2007.12.22
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メールで音楽が送られてくるようになった。

一番最初に届いたのはたしかオアシスだったと思う。お返しに何か送り返したくてもオレのパソコンには1曲も入っておらず、CDラジカセで聴いていたリンキンパークをに取り込んでみたりした。そうしてる間にも彼女からは曲は送られ続けてきていて、今ちょうどリンキンを聴いていると話していたことから「Nnmb」が届いた。JAY-Zとのコラボ曲で、CDでは持っていなかった。
「それでもファン?」と疑われてしまったりした。

おかげでオレのパソコンの中には、今や何百もの曲が入っている。最初のうちはロックが多かった。多分好みを尊重してくれていたのだろう。そのうちビリージョエルのような古いポップが届くようになって、今ではブリトニーとかなんでもある。彼女の好みなのか、オレが気に入ると思っているのか、どっちなのかはわからない。
ブリトニーは嫌いじゃない、というようなことは言ったような気がする。でもそれはきっと、歌がどうこうというより、派手なおねいちゃんという印象が嫌いじゃないといいたかっただけだったと思う。
そういえば、「おねいちゃん」という言葉を男が使うことを彼女は好まない。親愛さもこめているのに、軽蔑してる感じがそれを打ち消しているのだろうか。若者には、言葉を選別したり、新しい言葉を作りだすチカラがある。ちょうど女が、男を選り好みし、子を産むことができるように。
しかしたとえ理解されくても、大人は若者の言いなりになってはいけない。若者は大人を軽蔑することで成長し、大人は若者を押さえつけることで安定性を維持する。そうしてなにかの回転速度が保たれている。

テレビで、「日本のフォーク&ロック」という番組をやっていた。長渕剛や浜田省吾が流れていた。年の瀬になるとどういうわけか、テレビでは音楽番組が多くなる。しかも、古い曲がよく特集としてプログラムされている。このごろ、中学生ぐらいのときに聴いていたような曲が流れてくると反応してしまう。

老いたわけではないと思う。経験が蓄積されて、善し悪しの区別がつくようになってきたのだ。だから子どもだましの下手な歌にはだまされない。

クリスマスが近づくにつれて、クリスマスソングが届けられることが多くなっている。
去年のクリスマス、心を奪われて告白したのに、今年のパーティーでは僕のことを見向きもしてくれない特別な人のことを歌ったワムの「ラストクリスマス」は名曲であり、この時期、街のいたるところで流れている。
「特別な人なんか最初からいないんだよ、だから悲しい曲なの」
彼女はこの曲に出てくる「サムワンスペシャル」がいないという解釈を打ち出して、そのことをメールで発表してくれた。メールのタイトルは「特別な人」だった。いったい何を伝えたいのか、オレにはさっぱりわからなかった。

「クリスマスキャロルが流れる頃には、君と僕の答えもきっと出ているだろう」
とは、稲垣某が歌う「クリスマスキャロルの頃には」の一節である。テレビで流れていたから思い出した。先週、彼女から送られてきた。日本語の曲はこれが初めてだった。
答えが出るとはどういうことだろう。何か重大な発表があるということを暗示させているともとれるが、きっとただのクリスマスソングというだけだろう。
「クリスマスキャロルが聞こえる頃まで、何が大切なのか一人考えたい」
一人で考えるのは結構なことだと思うが、一人になりたいことをわざわざ発表するのはどうしてなんだろう。
と、いとし・こいし のようにぼやきたくなる。





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最終更新日  2007.12.23 01:30:58
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