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南仏系修行の旅は続いております。(笑今日は、コルシカ島から。珍しく高島屋なんて高価な場所で購入しました。(苦笑本当は、ジゴンダスとコルシカの2本を買ったつもり(間違いなくその2本を店員さんが持つところまで見ていた)だったのですが、店員さんのマジックでコルシカが2本入っていました。交換に行くのが面倒で、そのまま頂くことに…(爆コルシカ島のワインというのは初めて見ました。今までコルシカ島にAOCがあることすら知りませんでした。(謝コルシカ島と言えば、フランスと言うよりイタリアに近い、地中海の島で、ナポレオンの出生地くらいの知識しかありませんでしたが。AOCを名乗れる地域は8つもあるのですね。今回はその中のひとつ、フィガリの一品です。セパージュは、ニエルツチョ、シャッカレル、グルナッシュ、シラー、ヴェルモンティーノだそうです。では、テイスティングレポートを。香りは果実の甘みと樽から来るクリーミーさが印象的です。極めてまろやかで、可愛らしい雰囲気です。味わいは、予想ほど濃くはなく、綺麗な酸味で飲みやすいです。タンニンのざらつきが少々強めです。余韻は短いです。期待以上の好感触。全体のバランスは極めて良好。タンニンの残り方と、酸味がすぐ消えてしまうのが難点と言えなくもありませんが。余韻が短いのと、クリーミーなまろやかさで、ガブガブ飲めてしまいます。結論。非常にチャーミングなワインです。購入価格は4000円弱でしたが、コストパフォーマンスは非常に高いです。ネット検索では、在庫を見つけることが出来ませんでした。ただ、輸入元がエノテカですので、今後出回る可能性に期待します。不思議なことに、一本にはタイユヴァン・セレクションの小さなラベルとエノテカラベルがあり、もう一本にはエノテカラベルのみが貼られていました。これがタイユヴァン・セレクションだったら、さらに流通を期待できるのですが。真相は不明です。もし、見かけたら、是非!是非!ご購入をお勧めします。
2006年01月31日
エルミタージュは、ボルドー、ブルゴーニュに次ぐワイン産地、ローヌの中でも最も有名なワインの一つです。エルミタージュ(隠れ家)というこのワインの名前は、法王イノセント3世の十字軍に参加した騎士、ギャスパール・ド・ステランベールが世捨て人となりこの地に住まい、葡萄の木を植えた、という伝説からきており、フランスで最も古い葡萄畑の一つとも言われています。ではテイスティングレポートを。強烈なフルーティさです。あとは、カカオ、コーヒー、胡椒等々、凝縮した濃厚さを感じます。味わいはパワフル。かなりのボリューム感とほんのりとした甘み、若々しい酸味がバランス良く感じられます。余韻は長く良質です。同じシラーを使うコート・ロティと比較すると、こちらの方が繊細な印象です。共にパワフルですが、香りも味わいもコート・ロティは強烈なインパクトがあります。飲みやすさという点ではエルミタージュに分がありそうですね。またしてもコストパフォーマンスの高さに驚かされました。このワインは5000円代ですが、味わいは当然それ以上。E.ギガルのフラッグシップである、ラ・ムーリーヌ、ラ・ランドンヌ、ラ・テュルクのクラスになるとどんな味わいなのでしょう。妙に気になってきました。(笑結論。非常に上品なシラーです。パワーと繊細さの調和は見事。■■■ エルミタージュ E.ギガル 在庫情報 ■■■
2006年01月30日
前回のドメーヌ・デュ・ペゴーと一緒に飲みました。以前に同社のコート・ロティをレポートしました。そのパワーと品質の高さに驚かされましたが、今回の相手はドメーヌ・デュ・ペゴー。おまけに価格差は倍。さていかがな結果となりますか。ブラックベリー、タバコ、肉、革、黒胡椒、ナツメグ等々、香りは素晴らしく豊かです。味わいは少々若々しい感じがしましたので、半分をデキャンタージュしてみました。そのままでも充分に美味しかったのですが、デキャンタージュした方は柔らかな甘みが感じられ、ありあまるパワーを丸くしてくれます。余韻は長く、綺麗なバランスを保ってくれます。酸味の美しさがこのパワフルなワインにシャープなイメージを与え、華やかな香りが優雅さを支えています。2時間の間に徐々に熟成香が増し、複雑さも増していきました。これ、本当に3,000円代のワインですか!?信じられないコストパフォーマンスです。倍額、いや、1万円クラスと言われても納得の味わい。ドメーヌ・デュ・ペゴーの7,000円も安いと感じましたが、ハッキリ言ってこちらも同等以上の味わいがあります。結論。驚愕のコストパフォーマンス。何を置いてもこれは買いです。ボルドーの気品ある複雑さとブルゴーニュの繊細な優雅さを併せ持つこのワイン。きっと多くの人が満足出来る味わいです。ドメーヌ・デュ・ペゴーも満足のいく美味しさでしたが、価格差を考えるとE.ギガルの圧勝でした。■■■ シャトーヌフ・デュ・パプ E.ギガル 在庫情報 ■■■
