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2018.10.20
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カテゴリ: 歴史散歩
前回説明しきれなかったウガヤフキアエズの謎について、説明しましょう。
記紀神話を信じるならば、ウガヤフキアエズは山幸彦で知られるヒコホホデミ(彦火火出見)の子で、母はトヨタマヒメです。
私も長いこと、そのように解釈しておりました。

しかし、そこに疑問の声を投げかけたのが、正統竹内文書の口伝継承者・竹内睦泰氏です。
竹内氏の主張によると、彼が継承した口伝は、奈良時代に散逸したとされる『帝王日嗣』であり、その系図によると、誓約(うけい)で生まれたアマテラスの五人の息子のうち、最初に生まれたオシホミミはスサノオとの戦いで戦死したアマテラスの夫であった、といいます。
他の四人(アメノホヒ、アマツヒコ、イクツヒコ、クマノクヒ)はアマテラスとオシホミミから生まれた子供たちだったというんですね。

しかも、アマツヒコは記紀で言うニニギのことで、イクツヒコがヒコホホデミ、クマノクスヒはウガヤフキアエズであるとも言います。
つまり本当は、四人は兄弟たちで、系図では横に広がっているのを、親子のように見せかけて縦の系図に改ざんして、王朝を長く続いたかのように見せかけたというんですね。

横を縦に、縦を横にする系図改竄は、結構あるのだと、竹内氏は言います。


確かに熊野大社のご祭神はスサノオとされていますから、「熊野」は明らかに出雲系です。

竹内氏の口伝が正しいとすると、なぜ出雲族の神が日向族の神になっているのかが、大きな謎であり、問題なんですね。
神武がウガヤフキアエズの子であるならば、神武も出雲族の子となってしまうからです。

しかしながら、この難問を解決する方法もあるんですね。
どういうことかと言うと、アマテラスの直系でなおかつスサノオの直系である「熊野の神」を探せばいいのです。
アマテラスの直系であれば日向族ですから、アマテラスの系図に入れてもそれほどひどい改竄とはなりません。
それなら、出雲族の神を婿養子にもらった可能性もあります。
おそらくそれが、ウガヤフキアエズが何者かの答えです。
次回はそれが何者であるのかを紐解きましょう。
(続く)





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最終更新日  2018.10.20 22:35:12
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