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リンダが歌うスペイン語曲(その2) さて、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)のメキシカン・ソング集第二弾となった『マス・カンシオネス』からの曲を今回はピックアップしたいと思います。 まずはアルバム1曲目の「タタ・ディオス(Tata Dios)」です。ちなみに表題の“タタ”というのは“父”の意味。つまりは、“父なる神様”という意味のタイトルです。アルバム所収の元のヴァージョンをどうぞ。 もう1曲このアルバムからと言えば、これしかないという一押しは、「シエンプレ・アセ・フリオ(Siempre hace frío)」です。恋に破れた主人公の気持ちを歌った詞の内容ですが、上の「タタ・ディオス」と並んで、これまたリンダの歌唱力そして表現力が存分に発揮されていると思います。 さて、本ブログの記事で取り上げた2枚のアルバムから2曲ずつ見てきましたが、これより後もリンダ・ロンシュタットはスペイン語で歌うということを続けました。スペイン語の曲を取り上げるアルバム作品は本人の強い希望で、リンダ自身の言によれば“利己的な理由で”制作されることになったものでした。ルーツへの強いこだわりがあったということなのでしょう。 そんなわけで、あともう1回、第3回として、これ以降のスペイン語曲を取り上げることにしようと考えています。[収録アルバム]Linda Ronstadt / Más canciones(1991年) 【メール便送料無料】Linda Ronstadt / Mas Canciones (リマスター盤) (輸入盤CD)【K2016/4/29発売】(リンダ・ロンシュタット) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2017年07月31日
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リンダが歌うスペイン語曲(その1) 『カンシオネス・デ・ミ・パドレ(ソングズ・オブ・マイ・ファーザー)』、そして『マス・カンシオネス』と、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)がスペイン語で歌っているアルバム2枚をここしばらくの間に取り上げました。そこで、この辺りで具体的な曲もピックアップしてみようと思った次第です。3回ほどに分けてアップしますので、お付き合いいただけると嬉しいです。 さて、この第1回目はアルバム『カンシオネス・デ・ミ・パドレ(ソングズ・オブ・マイ・ファーザー)』からの曲です。アルバム冒頭に収められた「ポル・ウン・アモール(Por un amor)」ですが、ライヴでの歌唱の様子をご覧いただこうと思います。 マリアッチの楽団、衣装と立派なメキシコ人風のたたずまいですが、やはりそこはリンダですね。何と言っても、歌の上手さが際立っています。 さて、もう1曲、同じアルバムから取り上げようと思います。何にしようかと思い悩んだあげく、「ラ・シガーラ(La Cigarra)」にしようということになりました。こちらの方は、アルバム収録のヴァージョンをどうぞ。 [収録アルバム]Linda Ronstadt / Canciones de mi padre (Songs of My Father)(1987年) 【メール便送料無料】Linda Ronstadt / Canciones De Mi Padre (リマスター盤) (輸入盤CD)【K2016/4/29発売】(リンダ・ロンシュタット) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2017年07月29日
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2017年07月26日
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歌姫のファースト作 シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)は1953年ニューヨーク生まれのシンガー。学校に適応でなかった経験やブルー・エンジェルでデビューするも売れずに自己破産した過去など若い頃の苦労人ぶりがよく語られる。そんな時期を経て、1983年にソロデビュー作としてリリースされ、遅咲きながらスターの仲間入りを果たす契機となったのが、本盤『N.Y.ダンステリア(She’s So Unusual)』(邦題は後に『シーズ・ソー・アンユージュアル』に変更)であった。 収録の全10曲中5曲(国によっては6曲)がシングル発売され、ヒット曲が量産された。先行シングルの2.「ハイ・スクールはダンステリア」(後に邦題も「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」に変更)は全米ビルボード2位、続くセカンド・シングルの4.「タイム・アフター・タイム」はビルボード1位、さらに5.「闇夜でShe Bop」(後に「シー・バップ」)は全米3位と破竹の快進撃を続けた。ちなみに残るシングル曲は、6.「魅惑のスルー・ザ・ナイト」(後に「オール・スルー・ザ・ナイト」、全米5位)、1.「マネー・チェンジズ・エブリシング」(全米27位)、「ホエン・ユー・ワー・マイン」(カナダと日本のみでシングル化)である。 