2006年01月27日
5大シャトー・DRC 対 太陽ビール・ワイン事業部の選ぶワイン対決4回目。5大シャトー(2002)のテイスティングの続きです。オーブリオン、ムートンを飲み終え、ラトゥールの描写が続きます。ラフマニノフの交響曲第2番が雫の見たラトゥールでした。ラフィットは陽性の森を抜けた先にあるノイシュヴァン・シュタイン城、その内部は端正で華やか。マルゴーはクレオパトラ、女王の宮殿。贅を尽くしこの世で最も優美な佇まいと気品。そこへ、石川兄弟の親父が登場。彼の5大シャトー持論が展開されようとします。どうやら来週はこの親父が、5大シャトー攻略の糸口となるワインを出してくるようです。糸口となるのは意外なワインと予告にあります。来週のタイトルは「盛者必衰の理」です。って事はスーパーセカンドでしょうか。でも、それもすでにブランドですからね。やっぱり、ニューワールド系の無名ワインを持ってこないとインパクトには欠けるような気がします。さ、来週紹介されるワイン、おそらく一気にネットショップからは姿を消すことになりますから、みなさん購入のタイミングを誤らないように!(苦笑と言うことで、今週のワインも再び5大シャトーです。5大シャトーとセカンドラベル をまとめましたのでそちらもご覧ください。「神の雫」ストーリー展開考察 なんて暇な事もやってみました。そちらもどうぞご覧ください。
2006年01月26日
シャトーヌフ・デュ・パプは、法王の新しい城という意味です。ボルドー出身の法王クレマン5世が、この地に城を建てたのがきっかけで、この城の周りでワインを作るようになりました。その品質の高さから、ここのワインはシャトーヌフ・デュ・パプとして有名になりましたが、同時に偽者も多く出回り、法的に規制する動きが出てきました。これがフランスAOC法のきっかけとなり、1935年、シャトーヌフ・デュ・パプはAOC認定第1号のワインとなりました。また、シャトーヌフ・デュ・パプはグルナッシュ、サンソー、シラー、ムールヴェードルなど13種類のブドウ品種からブレンドすることが許されています。使用するブドウと比率は生産者によって異なるため、同じシャトーヌフ・デュ・パプでもかなり違ったものになります。生産者の数は300軒以上もあり、品質も玉石混交といった状態です。今回のドメーヌ・デュ・ペゴーはその中でも非常に良質な造り手として有名で、かのロバート・パーカーもこのドメーヌに5つ星(最高評価)を付けています。では、テイスティングレポートです。香りは極めてフルーティです。華やかな中に、胡椒、革、肉などの複雑な香りもあります。味わいはパワフルでほんのり甘く、凝縮されたうまみとチャーミングな酸味のバランスに好感が持てます。余韻も長く綺麗です。このワインを飲む時にグラスを非常に迷いました。最初の一杯はブルゴーニュグラスで、あとはボルドーグラスにしました。ブルゴーニュタイプですと、新鮮なフルーティーさが半減し、熟成香の方が強調された感じになります。ボルドータイプではフルーティーさが際立ち、ワインの凝縮感がよりバランス良く表現されるように感じました。2時間ほどで飲み干しましたが、その間多少熟成香が増した程度でほとんど印象は変わりませんでした。その点から見てもまだまだパワフルで、今後の熟成も期待できると思いました。結論。優美なワインです。しっかりとしたボディを持ちながらも、優しい口当たりと、柔らかな喉ごしでそれを包み込んでいます。■■■ シャトーヌフ・デュ・パプ ドメーヌ・デュ・ペゴー 在庫情報 ■■■
2006年01月25日
カレラシリーズの最後はセレックです。他にもシリーズはありますが、あいにくまだ私は飲んでおりませんので。とりあえず、今回でキリです。前出3つの畑の位置から比べると今回のセレックはインディアン・クリークを挟んで、リードの北側に位置します。これはカレラのラベルに地図がありますので、機会があればご覧ください。では、テイスティングレポートです。色は濃い赤で多少茶色味を帯びています。香りはかなり複雑で、果実、土、バニラなどなど。ただし、全体の印象は軽めです。渋みも軽くなめらかです。ジェンセン、ミルズ、リード、セレックと飲んできましたが、一言で雰囲気を言えば、ジェンセンはミネラル感が独特。ミルズは繊細な感じ、リードは果実味が豊かです。そして今回のセレックはジェンセンを軽くしたようなイメージです。ただ、やはり同じ造り手で、隣接する畑のせいか、全体のベクトルはよく似ています。結論。深い味わいがあります。個人的にはジェンセンの次に美味しいと思います。ということで、カレラシリーズ、私の好みはやはりジェンセンでした。ありきたりな結論でゴメン!1万円以下で飲めるピノとしてはどれも非常に良くできていると思います。ちょっと思い切ってワインを選ぶ時には、是非お試しください!この昨年10月くらいからでしょうか、カレラシリーズはあちこちのショップで見かけるようになりました。ジェンセンは相変わらず、入荷即完売って感じですが。■■■ カレラ ピノ・ノワール "セレック" 在庫情報 ■■■
