何と言ってブログのネタも是無くあれば、雀の写真でも撮ってみるかと思ったのが昨日のこと。息抜きに裏庭に(と言っても我が家の庭ではないが)出て煙草を一服つけていると、目の前のクスノキの大木の下に雀らが群れているのが見えたのでありました。
雀の所作を眺めるともなく眺める。
一体何をついばんでいるのだろう。
稲田でもあるまいに、大きな楠の木の下、餌になるようなものが落ちているようには思えないが、草の実などが飛んで来ているのだろうか。
雀と遊ぶ。
まるで一茶か良寛さんにでもなった感のヤカモチでありました。
雀はまことに身近な小鳥。
で、万葉集に雀の歌はあるのかと調べてみたら、雀を詠った歌は1首も存在しない。
これはどうしたことであるか。
万葉貴族たちが雀を詠わないのは肯けるにしても、一般庶民の歌や民謡に雀が登場しない筈もなく、そうした歌謡をも収録しているのが万葉集であるのだが、何故か雀の歌はない。
となれば、自らこれを作るのほかないのが偐万葉である。
ほととぎす 雁鴨鴬
鶴
はあれ 雀は見えず 万葉の歌 (偐家持)
百舌鳥千鳥 雲雀
雉
に 鷲鷹も あれど雀の なきが万葉 (偐家持)
くすのきの 根方に雀 群れたるを
見つつや今日も すべなかりける (偐家持)
(本歌)呉竹に ねぐらあらそふ 村雀 それのみ友と 聞くぞさびしき
上に記載の、ホトトギス、カリ、カモ、ウグイス、ツル、モズ、チドリ、ヒバリ、キジ、ワシ、タカの他に、万葉に登場する鳥と言えば、鵜、鳰鳥(カイツブリ)、呼子鳥(カッコウ)、家鶏(かけ、ニワトリ)などが思い浮かぶが、坂鳥、朝鳥など何の鳥とも定め難い鳥や単に「鳥」と言っている歌もある。それらの鳥には雀も含まれると解せるものもあろうから、まあ、雀が詠われていないとも言えないのだ、と雀らは言って居りますな(笑)。
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