奇抜な衣装や特異な個性が目立った当時のシンディだったけれど、シンガーとしては既に十分な経験を積んでいて、いわば“ベテラン新人”だった。その歌唱力と表現は(その後も進化していくものの)既にかなりの部分出来上がっていた。経験がなせる業だったと思うことの一つは、アルバム・タイトルと9.「ヒーズ・ソー・アンユージュアル」の関係。同曲はつなぎのように短く(1分足らず)挿入されているだけで、思わず聴き飛ばしてしまうかもしれないけれど、1920年代のこのスタンダード曲を取り上げ、それをもじってアルバム表題(「彼は普通ではない」→『彼女は普通ではない』)にしてしまうあたりなど、遅咲きの年の功(?)だったのかなと思ってみたりもする。 この後、シンディ・ローパーはさらに完成度の高いセカンド作『トゥルー・カラーズ』を発表するわけだけれど、同盤と並んでこの盤も何回聴いてもいつ聴いても楽しめるアルバムだと言える。[収録曲]1. Money Changes Everything2. Girls Just Want to Have Fun3. When You Were Mine4. Time After Time 5. She Bop6. All Through the Night7. Witness8. I'll Kiss You9. He's So Unusual10. Yeah Yeah1983年リリース。 シーズ・ソー・アンユージュアル [ シンディ・ローパー ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2017年07月24日
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ザ・バンドの“最終作”の真価 1968年に『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』でデビューしたザ・バンド(The Band)は、着実にキャリアと人気を積み重ねていった。しかし、1976年、ベスト盤を出し、さらには実質的な“解散コンサート”を行った(『ザ・ラスト・ワルツ』として1978年に映画およびサントラ化された)。つまり、バンドとしての終止符をいったん打ってしまったような状態の中で、1977年にリリースされたのが本盤『アイランド(Islands)』であった。 契約上必要という理由でリリースした作品と言われ、メンバーのロビー・ロバートソンはザ・フーの『オッズ・アンド・ソッズ』(1974年発表の未発表音源集)を引き合いに出している。確かに、アルバム全体の統一感があるとは言い難く、楽曲によってトーンが異なる。大きくは1.「優しい雨のように(ライト・アズ・レイン)」に代表されるリラックスムードの(あまり凝った音にはなっておらず、さらりと聴きやすいタイプの)曲が中心である。とはいえ、本作品は、内容的に単なるアウトテイク集以上のレベルにあるように思う。 最大の争点になりそうなのは、泥臭さが少なくて、耳触りのよい仕上がりになっている曲が多い点である(この特徴は前作の『南十字星』にもいくぶん共通するだろう)。その要因としては、制作時間の短さが大きいとされる。タイトル曲の6.「アイランド」(それにしても、アルバム表題もこの曲も本来は複数形の“アイランズ”なのに、日本語では“アイランド”で通り続けているのはなぜだろう…)に至っては、ロバートソンが詞をつけるはずだったのが間に合わずにインスト曲として収録されたという、嘘か真かと思うエピソードもあるらしい。 他にいくつか注目曲に触れておきたい。4.「胸にあふれる想い(エイント・ザット・ア・ロット・オブ・ラヴ)」は、リヴォン・ヘルム好きとしては外せない、彼がリード・ヴォーカルを務めるナンバー。元は1966年のホーマー・バンクスの曲で、後世にはシンプリー・レッドもカバーしている(1999年の『ラブ・アンド・ザ・ロシアン・ウィンター』に収録)。5.「今宵はクリスマス(クリスマス・マスト・ビー・トゥナイト)」は、以前にこのブログでも取り上げているクリスマスを題材にしたナンバー。それから、しばしば注目を浴びるのは、8.「わが心のジョージア(ジョージア・オン・マイ・マインド)」。レイ・チャールズでよく知られるナンバーだけれど、リチャード・マニュエルの歌唱は絶品で、短い収録時間の曲だけれど、本盤を聴く上で絶対に外せない。[収録曲]1. Right as Rain2. Street Walker3. Let the Night Fall4. Ain't That a Lot of Love5. Christmas Must Be Tonight6. Islands7. The Saga of Pepote Rouge8. Georgia on My Mind9. Knockin' Lost John10. Livin' in a Dream1977年リリース。 アイランド +2 [ ザ・バンド ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2017年07月22日
