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『偽名の足跡』ギブスの過去を取り上げたエピソードでしたが、何だかとりとめのない印象でした。懐かしい名前が出てきましたが、新たな発見があったわけでもなく、あまりになさ過ぎて潜入捜査が今後の伏線になっているのかなと穿ってみたり。NCISは倉庫街で殺されていた男の捜査を市警から託される。被害者はリーランド・スピアーズで、逮捕された場合や死亡した時には「NIS」に連絡しろと指示されていた。ギブスはその名前を聞いて、NCISの前身NISで自分が使っていた偽名だという。NISでは潜入捜査に入る捜査官に、追跡不可能な偽名を与えていて、ハッキングか何かでその名前を盗んだのかも知れない。被害者の車に取り付けられていたGPS発信器から、「スピアーズ」が人里離れた山中の小屋を訪れていた事が判った。スピアーズの自宅を捜索したところ、見かけとは違って10代の若者のような生活をしていたようで、向かいに住んでいるデイトレーダーのロビー・ヘイルが顔を見せ、夜になると女の子が遊びに来ていたという。スピアーズを殺した銃弾はスナイパー銃から発射されたと見られるが、アビーはデータベースには見あたらないという。マクギーとビショップが山小屋を訪ねると、突然爆発し燃えてしまう。現場からは焼け焦げたパソコンと古い時代に使われた爆弾の起爆装置が見つかった。ギブスは国土安全保障省のトム・モローに会い、任務で使われた偽名の出所を聞く。CIAのミシェル・スタークという人物がかつて偽名を作っていたが、数年前に引退しているという。ギブスがスタークを訪れると、スタークはギブスの偽名を作った事を思いだし、これらの名前は任務後に存在そのものを消されるという。ただし、あるとすればCIAの情報網には残っているという。焼け焦げたパソコンの中からは、窒化ガリウムを使った半導体について情報を集めていたことが判った。窒化ガリウムはミサイルや航空宇宙産業のレーダーなどに使われており、軍事利用される。ギブスは潜入捜査で科学系の企業で、コンピューター技術者として機密レベルの高い仕事をしていたという。スピアーズはロングビュー社で技術系の仕事をしており、ギブスは久しぶりにスピアーズに成り代わって彼のオフィスを調べる事にする。マクギーのサポートでスピアーズが情報を盗んだ履歴を手に入れると、スピアーズはその情報をFTF経由で誰かの家に転送していることが判った。その家に突入すると、まるで空き家のようだったが、台所に男が死んでいるのが見つかった。男は「エドガー・ブロン」と名乗り、かつてマイク・フランクスが名乗っていた偽名と同じだった。ギブスは若者文化に興味を持っていたスピアーズがタトゥを身に付けていなかったことから、ブラックライトで浮かび上がるタトゥを探す。見つかったのはセルビア人であることを証明するタトゥで、ブロンもセルビア人だった。かつて、マイクはセルビア人に情報を売ろうとしていた者を特定する任務に就いていて、その任務は打ち切られたという。ギブスはジェニー・シェパードが使っていた「ミランダ・フレミング」という名前が復活していないかどうか、調べるように言う。ミランダはブエノスアイレス行きの飛行機のチケットを予約していた。ミランダこそ、ミシェル・スタークその人で、定年で仕事を失った人生で行き場のないむなしさを感じていたところに、セルビア大使館員が近づいて金をもらって過去の偽名を売ったという。大使館員の2人とは、殺されたスピアーズとブロンで、スタークは直接会っていないが、世話係がもう一人いるという。世話係にブロンは死んでいなかった、病院にいると連絡させ、病室で待ち受けているとそこに向かいの部屋の住人、ロビー・ヘイルが現れる。ヘイルはスピアーズの見はり役で、任務が終わったので2人を殺したという。ヘイルは外交特権を主張するが、セルビアの外交任務に関わったという記録が無いことから後はモローに任せる事にする。ビショップはNCISの潜入任務に興味を持ち、それが実生活にどういう影響を与えるのかと尋ねる。ギブスは身近な人を大切にするように、と答える。CIAの伝説的存在だったスタークは、単に金が欲しかったから名前を売っただけでしょうから、たまたまセルビアという共通点はあっても、今後ギブスたちに報復や新たな脅威が降りかかるということはなさそうですね。それにしても、スピンオフのLAのように、NCISの任務というのは潜入捜査が大きな部分を占めるのですね。スパイなので、もし見つかれば殺されても文句は言えない、捕まっても助けは来ない。その代わり「殺しのライセンス」を持つ存在ですよね。闇の存在ですから警察官や検察官とは違って、尊敬される仕事ではない。いや、国に尽くす英雄と理解すれば良いのかな。複雑ですよね。ビショップがやたら聞き出そうとしていましたが、ジェニーと恋仲になってしまったギブスや、任務のために恋をしたトニーなど、今後はそういった人間性を犠牲にした任務はしないという事なのでしょうか。何せ、関係者が殺されて、家族も殺されて、復讐の対象とされ、捜査官である事は不幸ばかりですからね。国内のことを扱うFBI、国外の事を扱うCIAの両面を持つのがNCISなのだなと改めて思いました。スマホを使いこなせない、昔気質のギブスが技術者として潜入していたというのは、笑うところなのか。トニーはゾーイの両親に会わずに、このまま付き合い続けるのかな。
May 29, 2015
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シーズン2にして、早クリップショーかと思いましたが、逆に次の週の盛り上げのために、視聴者にこれまでのストーリーを説明しなければならなかったのでしょう。これまで思わせぶりな演出が多かったので、突如何もかも明らかにされると戸惑いますね。港長エイムズ殺人事件を調べるウィルコックス刑事は、アレコが供述を覆したために、リズを容疑者として大陪審を開こうと動きはじめた。リズの供述が正しいのかどうか裏付けるため、クーパーに召喚状が出され、リズはクーパーと副長官に説明を求められる。ベルリンを捕らえるため、4ヶ月間トムを監禁していたという真実を言うことはできない。副長官はタスクフォースの存在そのものを知られたくないので、何とか召喚状を無効にするという。司法省側の要請で、裁判所のフロアごと封鎖して判事の聞き取りが行われるが、判事は国家機密を楯にした副長官の要求を突っぱね、非公開でリズの説明を求め、納得できれば捜査を中止させることもあるという。リズは判事に厳しく追及されて、レディントンの存在やトムの素性など、これまでの事を話始める。トムはベルリンに送り込まれたスパイで、それを知った時にトムと争い、正当防衛で殺したと話す。