2006年01月24日
連発でカレラシリーズです。今日はリード。色合いはかなり茶色っぽいです。これはカレラシリーズ共通ですが、ヴィンテージよりも熟成の色が濃く見られます。ミント、スパイスのインパクトを強く感じます。ミルズよりも濃厚な果実感があります。ただしミルズの方が甘い果実ですね。日向の土、埃っぽい香りもあります。そのあたりの香りに、ビオワインっぽい雰囲気もあります。舌触りは極めてなめらかです。酸味は残りますが、嫌みはありません。ジェンセン、ミルズに比べると果実味に特徴があるように感じられます。先の2本に比べるとヴィンテージが古いせいもあってか、熟成香が色濃く感じられました。結論。とても綺麗な味わいのピノ・ノワールです。ブルゴーニュのピノが持つ気難しさはなく、非常に飲みやすく、美味しいワインです。逆に気難しさが多少匂っても良いのでは…と思ってしまうほど素直ですね。(笑では、明日はセレック。これでカレラはとりあえず、キリをつけます。■■■ カレラ ピノ・ノワール "リード" 在庫情報 ■■■
2006年01月23日
ブログのカテゴリを地域ごとに区分し直しました。そしたら、予想通りというか、、、フランスブルゴーニュばかりのレポートになっていますね。(苦笑ちょっと少ないところを補強します。と言っても他の地域はそれほど飲んでいませんので、知れたモノですが。とりあえず、カレラシリーズから(相変わらずピノです:爆)カレラは以前にジェンセンのみ取り上げていますのでそちらも良かったらご覧ください。カレラと言えばロマネ・コンティ。ロマネ・コンティに対抗できるワインをつくるべく、土壌からこだわり、ついにはカリフォルニアでロマネコンティの畑にそっくりな条件の土地を見いだしたというこだわりのワインです。 何処までが真実かは解りませんが、土地探しの際には持てるだけの科学技術を駆使し、人工衛星まで使ったとか… 苗木はロマネコンティからの移植だとか… ま、いずれにしても山の中の土地をわざわざ開墾したことは事実ですし、できあがったワイン(特にジェンセン)は入手は極めて困難なほど人気があることも事実です。コミック「ソムリエ」の第6話では、100万ドルの小切手を賭けたブラインドテイスティングの場面でカレラ・ジェンセンが登場します。主人公:佐竹城はジェンセンの特長を「グラスに残るワインの粘着性は高い、北の地方か、香りは複雑、鮮烈なイチゴやプラムの香り、土臭さや動物的なニュアンスすらある、ヴェルヴェットのような舌触り、アルコール分が高く、果実味と強いミネラルを感じる。ヴォーヌ・ロマネ村の極端にブドウの収量を減らして果実を凝縮させる生産者、間違えようがない。ロマネ・コンティだ!」と一端は間違えた答えを導き出します。最終的には相手の好みを読み取り、それがカレラ・ジェンセンであることに気が付くのですが。さて、今回はミルズです。ローストの香りが際立ちます。苺やベリーの香りもたっぷりとあります。非常に上品なピノの風合いです。味は抜栓直後は少々酸味がきつい印象でした。抜栓1時間ほどで果実感が甘い濃密さに変化してきました。余韻に残る渋みに多少の違和感(ざらつき)はありますが、バランスは良好です。ジェンセンと比較すると、全ての印象が軽いようです。軽いじゃないですね。「エレガント」と言い直します。複雑さは間違いなく同等くらいに感じます。ある、ワイン販売会社の社長が、カレラを大ざっぱなワインだと評価されるのを聞きました。なんとなく、ワインを評したのではなく、個人的な悪感情があるのかなと想像してしまいました。すくなくとも私はカレラを大ざっぱとは思いません。繊細さもしっかりとある、非常に良質のピノだと思います。結論。これがロマネ・コンティの味わいに近いのかどうか、解りません。(苦笑ただ、それを考慮しなくとも美味しいワインであることに違いはありません。お値段は少々高価ですが、その価値は充分にあると思います。■■■ カレラ ピノ・ノワール "ミルズ" 在庫情報 ■■■ちなみに、一緒にテイスティングした、ロマネ・コンティの味も知っている、Sシェフの言葉では、ロマネ・コンティと最も異なる点は「キ~ン」とこない所。 だそうです。 なんじゃぁあ?「キ~ン」って??? (笑 ミネラルかな?
2006年01月20日
5大シャトー・DRC 対 太陽ビール・ワイン事業部の選ぶワイン対決3回目。本間のおごりで、5大シャトー(2002)のテイスティング開始です。まずは、オーブリオン…グラーヴ地区にありながら、ボルドー1級を名乗れる唯一のワイン。そのあたりのウンチクの後、雫のテイスティング、東洋の寺院の光景が描かれます。続いて、ムートン…1855年の格付け制定時には2級の格付けをされながら、1973年に念願の1級に格上げされたワイン。雫のテイスティングは以前にのんだ82年の印象を語る程度でさらっと次に。そして、ラトゥール。みやびが一番好きだというワイン。その畑の位置の説明の後、雫のテイスティングです。闇の中から浮かび上がった光景は、オーケストラ…う~む、先の長そうな展開ですね。まぁ、やっぱり5大シャトーは全部テイスティングしないと話は始まらないし…週1本ずつ描かれるよりはいいか…(苦笑ウンチクばかりの話の中で、さらにど~でも良いようなおまけ。ムートンの格上げに最後にサインをしたのは現フランス大統領シラク氏だそうです。当時農業大臣だったのですね。あと、雫がラトゥールを飲んだ際に浮かんだ光景のオーケストラのいた場所はウィーンの楽友協会です。世界に名高い、最高の音響空間をもつホール(大阪のいずみホールはここを模して造られました)ですが… なぜ、ラトゥールに?(笑と言うことで、今週のワインは再び5大シャトーです。さすがに3週連続で5大シャトーリンクは疲れます。5大シャトーとそのセカンドラベルをまとめましたのでそちらもご覧ください。
2006年01月19日
コミック「神の雫」で、五大シャトーをテーマに扱ったお話しが始まりました。それにちなんで、五大シャトーとそれに代わる(?)安価なワインをご紹介します。五大シャトー代替ワインはこちらからどうぞ!
2006年01月18日
前回のギガルと一緒にいただきました。こちらはオーストラリアのトルブレック社の一本。ちょうど、価格的にもギガルと同等の品で比較はとても興味深いものになりました。トルブレック社は1994年の設立からわずか10年で、コート・デュ・ローヌの高級ワインに匹敵する品質と味わいを持つオーストリアの傑作ワイナリーと評されるほどの実力を発揮し、一躍有名になった会社です。ラインナップも豊富で、デイリーワインから超高級路線まで充実する中、ザ・スツルイは中堅的位置にあるワインです。セパージュはシラーズ100%。こちらは、知人からの紹介でピックアップしました。では、テイスティングレポートです。色は、向こうが見えないほどの黒さです。これぞシラーズ。(笑さぞや濃厚な香りが、と思いきや、広がりのある極めて上品な果実の香りがします。2003年にもかかわらず、すでに落ち着きのある風合いです。香りの種類は黒い果実の香りが中心ですが、木の香り、土の香りも強く感じます。味わいは、まるでスープを飲んでいるような濃厚さを感じます。スパイスの効いた、しっかり煮込んだトマトソースって感じです。余韻も長く、濃厚です。4時間の後には少々フラットな味わいに変わってしまいましたが、抜栓直後の味わいは完全にギガルを超えていました。 エレガントなシラーズと紹介された一品ですが、その言葉通り気品に満ちた味わいに大満足です。結論。数人で飲みたいときに開けて、気軽に飲んで美味しい一本。短時間勝負で、もう一杯飲みたいなぁと思うくらいが一番幸せでしょう。■■■ ザ・スツルイ トルブレック 在庫情報 ■■■
2006年01月18日
「今年は南仏を極めましょう」我がワインの師、Sシェフからの神のお声で、早速第一弾ワインを飲ませて頂きました。と言うことで、今年は南仏系ワインの紹介が増えると思います。(笑ローヌの帝王との呼び名も高いE.ギガル社のワインです。特に有名なのはラ・ムーリーヌ、ラ・ランドンヌ、ラ・テュルクの3本ですが、とても高価でそう簡単に飲めるワインでもありません。(苦笑そこで、ベーシックなシラーとしてコート・ロティ ブリュンヌ・エ・ブロンドを飲みました。セパージュはシラー96%、ヴィオニエ4%。このワインは自社畑産葡萄ではないそうです。コート・ロティはボジョレのすぐ南に位置します。その名の通り、日当たりの良い斜面に葡萄が栽培されています。私は写真でしか見たことはありませんが、日本では絶対に畑にはしないだろうと思われるような急斜面に葡萄の木が並んでいる様子は壮大な印象すら受けます。