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第二弾となるメキシカン・ソング集 1987年に『ソングズ・オブ・マイ・ファーザー~カンシオネス・デ・ミ・パドレ(Canciones de mi padre)』をリリースしたリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)は、『クライ・ライク・ア・レインストーム』のリリースを挟んで、再びメキシコのマリアッチ音楽に特化したアルバムの第二弾を1990年にリリースした。 『ソングズ・オブ・マイ・ファーザー~カンシオネス・デ・ミ・パドレ』の記事で書いたとおり、同作品では、3代前にメキシコの血を引くリンダは、父を通じて親しんだメキシコ音楽を、自らのルーツ探求としてアルバム化した。よほど気に入っているのだろうと言ってしまえばそれまでだけれど、母語ではなく学んだと思しきスペイン語を駆使し、堂々たる歌いっぷりを本作でも示している。 というわけで、その歌いっぷりはアメリカ人とは思えぬほどメキシカンで、ここまで見事にやられると脱帽ものである。いちばんのお薦めは、1.「タタ・ディオス(Tata Dios)」。もはや貫禄十分な歌いっぷりがいい。他にいくつか推奨曲を挙げると、6.「シエンプレ・アセ・フリオ(Siempre hace frío)」、7.「エル・クルシフィホ・デル・カンポ(El crucifijo del campo)」、11.「エル・グスティート(El gustito)」なんかがいい。いかにも有名なマリアッチ曲というの意味では、前作の方が勝っている。けれども、リンダ・ロンシュタット自身のノリ具合はというと、本盤の方が一層“メキシカン”に拍車がかかっていると思う。ジャケット写真を見てもそうで、『カンシオネス・デ・ミ・パドレ』では情景的にメキシカンな雰囲気を出していたが、こちらの『マス・カンシオネス』の方では、リンダ一人が堂々とメキシコの民族衣装でジャケット写真に写っている。そして、上に挙げたいくつかの曲で見られるように、じっくり聴かせる時に前作よりも本領を発揮しているように感じる。 とまあ、メキシカンなところに注目が行って当然の内容のアルバムだとは思うけれど、改めてこの人の歌のうまさには驚かされる。スタンダードなロックやポップス、R&Bなどを歌っても、メキシコ的なものをやっても、そしてジャズ寄りのものをやっても、ただ単に“歌が上手い”のではなくて、それぞれの分野に適合した形でうまさを見せる。本盤のようにマリアッチという選曲は好き嫌いが分かれるだろうけれど、同時にシンガーとしての凄さも示しているんだろうと改めて思わされる次第である。[収録曲]1. Tata Dios2. El toro relajo3. Mi ranchito4. La mariquita5. Grítenme piedras del campo6. Siempre hace frío7. El crucifijo de piedra8. Palomita de ojos negros9. Pena de los amores10. El camino11. El gustito12. El sueño1990年リリース。 【メール便送料無料】Linda Ronstadt / Mas Canciones (リマスター盤) (輸入盤CD)【K2016/4/29発売】(リンダ・ロンシュタット) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2017年07月20日
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メンバーが変わっても勢いは止まらぬ大ヒット作 前作にあたる『1984』は空前のヒット作となったものの、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)は順風満帆というわけではなかった。むしろ、ヴォーカルのデイヴ(デヴィッド・リー・ロス)の脱退というのは、スターダムにのし上がったバンドがそのままの人気を継続できるかどうかを迫られるほどの大きな変化だったのではないかと想像する。 それを乗り越えて制作され、かつヒットを飛ばすことになったのが、1986年のアルバム『5150』だった。代わりに迎えられたヴォーカリストは、既にソロでのキャリアがあったサミー・ヘイガー(Sammy Hagar,参考過去記事)であった。アルバム表題は、前作の年号と同様に4桁の数字だが、リリース年を表していた『1984』とは異なり、見慣れない数字(5150)である。この数字は、精神障害者の措置入院手続きを定めたカリフォルニア州法から来るポリス・コード(警察での隠語)に由来するとのこと。これを元に、エディが自宅に作ったスタジオ名や、後のシグニチャー・アンプも“5150”と名付けられた。 このアルバムはヴァン・ヘイレンとしては初の全米1位を記録した。先行シングルとしてリリースされた2.「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」も全米3位のヒットとなった。他にも4.「ドリームス」、7.「ラヴ・ウォークス・イン」、6.「ベスト・オブ・ボース・ワールズ」、5.「サマー・ナイツ」がシングルカットされ、1.「グッド・イナフ」は映画(1987年公開の『スペースボール』)でも使用された 全体のトーンとしては、前作に見られた明るさが後退し、より重厚な音に近づいたとの印象を受ける。あくまで個人的な想像だが、どこかはちゃめちゃな感じのあったデイヴに対し、よりソリッドなロックの方を向いていたサミー・ヘイガーの存在によるのかもしれない。もちろんプロデューサーの影響(フォリナーのミック・ジョーンズ)もあったのだろう。