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2006.04.15
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カテゴリ: メディア
▼追悼、沼沢均記者


冒険好きであるから山登りは得意であった。そのため山岳遭難の多い長野支局に配属された。富山とは巨大な山脈を隔てているが、お隣の支局である。そのため電話で連絡を取り合ったり、現場で出会ったりすることが多かった。

その沼沢には助けられた思い出がある。拙著『「竹内文書」の謎を解く』を読んだ方ならご存知だろうが、私は1984年6月19日の夕刊用に「富山の尖山はピラミッドか」という記事を書いた。実はこの原稿、6月初めには完成、名古屋支社デスクを介して本社に上げられていた。ところが、一度出稿されることになったが、途中で「共同通信の原稿には適さないのではないか」と横槍が入り出稿がペンディングになっていた。

これはまったく偶然だが、当時サンデー毎日編集部も「日本にはピラミッドがあったのではないか」という特集の連載記事を計画していた。その取材の過程でサンデー毎日の取材班は、長野県の皆神山を取材した。そのことを電話で知らせてくれたのが、沼沢であった。

沼沢は、私が書いた原稿のことを知っていたので、面白いから是非出せと言う。そうしないと、サンデー毎日に抜かれてしまうぞ、本社の社会部は頭が固いからこのままではボツになってしまうぞ、と。

そのとき私は、サンデー毎日がそのような企画を取材中だとは知らなかったので、すぐに名古屋支社のデスクに状況を説明して説得、日の目を見ないでいた私の原稿をサンデー毎日の発売日に合わせて出稿してもらったのだ。

記事は一部加盟紙のトップを飾るなど大きく扱われた。まさにその日にサンデー毎日の「ピラミッド特集」もスタートしたのである。あのとき、沼沢が激励してくれなかったら、富山の尖山も今ほど有名にはなっていなかったであろう。
(続く)





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最終更新日  2006.04.15 09:33:45
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Re:新聞記者の日常と憂鬱73(04/15)  
そうだったのですか。

尖山は、スキーにいくとき、いつも目にしていて、なにやら、親しみがありました。

ほんとに三角錐ってかんじですものね。

形をみると、自然にできたやまとは考えにくいですよね。
(2006.04.15 10:15:27)

Re:新聞記者の日常と憂鬱73(04/15)  
実体験を語る日記は、やはり存在感があります。

続編も楽しみにしております。 (2006.04.15 11:13:14)

陰の恩人  
そういういきさつがあったのですね。

名古屋系列の記者さんは、お堅い方が多いのでしょうか。今しがた、対応策を考えていたところです。

ところで、山好きは山の魔力に引き込まれてしまうのか、終の棲家として命を捧げるパターンがありますね。身近に何人か知っています。 (2006.04.15 17:55:27)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱73(04/15)  
白山菊理姫  さん
きときとさん☆☆☆さん
こんばんは。

>尖山は、スキーにいくとき、いつも目にしていて、なにやら、親しみがありました。
>ほんとに三角錐ってかんじですものね。

晴れていれば呉羽丘陵からもくっきり見える山です。古代の祭りの場であったことは間違いないですね。

>形をみると、自然にできたやまとは考えにくいですよね。

山の上部には加工されたような跡がありました。興味深い山です。きときとさんなら、頂上でピラミッドパワーを感じることができるはずです。 (2006.04.15 20:18:03)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱73(04/15)  
白山菊理姫  さん
カーク船長4761さん
こんばんは。

>実体験を語る日記は、やはり存在感があります。
>続編も楽しみにしております。

実体験のほうが読者に響きますね。
同期で亡くなったのは沼沢記者一人です。明日の追悼文で、沼沢記者の話は最後になります。 (2006.04.15 20:31:31)

Re:陰の恩人(04/15)  
白山菊理姫  さん
ヤンチャリカ9971さん
こんばんは。

>そういういきさつがあったのですね。

日本のピラミッドの話を真摯に受け止めてくれたのは、同期では沼沢記者だけでした。突拍子もない話ではありますね。しかし、秋田・大湯のクロマンタ山などは完全に人造ピラミッドです。用途はちがいますが、古墳も一種の人造ピラミッドですね。

>名古屋系列の記者さんは、お堅い方が多いのでしょうか。今しがた、対応策を考えていたところです。

実は頭が固かったのは、東京本社のデスクでした。名古屋のデスクに頼んで出稿してもらったわけです。

>ところで、山好きは山の魔力に引き込まれてしまうのか、終の棲家として命を捧げるパターンがありますね。身近に何人か知っています。

山に憧れ、山で亡くなる人は多いですね。富山にいたときも、北アルプスで多くの人が遭難し亡くなりました。そのすべてを原稿にしました。それも一種の追悼文ではあります。
(2006.04.15 20:47:47)

いろいろの運  
ほわいと さん
白山菊理姫さん、こんばんは。

沼沢さんは、白山菊理姫さんにとっては忘れがたいお方だったのですね。
人間、やはり、運はあるのだと思います。

沼沢さんのご冥福をお祈り申しあげます (2006.04.15 22:33:35)

Re:いろいろの運(04/15)  
白山菊理姫  さん
ほわいとさん
おはようございます。

>沼沢さんは、白山菊理姫さんにとっては忘れがたいお方だったのですね。

とくに彼の柔軟な思想が好きでした。すごくいいやつでしたよ。

>人間、やはり、運はあるのだと思います。
>沼沢さんのご冥福をお祈り申しあげます

自分ではどうすることもできない事故に巻き込まれた場合、運命だと思うしかありませんね。私たちができることは、不注意による事故を減らすことだけです。 (2006.04.16 09:42:22)

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