届は出しておらず、殺されたマリクの情報提供者だったアレコと接触するため、船を捜索しエイムズと会ったという。判事は次々と繰り出される想像を絶するリズの話に、信じられないと席を立つ。レッドはリズが刑務所に入れられるのを防ぐため、「少佐」と呼ばれる男と会わなければならないという。少佐は孤児や非行少年少女などをスカウトし、その中で特に知能が高く、反社会的性格を持つ者を訓練してスパイに育てるという。FBIは少佐を知るマレーシアの国連次官の誘拐に手を貸す。その頃、新たな任務でドイツのドレスデンに入ったトムは、ネオナチのグループに近づき、彼らの信頼を得ようとしていた。リズは、レッドが自分に近づいた理由はフルクラムだと説明するが、判事は納得せず、クーパーに話の裏付けを取る事になった。ウィルコックス刑事はアレコを追及し、足を撃たれたアレコがリズの銃で撃たれたという証拠を探し出す。レッドは国連次官を脅して少佐を呼び出し、トム・キーンの居場所を言えと迫る。本来、トムはレッドがリズを探るために少佐に依頼して潜入させたスパイで、ベルリンはさらに金を積んでトムがレッドを裏切るように仕向けた。おかげで多くの命と金が奪われ、レッドは少佐に裏切られたので損害賠償しろという。クーパーは判事に、リズが逃亡者を追って船を探していたのが任務だったと答える。判事はまた大陪審であうことになるだろうという。ウィルコックスは判事に、アレコがリズに足を撃たれていた証拠が見つかったと伝え、リズが偽証してエイムズを殺した事を隠しているという。デンベはレッドに、トムのことをリズに全て話すべきだと諭す。トムとレッドの関係はあるのか、ないのか、という感じでしたね。ベルリンがレッドをあぶり出すためにリズを調べていたという事に、かなり無理を感じていましたが、やはり途中で方針が変わったのですね。その辺、視聴者が判りにくかった事を整理整頓してくれたのは良かったと思いましたが、判事があそこまで根掘り葉掘り聞くのは何だか違和感がありました。副長官と個人的に怨恨があったのかな。リズだって、機密をしゃべりすぎでしょう。まあ、その辺はドラマの展開上しかたなかったのでしょうね。レッドが考えているのは、トムを捕らえて彼が犯人だと突き出す事でしょうが、リズはどう思うかな。心の底で愛しているから、トムを逃がした。レッドはリズを愛しているから、トムを捕らえたい。トムはリズへの愛を貫いて、自分の罪を認めるのか。愛の三角関係でぶつかり合いを演出したいのでしょうか。(笑)それにしても、リズはトムの存在を隠すためにクーパーにも嘘を付くし、警察にも嘘を付いた。大陪審で偽証することになると、かなりやばいでしょう。クーパーだって。一方、アレコは目撃者としてトムの存在も、殺人現場も証言できるのに、そちらは採用されないのでしょうか。彼がマリクの情報提供者だったというのは初めて知りました。FBIがスパイとは言え、外国の政府関係者を拉致するのはどうなのよ。(笑)
May 27, 2015
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『敵討ち』タイトルは原題のキャビン・フィーバー(人里離れた小屋で閉じこもっていたことから生じる情緒不安)の方が洒落ていて良かったかも。邦題だと大義のある行動のようにも受け取れますが、私としてはあまり後味が良いエピソードではなかったです。フォーネルが飲酒運転で逮捕され、ギブスが迎えに行く。フォーネルはダイアンを殺されてから酒浸りで、娘のエミリーに心配をかけていた。各国の要人を集めて戦艦内で会議が催される事になっていたが、準備をしていた士官室で爆発が起こりNCISが捜査を行う。6名が負傷し、2名が死亡した。現場ではロシア語が書かれた手榴弾の破片が見つかり、会議に参加する予定だったヴァンス局長は自分がセルゲイのターゲットだったのではないかという。しかしロシア側の代表であるパヴレンコ参事官が現場に現れ、もしセルゲイが犯人ならば自分が狙いだったに違いないという。セルゲイはロシア国内でのヘリコプター墜落事件で、アメリカ側についたパヴレンコを恨み、ペンダーガストがベニンを殺してパヴレンコを救った事も恨まれる理由となっているという。パヴレンコは私はあなた方の味方だとギブスに訴える。ギブスはダイアンの死から仕事でもいらつきを隠せない。トニーとダッキーはギブスに一息入れるよう提案する。ギブスはフォーネルとダイアンの娘エミリーから、直接「パパを助けて欲しい」と頼まれる。事件を聞きつけてNCISにフォーネルが現れ、ダイアンの仇を討ちたいと、自分も捜査に加わるという。ヴァンスは酒浸りのフォーネルに捜査の邪魔をするなと追い出すが、ギブスは自分もチームに捜査を任せてフォーネルと向き合うという。ギブスは山小屋にフォーネルを連れて行く。チームは負傷者の一人、フランキーから話を聞く。フランキーの父親は電気屋をしており、親子は船で行われるイベントのために士官室にAV機器を持ち込み、サウンドチェックをしていたという。父親は別の場所にいて無事だった。ビショップの夫ジェイクから連絡があり、ギブスが依頼していた膨大な資料を送るという。ロシアとパレスチナに関する資料だけでなく、セルゲイとパヴレンコについても依頼していた。それによると、セルゲイとパヴレンコは同じ大学でバイアスロンの選手だったことが判る。お互い競い合う仲だったが、2人はやがて両極端の道に進んだ。NCISは2人の強い繋がりを疑う。その頃、パヴレンコはセルゲイを呼び出し、ロシア政府から亡命を受け入れるが免責の条件があると告げる。それは「ギブスを殺せ」だった。ベニンは殺されたのではなく、亡命を助けるために死んだ事にされたというと、セルゲイは暗殺のため山小屋に向かう。ギブスとフォーネルはお互い、口に出せなかった複雑な気持ちをぶつけ合う。フォーネルはダイアンが死んだのは自分のせいだという。再婚話が出た後、ダイアンと喧嘩して2人には行き違いがあった。ダイアンが最後のボイスメールを送ってきた後、フォーネルはすぐに連絡しなかった。フォーネルは喧嘩したままダイアンを失った。ギブスはエミリーのためにも、自分を許してエミリーを愛してやれという。セルゲイの出身はイスラエルで、父親はロシアの将校で、母親はパレスチナ系のサウジアラビア人医師だった。NCISは、ジヴァの兄アリとセルゲイの母親が同じで、それがギブスに恨みを持つ動機なのではないかと考える。アビーは手榴弾の破片を分析し、起爆装置が高周波の振動によって動く事を掴む。AV機器を納入しサウンドチェックしたため、爆発したと思われ、再度フランキーから話を聞く。フランキーはセルゲイのことを覚えていなかったが、父親はセルゲイに脅されて先週海軍に荷物を届けるよう命令されたことを認める。2人はパレスチナで幼なじみだった。