名古屋「大甚本店」聖地巡礼みたいなー。
(2017年8月7日)
名古屋伏見「大甚本店」再訪、雰囲気も料理もやはり素晴らしいものがあった。
(2018年9月7日)

入口そばの6人がけの卓に通される。加茂鶴 特別本醸造 超特撰特等酒 樽酒、正一合を冷や(常温)で注文する(500円)。

つまみは、カウンターに並んでいるものを好きに持ってくるスタイル。まずは、バイ貝煮付けと鶏ごぼう(キンカン、肝入り)とした。
あえて食べにくいつまみにすることで、消費速度を抑えることができる。つまみ分のお金を酒に回すのだ。
一枚板の卓は歴史の積み重ねにより角が取れて滑らかだ。指先でいつまでもなでていたい触り心地である。
今日は昼飯を抜いた。展示会会場で食べる機会を逸したのだ。樽酒の香りとアルコールがすきっ腹にガツンと来る。隣の客が持ってくるつまみが気になる。相手も同じだろう。
湯引きハモ(梅肉添え)とゆでシャコを追加する。富山県で食べたことのない食材に挑戦してみる。
ゆでシャコは背と腹の甲羅を剥がし、酢醤油で食べる。エビカニ系の味わい。これまた時間が稼げる一品。

合わせる酒は、菊正宗 生酛辛口 特撰本醸造、正一合を熱燗で(500円)。
ロディアに万年筆でメモを書いていく。料理の写真はG5Xで撮る。そんなことをしていたら、周りの客もスマホで撮影し出して、SNSに投稿していた。
この店の雰囲気は、他者に紹介しよう。そうして新たなファンを作っていこう。酒文化を絶やさないために。
料理には値札がないから勘定が幾らになるか最後まで分からない緊張感がある。今日は大人の飲み方で、好きなものを好きなだけ頼む。熱燗は久しぶりに飲んだが、自分は常温が好みのようだ。
飲むペースは速い。一時間も経たずに二合を空にしようとしている。17時を回り、客の入りが頻繁になってきた。席は空いているので腰を据えて飲んでいても罪悪感はない。今回は酒一合でつまみ二品のペースか。
17:28 菊正宗を冷やで一合頼む。つまみは玉子焼き(佃煮昆布付き)に、タケノコとがんも
の煮物。玉子焼きは寿司ネタの味付けで甘い。
やっぱり酒は冷やだな。味わいがガラリと変わる。すっきりとして飲みやすくなる。この時代に日本酒一合が500円というのは、破格の安さだよ。
店主はデニムシャツにジーンズのおっちゃんだ。てきぱきと店内を仕切っている。生きている限り、大甚本店にはまた来たい。
三合で締めてもいいのだが、つまみがまだ残っている。追加するしかないでしょう。
17:57 加茂鶴の冷やを頼む。一合瓶が秒で出てきた!つまみは六品で止めよう。酒飲みをじっくり楽しむ。
やまやろうが名古屋に住んでいたら、おそらく週一で通うだろう。雰囲気、料理、酒が本当にいいところ。
この店では会計のことを勘定と言っている。真似してみた。年代物のそろばんを弾いて計算するパフォーマンスが有名。5800円なり。支払いは現金のみ。四合も飲んでしまった。でも2時間経過していない。
ビールは飲まず日本酒に絞った方が、料理との相性がよさそう。和食が中心なので、日本酒と合うのは当たり前。
いろんなアルコールが用意されているが、やっぱり特別な加茂鶴は飲んでおきたいところではある。樽酒なので冷やの方がすっきりと飲めるのではないか。
隣の客との距離は近い。勇気を出して話しかけてみれば、会話の花が咲くかもしれない。みんな黙々と酒と料理に集中しているのだが、それだけではちょっと寂しい気もする。わいわい語りながら飲むのが、大甚らしいとは思う。

大甚本店 16:34~18:22
営業情報(詳細は要確認)
予約・問い合わせ:050-5600-9024
電話番号:
営業時間:月~金 15:45~21:15
土曜日 15:45~20:00
定休日:日曜・祝日
所在地:名古屋市中区栄1丁目5-6
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