例えば、前作の代表曲「ジャンプ」なんかと比べると、2.「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」は同様に若さ感覚に溢れていてキャッチーな部分もあるのだけれど、どこか貫禄が出てきているように思う。パワーバラード調の7.「ラヴ・ウォークス・イン」もツボを押さえていてどこか余裕を感じさせる。 ともあれ、ヴォーカリストの交代というバンドとしては大きな転機を迎えつつも、“前作の続き”であるかのようにさらりとヒットさせてしまったあたりが何とも凄いことだと今さらながら思う。そして、サミー・ヘイガーをフロントに据えてのヴァン・ヘイレンの進撃はこの後まだしばらく続くことになるのであった。[収録曲]1. Good Enough2. Why Can't This Be Love3. Get Up4. Dreams5. Summer Nights6. Best of Both Worlds7. Love Walks In8. "5150"9. Inside1986年リリース。 Van Halen バンヘイレン / 5150 輸入盤 【CD】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2017年07月17日
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続・LRB美曲選(その5) さて、続編として続けてきたリトル・リバー・バンド(リトル・リヴァー・バンド、LRB)の美曲選もひとまず区切りとなります。最後の曲は何にしようかと少々悩んだところなのですが、少し昔に戻って、1978年のアルバム『夢追い人』所収の「ライト・オブ・デイ(Light of Day)」です。まずは、元のアルバムに所収のヴァージョンをどうぞ。 続いては、1980年のライヴ盤『バックステージ・パス』からのテイクをどうぞ。余談ながら、“グレイテスト・ヒッツ”的なこのライヴ・アルバムは個人的にもなかなかお気に入りだったりします。 LRB美曲選の続編として全5回お送りしました。気に入っていただける曲はあったでしょうか。リトル・リバー・バンドの未紹介のアルバムや曲はまだたくさんありますので、また機会を見て少しずつ取り上げていきたいと思います。[収録アルバム]Little River Band / Sleeper Catcher(夢追い人)(1978年)↓参考リンク(中古LP)です。↓ (LP)リトル・リバー・バンド/Sleeper Catcher 【中古】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2017年07月15日
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続・LRB美曲選(その4) さて、ここら辺でジョン・ファーナムがメイン・ヴォーカルを務めていた時期(1982~85年)のリトル・リバー・バンドのお気に入りナンバーを一つ取り上げたいと思います。 「ウィー・トゥー(We Two)」という曲で、目立ったチャート入りはなかったものの、1983年リリースのアルバムからのシングル曲としてリリースされたものです。 それにしても、曲の邦題が「思い出フリーウェイ」、おまけに所収のアルバム邦題が『夏への扉』(原題はThe Net)とは、何とコメントしてよいのやら…。完全に売り込み方を間違った感じがします(笑)。まあ、1980年代前半は1970年代まで一般的だった“邦訳スタイル”が中途半端に残っていて、センスの悪いのが残ってしまったパターンと言えばそれまでなのかもしれませんが。 ともあれ、往時の(1983年の)ライヴの映像をどうぞ。 [収録アルバム]Little River Band / The Net(夏への扉)(1983年)↓(参考)中古LPです↓ (LP)リトル・リバー・バンド /夏への扉 【中古】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2017年07月13日
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2017年07月11日
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続・LRB美曲選(その3) リトル・リバー・バンド(リトル・リヴァー・バンド、Little River Band)は長く続いているだけあって、メンバーの交代の歴史がややこしく、特に21世紀に入ってからは、その名称の継続も含めて2派に分かれて法的にも争いがあり、現在はウェイン・ネルソン派がこのバンド名を使い続けるという状況になっています(参考過去記事)。 オールド・ファンにとっては、“やっぱりグレン・シャロックでなくては”という人も多いかもしれません。この創設時のメンバーだったヴォーカリストは、1982年にいったんバンドを脱退した後、1987年に復帰し、10年程再びリトル・リバー・バンドのメンバーとして活動しました。その当時の名曲、「ソウル・サーチング(Soul Searching)」です。 1988年発表の『モンスーン』、さらにはその数年後にリリースされたコンピレーション盤『ワールドワイド・ラヴ』の両方に収録されています。グレン・シャロックのペンによる曲という意味では、代表曲の一つといってよいように思います。 以下は、1991年のライヴ演奏の様子です。1970年代のLRBもよいですが、この映像などを見ると、シンガーとしての円熟度が増していて、これはこれで魅力的ではないでしょうか。 [収録アルバム]Little River Band / Monsoon(1988年)Little River Band / Worldwide Love(1991年) Little River Band / Monsoon【輸入盤LPレコード】(リトル・リウ゛ァー・バンド) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2017年07月10日