今日もセルゲイから連絡があり、もう一つの荷物を取りに来たという。それは携帯電話の電波を妨害する装置で、ヴァンスはギブスに電話するが通じなかった。ギブスとフォーネルは山小屋でセルゲイを待ち伏せし、身柄を拘束する。森の中でセルゲイが目をさますと、銃を持ったフォーネルがセルゲイに投降を呼びかける。セルゲイが攻撃しようとしたため、フォーネルはセルゲイを撃ち殺す。ギブスは「気は晴れたか?」という。DCに戻ったフォーネルはエミリーと家に帰って行く。ギブスの家をパヴレンコが訪れ、セルゲイが計画通りベニンの話を聞いて暗殺を引き受けたと話す。パヴレンコはギブスに感謝して去っていく。セルゲイの死ををどういう扱いにしたのかは判りませんが、ギブスとパヴレンコの間の計画をヴァンスたちは知らされていなかったと言うことですよね。何があっても、全て俺が引き受けるというという事だったのか。それにしても、ギブス自身もここのところずっと相当荒れていましたが、自分よりも更にどん底に落ちたフォーネルと父親を心配するエミリーを見て、ギブスは考えを変えたのでしょうか。もちろん、そこにはトニーやダッキーの仲間としての忠告があったのは言うまでもないでしょうが。それとギブスは大親友が再婚しようとしていた女性を自分のせいで死なせて、フォーネルに対して「一人で苦しむくらいなら、俺を責めてくれ」という部分もあったのかも知れません。当然罪悪感はあったでしょうね。誰もギブスを責めたりしませんが。まあ、何だかんだ言っても、おじさん2人の山小屋籠もりは楽しかったですけどね。マーク・ハーモンの見事な薪割りも見所でした。(笑)なかなかああいう風には割れませんので、日頃から相当やっているという事でしょうね。やはり気になるのは、自分も妻を殺されて犯人を狙撃し、フォーネルにも同じ事をさせるというのはどうなのかなあ。復讐は復讐を呼ぶ。つまり、アリとセルゲイは異父兄弟で、今度は2人の母親がギブスとフォーネルに復讐を仕掛けるとも考えられる。その母親はもう死んでいるのかも知れないけれど、関係者がいるかも知れない。何だかな-。次にまた誰かが出て来るのでしょうか。法と秩序を扱う部門なのに。セルゲイとパヴレンコが「ここはアメリカだから英語でしゃべれ」というのも、制作側の都合とはいえ、違和感がありました。シーズン始めに怪しく見えたパヴレンコも良い人だったという事でしょうか。というか、貸し借りの出来る関係になったということかな。フォーネルは今度こそ、もう引退した方が良いんじゃないかと思いました。役者さんに何かあるのか判りませんが、娘をたった一人にしないように穏やかに過ごしていって欲しいですね。「君にはまだ娘がいる」というギブスの孤独感は悲しかったです。ジェイクには大きな借りが出来ましたね。
May 22, 2015
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クレジットにランス・ヘンリクセンの名前がありましたが、トムのハンドラーの役だったかな。トムの黒幕が誰なのか、更に謎が深くなります。今回のリスト者は、演じている役者さんの個性を意識したような設定でしたね。とにかく、「ブラックリスト」ゲスト陣が豪華です。シーズン1の14話に登場したマデリーン・プラットが再登場。レッドはマデリーン・プラットが誘拐されたとリズに伝える。誘拐したのは、犯罪者を使って盗みや誘拐を行い、財を築いたキング家の仕業だという。キング家は何代も続くイギリスの家系で、犯罪者を秘密オークションに出す事もあり、レッドはマデリーンを救えれば、キング家の悪事を暴き、一家を逮捕することもできるという。違法オークションの開催場所は不明だが、次のオークションではウラン鉱やゴッホの絵なども出品されることが判っており、マデリーンの誘拐された瞬間の写真からFBIは誘拐犯を調べる。直接誘拐したのは専門のシルヴィオ・ハラッツと判るが、ハラッツの資料は隠されており、閲覧には司法長官の許可が必要だった。クーパーが友人のコノリーから情報を得ようとするが、逆にコノリーはクーパーが治験を受けられるようにしてやった見返りに、自分の友人の起訴に関する情報を流せと要求する。レッドはハラッツと聞いて、デンベと自ら乗り込むが、そこで待っていたのはキング一家の息子フランシスとタイラーで、マデリーンはレッドを捕らえるためのおとりだった。キング家の当主アールは、レッドと因縁があり、レッドが高値で売れると踏んでいた。FBIは世界中からオークションに参加する客をリストアップし、その中でゴッホの絵を狙っているアレクシ・コスロフの名が挙がる。コスロフ本人はアメリカに入国できないので、代理人のジョセフィーン・サリバンがすでに入国しているという。FBIがサリバンの身柄を確保すると、リズいとナヴァービが情報を聞き出し、リズはサリバンに成り代わって潜入捜査をするという。接触方法を聞いてホテルで張り込みをしていたところ、リズは地下駐車場から連れ去られてしまった。車の中で薬を飲まされたリズは、キングの邸宅で目をさます。客として丁寧にもてなされたリズは、オークション会場でレッドが「出品」されているのを見つける。レッド以外にも、人身売買される犯罪者の子供もいた。リズの行方を追っていたFBIは、サリバンが移送中に何者かに電話をしたことを知る。リズの潜入がばれる恐れがあり、クーパーは救出を急ぐ。リズを送り出した駐車場係をクーパーが脅して行き先を聞き出している頃、リズの情報がキング家にもたらされ、リズは売りものの少年と共に脱出を試みる。レッドが手助けをするが、レッドは捕らえられたままで、リズに自分に構わず逃げろという。レッドを競り落としたのはやはり因縁のあるヤバーリで、レッドの首にかけられた懸賞金目当てに、レッドを殺すという。リズは少年を逃がすとまた戻り、レッドの危機を救う。アール・キングは息子2人に売り上げで競わせ、負けた方にロシアンルーレットをさせていた。レッドはアールを撃ち殺すと、そこに突入したFBIがキング家の息子たちや客たちを逮捕する。200年分の違法な売買の記録も手に入り、クーパーのチームは手柄を挙げる。司法副長官は起訴されるはずの医療技術会社のCEOが姿を消したという。レッドはリズに「あんなことは2度とするな」という。リズはあなたのことを大切だと思うから助けたと答える。トムは新しい任務を得て、ネオナチとなってドイツの酒場に潜入する。発つ前にトムはリズに連絡を取り、しばらくアメリカを離れると告げる。今週もレスラーはエレベーターに閉じ込められて良いところ無し。一方、クーパーはその悪人顔を利用して、容疑者を脅す。お手柄ではありますが「わしゃ、もう死ぬんだから、怖いモンなしや」という感じか。(笑)トムはやはりリズを愛しているのですね。リズもまんざらでもない。これでやっかいな男とおさらばかと思ったのですが、トムのドイツでの任務は今後のフルクラムとの関連があるのでしょうか。そうでなく、トムのストーリーが展開するとなると、トムのキャラクターはレスラーよりもずっと美味しいですよね。レギュラーである限り、トムには活躍の場が与えられるようです。そういうわけで、ランス・ヘンリクセンの役柄は気になりますよね。ツンデレなリズらしく、レッドとはビジネスのみよと言いつつ、やっぱりレッドを助けに行きました。FBI的に協力者だからというのもあるでしょうが、最後の涙はあれは何?「助けたのに礼は言わないの?」「それでも2度とこんなことはするな。」パパと娘の世界ですかね~(笑)レッドの一人芝居もいつもながら、非常に良かったです。
