やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2019/05/19
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カテゴリ: 山スキー
6:00 片貝川の山ノ守キャンプ場で待ち合わせ。
S竹会長の軽ワゴンで南又谷を目指す。南又発電所
まで車を入れることができたが、鎖が解放されて
いたのでさらに先に進む。  


取水口への下り坂の広場で駐車。

6:45 スキー板を担いで出発。
会長は細板テレマークに革靴。やまやろうは
ファンスキーテレマーク(ファンテレ)に
プラテレ靴(T2 ECO)。

7:06 鬼場倉谷の出合い。猫又谷の雪渓は、
釜谷出合い上流で割れている。

7:13 11号堰堤。左岸に降りる。

7:22 釜谷出合いを通過。
水流近くの岩伝いよりも左岸台地の雪面ルートを
選択したが、背負った板が潅木に引っ掛かり厄介。

7:36 難儀して雪渓の上に立つ
(標高1180m地点)。
昨年のGW合宿で尾根に取り付いたところ ​。

先行者が雪渓上に見えた。会長はここでスキーを
履く。デブリや落石・倒木はほとんどなく、
きれいな猫又谷である。

8:29 二又。ピッケルのみ(ストックなし)の
雪渓歩きは意外と疲れる。この雪面の状態なら
130cmのウロコ板でもよかったかもしれないと
思った。

8:41 休憩(標高1630m地点)。ここから
アイゼンを装着。会長は板を再び担ぐ。

登高中は寒さを感じないが、アイゼンを外して
素手になったら指先がかじかんだ。登高速度は
上がらないものの一定のペースで歩き続ける。


会長との差が開いてきて、やまやろうが先行する。
テレ靴のアイゼン歩きは爪先が蹴り込みにくい。
古いトレースを使おうとすると、硬いバケツに前爪
が入らず靴が後傾して滑るのだ。自分でステップを
刻むのが一番楽であった。雪質は締まってもなく
腐り切ってもなく、中途半端で歩きにくいと
感じた。

10:10 稜線(標高2200m地点)。息が切れて
ヘロヘロだ。風がなく、小鳥がさえずるコル。
水ばかり飲んでしまう。


剱岳の雄姿を仰ぐことができるが、今は早く山頂に
立って辛い登りを終わらせたい一心だ。

10:53 猫又山(標高2378m)。
山頂には先行した山スキーヤー1名(立山町の人)
と毛勝三山縦走の1名。

やまやろうはシャリバテ気味で食欲なし。
ナッツと柿ピーを無理矢理水で流し込む。


当会が担ぎ上げた新しい山名板が傾いているので
整地する。後からもう1名、毛勝三山縦走者
(福井から来た)がやってきた。


猫又山だけにニャンニャンポーズ。


ファンスキーテレマークはこれだ ​。

12:15 スキーを履いて下山開始。


稜線上は一部雪が切れていたので、南東側斜面に
回り込むように滑り込む。気持ちがよくてそのまま
滑りたくなるが、右方に大きくトラバースして
猫又谷のコルに向かわねばならない。


12:20 コルに到着。登高した狭いルンゼに入る。
ファンテレは小回りが利くので楽だが、会長の
細板は切り返し多数で出遅れる。


上部は急斜面なので、安全を見てアルペンターン
で滑る。


二又近くになったら斜度が緩くなって滑りやすい
(写真はまだ上部だが)。雪は柔らかく快適な
ターンができた。


会長は右足の金具の調子が悪く、斜滑降&キック
ターンの修行の滑り。やまやろうが登りも滑りも
会長より先行するなんて初めてのことでは。
下山後に会話したが、会長も年齢を感じることが
あるとか。

13:13 雪が切れたので滑走終了。
爽やかな風が吹く。雪解け水の流れで板を洗う。
滑走面にはほとんど傷が付いていなかった。

13:29 福井の縦走者が追いついたので、下山路
について会長が説明する。我々は板を担いで
岩の上を伝う。ペナントあり。

13:37 釜谷出合い。新緑と芽吹きのただ中。

13:43 11号堰堤。林道は3名で歩く。

14:10 駐車地点。福井の縦走者は乗車の誘いを
固辞し、自力で林道を走っていった。下山時の
見どころとして洞杉を紹介しておいた。

山ノ守キャンプ場は、BBQなどを楽しむ人々で
賑わう。会長と二人、路肩ブロックに腰かけて、
自販機の炭酸飲料を飲みながら、今後の会のこと
などを語った。

ここで解散、やまやろうは残業して山菜採り。





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Last updated  2019/05/22 11:30:14 PM


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