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2020.01.30
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カテゴリ: 歴史散歩
ヴァチカン美術館の建物。



立派な美術館ですね。
起源は、16世紀初めに教皇ユリウス二世となった枢機卿ジュリア―ノ・デッラ・ローヴェレの古代彫刻コレクションにまでさかのぼるそうです。
その後、20世紀に至るまで、次々と美術品を集め、大きくしていったとのことです。



中庭には柑橘類が植えてありました。



建物の色に合ってますね。
で、その中庭で美術館の見どころをガイドに説明してもらいました。



何を主に説明しているかと言うと、こちら。



システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの『最後の審判』(1563~1541年)です。


ゾロアスター教およびアブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)では、 輪廻転生は事実上否定され、人は死ぬと魂か霊となって最後の審判の日まで彷徨い、世界の終焉後に生前の行いが審判されて、 地獄行きか天国行きかの判決が下されることになっています。

ですから、「最後の審判」は、カトリック教徒など一神教の信徒にとっても非常に大事な信仰の柱になっているわけですね。
実は、これから出版される秋山氏との二冊の本でも、「最後の審判」が重要なモチーフの一つとして取り上げられます。

河出書房新社から二月に出版される予定の『日本のオカルト150年史(仮題)』では、1850年ごろから西洋で起きた近代スピリチュアリズム運動を説明する中で出てきます。
というのもキリスト教にとっても、西洋科学にとっても、スピリチュアリズム運動が盛んになって霊の世界の存在が明らかにされると困ってしまう事態になるからです。

最初にキリスト教にとってなぜ都合が悪かったかを説明しましょう。
これまでは神の子であるキリストだけが超常現象や心霊現象を起こす力があり、教会が認めない限り、その力を有する者は悪魔、魔女、異端者として処刑して闇に葬ってきた長い歴史があるからです。
ところが、近代スピリチュアリズム運動では、誰もが自由に神や天使や霊と会話できるようになってしまいます。つまり、だれもが「奇跡を起こすキリスト」になることができてしまうんですね。
神と対話するためには、教会の権威などまったく必要ないわけです。

このままでは教会自体の存在価値がなくなってしまうことを恐れたキリスト教の聖職者たちは、奇跡認定制度を設けて、超常現象の研究者やスピリチュアリズム運動の流れを何とか取り込もうとします。
その中でも有名なのは、聖母マリアの出現を認定する制度ですね。

日本でも20世紀になって秋田の聖母マリア像から落涙現象が何年もの間、観測され続けましたが、残念ながら認定されませんでした。奇跡が認定されるのも大変な手続きと手間がかかるのです。
そのほかにも教会側は、悪魔払いのエクソシスト制度を設けるなど超常現象にも歩み寄る姿勢を示しました。
そのような努力をして、何とか教会の権威を維持し続けているというのが、現状ではないでしょうか。

一方、近代科学にとっても、霊の問題は深刻です。彼らが信奉する唯物論自体が成立しなくなる可能性が高いからです。物理現象を説明するのに霊が介在したら、科学の法則はたまったものではありません。絶対にそのような奇跡が起こっては困るのです。
しかし、そうした科学者の中にも、霊の世界を信じて実験を続け、数々の証拠を提示した人は少なからずいました。

タリウムを発見した科学者として有名ですね。有名な物理霊媒を詳しく調査して、ホンモノであると結論づけました。
日本では福来友吉が知られています。

で、その既存の宗教も科学もどちらも間違っている可能性があると説いているのが、秋山氏と書いているもう一つの本です。
こちらは出版社が告知していないので、まだタイトルも明かすことはできませんが、「精神世界のバイブル」と称される膨大な啓示書を要約の形で紹介・解説した本となります。
簡単に言うと、神霊界から見た地球人類史を解き明かしていく本です。
たとえば、「最後の審判」。審判が下った後、地獄に堕ちた人々がどうなるのか、天国に召し上げられた人たちがどうなるか、など既存の宗教はわからないことだらけです。
ところが、このバイブルは、すべてを明らかにしています。既存の宗教や科学は、人間の霊を成長させるために半ば意図的に「偽の神」によってもたらされた「障害物」であるとすら書かれています。
それが本当かどうかはわかりません。
しかし、本当だったら、それはどういう意味なのか、そこに矛盾点はないのかなどを一つ一つ丁寧に検証していきます。
そして、私たちが辿り着いた結論は、既存の宗教や科学の枠を取り払って、人類は新しい宗教・科学を創造する時期に来ているのではないかということです。
それは両方の本に貫かれている我々の主張でもあります。

長々と書きましたが、私はそのような気持ちでミケランジェロの『最後の審判』を鑑賞しておりました。
混乱する人々の有様は、まさに地球の物質界と霊界の有様そのものだと思いました。
その意味で、「最後の審判」は地球の人間の様子を見事に描いているのです。
(続く)





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最終更新日  2020.01.30 11:29:54
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