では、テイスティングレポートです。色は思いの外透明感のある、深いルビー色をしています。今まで飲んできたシラー(シラーズ)と比べるとかなり薄い印象です。香りは、やはり濃厚で、赤や黒い果実が山盛りになっているような感じです。さらには杉の木、沢山のスパイス、土、ほこり… それらが渾然一体となって痛いほどの香りです。味わいはタンニンが濃厚です。上品な甘みと、抜けるような酸味。余韻は極めて長く、カシスやナッツ、チョコレートのような濃厚さを残します。抜栓後4時間をかけていただきました。最後の方では、徐々に全体の印象が落ち着いてきました。2001年ですが、まだ飲むには早すぎた感じがします。ただ、美味しい事に変わりは無いですが。(笑結論。ゴージャスな美味しさ。目映いほどの香りの攻撃にやられないようにしましょう。■■■ コート・ロティ ブリュンヌ・エ・ブロンド E.ギガル 在庫情報 ■■■
2006年01月17日
1731年創業というブルゴーニュの名門、ブシャール。コート・ドール周域に130ヘクタール以上の葡萄園を持つ、大地主だそうです。イエスの幼い姿をラベルに描いた「ランファン ジェズュ」が殊に有名ですが、そちらのレポートはまたの機会にさせていただくとして、今回はサントネーです。サントネーは白ワインで有名なサシャーニュ・モンラッシェ村の南に位置します。日本ではあまり有名ではないと言いますか、徐々に知名度が上がってきたところという感じですが、ヴォルネイやポマールに比較されるほど、近年ではその実力も高く評価されつつあります。では、テイスティングレポートです。ブルーベリーやフランボア、果実の香りが強く感じられます。香りのボリューム感は非常に豊かです。味は酸味、甘み、渋味などなど、要素は悪くないと思うのですが、バランスが今ひとつ良くないように思えます。抜栓直後は酸が立ち、徐々に舌に甘みが残るようになりました。要素の各々が個別に主張している感じで、和んでいない気がします。タンニンのざらつき感もあります。味わいのバラバラ感は同じブシャールのブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ヴィニェに非常に似た印象です。バラバラの主張を「にぎやか」、もっとよく言えば「華やか」と表現してしまえば美味しそうに聞こえるのでしょう。これはブシャールの安価路線の味の特長なのかもしれないです。「ランファン・ジェズュ」のような高級路線とは明らかに異なる味わいだと思います。ラ・ヴィニェに比較すればヴィンテージが古かったためか、全体の印象は良好です。力強さが増している感じです。ただ、これもお値段を考えると、コストパフォーマンスは非常に優れていると言わざるをえません。3,000円以下で買えれば、かなりお得な一本です。私の中では、これが5,000円以上だとちょっと「?」マークが付きます。(笑これも少々冷やした方が美味しいようです。■■■ サントネー・プルミエ・クリュ ブシャール・ペール・エ・フィス 在庫情報 ■■■
2006年01月16日
もう一本同じ畑から。名手、アルマン・ルソーです。シャルムの畑は、マゾワイエールの畑もシャルムを名乗ることが出来、造り手は60家を超えるそうです。98年は96年に比べればヴィンテージ的には落ちるようですが、造り手がアルマン・ルソーということで期待の一本です。早速、テイスティングレポートへ。グラスに注いだ瞬間にすでに驚きです。美しいルビー色、艶のある透明感。素晴らしい美しさです。香りも素晴らしいの一言。ベリー系の果実、クリーミーな樽、スミレの花、鹿肉を思わせる熟成香もあります。味わいは非常にクリアでまろやかな甘みと綺麗に広がる酸味。渋みは穏やかで、まとわりつくようになめらかです。余韻は極めて長く、香りの広がりは見事です。シャンベルタンらしい強さも持ちながら、モレ・サン・ドニを思わせる優雅さを感じさせます。香りは2時間ほどでさらに広がりを見せ、最終的にはクロ・ド・タールにも似た濃厚さすら感じさせられました。「麗人」そんな言葉がぴったりと合いそうな素敵なワインです。結論。香り、味わいともに至福の時を過ごせます。やられた、シャンベルタンは苦手とはもう言えません。(苦笑■■■ シャルム・シャンベルタン ドメーヌ・アルマン・ルソー 在庫情報 ■■■
