2004.06.29
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そもそもこのもんじゃオフが開かれた動機はなんだったか。
副主将の、狂ったような意欲のその発端はなんだったのか。
午後4時をもって、「パレスサイクリング」という皇居周辺の自転車天国は終了し、内堀通りは一瞬にしてクルマの激しい走行音につつまれていた。まろさんにゆり起こされたオレは起き上がり、にわかにうるさくなった周囲と、その騒音の根源であるクルマやオートバイに苛立った。用もないのにクルマで出かけてはオレに苛立ちをあたえている無神経なドライバーに苛立った。そもそも国民にクルマを持つことを強いて、ほとんど絶対的な道路交通法というあいまいな法律で、痛烈なストレスをあたえていて、かたや産業や経済を潤すだけ潤しやがてその循環と信頼を破綻せしめてしまった国家そのものに苛立った。要するにオレは寝起きで不機嫌だった。
「じゃあこのへんがしおどきなんで」
誰の顔にもすくなからず疲労の色がうかんでいて、言葉もすくなくなっていた。
副主将はここを「潮時」とみるや、我々に集合の号令をかけ、下を向きながら照れくさそうに、別れの言葉をきりだしだ。
寝起きの不機嫌さと漠然とした苛立ちをかかえていたオレはこの苛立ちを何かにに変換しなければならないような気がしていた。苛立ちを沈めたりごまかしたりするには、暴力やセックスが必要だが「酒」という手段もある。腹も減っていなかったしそれほど喉もかわいていなかったが、この苛立ちを打ち消すために、身体は酒を必要としていた。
それにまだ、ここにいたったきっかけの謎やその目的が、解消されていない。
「酒飲みたい。」
するとまず副主将が目を輝かせ、次に柊もまろさんも、そんなに飲みたいなら仕方ないからつきあってやるか、というような顔つきになっていった。
この場で一番酒を飲みたそうな顔をしていたのは副主将だった。
竹橋から神保町を後楽園へ。白山通りはオレの通勤ルートでもある。5分程すると水道橋に着いた。競馬帰りの客でごったがえす駅前の、焼き鳥屋に入った。
「最近『犬』、もりあがってませんね」
生ビールを2本ぐらい消費した副主将が、重い口を開くときの呼吸の整え方をしながら、酒に酔って落ち着かせた目で我々男3人をみわたしながらいった。
オレの苛立ちがこの日たとえば「クルマ」に向けられていたように、副主将のここ最近の苛立ちは「犬」に向けられていて、そのことはこれら一連のレポートの冒頭でも述べた。
http://×××××××××××××××××××
これが現在の、「犬」である。
我々は早急に犬を立て直す必要があった。
しかし、ここで発足した「プロジェクト」が行動をおこした後、現在にいたるまで、我々の意志に協賛してくれたのは、オレの友人でもあり、つまりは犬に、最初にかかわった連中だけだった。
副主将の、狂ったような意欲のその発端はなんだったのか。
午後4時をもって、「パレスサイクリング」という皇居周辺の自転車天国は終了し、内堀通りは一瞬にしてクルマの激しい走行音につつまれていた。まろさんにゆり起こされたオレは起き上がり、にわかにうるさくなった周囲と、その騒音の根源であるクルマやオートバイに苛立った。用もないのにクルマで出かけてはオレに苛立ちをあたえている無神経なドライバーに苛立った。そもそも国民にクルマを持つことを強いて、ほとんど絶対的な道路交通法というあいまいな法律で、痛烈なストレスをあたえていて、かたや産業や経済を潤すだけ潤しやがてその循環と信頼を破綻せしめてしまった国家そのものに苛立った。要するにオレは寝起きで不機嫌だった。
「じゃあこのへんがしおどきなんで」
誰の顔にもすくなからず疲労の色がうかんでいて、言葉もすくなくなっていた。
副主将はここを「潮時」とみるや、我々に集合の号令をかけ、下を向きながら照れくさそうに、別れの言葉をきりだしだ。
寝起きの不機嫌さと漠然とした苛立ちをかかえていたオレはこの苛立ちを何かにに変換しなければならないような気がしていた。苛立ちを沈めたりごまかしたりするには、暴力やセックスが必要だが「酒」という手段もある。腹も減っていなかったしそれほど喉もかわいていなかったが、この苛立ちを打ち消すために、身体は酒を必要としていた。
それにまだ、ここにいたったきっかけの謎やその目的が、解消されていない。
「酒飲みたい。」
するとまず副主将が目を輝かせ、次に柊もまろさんも、そんなに飲みたいなら仕方ないからつきあってやるか、というような顔つきになっていった。
この場で一番酒を飲みたそうな顔をしていたのは副主将だった。
竹橋から神保町を後楽園へ。白山通りはオレの通勤ルートでもある。5分程すると水道橋に着いた。競馬帰りの客でごったがえす駅前の、焼き鳥屋に入った。
「最近『犬』、もりあがってませんね」
生ビールを2本ぐらい消費した副主将が、重い口を開くときの呼吸の整え方をしながら、酒に酔って落ち着かせた目で我々男3人をみわたしながらいった。
オレの苛立ちがこの日たとえば「クルマ」に向けられていたように、副主将のここ最近の苛立ちは「犬」に向けられていて、そのことはこれら一連のレポートの冒頭でも述べた。
http://×××××××××××××××××××
これが現在の、「犬」である。
我々は早急に犬を立て直す必要があった。
しかし、ここで発足した「プロジェクト」が行動をおこした後、現在にいたるまで、我々の意志に協賛してくれたのは、オレの友人でもあり、つまりは犬に、最初にかかわった連中だけだった。
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Re:犬(06/29)
飯尾副主将 さん
真剣にはやったけど。
もんじゃオフの動機ですか。
ただみんなと遊びたかっただけなんだけど。。
＞我々男3人をみわたしながらいった。
こわいよ～。
いや、最初はけっこう、
まろさんちの実家の家庭菜園の話とか、
きょちゃんやあきよちゃんの話とか、してて、
それから「犬」の話（企画会議）になったんだよ。
真面目な話したみたいに受け取られそうだけど、
飲んでバカ話してたんだよｗ
＞副主将のここ最近の苛立ちは「犬」に向けられていて
苛立ってなんかなかった。
たださびしいなあ、と思ってて、
それがずっと気になってただけで。 (2004.06.30 23:42:42)
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中村不思議
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