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2023.12.10
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テーマ: 読書(8290)
カテゴリ: 本日読了
2023/12/10/汗ばむ陽気






〈DATA〉
著者 三國万里子

発行所 新潮社
2022年9月30日  発行
2022年12月20日  4刷



〈私的読書メーター〉 タイトルのイメージとは随分異なる。作者であるニット作家の三國さんがどんなきっかけで編み物と出会い、デザインし、実際にどんな作品に結実したか、そんな回顧が作品と共に展じられるのかなあと妄想していたので。表紙の人形。素材である木とマッチングしていてとてもよい。人形はお顔が命?メムリンク彷彿の禁欲的な求道的な堅さが私好み。三國さんによるカーディガンもしっくり馴染んでいる。ポングラッツ人形も奥さまが草木染めした毛糸で編まれた衣服でそれが木彫の顔とこの上なくよい取り合いだったなあ、と思い出した。〉


本書で一番心惹かれたのが、Sasha Luneva さんの木彫りのこの人形。




って、だって彼女の作品はこの人形に着せたミニチュアカーディガンくらい。

随分前に彼女の編み物本を買い、その中でも和風ウロコ紋様のミトンが気に入り何枚か編んだ。

他にも作品を見て想像しながらボレロも編んだ。

そうしてキットを「ほぼ日」から取り寄せた。



取り寄せたキットの編み方図。作り目=キャストオンは、その手法の指定が無い。

作り目はおろそかにできない、ということを最近ようやく理解するようになった。

デザインや糸の個性に相応しい作り目の手法が本当に豊富にある。

それらの技術は考案した人からその知合いへと次々とリレーされ、改良されて、みなの集合知になって来た歴史そのものなのだ。

どんな作り目を選択するのか。その集合知からもっとも相応しい一つを最初の作り手が決裁するものなのだ。と思うのだ。


これが無いことの頼りなさ。というものを感じた。


思いかえせば、インディ意識の高い編み物仲間は、三國万里子さんのデザインを求める人が少ないように感じる。言葉で直接聞いた訳ではないけれど。


楽しく編めればそれでよし、なのではあるけれど。
デザインが好みならそれでよし、かもしれないけど

もやもやとしてしまう。







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最終更新日  2023.12.10 21:27:38
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