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続・LRB美曲選(その2) リトル・リバー・バンド(リトル・リヴァー・バンド、Little River Band)の美曲選(続編)の第2回目です。1981年発表のアルバム『光ある時を』は、筆者のお気に入りアルバムの一つなのですが、この中から1曲取り上げようと思います。 実はこのアルバムには「愛はいつまでも(Love Will Survive)」という好曲も収められているのですが、残念ながら適当なビデオがなさそうなので、今回はもう一つのお気に入り曲、「フル・サークル(Full Circle)」にしようと思います。あっという間に終わってしまう小品(2分足らずの曲)なのですが、コーラス・バンドとしての美しさが凝縮された1曲です。 これをライヴでやるのは難しいと思うのですが、結構ライヴでもやっていたみたいですね。1985年(なのでオリジナル・アルバムのリリース時のヴォーカリスト、グレン・シャロックが脱退し、ジョン・ファーナムに入れ替わった後の時期ということになります)、一大チャリティー・コンサートだったライヴ・エイドにオーストラリアから参加した時の映像をどうぞ。 [収録アルバム]Little River Band / Time Exposure (光ある時を)(1981年)↓中古LPですが、ジャケットイメージの参考まで↓ 【中古レコード】リトル・リヴァー・バンド/光ある時を[LPレコード 12inch] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2017年07月09日
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続・LRB美曲選(その1) もう数年は経つでしょうか。以前に“LRB美曲選”と称して、オーストラリア出身のグループ、リトル・リヴァー・バンド(Little River Band)の曲をいくつか取り上げました。今回はその続編ということで、さらに5曲ほど連載で取り上げたいと思います。 このバンドは1975年にメルボルンで結成され、翌年には英米での売り込みを図りました。まずは、その頃の、バンド初期のナンバーから1曲選んでみたいと思います。1977年の『妖しいダイアモンド』に収録された、「ハッピー・アニヴァーサリー(Happy Anniversary)」というナンバーです。米国ではシングルとして16位を記録しました。 今回はもう一つ、人気絶頂期のライヴの模様です。1978年、シドニーのオペラハウス(今や世界遺産になったあのオペラハウスです)での演奏の様子をどうぞ。 [収録アルバム]Little River Band / Diamantina Cocktail(妖しいダイアモンド)(1977年) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2017年07月07日
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デビュー前後を中心としたアウトテイク集 かなり前に、アメリカン・ロック界の“ボス”ことブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の『トラックス(Tracks)』について書いた(過去記事前半・同後半)。同盤は、過去の音源からの蔵出し4枚組という大部な企画盤であったが、記事にしたのは2枚目(Disc 2)についてのみだった。先日、このアルバムの収録曲を聴いていてそのことを急に思い出し、一気にというのは難しくとも、1枚分ずつ記事を追加しようという気になった。 そんなわけで、今回は『トラックス』の4枚組中の1枚目(Disc 1)を取り上げたい。4枚のディスクは時代順に配されているので、この1枚目は最初期のものである。 まず注目すべきは最初の4曲。これらはデビュー前のもので、コロンビアのオーディションの際の音源である。スプリングスティーンがギターの弾き語りで演じているのは、3.「成長するってこと」をはじめとして、いずれもファースト作(過去記事)に収録されたナンバーである。この演奏の数か月後に同デビュー盤は録音された。 その後に続くのは、第2作『青春の叫び』のアウトテイク曲(一部『明日なき暴走』のアウトテイクやライヴのテイクも挟む)。6. 「サンタ・アナ」、7.「シーサイド・バー・ソング」、8.「ゼロ・アンド・ブラインド・テリー」、10.「サンダークラック」がそれに該当するが、『青春の叫び』がいかにシビアな曲の取捨選択を経ていたかが感じられる。個人的には、6.は同作に含まれてもよかったように思う。同じく10.もお気に入りではあるが、アルバムに入れるには少々ライヴ感が強すぎただろうか。 