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July 28, 2016
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カテゴリ: HOMELAND
シーズンフィナーレ。

そんな~と思いつつ、ラストシーンを何度も見返してまた違った思いも湧いてきます。



地下鉄の線路にカシムを追ったキャリーは、潜んでいたカシムに銃を奪われる。
キャリーはカシムにテロに対する迷いがあると見て、ビビを止めろと説得する。
カシムは言葉でビビを止めると言い丸腰で立ち向かうが、ビビは言うことを聞かず、まず自分を殺せというカシムを撃ってしまう。
キャリーはもみ合う2人を撃ち、ガス噴射を止める。キャリーはカシムの最期を看取る。
残りのテロリストは連邦警察が追っていると聞き、キャリーはソールに家に帰りたいという。
ソールはイヴァンを取り調べ、アリソンの居場所とロシアへの脱出方法を聞き出そうとする。

そのころ、アリソンはロシアのセーフハウスで治療を受け、脱出の時を待っていた。
BNDは国家を危険に陥れたとしてサットンを逮捕する。
アストリッドはサットンとヌーマンの接点を探す。
ぐっすり眠ったキャリーの元にヨナスが戻り、2人は久しぶりに愛し合う。
キャリーはよりを戻したと考えるが、ヨナスはキャリーが今日のテロで危険な目にあったことを知り、もう元の生活には戻れないという。
自分の息子が危険に巻き込まれるのはもうごめんだ、決して上手くいかないという。
クィンを見舞ったキャリーは、クィンが発作を起こし大脳出血で緊急手術を受けた事を知る。
長時間の手術は終わったが、主治医は意識が戻っても後遺症は残るだろうという。
キャリーは自分たちがクィンを苦しめたと罪悪感に浸る。
4日後、アストリッドはサットンにマルワンが自殺したこと、ヌーマンを捕らえCIAの流出文書は回収されたことを伝える。
サットン自身はどんな罪も恐れないが、ヌーマンについては、半年ごとに亡命資格が見直され、トルコに送還されるかも知れないという。

アストリッドはサットンに取引を申し出る。
アダールがクィンを見舞い、回復の見込みが見えない事にクィンの半生を思いやる。
そして、クィンがシリアに出発するときに隊に委ねたキャリー宛の手紙を渡す。
ソールはキャリーを再びCIAに戻すよう、長官にも許可を得て仕事のオファーをしていた。
その答えを求められて、キャリーは自分はもうかつての自分ではなく、テロはこれからも起こる、戦い方が判らないと断る。

デューリングと会ったキャリーは、ソールのオファーを断った事を告げ、逆にデューリングから、世界を良くしようとするパートナーとして人生を共に歩みたい、とオファーを受ける。
答えはアメリカに戻り娘と過ごしてからでよいという。
ロシアが用意した車のトランクに忍び、国境を越えようとしたアリソンは、待ち伏せしていたソールの指揮する部隊に暗殺される。
手紙を読んだキャリーは、クィンの病室のドアを塞ぎ部屋を暗くする。
心拍モニターを外して自分の指にはめたキャリーは、急に光が差し込んだのを見る。





あの手紙、どうしても内容が知りたかったあのキャリー宛の手紙の中身がついに判りました。
泣けますよ、本当に。
「永遠に君のものだ」というあの字幕は違和感がありましたが(単なる文末の言葉では?)、「I Loved You」が一番言いたかったことですよね。
英雄として送ってくれという事でもなく、岬の灯台の光のようなもの、がけを避けてハンドルを切る時にちらちらする光のようなものだと思って欲しい、というこの謙虚な控えめな言葉には正にクィンの人柄が溢れていると感じました。
ネットの書き込みではあの手紙はルパート・フレンドが書いたという噂があるらしい。
タイトルの「a false glimmer」は砂漠でよく見た微弱な光の見間違いという事ですね。
それはキャリーとの関係でも一瞬の希望なり夢として幻のように見えた。
でも、目の前にあるのは幻ではなく、逃れられない死。
自分にふさわしいのは暗闇で、死に際してクィンは暗闇を求めている。
だから、キャリーは明るい病室ではなく、クィンのために誰にも邪魔されない静かな死、暗闇を用意しようとしたのですね。
最初、キャリーはクィンを殺すつもりなのかと思ったのですが、心拍モニターを自分にはめ直したところで、そうではなさそうだと思いました。
そうして、突然の光は何を意味するのか。もしかして希望の光?
教会で祈った事に神様が答えた?
キャラクターとしては、このエピソードでクィンが死ぬのならきれいにまとまっていましたよね。
アダールが初めてクィンの経歴に触れて、16歳でストリートキッドとしてリクルートし、香港の主計官に取り入らせ、その天才ぶりを評価して最年少の工作員として訓練した。
クィンとしては、普通の人生や恋愛を望めないことは納得の上でしょうし、名誉の殉職で彼らしい人生だったのではないか。
ルパート・フレンドが今年ガールフレンドと結婚したというニュースを聞いたので、もしかして「Homeland」でけりが付いたかなと思ったのですが。
ただ、一応シーズン6にもルパート・フレンドがクレジットされていて、どういう形で出てくるのかは今から気になって悶々しています。
優秀な工作員として復帰するのは無理だろうし、キャリーが罪悪感からクィンの介護をしているというのも考えにくい。
シーズン6まで制作されるのは始めから決まっていたので、期待しましょう。
テロの形も日々変化してきていますし。
ところで、最後にデューリングのオファーはあれは何でしょうね。
ヨナスと別れさせようとしていたのはそういう事だったのか。
やたらキャリーに親切だったのはそういう事だったのか。
優秀な人物だったから、公私ともにパートナーとして一緒にいて欲しいというのは、金持ちのわがままだとしか思えないです。おっさん、もうキャリーに近寄るな~
サットンはヌーマンの命を守るために、ジャーナリスト人生を棒に振った訳ですね。
ここも、美談のようでもあるけれど、刑務所に行きたくなかったと解釈されてもしかたない。
アストリッドは本当にお手柄でした。
アリソンはやはり死を持って償ってもらわないと。
元スキー選手だったイヴァンは今後、ソールの情報源となるのかしら。
スパイに裏切りはつきものです。
とにかく、シーズン6が気になって気になってしかたないです。





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Last updated  March 30, 2017 06:10:57 PM
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