2006年01月13日
因縁のシャンベルタンです。ブルゴーニュ好きの私ですが、シャンベルタンに限っては何故かしっくり来ない印象が強く、周囲がなんとか旨いと言わせようと、あれこれ飲まされ続けています。(笑ありがたい事です。96年、ブルゴーニュのグレートヴィンテージです。造り手は、私はいまいちなじみの無いアンリ・ルブルソー。このドメーヌは、96年あたりから模索中だった造り方も安定し、評価が上がっているそうです。では、テイスティングレポートです。香りはスミレと熟した黒果実が強烈です。味わいはグレートヴィンテージ故か、極めて透明感のある新鮮さを感じます。少々舌先にピリピリとした感じがありますが、渋みはなめらかで、余韻は長くとてもバランスが良いです。シャンベルタンにしては軽い印象。いつも感じる鋼鉄のような力強さは影を潜めています。これなら私もOK、というか美味しいです。シャルムの名のとおり、とてもチャーミングな印象。結論。納得のブルゴーニュ。確かなシャンベルタンの影を感じつつも、ミュジニーにつながるエレガントさも兼ね備えたワインです。残念ながら、楽天ではアンリ・ルブルソーのワインを扱っているお店は無いようです。下のリンクはシャルム・シャンベルタンにしておきます。■■■ シャルム・シャンベルタン 在庫情報 ■■■
2006年01月13日
先週の続き、5大シャトー・DRC 対 紫野原(太陽ビール・ワイン事業部)の選ぶワインの飲み比べを申し出た紫野原。3日後の対決の結果、もし紫野原が負けたら、新規出店スーパーのワインアドバイザーとして引き抜かれる条件になってしまいます。ブランド志向に変わってしまった初恋の彼、紫野原の選ぶワインで、昔の笑顔を取り戻すことは可能でしょうか。早速、ワイン専門店ISHIKAWAに乗り込む、雫、紫野原、本間の3人。まずは、5大シャトー(2002)のテイスティングです。話の展開からすると、ブランド価値の無い(?)ワインを選ぶようです。5大シャトーより美味しいノーブランドワイン。う~ん、これはスゴイ挑戦です。私のしょぼい経験では想像を絶します。(苦笑ニューワールド系へ行くしかないような気もしますが、さて、今後の展開に注目!と言うことで、今週のワインは再び5大シャトーです。■■■ シャトー・ラフィット・ロートシルト ■■■■■■ シャトー・マルゴー ■■■■■■ シャトー・ラトゥール ■■■■■■ シャトー・オーブリオン ■■■■■■ シャトー・ムートン・ロートシルト ■■■
2006年01月12日
セパージュは ティブラン 100%です。正直初耳の葡萄でした。(苦笑ティブランという葡萄の起源は古代ローマともメソポタミアとも言われるそうで、非常に気難しい品種なんだそうです。フランスでティブランの生産者は少なくはないのですが、100%ティブランのワインを作っているのはクロ・シボンヌのみだそうです。このワイン、ロゼなのですが、アルコール度数は14.5度もあります。早速テイスティングレポートです。グラスに注いでまず、色に驚かされます。これがロゼ!?ほとんど赤ワインです。琥珀色からオレンジがかったエッジのグラデーションが熟成の度合いを示しています。香りは… まずフランボアの濃厚な香り。葉巻や枯れ葉、鉄、スパイスと言った具合にかなり複雑です。高いアルコール度数が信じられないほどなめらかな味わいで、綺麗な酸味にマッチした渋味。ロゼと言うよりは完全に赤ワインの延長線上にあります。余韻も長く、ちょっとビオワインっぽい雰囲気を残します。イタリア系レストランバーに持ち込みで、店長、シェフと飲みました。店長は、「ハウスワインにしたい」と言うくらいの気に入り方でした。結論。美味しい!飲みやすさと複雑さの両方を兼ね備えたワインです。初心者からかなりのワイン好きな方まで楽しめる一品でしょう。残念なことに、国内流通量が極めて少ないようで、ネット検索を掛けても在庫のある店はヒットしませんでした。メインインポーターのINAは野村ユニソンという商社に吸収されてしまうようで、少々怪しげな雲行きです。すでにINAのトップページからはサイト内は閲覧出来ない状態ですが、データは残っているようですので、URLを貼っておきます。http://www.ina-wine.com/products/frpv0007.htmlいずれにしても、興味のある方は見つけたら即買いしてください。(笑