May 20, 2015
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『規範と校訓』祝13シーズン決定!あれだけ視聴率が高いのですから、長く続くのも当然だとは思いますが、作る方も大変ですよね。果たしてどこまで続く事やら。このエピソードは「ア・フュー・グッドメン」を思い起こしました。トニーの過去シーンも見られるし、貴重なエピソードかも知れませんけど、やや違和感があったかな。犯人は最初から判っていましたよね。海兵二等兵ジョン・ウォリスが滅多刺しされて森の中で見つかる。携帯が見あたらず、手には血まみれの紙を握っていた。犯人は現場までウォリスを引きずってきたと見られ、現場にタイヤ痕が残っていた。ダッキーは防御創がないので、顔見知りの犯行ではないかという。ウォリスはレミントンを主席で卒業するなど、優秀な兵士だったが、5日前に携帯に連絡を受けた後、金を下ろして行方をくらましていた。ウォリスがレミントン士官学校の卒業で、トニーの母校だったため、トニーとビショップが学校に向かう。トニーにとっては、レミントンで過ごした時期は封印したい過去だった。問題のある子供が士官学校に送り込まれる事が多いが、トニーも7番目の寄宿学校として入れられたのだった。アビーが血まみれの紙から見つけ出したのは、レミントンの制服を着た女性候補生の写真だった。トニーはかつて自分を引き立ててくれたバスケ部コーチ、ジェラルド・タナーと再会する。タナーは今は校長になっていて、写真の女性はクリスティーン・サンダースだという。クリスティーンは総代になるほどの優秀な候補生だったが、10日前に薬物の大量摂取で死亡したという。ウォリスは昨年の卒業で、2人が恋愛関係にあったかどうかは判らない。そもそも、学校内での恋愛は固く禁止されているという。タナーはウォリスとは最近会っていないという。最後にウォリスに電話をかけたのは、寮の電話からで、上級候補生のルーカス・クレイグからだったことが判る。クレイグはクリスティーンの死をウォリスに伝えたが、2人の交際を知ってはいたものの、ウォリスの口からはそれを聞かされていなかったという。ウォリスは恋人の死を聞いて、酷く落ちこんでいたようだったという。アビーは電源の入っていないウォリスの携帯を何とか見つけ出し、ギブスがレミントン出身のフレデリック・カンターに会いに行く。カンターはウォリスのメンター役で、世話になったレミントンへの恩返しに、奨学金を提供して救うべき人材を送り込んでいるという。ウォリスは地元のギャングに悩まされ、逃げ出したいとしていたので自分が入学させたという。レミントンから戻る途中のトニーに、かつての候補生仲間だったトラヴィスから連絡が入る。トラヴィスが訓練中にいじめられるとトニーがかばおうとしていた。当時、トニー自身も規則や伝統の圧力に反発をしていた。トラヴィスはクリスティーンは闇の組織、自警部隊によって死に追いやられたという。自警部隊は学内の違反者、落ちこぼれを取り締まり、いじめる集団で、トニーのいたころにも存在していた。クリスティーンは死ぬまでの1ヶ月間、毎晩制裁を受けていたという。ウォリスは数日前にレミントンを訪れており、トラヴィスからこの話を聞いていた。ビショップとジェイク夫妻のディナーに招かれる予定だったトニーとマクギーは出席せず、ギブスはジェイクと2人だけになった。ギブスはジェイクにあることを依頼する。クリスティーンはクレイグからストーカー行為を受けているとして被害届を出していた。トニーはクレイグが自警部隊のメンバーであることを見抜き、ウォリスとの間に何があったのか問う。クレイグはクリスティーンの違反を咎め、自殺に追い込んだことを認める。ただ、殺してはおらず、殴り合いになりそうになったのをタナー校長に止められたという。発見現場で見つかったタイヤ痕はタナーの車のタイヤであると判る。トニーは自警部隊のメンバーに脅された事で、タナーに逃げ出すのを止められた事があった。タナーはバスケの才能があり将来有望なトニーを守ると言い、悪しき慣習は自分が変えていくと誓った。タナーのシトロエンのトランクからはルミノール反応が見られ、トニーはタナーを逮捕する。タナーはウォリスが来た事を嘘を付いたと認め、改革するつもりが校長になるために、名声を守る側になってしまったという。ウォリスは自警部隊の存在を公表したがっており、それを止めたタナーと物別れとなり出ていった。車は候補生なら誰でも使えたと、殺害を否定する。シトロエンの車内からパラフィンワックスが検出され、ギブスはレミントンのバス停の監視カメラの映像を取り寄せる。そこに、車を戻して帰って行くカンターの姿があり、ギブスはカンターの作業場で凶器のナイフを見つける。カンターは、自警部隊を公表されるとレミントンの名誉を傷つける事になり、ウォリスを止めようとしたという。タナーはトニーに、約束を破り、期待を裏切ったことで校長を辞任するという。ビショップはレミントンで見つけたトニーの旗手姿の写真を持ち帰り、トニーを勇気づける。トニーはトラヴィスに声をかけ、久しぶりに語り合おうという。裏で気に入らない者をリンチする組織というのは、軍や警察などにもあるのかも知れません。大学寮の友愛会なんかも、似たような感じ。トニーとしては、確かに嫌な思い出でしょうね。自ら志願していく子供より、あそこへ行って性根たたき直してこいという方が多いのでしょうか。そこで、伝統だとか名誉だとか規律だとか言われても、受け入れられるかどうか、難しいでしょうね。トニーはそれでも頑張って旗手も務めた、優等生だった。自警部隊から守ってくれるタナーコーチもいて、大きく影響を受けたはずですよね。凶器が見つかっていないのに、タナーを犯人扱いするのはどうなんだろうと思いました。元々、タナーを信じていなかった面があったのでしょうか。あるいは、信じていたのに裏切られたと知ったショックからか。まあ、気持ちは判るけれど、ビショップのいうように、過去を肯定的に受け止められると良いですね。ジェイクとビショップのバカップルぶりはあまり見ていて良い感じはしない、という演出ですよね。ジェイミー・バンバーがコミカルな面を演じるのは初めて見るので、新鮮ではありますが、やはり士官学校で優等生を演じる方が似合っている。(笑)このままだと、パーマーくんの役回りに近いぞ。シーズン13にも出番はあるのかも知れませんが、理解ある夫として活躍する場面も見たいなあ。
