アメリカのNCIS系視聴者の中には、一部、ホワイト・マッチョな??……ヘイト・クライムや人種差別を作品で取り上げることを嫌う視聴者がいることも熟知しつつ……それでも……娯楽作品の中でもこのテーマを描いた制作者・脚本家などの姿勢は素晴らしいと思います。日本のドラマ制作者には是非とも見習って欲しいですね。……タナカ中尉へのヘイト落書き=「Go Home J*P」は、日本でよくあるヘイト落書きと全く同質ですから。
「I'm so pissed, but more than anything, I'm just... sad. I'm just deeply sad.」から始まるディークスの言葉……「We have to be better than this, 'cause this is not the country that I know and love.」まで……本気の訴えだと感じました、ケンジーの表情もまた。
ディークス「Essentially、パパ・ストラウスは彼の全人生をかけて息子を憎悪マシーンとして作り上げてしまった。……とんでもない子育てだ。……父親が憎しみに満ち、恐怖や怒りを抱えていなければ……そして、息子に毒を盛らなければ……こんな事件は起こっていなかった。」「タナカ中尉はいつも通り、桟橋で釣りをしていたはず。」 ケンジー「Baby, it is just as easy for us to raise our child with love and acceptance as it is to fill them with fear and anger.」―――訳すのが難しいなぁ……字幕のように意訳かな……赤ん坊の、育児では「恐怖や怒り」を愛と受容で包み込んでいくことは難しくない。 ディークス「I hope so.」、ケンジー「I know so.」