2006年01月12日
言わずと知れた、五大シャトーの筆頭、ラフィットのセカンドラベルです。ファーストラベルの方は、お値段も高価ですし、なかなか気難しいワインのようで、私は未だに「当たり!」というヴィンテージにはお目にかかれずいます。 もちろん、その存在感の凄さは感じさせられていますが。カリュアドの方は、使用する葡萄の比率が、メルローよりになっているようです。私が頂いた中で、カリュアドの一番印象的なヴィンテージは97年でした。(と言ってもそれ以前のヴィンテージは飲んでいませんが:爆)97年はヴィンテージ的にはあまり誉められた年ではありませんが、オフヴィンテージ故の早熟が手助けをしてくれたようです。さて、今回の2001はセカンドとは言え、少々若すぎるか… テイスティングレポートです。まず、ラフィットに似たスミレの香りが微かにありました。もしかしたら、開いているかと期待しましたが、、、やはり。(苦笑果実味はありますが、非常に冷淡な感じです。渋味はそれほど気になりませんが、こなれた感じは全くありません。ラフィットっぽい森の香りは奥深くに潜んでしまっています。抜栓後、3時間。香りがかなり華やかになりました。森の下草の香りもかすかにあります。一番の変化は果実味が、非常に上品に香り始めました。余韻も結構長く綺麗に感じられます。エレガントさも感じますが、、、やはりスケールが小さいかも。印象的にはサードラベル。(笑結論。カリュアドを今飲むなら、97年を探してください。ちなみに、98年もまだ厳しいようです。さらに、余談ではありますが、ラフィット(ファーストラベル)も97年はそろそろ飲み頃に入っているようです。■■■ カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト 在庫情報 ■■■
2006年01月11日
本日2本目。これは1本目とは逆の例で思い出しましたので、レポートに付け加えておきます。98年に廃業してしまったドメーヌです。マダム・ビーズ・ルロワがここのニュイ・サン・ジョルジュを絶賛したとか…ネゴシアンの方ではここのワインを買っていたとか…なにやら魅惑的な響きに釣られました。(笑すでにネット上ではほとんど品物は枯渇状態です。では、テイスティングレポートを。コルクの状態は良好です。色はかなりの熟成色、薄い茶色っぽい感じです。香りは…藁の香り。あとは、追って枯れ葉や土の香りが弱々しく上がってきます。味わいは、かなり複雑ですが、全てが弱く、一つ一つを確認しているウチにすべて消えていってしまいます。余韻はありますが、雑味が強く綺麗な部分は見えてきません。完全にピークを越えてしまってました。真剣に、ワインに向き合い、元にあった香りを拾おうとしますが、私のレベルでは「美味しい」という領域には到達出来ませんでした。結論。飲むタイミングを逸した、枯れたワインでした。従って、評価出来ずです。後日談。室温で放っておいたこのワインを5日ほど後に再びテイスティングしてみました。(爆香り、味ともに「ニガヨモギ」でした。そぅ、まるでジンにニガヨモギを漬け込んだような… 恐ろしいほどの苦みでした。(解る人には解りますよね:苦笑)そういえば、ロバート・パーカー氏が、「ペルナン・ロッサンのワインは色が抜ける」なんて事を言っているのをどこかで読んだような記憶が…(不明■■■ ニュイ・サン・ジョルジュ・1er・リシュモンヌ ペルナン・ロッサン 在庫情報 ■■■【余談】昨年はお勧めできるワインのみをピックアップしていこうと考えていましたが、失敗したワインも一つの情報だと思い直し、今年は失敗ワインのご報告も取り混ぜながら行こうと思います。
2006年01月10日