その後に続くのは主として『闇に吠える街』のアウトテイク曲。ライヴテイクの11.「ランデヴー」を含め、この頃にはだいぶ作風が変わっていて、多くの人が抱くスプリングスティーンのイメージに沿っていると言えるだろう。個人的にはレコード時代から海賊盤でよく聴いていた楽曲群なのだけれど、個人的に好きなのは13.「アイスマン」。さらに、衆目を集めそうなとしては、16.「ハーツ・オブ・ストーン」と17.「ドント・ルック・バック」。前者はサウスサイド・ジョニーへの提供曲として有名で、後者は、ザ・ナック(「マイ・シャローナ」のあのバンド)が1979年のデビュー盤に吹き込んだもののアウトテイクとなり、後世にボーナストラックになって披露された曲としても知られる。[収録曲]1. Mary Queen of Arkansas2. It's Hard to Be a Saint in the City3. Growin' Up 4. Does This Bus Stop at 82nd Street?5. Bishop Danced6. Santa Ana7. Seaside Bar Song8. Zero and Blind Terry9. Linda Let Me Be the One10. Thundercrack11. Rendezvous12. Give the Girl a Kiss13. Iceman14. Bring On the Night15. So Young and in Love16. Hearts of Stone17. Don't Look Back1998年リリース。 【送料無料】Bruce Springsteen / Tracks (Box) (輸入盤CD)(ブルース・スプリングスティーン) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2017年07月06日
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ルバルカバとの共演による暖かさとジャズ的展開に溢れたアルバム チャーリー・ヘイデン(Charlie Haden,1937年生まれ、2014年死去)は、アメリカ合衆国出身のベーシスト。狭義のジャズの枠組に捉われず、様々なミュージシャンと共演したことでも知られる。本盤『ランド・オブ・ザ・サン(Land of the Sun(La Tierra del Sol))』は、キューバ出身のピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバ(Gonzalo Rubalcaba)を迎えて2003年に録音された作品。ヘイデンとルバルカバは1990年代に何度も共演し、長らく温めた企画のボレロ集(『ノクターン』)を2000年に録音している。同作は2001年に発売されて2002年にはグラミー賞の最優秀ラテン・ジャズ・アルバムを受賞したが、さらにその翌年に録音されたのが本盤ということになる。 表題の『ランド・オブ・ザ・サン』にはスペイン語表題も添えられており、“ラ・ティエラ・デル・ソル”(同じく“太陽の地”の意味)とある。収録曲に目を向けると、楽曲のタイトルはいずれもスペイン語で、カッコ書きで英訳が示されている(なお、日本盤では英語に基づいたカタカナの楽曲名になってしまっている)。このことからもわかるように、演奏されているのはいずれもラテン系の楽曲である。 では、『ノクターン』の続編のような作品化と言われると、半分は続編であって半分はそうではないというのが正確だと思う。ヘイデン自身の言葉によると“『ノクターン2』みたいなものにはしたくなかった”という。確かにその通りで、“第二弾”もしくは“二番煎じ”とは違う。同じラテン系ピアニストと組んでやっているのだけれど、取り上げている楽曲は同じラテン系でも先のボレロ集という側面が前面に出たものとは異なる、まったく別種のバラード集である。事の始まりは、メキシコの作曲家ホセ・サブレ・マロキン(José Sabre Marroquín, 1995年没)の作品に触れたヘイデンがルバルカバに声をかけたところからスタートしたとのこと。つまりは、メキシコのポピュラー音楽を出発点として、インプロヴィゼーションを生かせるようなアレンジを加えていき、ジャズの世界を広げようというのが、本盤の試みとなった。 取り上げられた曲のほとんどは、上記のホセ・サブレ・マロキンのもの。個人的お気に入りをいくつか挙げると、1.「フイステ・トゥ」、6.「デ・シエンプレ」、10.「カンシオン・ア・パオラ」などがおすすめ。それ以外では、アグスティン・ララ(Agustín Lara)の4.「ソラメンテ・ウナ・ベス」、アルマンド・マンサネロ(Armando Manzanero)の9.「エスタ・タルデ・ビ・ジョベール(雨のつぶやき)」という、いずれもメキシコの有名作曲家による有名曲が取り上げられている。上で触れたコンセプトは、多くの聴き手にも当てはまるのだろう。メキシコ音楽という普段聴くのとは少し違う独自世界を持った楽曲群がジャズ奏者たちの演奏可能性を押し広げているところが聴きどころになる。こういう抽象的な言い方しかできないけれど、この部分が演奏している本人たちだけでなく、聴き手にとっても本盤の鍵になっているように思う。そんなわけで、“こんな曲なんだ”などと言いながら(多くの人にとって)未知のメキシコの楽曲をさらりと楽しめそうでありつつ、その先にあるジャズ的な演奏の展開が広がっていくという、“一粒で二度おいしい”的な聴き方のできる盤だと思う。