May 15, 2015
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今週はリズとレスラーの役割が交代しましたね。たまにはこういうのも良いものだ。フルクラムの謎とフィッチの繋がりを探る展開がとても気になります。レッドはフィッチが金庫に残した電話番号に改めて連絡を取る。FBIが追っている「ディアハンター」と呼ばれる連続殺人事件について、レッドは情報を提供する代わりに、フルクラムの件について話して欲しいとリズに申し出る。ディアハンターは12年もの間、矢で射抜いた遺体から内蔵を取り出し、それをかじるという、猟奇的な犯罪を繰り返していた。リズが大学で事件について講義をした後、検視局を訪れた怪しい男がいた。タブロイド新聞の記者で、長年事件を追っているという。記者は最近の6件については、ディアハンターではなく、コピーキャットの犯行だという。トムに殺された港長の事件を調べるウィルコックス刑事から、リズに連絡が入り、リズが見張りをさせていたイヤリングの男、サミュエル・アレコを捕まえ、港長の遺体も見つけたとという。リズは知らぬ存ぜぬを通すが、ウィルコックスは令状を取り連邦検事補の聴取を行うと告げる。レスラーはリズからアレコの話を聞いて、クーパーに相談するべきだと話す。レッドは独自の伝手で、アレコの移送時間を聞き出す。レスラーは肝臓の噛み痕が最初の6人と最近の6人とでは異なる事を確かめる。確かに、コピーキャットの犯行の可能性があった。新たな犯行が起こり、リズとレスラーは被害者の妻メアリーに面会し、リズは彼女が何か隠しているのではないかと感じる。最近の7人の被害者については、ディアハンターが好むような統一性が見られず、連続殺人の名の下に、動機を隠している可能性がある。レッドは移送中のアレコに、心臓移植を待っている弟に便宜を図ることが出来ると持ちかける。その間、謎の男からの連絡はデンベが受けるが、警戒されて電話を切られてしまう。FBIは、最近の被害者の妻たちが、ストーカーやDVといった被害を訴え、同じ支援団体に相談していたことを突き止める。彼女たちはそこで法律カウンセリングなどを受けていて、犯人は被害者を知る事ができたと考えられる。リズの考え通り、メアリーがFBIに接触してきたため、リズとレスラーが再びメアリーの家を訪れるが、一足先に犯人がメアリーを襲っていた。リズは逃げる犯人を追い、逆に捕まってしまう。犯人は支援組織の会計を担当するトレイシー・ソロボトキンで、夫が最近の7名の中で最初の被害者だった。捕らえられたリズはトレイシーから、夫がディアハンターだったと聞かされる。襲われて反撃したときに殺してしまい、その時に自分もディアハンターの振りをすることで、捜査の目をごまかし、困った女性たちを救うことができると考えたという。リズは得意の心理作戦で、トレイシーが元からのサイコパスだったと煽り、接近戦で首を絞める。レスラーたちが救出に入り、リズを救い出す。リズはトムと同じようにトレイシーを殺すところだったという。港長が殺されるのを本気で止めなかった事も悔やまれ、自首するというリズに、レスラーはそうなると特別捜査班は解散となり、このままリストのメンバーをのさばらせる事はできないという。アレコはウィルコックスの申し出を断り、港長殺害でリズとトムの関与について口を閉ざす。レッドは謎の男の居場所をアラムに調べさせそこに向かうが、男の姿はなかった。連絡に使った携帯も残されており、床には血痕があった。リズはレッドにフルクラムを持っていると明かす。それが何なのか言えば、ある場所を教えるという。レッドは自分がアレコの口を封じたと言い、これ以上フルクラムに関わると危険だという。レッドはフルクラムを渡さないのは、渡してしまうとリズの利用価値がなくなり、二度と会えなくなると思っているからか、問う。ウィルコックスさん、良い人だったみたいですね。仕事をしただけなのに、裏切られる事になって気の毒です。殺された港長の奥さんも、やりきれないでしょう。一方、リズがウィルコックス刑事の話をレスラーに告白して、レスラーがリズを守ろうとしたのは良かったけれど、自分の事で精一杯だというのは本当の事なのでしょうね。知っていて黙っていたとなると、FBIでの立場が危うくなるし、このタスクフォースが失われれば、レスラーの居場所が無くなってしまうかも。だから必死?とにかく若手2人がベタベタしないで、お互い素直に心を打ち明ける事ができる関係というのは良いですよね。いちゃついている?のはナヴァービとアラムで、ナヴァービも満更でもないみたい。アラムはレッドの仕事を最優先で引き受けたりして、みんなから無くてはならない存在となりました。(笑)それにしても、姫たるリズの無防備なこと。応援を待たずに追いかけるし、策略もなく「私洗いざらい話すわ」とレスラーの度肝を抜くし、リズらしさ全開です。来週はまたあの男が登場するのか。またレスラーが「俺が逮捕する」とか、口を出すのでしょうね。人間関係が複雑になって面白そうです。サイコなコピーキャットを演じた女優さん、なかなか怖かったですね。
May 13, 2015
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『名誉勲章の行方』自分を責め、いらつくギブス。誰も手を出せない状況だが、もしギブスを癒せる人物がいるとしたら…となると、あの人しかいないわけか。被害者の海軍建設工兵隊というのは「Construction Battalion」からシービー(Seebee)と呼ばれる。タイトルは公式モットーですね。長く続いてくると、いろいろな組織が取り上げられますね。エリック・カッツラー大尉が自宅で胸を撃たれているのが見つかる。第一発見者は被害者の夫で、元海兵隊で今は警官をしているヴィンス・アームストロング。2人は同性婚をしており、ヴィンスはかなり動揺していた。国防総省からホリス・マン中佐がやってきて、カッツラーが名誉勲章の候補だったという。カッツラーはアフガニスタンで学校を建設する人道支援作業中に敵の奇襲を受け、手榴弾から仲間を守るために、身を挺して被害を減らした。自らは大けがをして何とか生還したという。カッツラーは過去に海軍の同性愛禁止ポリシーについて反対意見を表明したことがあり、ゲイの対象者が勲章をもらうのは初めての事だという。NCISは憎悪犯罪かと考える。