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2023年07月12日
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カテゴリ: 本にまあ
今日は先日生まれた孫と初の対面をしに東京へ。その道中、往復の新幹線で本を一冊読了しました。

「家族だから愛したのではなくて、愛したのが家族だった」(岸田奈美著、小学館)



本屋で平積みにされているのを見かけて以前からタイトルが気になっていたのですが、NHKのBSプレミアムドラマになったのを見てようやく内容が分かりました。こんな話だったんだ。ご存じの方も多いでしょうが岸田家を次から次へと襲う「不幸」にめげず、それをすべて笑いに変えてしまう岸田奈美さんの実生活を元にしたお話です。

「不幸」のはじまりは弟がダウン症で産まれたこと。その後、岸田さんの父親が著者が中学生の時に急死。そして母親が脳梗塞で車椅子生活に・・・。これらの「不幸」をことごとく乗り越えて(と言っていいのかどうかよくわかりませんが)障害をプラスに捉えていくユーモアいっぱいの家族の物語。

岸田さんが創業メンバーの一人になって起業したミライロ(ドラマではルーペ)ではバリア・フリーならぬバリア・バリューという概念が出てきます。障害には健常者にはない、独自の視点をもたらしてくれる、ある種の価値があるということです。

私の知り合いにアメフトの試合中に脊髄を損傷し、車椅子生活になった若い人がいます。

その彼からも「障害を負ってよかった」という言葉を聞いたことがあります。もちろん、その境地に至ったのは障害を負ってから何年も経った後のことですが、その言葉は強がりから出たわけでもなく、心の底から本気で言っているのが分かります。

彼も何にでも挑戦し、車椅子でダイビングをしたり本場のアメフトの選手と交流したり。車椅子生活になっていなかったらできなかったこと、出会えなかった人たちと出会えたこと、その一つ一つに彼は「よかった」と思っているのです。彼からもらうのと同様、岸田さんの本やドラマからも元気や希望、新しい物の見方などをいっぱいもらいました。


今度の日曜日でドラマは第10回の最終回を迎えます。本は少し前に購入し、ドラマが終わってから読もうと決めていたのですが、ついつい我慢できなくてフライングしてしまいました。






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最終更新日  2023年07月12日 20時56分01秒
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