CSI :Miami Files Annex
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
冒頭からは想像できない展開となりました。製薬会社の闇みたいなものは「DOPESICK」でも見ましたので、それを頭に置きながら見ました。意外にも、過去のカリシ家の秘密が明らかになったわけですね。異動したカリーはいわば、「ヒルストリート・ブルース」のエスターハウスみたいな立場になったなと、にやりとしました。ザック・パネッサがいきなり若い男女からレイプ犯人と誹謗され、バットで殴られた。犯人はすぐに逮捕されるが、犯行を主導したのはマーゴの方で、オリビアに対して警察を信用しない、反抗的な態度を取る。ザックは身に覚えはなく、2日前から急メッセージやメールなどが届くようになったという。オリビアが粘り強く接し、マーゴはゲームの配信をおこなっているジェイデッド・エンバーが被害者だと明かす。ジェイデッドはアバター姿でゲームの合間にいろいろ語り、フォロワーも多い。その中でセラピーで封印されていた記憶を思いだし、レイプされたと語ったので、マーゴは勝手に犯人はサックだと思い込んだという。ザックはゲームの実況者で、ジェイデッドの元彼だったので、ファンは誤解したようだ。令状を取ってSVUはジェイデッドこと、エイプリル・ディエーソに会う。エイプリルはザックはレイプ犯ではないと断言する。レイプの事実についてはよく覚えておらず、その理由について、PTSD治療の臨床実験で精神展開剤プロトリプタミンという薬を摂取したという。プロトリプタミンには抗うつ作用があり、幸せホルモンが分泌されて記憶がよみがえったらしい。カリシは記憶だけでは立件できないので裏付けとなる証拠を求める。エイプリルが受けた臨床実験はセラピストは2名でセッションを行う。薬の効果もありエイプリルの症状は良くなったという。この分野で第一人者のキャトマル医師は、エイプリルのPTSDとレイプの経験の関係には関心がないと言い切る。患者を治療する事が大事であり、もちろんレイプはしていないという。もう一人のセバーソン医師の様子に何かを感じたブルーノとグリフィンは、個別に話を聞く。キャトマルに対しては敬意をもっているものの、彼は使う薬の承認を得ようと前のめりになっている。実はエイプリルは5年前に精神展開剤を服用した過去があり、それでも研究対象にしている。エイプリルは投薬の効果が顕著で、その頃多くの男性と関係を持っていたらしく、その時に何かあったのではないか。精神展開剤については評価が分かれており、ロリンズは知り合いの心理学の教授に精神展開剤について話を聞く。この薬は羞恥心や判断力を奪う効果があり、患者を無防備にさせるという。ということは、性的搾取を誘発しかねず、幸せホルモンのせいで個人の境界線が取り払われてしまう。だから、患者とセラピストが2人きりにならないようにする。オリビアはエイプリルにキャトマルとセバーソンのセラピーについて聞く。レイプを思い出したのは3回目のセラピーで、目隠し状態だった。リアルな身体の感覚がよみがえったので、泣き出してしまった。その時、セラピストの一人が体をさすってくれたという。オリビアはセラピーでそういう行為は珍しいと言い、脳が感覚を思い起こさせるのではなく、体が暴力を振るわれたというサインを送ったのだと断じる。つまり、セラピーの最中に無抵抗な状態を利用されたのではないか。SUVは2人の医師を疑う。キャトマルは第一人者だけに、業界で逆らう人はいない。多くの論文を書いて、それに関する事業に多額の投資をし、セバーソンと共に2年前にセロライト社と契約をしている。この会社とプロトリプタミンを開発して、臨床試験を行っている。セロライト社のCEOフエンテスは、患者から苦情はなかったと言い、セラピーの様子を動画で撮影し保管していることを認める。エイプリルについては治療に満足していたというが、録画の提出は拒否する。セバーソンの前に、キャトマルと組んでいたフラナリーという人物がいたことがわかる。今は自転車の修理工をしていて、キャトマルについては薬物依存で薬を盗んでおり、セロライトもそのことを知っていたという。とにかく金儲けが目的だと批判するが、キャトマルに言わせるとフラナリーこそ無能で薬を盗んでいたと反論する。質問され、セラピーの時にセバーソンから休憩を勧められ、本来のルールに違反してセバーソンとエイプリルが2人きりになったことを認める。セラピーを録画した動画を入手して確認したところ、目隠しされて横たわるエイプリルにセバーソンが身を寄せ、「やめて」と言うにもかかわらず、体を触り続ける様子が写っていた。これは、明らかに性的な暴行で、他にも確認したところ2名の女性がセバーソンの被害を受けていたことがわかる。セバーソンはそのことを指摘しても、行為そのものがセラピーだと言い張る。患者との間に性的な関係はないとして、心細くなった患者を慰めているという。証拠の動画もあり、カリシがセバーソンを起訴したところ、セバーソン側はあっさりと有罪を認めた。レイプ3件で15年の刑となるが、結局はプロトリプタミンの研究が続く事を守ったのだろう。セロライト社はセバーソンの犯行を放置し続けたが、通報の義務はなく、刑事罰に問うのは難しい。カリシはセロライト社を閉鎖させるため、司法長官にかけあう。セバーソンは逮捕されたが、今後もセラピーで被害者が出る可能性がある。裁判となり、カリシはセロライト社が録画したセラピーの動画をチェックするのに人手が足りず、患者を守る事ができていないというフエンテスの言葉を引き出す。判事は、フエンテスの弁護士とカリシを前に呼び、業界におけるセロライト社の果たす役割を評価するという。弁護側からCEOのフエンテスを解任させると申し出ると、会社への精査請求を却下するとしたので、カリシは納得できない。カリシはオリビアに、自分の母親が妊娠中にのんだ抗うつ薬に副作用があるとわかって中絶した事を話す。その後集団訴訟を持ちかける動きがあったが、裁判はおこなわれず個人で裁判を起こす金もなく、母は泣き寝入りとなった。オリビアはそれでもセバーソンを刑務所に入れ、フエンテスをCEOの座から引きずり落としたのだから、負けじゃないと慰める。グリフィンが古い殺人事件のファイルを持ち出した事がオリビアに伝わり、オリビアはその理由を尋ねる。確かに過去にオリビアはミスを犯してきたが、責任を取る覚悟はできているというと、グリフィンは自分の父が関わった発砲事件のファイルを出す。グリフィンは真相を突き止めて、それを警察本部長に渡すつもりで、父の名誉が汚されることもいとわないという。タイナン局長にはずっと支えられてきたが、今の立場は耐えられない。オリビアはグリフィンに覚悟はできているのかと問う。制服姿のカリー警部はなかなかかっこよかったです。置かれた場できちんと仕事をしている姿はカリーらしいなあと思いますし、グリフィンが何かを探っている事にピンとくるところもさすが。タイナン局長はオリビアの過去の捜査の落ち度を探していたのでしょうか。それをどうするつもりなのかわかりませんが、さすがにグリフィンも嫌気がさしてきたのか。父親の発砲事件をタイナンが手を回してもみ消した?事実をどこから知ったのか。資料を探すついでに、ついにパンドラの箱に手をかけてしまったのか。オリビアも、この件を聞いてはいたけれど、ここまで来るとタイナンの息の根を止める行動になってしまう。さて、どうなるのでしょうね。精神展開剤については日本では麻薬として指定されていると言うことだそうですが、セロライト社が日本を拠点としているという設定については、何でだろうと思いました。レイプ事件の真相は予測できましたが、最後にカリシの母親の話は驚きました。そういえば、過去にそういう話がありましたね。(The Burden of Our Chances)それもあって、無謀な賭けに出たのか。薬そのものを問うわけではなく、臨床試験のあり方を問い続けたけれど、司法側は研究を遅らせるのはいやだったわけだ。会社から裏金が回っているとか、そういう話にはならなかったですね。
August 1, 2026
コメント(3)