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机の中にしまい込んでいた、5冊のノート。昨晩、あるきっかけで久しぶりに読み返してみた。独立を前に 将来の夢や、自分達のありかたを想い巡らし、かみさんと共に綴ったものだ。表紙のうらには「2002年・11月24日 夢ノート」と書いてある。その時はまだ、独立してフリーランスになるなんて思いもしていない頃だ。(その1年後には家を建て、3年後には退職してリトリートを運営し、その後 解剖学講座を主宰することになる)当時、自分たちの深い部分で、何か上手くは説明できないけど、見えない力がムクムクと芽を出し始めていた。それが何なのか? どういう風になりたいのか? 何のためにそうするのか?そんなことを、明らかにしたくて とにかく夢を100個書いてみた。例えば・海と山を臨むリビングで、広いウッドデッキのある日当たりのよい家に住む・自然の素晴らしさをみんなに伝える仕事をする・週休4日で 平日にのんびりサーフィン・クヌギや広葉樹に囲まれた家で カブトムシも来る・田舎暮らしの本に登場する・講演をして多くの人を勇気づける ・・・etcほんとうに読んでいて、びっくりしたのだけど、あの時に書き綴った夢の 9割以上が その6年後のいま実現していた!読みかえしていて、涙がとまらなかった・・・。その夢の実現のために 一生懸命考えに考え ここまで努力したきたことや、どうにも八方塞に思え、途方にくれていたとき、僕らを助け、見守ってくれたいろんな人の顔が浮かんできた。(よく顔が浮かぶというけど ほんとうにその顔がリアルに、しかも笑顔が浮かんだ!)他のノートには、リトリートオープンするまで、そこで本当にやりたいことや・なぜ独立するのか・ネーミングやプログラムとか、ほんとうにいろんなことを深く深く考え、書き綴っていた。いまの僕が 書いたり・話したり・行動したりするその言葉の 裏側にはそんな積み重ねがある。 それこそがこの5冊のノート!● 公式HP Body curiosity● セラピスト向け解剖学セミナー/WS スケジュール● ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール● izuyoga クラス スケジュール● 無料メルマガ登録 のみ友通信
January 26, 2008
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冬晴れ。そんな日はお肌も乾燥するけど、保存食作りにもぴったりだ。寒さのおかげで甘みが増した大根を、少しずつ切り干しにする。干すことで甘みがさらに凝縮され、そのままポリポリおやつ代わりになるくらい!この季節に、少しずつ仕込みを怠らないこと。畑も・カラダも・仕事も・・・やがてそれは新たな芽を伸ばし いつか豊かな実りとなる。
January 24, 2008
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お正月のお笑い番組で若手がやってた、タヌキのコントが好き!クラスの生徒のなかに、一人タヌキが化けたやつがいて学生服を着て、人間に上手く化けているつもりなんだけど目の周りが黒くて 頭には葉っぱが乗っていて どうみてもタヌキで・・・。そんでもって、先生役が 「ずっと思ってたんだけど、お前 実はタヌキだろ?」 みたいなべたべたな突っ込みが、またいい。今回、そんなことを書いたのは最近株がどんどん下がり マスコミが「大変だ大変だ」と言ってるのを見て「株もお金も 結局はタヌキの葉っぱと変わんないよ」と思ったから。昔、金融の世界にいた頃は、タヌキの魔法のおかげで葉っぱが、とても大切なものに思えていたのだけどサラリーマンを辞めて、目が覚めると葉っぱは葉っぱで お金も、所詮は紙切れでしかないことに気づかされる。それは、交換手段としてのお金を否定しているのではなくもちろん僕もお金を頂いて生活しているのだけど時に「それは、タヌキの魔法なんだ!」と 冷静に考える時間が必要なんだと思う。サブプライムローンがどうなろうが、株が暴落しようが豊かな畑があり、山と川と海があり、お日様が昇り、雨が降り、季節が巡りさえすれば僕たちは生きていけるという強さにこそ、リアルな価値を見出すこと。今は、そんな転機なんだと思う。それにしても、あのタヌキのコント、もう一回見てみたいなぁ・・・。
January 22, 2008
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夏に豆を蒔き、今年の秋に収穫した 小糸在来という大豆。ぷっくり大きくて、青みがかった黄色がほんとうにきれいだ。収穫してから2ヶ月。暖かな伊豆でも、しんしん雪が降るような、そんなギュッと冷え込んだ日を待ってようやく今日が味噌仕込!一晩お水につけて 圧力釜で茹ですり棒でひたすらつぶして・・・ つまみ食いしながら食べたら栗のように甘かった!米麹とまぜ団子にして かめに投げ入れ(そりぁっ!)また半年したら それはそれは 美味しい味噌になる。そんな冬の儀式。
January 21, 2008