[収録曲]1. Fuiste tú (It Was You)2. Sueño sólo con tu amor (I Only Dream of Your Love)3. Canción de cuna a Patricia (Lullaby for Patricia)4. Solamente una vez (You Belong to My Heart)5. Nostalgia6. De siempre (Forever)7. Añoranza (Longing)8. Cuando te podré olvidar (When Will I Forget You)9. Esta tarde vi llover (Yesterday I Heard the Rain) 10. Canción a Paola (Paola's Song)[パーソネル・録音]Charlie Haden (b)Gonzalo Rubalcaba (p, perc, arr)Ignacio Berroa (ds, per)Joe Lovano (ts)Miguel Zenon (as)Michael Rodriquez (tp, flh)Oriente Lopez (fl)Larry Koonse (g)Lionel Loueke (g)Juan De La Cruz (bongo) 2003年12月19~22日録音。 【輸入盤】CHARLIE HADEN / RUBALCABA チャーリー・ヘイデン/ルバルカバ/LAND OF THE SUN(CD) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2017年07月05日
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“黄金メンバー”によるワン・ホーン盤 少し前に取り上げた『ファースト・プレース』と同じく、1957年に吹き込まれたセッションから編まれたのが本盤『ブルー・トロンボーン(Blue Trombone)』である。前者は同年4月11日と12日のセッションを中心に(1曲のみ4月26日のものも含む)集められたのに対し、本盤は、その4月26日とさらに5月3日の吹込みを併せたものとなっている。基本となるメンバーは、後世から見るとまさしく“黄金メンバー”である。J・J・ジョンソンのトロンボーンに加えて、トミー・フラナガン(ピアノ)、ポール・チャンバース(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス)が各演奏を担っている。ただし、7.のみベースがウィルバー・リトル、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズである。 『ファースト・プレース』と同様、これぞトロンボーン奏者の盤ということで、“ジャズにおけるフロント楽器としてのトロンボーン”のお手本のような作品と言える。ブルーノートの盤で“エミネント”という形容がなされたが、まさしく“卓越した”トロンボーン演奏と言える。トロンボーン自体、何だか“トロい”印象もある楽器だけれども、これを聴けばその先入観は吹っ飛んでしまう。特別派手にやっているわけでもなく、当たり前のようにそれを演じているJ・J・ジョンソンはすごいということだろう。 そんなことを言いつつも、初めてジャズ・トロンボーンというものに触れる人にとって、上記の『ファースト・プレース』と本盤『ブルー・トロンボーン』は最良の入口になり得ると思う。初めてジャズ・トロンボーンに触れる人への最大のお薦めは表題曲の4.と5.(「ブルー・トロンボーン」のパート1およびパート2)。少し慣れてきた向きには、有名なスタンダード曲の3.「ホワッツ・ニュー」、それから7.「100プルーフ」を薦めたい。派手さや華のある演奏というわけでは必ずしもないのだけれど、こういうのを聴いているときっとトロンボーンを好きになる人はもっと増えるに違いない、そんなことを思わせてくれるという意味ではやはり名盤の類いなのだろう。[収録曲]1. Hello, Young Lovers2. Kev3. What's New 4. Blue Trombone (Part 1)5. Blue Trombone (Part 2)6. Gone with the Wind7. 100 Proof[パーソネル、録音]J.J. Johnson (tb)Tommy Flanagan (p., 1-7) Paul Chambers (b., 1-6)Max Roach (ds,1-6)Wilbur Little (b., 7.)Elvin Jones (ds., 7.)1957年4月26日(1., 3., 7.)1957年5月3日(2., 4., 5., 6.) J.J.ジョンソン/ブルー・トロンボーン 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、“ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2017年07月03日
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2017年07月01日
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