ホリスはダイアンの死後頑なな態度を取るギブスを気遣い、一緒に捜査するという。ヴィンスは発見後すぐに通報したと言ったが、そうでは無いことが確認された。理由を問われて、カッツラーのものではない薬物を見つけ、先にそれを処理したという。もし薬物依存が疑われたら、死後にも与えられる名誉勲章が遠のいてしまう。ヴィンスはギブスに、夫の名誉を守って欲しいと訴える。ヴィンスが隠した薬物は自家製でカッツラーはそれを売っていたのか。あるいは売人に殺されたのか。カッツラーの薬物検査から、確かに使用していない事が判明したが、逆に、これまで大量に処方されてきた薬を一度も受け取っていない事も判った。カッツラーは生き残った罪悪感を、痛みとして自らに科していたようだ。ビショップは、カッツラーに奇襲の前に戒告書を出されていたが、上官のミード少将が撤回していることを見つける。ミード少将の部下の中で、同性愛に反感を持つものがいて、カッツラーともめ事を起こしていたという。ホリスとトニーは奇襲事件で生き残った2名のうち、三等兵曹だったデイヴィス・ライリーから話を聞く事にする。ライリーは同性愛の件で、カッツラーと対立し、確かに殴り合ったことを認める。しかし、アフガニスタンでカッツラーの英雄的な行動を見て考えが変わってきたという。だから、生存者2人の名前でカッツラーの栄誉勲章を推薦したという。ところが、その書類は見あたらず、実際に推薦したのはガンダーソン上院議員だった。なぜかカッツラーと薬物を結びつけるニュースがマスコミに流れ、ヴィンスはギブスが約束を破ったと抗議に現れる。国防長官もNCISの対応に注文を付け、ギブスはますます追い込まれる。カッツラーが殺された晩の車の移動状況を調べると、メリーランド州の地域支援センターに行っていたことが判る。カッツラーは常連で、依存症更生会のミーティングに参加していたという。殺された夜に、更生会のメンバーと激しく口論をしていたという情報もあり、やはり薬物を売っていたのではないかと考えられる。トニーらは支援センターを張り込むことにする。ホリスとギブスは、ライリーが提出した推薦状をミード少将が握りつぶしたのではないかと追及する。ミードは弁護士を要求する。支援センターにライリーが現れたため身柄を拘束すると、気を失って倒れてしまう。ライリーはアフガニスタンでの悪夢を今も忘れられず、薬に頼っていた。それをカッツラーが助けようと、更生会に連れて行き世話をしてくれていたという。あの夜、更生会をサボったことを知られ、自宅にカッツラーが様子を見に来たが、自分がハイだったので彼は怒って薬を取り上げて行った。カッツラーはそれを売った売人に会いに行ったのだという。売人は支援センターの受付のマット・ジェブソンだった。カッツラーに薬物製造を知られ、自宅まで付けていって殺したという。カッツラーの名誉は守られ、表彰された。ヴィンスは夫の遺志を継いで、ライリーをサポートすることにする。パーマーとブリーナに女の子が生まれ、仲間が祝福する。ホリスは仲間に背を向けているギブスに、セルゲイから自分の身を守る事はできるという。「Don't ask, don't tell」政策が公式になったのが1994年、それから10年以上経っても、同性愛に関するタブーはあるというのは判ります。こういうテーマのエピソードも過去にいくつもありましたからね。カッツラーの受賞を阻止したかったのは、ミード少将一人ということで良いのかな。彼の個人的な考えだったのか、より上からの指示でそういうことになったのか、そこまで描いてもらいたかったなと思いました。ちょっとカッツラーを美化しすぎた印象はありましたが、JAG以来、国に忠誠を尽くした人を讃えるエピソードはまあ普通だと思いました。もしかすると、手榴弾の爆発を自分の身体で止めたという話もあるのかも知れませんね。パーマーくんについに子供が産まれた。名前は恩師に敬意を表して「ヴィクトリア・エリザベス」だという、何だか今の話題に通じるところがあります。(笑)ともかく、ファミリーに初めての赤ちゃんなので、明るい話題を供給してくれると良いなと思いました。ベビーシャワーでお金をあげるのは、失礼な行動なのでしょうか。風習の違いを感じますね。さて、お久しぶりのマン中佐ですが、「ARROW」でお役ご免になったから登場したのかな。ジェニーが死んだ時にはそれほどのダメージはなかったので出てこなかったか。(爆)彼女の他にギブスの地下室にズカズカと入ってこれる人はいないでしょうね。先日のレベッカも資格があるかも知れないが、今は人の妻ですから。できれば、ホリスが復讐の鬼となったギブスをサポートして欲しいです。
May 8, 2015
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ロボ・モローは久しぶりですね。今回の役柄は良く合っているように思いました。大学のレイプ事件は古くて新しいテーマですが、やはり取り上げ続けるべきでしょうね。捜査の仕方についても完璧はありえないというか、立件に至る道は生き物で、常に不安定だなと思わされました。犯罪を取り上げるリアリティ番組で、ハドソン大で起こった集団レイプ事件が取り上げられた。あまりにもショッキングな内容で、市長からNY市警に直接捜査するよう指示があった。SVUにはまだ通報がないが、告発している被害者が匿名のため、まずは番組ホストのスキップに会う。スキップは被害者が傷付いていて、告発でさらに酷い目に会うことを恐れているという。彼女の支援者の名前だけ聞き出し、女性教授のディロンに話を聞く事にするが、やはり被害者の名前を明かしてはくれない。オリビアは学長のロバーツに直接会い、事情を聞く。ロバーツは学内のプロトコルに従って、被害女子学生から話を聞き、酔った上でボーイフレンドとセックスしたが、記憶があいまいで、結局本人に告発の意思がなかったという。オリビアは大学側にレイプ事件を隠蔽しようとする姿勢があるのではと疑うが、やはり守秘義務を楯に何も得られなかった。大学内では、レイプ被害にあった女子学生たちが「生還者」の支援運動を行っており、たまたまその様子を見ていると、「匿名の被害者は私です」と名乗り出た女性がいた。早速、ディロンに付き添われた被害者ヘザー・マニングを呼んで話を聞くが、ディロンが悉く口を挟む。ヘザーによると、ホッケー部の主将ブライアン・マーキーとバーで飲んで彼の部屋に行くと、そこには同じ部の学生3人がいて、集団でレイプしたという。帰るときには寮の学生たちから、あばずれなどの暴言を浴び、缶を投げつけられたという。学長には責められるので、本当の事がなかなか言えなかった。オリビアはまず告発に必要な証拠を求める。ブライアンからは、謝罪めいたメールが翌日届き、後日犯人の一人が下着を返してきたという。ヘザーは勇気を出して残り3人の名前を明かしたため、SVUは大学寮の捜索を行う。しかし、容疑者たちはいずれもレイプを否定し、ブライアンは合意の上のセックスだったという。容疑者の一人、ザックについては現在キューバに遊学中で供述が取れない。下着を返したコナーのPCには、部屋を出て帰って行くヘザーの姿が録画された動画があったが、バーバは証拠にならないという。暴行に使われたというホッケースティックからは、ヘザーのDNAは出なかった。ただ、下着からはコナーとブライアンのDNAが検出された。バーバはレイプ現場の目撃証言を得て、コナーがヘザーとセックスをしたことを認めさせる。しかし、やはり合意の上だったという。ブライアンとコナーは罪状認否で無罪を主張し、SVUはテレビカメラに彼らの顔をさらすことを認めた。スキップは自らインタビュー番組に応じて、ヘザーが警察で話した内容と違う事を話し出す。SVUでは、裁判を前にしてヘザーにむやみにマスコミにしゃべらないように言うが、ディロンは今夜インタビュー番組に出るつもりだという。ヘザーも大学のレイプの実態を世間に知らしめるのは自分に課された責任だと言う。キューバにいたザックが帰国し、犯行があった時間帯にアリバイがあることを公表する。スキップは、容疑者側の裏を全く取っていなかったと認め、その時はヘザーを信じ、事件に世間の目を向けたかったのが目的だったという。改めてバーバがヘザーに確認すると、酒に酔った2人がセックスをしたことは確かだが、その後意識を失い気がつくとコナーが上に乗っていて、後は部屋が暗かったのと記憶があいまいではっきりしないと答える。集団レイプという言葉を持ち出したのはディロンで、ディロンは裕福な家庭の男子学生たちがこれまでに何度も犯行を犯しながら、見逃されてきた実態を変えなければならないと、持論を主張する。スキップは自分の番組で、ヘザーが真実を告げていなかったという理由で、間違った内容を放送したと告げる。裁判も継続することができないと判断され、検察は起訴を取り下げる。オリビアはヘザーの言うことを信じるというが、今回はどうしようもない。元被告の代理人は大学と市警を訴えるという。オリビアはロバーツ学長にトラブルを謝罪し、被害者の声を利用したスキップとディロンのせいでレイプ告発の動きが30年前に逆戻りしてしまったという。マスコミがいわば「やらせ」のような形で事件の真相を放送し、それがばれて後から第三者機関に調査してもらって、再発防止に努める、というのはどこかで聞いたような話ですね。いかにも正義を追及するような姿勢ですが、不十分な調査で感情的に視聴者に訴えても、いざ逮捕して裁判となると、証拠は使えないし、真実も見えてこない。逆に捜査の邪魔になり、法の裁きから遠のいてしまう。性犯罪の立件が難しいのは今に始まった事ではないですが、改めて慎重に捜査しないとだめだなと思いました。密室で合意があったとか、なかったとか証明するのはとにかく難しい。でも、傷付き苦しむ被害者がいるのも事実。今回、オリビアでさえ失敗するのですから、皆原点に戻って気を引き締めなければ。コナーが勝ち誇った顔をしていたのが、本当に腹立たしいですが、そういう学生たちが将来エリートとなって社会の重要な地位を占めるというのは、何ともやるせないですね。
May 7, 2015
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最近はもう、捕まるのがレスラーの仕事なのではないかという気がしてきました。どれくらい、痛めつけられるのかが楽しみということか。車が事故にあうのも定番だな。カルト教団のリーダーで、一夫多妻など独自の教義をもちながら、犯罪者やテロリストに秘密倉庫を貸し出しているジャスティン・ケニヨンが連絡不通となった。ケニヨンによると、6日間天国に昇った後、戻ってからはアメリカに火の雨を降らせるという終末思想があり、子供や老人が虐待されているなど、FBIもマークしている。広大な所有地には地下にコンテナが隠されており、犯罪者たちはそこに麻薬や違法な物品、爆薬、盗品を預けている。レッドの警告に、FBI局長は突入して何もなかったら困ると弱腰だ。しかし、アラバマ州で大量のセムテックスを積んだ車が自爆した。使われた車がケニヨンの教団と関係があったため、捜査令状が発行された。レッドは、フィッチが残した言葉から、セントピーターズバーグの金庫を陸運局のグレンに探してもらうことにする。グレンはレッドと一緒にロシアに行くとがんばり、探した金庫からは、電話番号が記されたカードが見つかった。地元保安官と教団の敷地に入ったリズたちは、教会内で53人の信者が素手やナイフなどで惨殺されているのを見つける。そこに、子供たちとケニヨンの姿はなかった。一方、メリーランド州で大量の爆薬を積んだ車に子供が乗り込み、自爆テロをしようとしているのが見つかる。ナヴァービが子供を説得し救い出す。教団の隠しコンテナには、めぼしいものは残されておらず、もう一台の車が無くなっているという。レスラーは少女が一人逃げ遅れて隠れているのを保護する。メリーランドで保護された10歳の少年は物心ついた時からケニヨンに洗脳され、何も答えようとしない。実は、ケニヨンが一夫多妻制度を維持するために、多くの男の子は配偶者が得られないことになり、ケニヨンは10歳前の少年たちをお祭りと称して、くじ引きで森の中に置き去りにしていたという。ほとんどは死んでしまうがその中で、生き残った少年は自分たちの社会を作り上げた。リーダーはケニヨンの息子デイヴィッドで、父の行った預言を自分が成就させると考えていた。教会を襲撃したのも少年たちの仕業だった。リズとレスラー、少女を乗せた車が何者かに狙撃され、連絡が取れない状態となる。リズが現場を離れた後、レスラーは少年たちに連れ去られた。FBIでは、異変を察してナヴァービがレッドに連絡を取る。レッドは、教団のコンテナにヘルファイアミサイルを預けているルースに頼み、ミサイルのカメラを起動させ、現在場所を特定する。ナヴァービが救出に向かう中、リズも少年たちに拉致されアジトに連れて行かれる。リズとレスラーは脱出を試みるが、その時突入部隊が到着し、少年たちのグループは制圧される。ケニヨンは無残に殺されていた。デイヴィッドが車に乗り込み自爆しようとするが、リズが投降を呼びかける間に味方に狙撃されてしまう。倉庫に残っていた物品はFBIが押収した。リズは関係を改善しようとするレッドに、あくまでもビジネスの関係のみだと突き放す。クーパーは重い病で治験を受けようとするが、対象者から漏れてしまう。古い友人のトム・コノリーが司法長官に就任するのでクーパーをFBI長官に推薦しようとするが、クーパーは病気を理由に断る。トムはコネを使ってクーパーが治験を受けられるよう手配する。リッドは謎の電話番号にフィッチの代理として電話をしてみる。