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何かわからないことがあったとき例えば、それはクライアントからの質問だったり、診断だったりついつい自分の弱さや不勉強をさらすのが恥ずかしくてその場を取り繕ったり 知ったかぶりをしたりしちゃうけど(それは僕自身も含めて)そこから逃げず、踏みとどまって 「わからない」と言えることって、大事だなと思った。今回は ws参加者の方からの フィードバックでそんなことを感じたのだけど「わからない」って学びと自らの経験を積み重ねた、ゆるぎない自信がなくてはいえない言葉だ。(学びもしないで 最初からあきらめた 「わからない」とは少し違う)昔、鍼灸の勉強をしていた頃 首藤先生という有名な先生の実技を見学したことがある。僕にとっては あこがれの先生で、学生時代ほんとうにお金のない頃だったけどひと目会いたい一心で、当時住んでいた淡路島から東京まで 船やバスを乗り継ぎ出掛けたのを覚えている。実際に目の前で見た首藤先生は、その実績や有名さからは 想像もできないほど偉そうな所が一切なく、飄々と見事な手さばきで実技を見せてくれた。その時は、模擬患者の脈に触れて 体の状態を診断するという講座で多くの受講生が、先生はどんな診断をするだろうと見つめるなか突然「こりゃ~わからんなぁ~」とおっしゃった。脈診の神様とも言える、先生が発する 「わからん」それまで、脈診の練習をずっとしていたんだけど それでもわからなくてでも わからないというのを言い出せず、適当にわかったような振りをしていた。そんなときの神様の「わからん」に、目を覚まされ、救われた!学んで学んで その上だからこそいえる「わからん」の重さと謙虚さ。実は、その後 首藤先生はさらりと「わからないときはこうするんです」とその時の対応を教えて下さり、またしても飄々と治療をして講座を終えられた。見事だった。その時から、もう7年が経つ。もちろん今でも、わからないことだらけ。でも学びを重ね、体験を重ね「わからない」と言える軸が、少しずつ太くなってきたかな。
January 20, 2008
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~ マクロな秩序は、ミクロな無秩序に起因する ~多賀巌太郎著 「脳と身体の動的デザイン~運動・知覚の非線形力学と発達」 金子書房これは、例えばマクロな視点では「熱い水と 冷たい水を混ぜると ぬるま湯になる」という秩序だって見える現象もそれをミクロな視点で見ると「水の分子はただ無秩序に、好き勝手に動き回っているだけなんだよ。」という、エントロピー増大の法則について述べた文章。自己組織化と共に、この世界の成り立ちを考える上でとても大切なこの現象を改めて考えてみると とても不思議な気持ちになる。つまり この世界の全ての営み(それは意図している・していないに関わらず)はある大きな秩序を創り出しているということ。~ゾウリムシの分裂も・鳥の糞も・風のそよぎも・このブログを発信するという行為も人間の経済活動も・果てしなく思える争いも・月の満ち欠けも・超新星の爆発も・・・みんなみんな 自らは預かり知らないところで、その存在が 何気ない振る舞いが大きな宇宙の流れを創り上げる、1つのピースになっているということ。であるなら、僕たちの生きることって〈 日々何を選択し・どう行動するか 〉ということ以上に〈 そのプロセスから何を学び、どう存在したのか 〉という所にこそ大きな意味が隠されているのだと思う。自然農の畑や海は、そんなことを学ぶ場でもある。
January 11, 2008
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キャベツ!年明けから風邪をひいて、ぐずぐずしていたおかげでようやく今日が、新年の最初の畑詣でになった。今の季節は、ほんとうに何をするでもなく、ただ畑をぶらぶら見回りそっと成長を見守りながら ムフフって喜んでいるだけなんだけどそれでも、僕やかみさんが行くと行かないとでは 全然野菜たちのやる気が違う。「そんなことあるか!」と思われるかもしれないけど、これはほんと。今日は、久しぶりに畑に顔を出したから 野菜たちみんなが大喜びしているはずだ。畑にいて、すごく心地いいなというのは、きっとそういう時だと思う。今日も、まだ病み上がりで、畑に行く前はだるかったんだけど少し畑で過ごしただけで、すごく元気をもらった。おまけに収穫したキャベツがピチピチで・・・はやくかぶりつきたい!( キャベツに バージン椿油を振りかけて 味噌を少し付けて食べるとめちゃウマイよ!)
January 8, 2008
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「自らの持てる力を 社会に還元する」青臭く聞こえるかもしれないけど、カッコつけと思われるかもしれないけど今年はそんなことを、本気で目標にしてみようと思う。小さなことからだけど、まずは少しずつでもスタートしてみたい。年末、朝のテレビで 格差社会について議論がされていた。「新自由主義による規制緩和政策が 格差を拡大したのだ」と。そして「新自由主義には何かが欠けてる」と司会者が指摘していた。僕は、その「欠けている何か」こそ、個や社会の成熟に伴う還元システムだと考えている。自然界では、2つの極端に異なるエナジーがあればその差を平準化しようとする「流れ」が起こる。たとえばそれは、深層海流だったり 風だったり・・・。それは社会や経済でも同じだ。格差が拡がった社会の中では、政府や法律に促されずとも、自発的な「還流」が起こるはず。多くの人が自己実現を果たし始めた、この日本において今年はきっと、そんなムーブメントが大きなうねりを創りだすことを信じたい。これまでの学び、蓄積した経験を社会へと還元していく・・・そんな流れをまずは伊豆から!庭に植えて3年目のニューサマーオレンジが ようやく色づいてきた。爽やかな香りとフルーティーな味は 初夏の伊豆の醍醐味だ。
January 1, 2008
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