グロ3兄弟の末妹、アンヌ・フランソワーズ・グロのドメーヌです。グロ家のお話は前出(ミッシェル・グロ)どおり、とてもややこしいので敢えて書きません。(苦笑興味のある方はご存じでしょうし、知らない方は現在グロ家は4つってくらいの知識でも問題ないと思います。私は誰に導かれたのか、いつのまにかブルゴーニュ好きになり、中でもミュジニー村がお気に入りになりました。造り手では、選んでハズレのないグロ家というイメージで、グロ一族のワインもお気に入りのひとつです。地域と、造り手の二つともお気に入りのワインということで、かなり期待をもってテイスティングしました。コルクの状態はよし。グラスに注ぎ、まず一嗅ぎ。? 遠くに小さな花があるのかな…って程度。2~3回グラスを回して、もう一嗅ぎ。??? 変化なし。口に含んで、ズルズルっとやってみる。????? アルコールのイメージだけ。(爆完璧に閉じていました。仕方ないので、半分を滅多にやらないデキャンタージュ。小さな花を思わせるような酸味が少しある程度。期待の変化はなし。グラスの中で、回しまくっていじめてみる。これもどんどん酸味が立つばかりでダメ。残りの半分を抜栓後4時間くらい放置。そちらを試してみましたが、結果は同じ。あ~ぁ、やってしまった。(苦笑頑固に閉じたブルゴーニュです。私程度の知識と経験では他に全く手だてもなく撃沈しました。ブルゴーニュが敬遠される原因のひとつがこれなんですよね。妙にスカした、軽薄な、気位ばかり尊大な… なんて言葉がつらつらと思い浮かびました。結論。抜栓の時期は重要ですね。残念ながら、このワインは評価出来ずということで。ただ、個人的には村名レベルのワインはいつ抜栓してもOKって造り方をしていただけると嬉しいですけどね。■■■ シャンボール・ミュジニー AFグロ 在庫情報 ■■■
2006年01月10日
2006年最初のテイスティングレポートです。ブルゴーニュを代表する造り手、ポンソからの一本。パストゥグランです。パストゥグランはブルゴーニュでは珍しい複数の葡萄を混ぜたワインです。今回のポンソはピノ・ノワール+ガメイ。ガメイが入ることでよりフレッシュ感が際立ち、赤ワイン初心者の方も飲みやすいワインです。ポンソのパストゥグランは現在のところ2001年ヴィンテージしか存在しません。ラベルもドメーヌ・ポンソではなく、ローラン・ポンソ名を使用しています。畑を取得直後の1年のみの生産で現在はその畑は人に貸しているという記述を見かけましたが、パストゥグランの畑ってどういう意味でしょう。(笑という疑問を残しつつ、テイスティングレポートです。2001年ということで、多少の熟成感を期待したのですが、全くその気配はありません。極めてフレッシュです。香り、味とも、酸味がかなり立ち、アセロラドリンクのような味わいがあります。渋味は軽めで、パストゥグランの特長である飲みやすさを持っています。余韻はある程度ありますが、嫌みはありません。ピノ・ノワールを飲んでいる感じは薄いですが、ブルゴーニュっぽさはあります。ポンソの高級路線の面影は感じられませんが、こんなのも悪くないです。結論。酸味が独特です。それさえお好みにあえば、とてもお買い得なワインだと思います。ちなみに私は追加購入予定です。(笑■■■ ブルゴーニュ・パストゥ・グラン ローラン・ポンソ 在庫情報 ■■■【補足】パストゥグランの畑の件、ドメーヌ・レニ・ヴォルパトの畑を1年だけ借りたという記述を見つけました。 どうもそれが正解っぽいです。
2006年01月06日
あけましておめでとうございます。拙いミーハーワイン好きではありますが、本年もよろしくお願いいたします。素人ながら、2005年に飲んだワインで印象深いワインを3本価格別で選んでみました。味わいのベストではありませんので、念のため。(笑また、表記の価格は購入時のものです。2,980 円 : ヴィラマリア・ピノノワール・セラーセレクション[2002]夏以降、色々な方々と計4本飲みました。とても華やかで、上品で、綺麗なピノノワールです。同じヴィンテージでも都度印象が変わるのですが、共通して言えるのは、陽気なピノだって事。抜栓、翌日でも充分なパワーがあります。7,400円 : オー ボン クリマ ピノ・ノワール イザベル モーガン [2002]瓶の重さが驚異的です。もちろん、味わいも一級品。軽いミントと強い複数の赤い花の香りが上品にまとまっていました。奥行き感もあり上の価格なら驚異のコストパフォーマンスです。18,000 円 : シャトー・シュヴァル・ブラン [1997]2005年に飲んだワインの中で、唯一、鳥肌が立ちました。華やかな果実味とスパイシーなエキゾティックさ、さらりとした渋味。抜栓後、3時間ほど後の味わいはボルドーの中でも最も印象深い一本となりました。
2006年01月05日
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