レッドが教団の地下から回収したのは何だったのでしょうね。何せ昔の大統領専用車?それに関連するものか、あるいは関係なく預けているものか。演出的にはなかなかおしゃれでしたけど。レッドとグレンの言い合いというのは、本人たちも楽しんでいる感じがしますね。レッドは人を使うのが上手いはずですが、グレンだけは苦手という設定がレッドの別の面が見られて楽しいです。教団から追いやられた少年たちが、ケニヨンに敵意を持つのは自然だと思うのですが、終末思想だけは持ち続けていたということですね。10歳で身ぐるみ剥がれて山中に放置されても、子供の頃から戦士として育てられているから耐えられたということなのでしょうけど、ちょっと無理があるかなと思いました。食料や武器などを教団から盗んでいたのかも知れないけれど、ケニヨンはそれを見逃していた?リズやナヴァービの説得にすぐに応じるのも何だかなあ。女性の愛情に飢えていたということなのかな。クーパーは偉くなりそうですね。友人のおかげで治験が受けられ、きっと良くなるのでしょうね。奥さんもいて、普通の生活があるのだから、いずれ現場からは離れていきそうですけど。あるいは、その辺で何かストーリーがあるのかも。フィッチが誰と連絡を取っていたのか、今後レッドの立場がどうなるのか、こちらは興味深いです。リズがモーテル暮らしを続けるのは、もしかして港長殺人事件で住所を突き止められたくないからでしょうか。
May 6, 2015
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『自国民テロリスト』いわゆるホーム・グローン・テロリストという旬の話題を取り上げて、なかなか良かったと思いました。本当にいろんな事がありますよね。ダイアンの死もみんなで悼んで、それがセルゲイへを捕らえる正当な理由へと変わって行くステージになったと思います。トニーのプライベートは予測通りかな。ネイビーシールがシリア北部の過激派のアジトを掃討したところ、アメリカ人のサラという女性を救出した。サラは現地で児童保護施設で子供たちの世話をするボランティアをしていたが、誘拐され、1億ドルの身代金を要求する動画が公開された。ギブスはサラから事情を聞くよう命じられる。アビーはアジトで見つかった銃から、テロリストがもう一人いたという。メリーランド州在住のカイル・ナスリーで、父親はシリア人、母親はアメリカ人で、2010年に反戦運動でFBIの取り調べを受けていた。ギブスの聴取に対して、サラは元々孤児で、戦争孤児を支援する団体を通じてシリアに渡ったという。カイルにつていは知らないと言い、帰国できた今は、イスラムの過激思想について本来の教えと反すると訴える、ムサ・イブン・ハサンの講演会に参加したいという。可能ならまたシリアに戻り、子供たちの世話をしたいというサラに、ビショップは違和感を感じる。インターネットやSNSを利用した過激派の宣伝活動で、多くの若者が引き付けられている。親たちは子供が何を考えているのか、知るよしもない。捜査機関が把握しているところでは、現在10数人のアメリカ人が現地に渡っているが、カイルのような未確認の者もいると思われる。カイルの母親は、息子が恋人とヨーロッパを旅行中だと思っていた。一緒に行ったチェルシーは途中で喧嘩をして一人で帰国したという。そのカイルが2日前にアメリカ国内に入っていたことが判った。元妻を亡くして休職中のフォーネルがNCISに現れ、2010年にカイルを聴取したのは自分だという。その時は過激な要素は見られなかったが、人は変わるものだ。ギブスはフォーネルを気遣う。アビーはアジトで押収したハードドライブからもう一人のアメリカ人のDNAを検出したという。もとアメリカ軍人で、懲戒除隊となったランドール・ホワイトで、ホワイトはその後ギャングに入り、逮捕されて刑務所でイスラム教に改宗していた。1年前にトルコに入ったことが確認されていたが、15分前にダレス空港に到着したという。すぐにタクシーを追跡するが、ホワイトは用心深く、追跡されていると察してタクシーを降りてしまう。現場に向かっていたギブスらがホワイトを追い詰めるが、ホワイトは持っていたプラスチック銃で自殺してしまう。ホワイトが宿泊する予定だったホテルには、カイルの存在が確認された。ホワイトから連絡が入ったようだ。ATFのゾーイ・キーツ捜査官がアビーに呼ばれNCISを訪れる。マクギーとビショップはトニーとゾーイが交際しているのを知り驚く。プラスチック銃は3Dプリンターで合成可能で、至近距離なら使える。金属探知機にもかからない。カイルも銃を持っている可能性がある。NCISとフォーネルがカイルの実家の監視を続けるが、やはり連絡があり母親に金を無心してきた。母親に扮したビショップがカイルを呼び出すと、カイルは逮捕される。銃は持っていないが、何もしゃべろうとしない。NCISはカイルがわざと捕まったのではなかと考え、押収したハードドライブの動画の分析をする。そこには、サラが身代金要求の動画を「演じている」様子が残されていた。彼らは金目当ての狂言をしていたのだった。サラの行き先を追ったところ、導師の講演会に参加していることがわかる。その場にいたヴァンスが今にもプラスチック銃を導師に向けようとしているサラを取り押さえ、事なきを得る。トニーとゾーイの関係は仲間たちにオープンになった。フォーネルはダイアンを奪ったセルゲイの仇を討たせてくれ、とギブスに告げる。3Dプリンターの銃は今時の話ですね。プリンターはそれほど高いものではないのと、金属探知機にかかりにくいというのがやっかいだ。何発も撃てないけれど、至近距離での1発は可能。今後、本当にこういう事件が増えるのでしょうね。ホーム・グローンについては、一応分析のようなものがありましたが、いつどこで誰がテロリストになるのか、予測がつくわけではない。先日たまたま読んだオウム事件の総括を読んでいたのですが、「宗教」に引き付けられる人々に特別な傾向があるわけではないというのを思い出しました。やはり勧誘する側の上手さなのかな。あの手この手で人々の安全が脅かされる今の世界に、将来はどうなるのだろうかと不安を感じます。ところで、トニーの恋愛関係ですが、予想通りゾーイとラブ×2で、今度は真剣だからこそ、みんなに秘密にしたいという。そんなの隠したってすぐにばれますが、まあ。良かったのではないでしょうか。私は別に構わないですよ。この先ずっと続くかどうかは判りませんが、トニーの違う面が見られるかも知れませんね。妻を殺されたのはギブスとヴァンス、そしてフォーネルもということで、NCISの女性陣は長生きできないなと改めて思いました。
May 1, 2015
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