2003.02.25
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ミミミの腕はオレの首にかかっていたから、彼女のジッパーに手をかけるのは
容易かった。舌を絡ませながらジーンズを脱がす作業は困難を極めるかと思っ
たが、荒く下ろそうとしたとき、ミミミが腰を上げてくれたから助かった。
ジーンズは太もものところで止めたまま、パンツの上から濡れているかどうか
探ったがよくわからなかった。まだ舌を絡ませたたままミミミの太ももに視線を
やった。蛍光灯の灯りが反射して、昼よりも白く見えた。想像していたよりも
筋肉質だということを知ったのは、オレが愛撫するたびに、太ももの筋肉の形
が曲線的に浮かび上がったからだ。
Tシャツの下から手を入れて胸を探った。胸へ行き着くまでのわき腹の体温は

漏れたが、演技かもしれないと思った。
演技かどうかはどうでもよかった。
中途半端に服を脱がせたまま、ミミミを裏返しにした。逆手を取って、取った手
を背中に押し付けた。
「痛い!」
ミミミは叫んだが、後ろからアタマを押さえて布団に押し付けた。
んー、んーというようなこもった声を出し、膝のジーンズで拘束された足を
ばたばたさせている。
大人しくしてろ。
といった。ここまでは、オレの演技。
ミミミは、オレの命令通り大人しくなった。

後ろからだから表情は見えないが、ミミミが、薄ら笑いを浮かべているような
気がした。
取った逆手に再び力を入れ、パンツに手をかけて剥ぎ取ろうとした。
その瞬間、オレの身体が浮き上がった。
ミミミが素早く、視界から消えた。

「動くなよ、針折れてカラダの中に入っちゃうよ」
オレはまた注射を打たれたらしい。
針が抜かれる感触を感じて振り向こうとした。
振り向けなかった。カラダが、動かなかった。
なに?
「動けないクスリ」
ミミミはおそらく、笑いながら言った。
ミミミの表情を見られないから、わからない。





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最終更新日  2003.02.25 00:42:12
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