。

そんな気持ちだったんですよね。



...続きます。





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最終更新日  December 17, 2005 09:54:31 PM
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