小説を書こう!

小説を書こう!

2009.01.11
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



 このようにして私の小学校における六年間は終わりを告げた。
 あの当時は、その六年間が永遠に続くのかと思えるくらい長く感じた。それも当然だったのかもしれない。だって六歳で小学校に入学して、そしてそれまでに生きてきた期間と同じだけ小学校に所属したのだから。十二歳で卒業した時点で、人生の半分はその小学校における期間が占めていたのだから。
 小学校を卒業してからの私は、もう小学校から縁を切ったかのように生きてきた。卒業後に二、三回、小学校の同窓会があったけど私は全て欠席した。今さらあの当時にクラスメートに会いたいという気持ちは私の中にはこれっぽっちもなかった。今さらあの当時の虚無感にまみれた毎日を思い出して、元クラスメートと語り合いたいとは思わなかった。私は小学校の毎日を一日一日切り捨てるように生きてきていて、私の中にはその毎日に対するより所なんてもう何一つ残ってはいなかった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.01.11 10:17:00


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: