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新年、振袖を着た娘と両親と一緒に家族写真を撮りました。千恵が生きているときに、僕はなぜ、娘と3人の家族写真を撮らなかったのだろうか。実家は写真館なのに。悔やんでも悔やみきれません。がんであろうがなかろうが、人はいつどうなるかなんて、誰にも分からない。千恵がいない家族写真を見ながら、千恵の言葉を思い出します。築50年の古い写真館(福岡県宮若市福丸)のスタジオで、写真撮影を体験してみませんか。いわゆるレンタルスタジオのようなイメージです。僕か父のどちらかが撮影しても良いのですが、例えば、お父さんやお母さんが、自分で家族を撮影するのもおすすめです。カメラの設定はお任せください。撮影者も一緒に写りたい場合は、シャッターレリーズもあります。セルフタイマーを使ってもいいですね。撮影機材はすべてそろっています。画像データはRAWまたはJPEGでお渡しします。ちなみに、下の画像は、手持ち撮影でストロボ未使用、JPEG撮って出しです。開店休業状態、老夫婦の店です。利益を得ようなんて気持ちはありませんので、お代も気持ちで構いません。ただし、プリントはご自分で。必要な場合は対応もできます。撮影ご希望の方は、僕まで連絡いただければご案内いたします。新刊「はなちゃんのみそ汁 青春篇」(文藝春秋)。はなちゃんのみそ汁 青春篇 父と娘の「いのちのうた」 [ 安武 信吾 ]
2022.01.22
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年が明けて1週間が過ぎました。大晦日に実家の宮若市に帰省。一泊だけして元旦の夕方には福岡市の自宅に戻りました。締め切り間際の原稿を抱えていたため、年末年始は、仕事に明け暮れておりました。やっと、ゴールが見えてきました。着手して3年。実に長い旅でした。まあ、いろいろと先方の事情もあって遅れたわけですが、遅れたことには、きっと何か大切な意味がある。そう思うことにします。画像は、昨年の「父の日」に撮影。娘がアルバイト代でイタリア料理をご馳走してくれました。娘が選んだ店は福津市の「エンゾ」。僕と千恵が結婚披露宴をした思い出の場所です。実家の父から譲り受けたハッセルブラッド。昨年、娘は「母の日」も手料理でお祝いをしてくれました。「母の日にどうして?」僕が尋ねると「ずっと、お母さん役してくれたやん」反抗期は手を焼いたけど、その一言に、すべてが報われる思いでした。僕は「母の日」も「父の日」もお祝いしてもらえるようになりました。お店には、僕たち家族の本がありました。手作りのブックカバーがうれしい。[書籍のメール便同梱は2冊まで]/絵本はなちゃんのみそ汁[本/雑誌] (講談社の創作絵本) / 安武信吾/原作 安武千恵/原作 安武はな/原作 魚戸おさむ/文・絵はなちゃんのみそ汁 (文春文庫) [ 安武 信吾 ]子どもが作る弁当の日 「めんどくさい」は幸せへの近道 [ 城戸 久枝 ]
2022.01.07
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千恵ちゃん、あなたは人を笑わせるのが大好きでした。そして、パクるのが実にうまかった。清水ミチコさんのファンで、彼女の持ちネタである目マンをパクっては、ブログに投稿してました。ブログの向こう側のがん患者さんとその家族の人たちを笑わせたかったんだよね。世界は大変なことになってしまいました。どこにも行けない、誰にも会えない日が続いています。千恵ちゃんだったら、今の世の中の動きをどんなふうに考え、行動したのかな。抗がん剤で免疫力が落ち、感染症予防のため、いつもマスクを着けていたあなたは、ブログに「マスクマンな日々」を綴っていました。ユーモアたっぷりに。もし、今も生きていたら、マスクを着けて「私の時代が来た」なんて言いながら、人を笑わせる投稿を続けていたのかもしれませんね。こんな時代だからこそ、笑いって大事だと思います。今日は8月5日。20回目の結婚記念日でした。今夜は、はなと2人でゆっくり食事をしたかったけど、アルバイトだってさ。先日こっそり、バイト先の飲食店をのぞきに行ったら、お客さんに注文をとっていた。普段見たことのない真剣な顔で。保育園の運動会で走っている姿を思い出しました。涙、出た。はなは18歳になりました。子育て頑張ったんだから。少しは褒めてくださいな。撮影:はな撮影:はな撮影:パパ佐世保の吉田俊道さんの菌ちゃんファームで。撮影:パパ絵本はなちゃんのみそ汁/安武信吾/安武千恵/安武はな【1000円以上送料無料】子どもが作る弁当の日 「めんどくさい」は幸せへの近道/城戸久枝【1000円以上送料無料】はなちゃんのみそ汁 (文春文庫) [ 安武 信吾 ]
2021.08.05
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「命日を迎えるセラピー」(ライナス・マンディ)を読んでいます。忘れられない人の一生は、長くても、短くても、決して消え去るものではありません。命日は故人を思い起こす特別の機会であり、さらなる癒やしの機会です。また、経験から学んだこと、耐えた苦しみ、手に入れた小さな喜びなどを吟味する時です。これから、7月11日まで毎朝、繰り返し、読もうと思います。もうすぐ、家族で病と闘った6月がやってくる。ふとしたことで涙が出るかもしれないけど、それもまた供養のような気がします。新型コロナ収束と日常の暮らしが戻ることを祈りながら。僕が家族を撮影した写真の中で大好きな一枚。ピントは合っていませんが、シャッターチャンスがいい。自画自賛(笑)
2020.05.26
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「てっちゃん知っているでしょ。てっちゃんは僕のおじさんなんです」夜、遅い時間に北九州市の堀田さんから電話がありました。堀田さんは珍しく興奮していました。「てっちゃん」とは、中島哲郎さん。前日、親戚の法事で久しぶりに出会った2人は、僕たちの家族の話題に。互いに共通の知り合いだったことに気づいてなかったそうです。僕と千恵の結婚披露宴のときの写真です。千恵のきょうだいと母、アビスパ福岡の三浦選手(当時)と久永選手(同)。そして、左端の男性が、てっちゃん。20年前、てっちゃんが、北九州で雑魚料理「てつ」という飲食店を妻の久美子さん(右端)と経営していたとき、僕と千恵はその店の常連客でした。てっちゃんと久美子さんは、僕たちの仲人みたいなもの。千恵と結ばれたのは、てっちゃんと久美子さんのおかげです。泣き虫てっちゃん。披露宴では泣きながら、カントリーロードを歌ってくれました。千恵が病気になったとき、娘のはなが生まれたとき、葬儀のときも号泣。そんな心優しいてっちゃんが、千恵が他界した後、車の運転中に脳梗塞を起こしてしまいました。命は助かったものの、今、障害を抱えながら暮らしています。堀田さんとの出会いは昨年。映画「はなちゃん」の上映会を主催し、僕をゲストとして招いてくださいました。彼とは、それからのお付き合いです。「いのちのうた」にも、家族全員で参加してくれました。てっちゃんと僕は、なかなか、会えないでいたのですが、甥っ子にあたる堀田さんが、再会の場をつくってくれることになりました。3月末、てっちゃん宅で。成長した娘の姿を見て、また泣くんだろうなあ。てっちゃんに会うのが楽しみです。
2019.02.02
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昨日は、丸一日、フリータイム。話題の映画「この世界の片隅に」を娘と観た後、午後からは、ずっと前から行きたかった新宮町のIKEAへ。休日とあって、家族連れが多く、駐車場に車を止めるのにひと苦労。入ってみて、まず、広さにびっくり。人の多さにびっくり。商品を安く提供するためのセルフサービスが特徴のIKEA。提案型の展示コーナーを歩くだけでも楽しく、機能的でデザインも好みのものが多い。しかし、時計は午後4時を回り、そろそろ帰って、夕食の支度をしなきゃならない。来客用の布団購入が目的だったが、システムに不慣れなうえ、レジには行列ができている。後ろ髪を引かれる思いで、店を出た。で、行きつけのニトリへ。ふとんの種類もたくさんある。スタッフの説明も丁寧だ。ふかふかの羽毛掛け布団と、マットレスがいらない4層構造の敷き布団を買った。店内滞在時間は、わずか15分。試しに、自宅で横になってみた。5秒で眠ってしまいそうだ。大満足。12月にお越しになられるあの人には、この布団で寝ていただこう。4層ボリューム敷ふとん シングル(4ソウボリューム S) ニトリ 【送料無料・玄関先迄納品】かるふわ羽毛掛ふとん シングル(UL-16 S) ニトリ 【送料無料・玄関先迄納品】
2016.11.24
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週末に休みがとれたので、3年ぶりに、お世話になっている新潟の女性歯科医のところに遊びに出かけた。2日間、全力で遊び、疲れ果てて帰宅した昨夜、風呂も入らず布団の中に潜り込むと「パパ汚いよ。疲れているときこそ、お風呂じゃないの」と娘の指摘。どんどん、ママに似てくる。写真は上越新幹線の中。自撮り上手な娘。新潟銘酒「八海山」。日曜日には、蔵見学に行きました。やばいぞ、このうまさ。お歳暮にどうぞ。【日本酒ギフト】『 新潟銘酒 八海山 大吟醸 300mlサイズ 1本ギフト箱入 』上棟式の引き出物にお祝い、粗品やプチギフト、記念品クリスマスプレゼント、父の日ギフト母の日、誕生日プレゼント用にもお奨め!
2016.11.21
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娘が中学校に入学して1カ月半。吹奏楽部に入部しました。部活に習い事のジャズダンスとアフリカンダンス。ときどき、ギターとピアノとボイストレーニング。忙しい中学生です。でも、娘はとても充実した毎日を過ごしています。朝は寝坊することも、たま〜にありますが、台所に必ず立ち、食事が済んだら新聞一面コラムの書き写しと英語の学習。夕食も毎日ではありませんが、ぼくと一緒に作ります。そんな娘が、夕食の後、ノンカフェインの紅茶をいれながら、ぼくに言いました。「幸せだね〜」。娘が「幸せだね〜」と言ってくれるから、ぼくも幸せです。※我が家ではこの時間を「ほののんタイム」と呼んでいます。娘は音楽が大好きなふつうの中学1年生で、私たちは、ふつうの日常を送っております。この1年、親子で病気もまったくしておりません。夜9時半に就寝する娘は、心も体も健康です。娘がこの世にうまれて12年。嵐のような日々もあったけど、いま、家の中はとても穏やかな時間が流れています。千恵と一緒に模索しながらたどり着いたこの生活スタイルが、ぼくたち親子には合っているのだと思います。以上、近況報告でした。
2015.05.14
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6年前、同業他社の記者から一通のメールが届いた。「直接会って、話をお聞きしたい」彼は、がんで亡くなった少女の物語の記事を書いているとき、偶然、このブログに出合い、「心を震わされた」と言った。6年前のきょう、千恵の誕生日の前日。そのブログとは、ぼくが酒に酔って書いた千恵へのメッセージだった。******************************さくら、誕生日おめでとう。※「さくら」は千恵のハンドルネーム1月28日で、34歳だね。初めて会ったのは、さくらが22歳のとき。まだ、大学院に通っていたころ。あれから12年たったのか。早いなあ。就職祝いをしたのは、津屋崎のイタリア料理店「エンゾ」。シェフのお父さんがやっている窯場で、湯のみを一緒に作ったね。ぼくは、湯のみに「宗像魂 心の教育」って書いた。さくらは、たんぽぽの絵を描いた。踏まれても、踏まれても花を咲かせるたんぽぽ。さくららしい絵だった。それから、いろんなことがあった。当時、さくらと付き合っていた彼とぼくは闘った。別れさせてしまった。つらい思いをさせてしまったかもしれない。沖縄にいるぼくの先輩が東京にいたころだった。ダメだったら、1人で東京に来い。一緒に泣いちゃる。成就したら2人で来い。財布はいらん。すべてまかせろ。先輩はハイアットの最高のホテルをとってくれて、連日、東京を巡りながら、ごちそうしてくれた。浅草で撮った写真、いまでも大事に持ってるよ。先輩、お金を使いすぎて、ぼくらが帰った1週間、水を飲んで生活してたそうだよ。いつか恩返し、せんといかんね。そんな幸せはつかのまだった。25歳のとき、乳がんが見つかった。抗がん剤、リンパ浮腫、脱毛。苦しかっただろう。8年間、よくがんばったね。素敵な出会いもいっぱいあった。みんなに支えてもらった。ぼくは今も支えてもらっている。さくらに、いちばん、感謝しなければいけないのは、ムスメを産んでくれたこと。いのちがけの出産だった。はながいなかったら、ぼくは今頃、どうなっていたか分からない。いま、はなのために生きることができる。そのはなも、もうすぐ小学校1年生。高取保育園の卒園式、草ヶ江小学校の入学式。天国から見ていてね。ぼくは、多分、ぐちゃぐちゃになるだろうな。絶対、無理。恥ずかしいことになってしまうけど、許して。さくらの34歳の誕生日のきょうから、少しずつ、君と出会ってからの12年間を振り返ることにした。つらくて、悲しい作業になると思うけど、がんばるよ。さくらが、どのように生きて、どのように死んでいったか。やっぱり、形にしたいと思うんだ。さくらが伝えたかった思いも、仲間と一緒に紡いでいく。ぼくの命が燃え尽きるまで、それだけは続けていきたい。やっと、そう思えるようになった。ちょっとは成長したかな。はな、毎朝、みそしる作ってるよ。ママのお祈りも続けてる。ピアノも日課。ママみたいに歌が上手になりたいんだって。「ママのこと、いっぱい話そう」。そう言って、保育園の送り迎えの車の中では、はなと2人で、いつもママの話しをしながら大笑い。さくらは、ほんとにおもしろかった。そして、最高にやさしかった。誕生日、覚えてたよ。えらいでしょ。いつも、うっかり忘れてて、怒られたもんね。さくらが大好きなアンジーで、花、買ってくるから。34歳、おめでとう。 ****************************** 記者から届いた一通のメールが、きょうに至るまで、まったく想定していなかったさまざまな出来事が起こる出発点だったように思える。記者は、ぼくたち家族の話を記事にした後、千恵を支えてくれた助産師の内田美智子先生、千恵の作った詩に曲をつけてくれたローマの古木涼子シスター、千恵が命が燃え尽きるまで情熱を傾けたホールフードの提唱者で料理家のタカコナカムラさんを取材してくれた。千恵が生きていれば、1月28日で40歳。今朝、その記者から、件名に「ハッピーバースデー」と書かれたメールが届いた。安武様これにてシスター、内田先生、タカコ先生の3部作の完成です。すべて千恵さんのおかげです。改めてお礼申し上げます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】はなちゃんのみそ汁 [ 安武信吾 ]
2015.01.27
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「はなちゃんは笑顔がいいね」周囲の人から、そう言われるのが、ぼくは一番うれしいのです。これからも、ずっと笑顔で。提供:家の光撮影:Katsuさん【送料無料】はなちゃんのみそ汁 亡き母と娘の約束 [ 安武信吾/安武千恵/安武はな ]
2014.03.27
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トイレやリビングのドアを開けっ放しにすることが嫌いな娘。ぼくは、いつも開けっ放し。きょうも怒られた。「パパっ! たいがいにせんね!何回言うたら分かるとね!」「しようがなかろうもん。クセやけん」「もう! 今度やったら、こちょこちょの刑やからね!」「無理かも(笑)」「ちゃんとしたら、肩揉みしてあげるよ」こちょこちょも肩揉みも、どっちもいいね。
2013.04.26
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ぼくは毎日、娘・はなとお風呂に入る。娘は小学5年生。きょうも入った。一緒じゃないと嫌なのだ。きょう、風呂で、はながこんなことを言い始めた。「ねえ、パパ〜。パパは、はなといつまでお風呂に入るつもり?」「はなちゃん、中学生になってもずっと入るって、去年まで言いよったやん」「え〜! それはない。ない、ない。だって、同じクラスの◯◯ちゃんも、◯◯ちゃんも、もう、みんなひとりで入っているんだよ」「・・・」「パパは男だから、女の子の気持ちは分からんやろうねえ」「・・・」「なーんね。そんな寂しい顔して」「中学生まで、ダメ?」「無理、無理。ぜーったい、無理」「・・・」はなは女の子やから、男親の気持ちは分からんやろうねえ。
2013.04.25
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前略千恵さま誕生日、おめでとう。きょうで38歳やね。遺影の中のお前は、ずっと若いまんまやね。ぼくは随分、白髪が増えたばい。今、禁酒中やけど、今夜はちょっとだけ飲むことにした。千恵のお祝いやけん。でも、お酒がなくても眠れるようになったのは成長やね。4年半もかかったけど(笑)最近、はなは留守番ができるようになったばい。はなも成長しよる。ぼくが帰ってくると、ラジオをがんがんかけとる。寂しいっちゃろうね。先日、「今から帰るよ」って、はなに会社から電話した後、夕食の買い物に行ったけん、帰宅が遅くなってしまった。玄関を開けると、はなが泣いていた。携帯を見ると着信が5本入っていた。はなからだった。「どうしたんか」って聞くと、「パパの帰りがあんまり遅いから事故に遭ったかと思った。わーん、パパ〜、死なんでね〜。わーん」泣きじゃくっていた。心配してくれとっちゃね。なんか、すごく、はなが愛しくなってね。「そうか、そうか、ごめんね、よしよし」ぎゅーっと抱きしめたら、こっちまで泣きそうになった。朝、出かけるときは、「いってらっしゃーい」って声かけて、力一杯、はなをハグしとるよ。お前が生きているときから、この儀式はずっと続いとるばい。さすがに、ぶちゅーっは、ちょっと嫌がるようになったけどね。千恵はいっつも言いよったもんね。「人間、いつどうなるかなんて誰にも分からん」だから、玄関を出るときはいつも絶対、笑顔で。けんかしていても、朝出かけるときは仲直り。「きりかえ、きりかえ」今夜は、デザートダイナーのケーキを買ってきたばい。はなのリクエストはチョコレートケーキ。ご飯が炊けたら、パーティーたい。千恵、誕生日、おめでとう。
2013.01.28
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昨夜、居酒屋「竜馬」からの帰り道、ムスメが尖閣諸島の問題についての不安をつぶやいた。「ねえ、パパ。中国の人たちは、まだ、日本人を殺すとか、戦争するとか言ってるの?」「うん、前よりも少し落ち着いたみたいだけど、根深いね。中国にいるパパの会社の記者も、タクシーの中で怖いことを言われたり、危険な目に遭ったみたいだよ」「なんで、中国の人は怒ってんの?はなね、それを考え始めると夜、眠れなくなるの」「島の近くの海の底には、石油がたくさん埋まっていることが確認されてね。石油を自分の国のものにしたいという気持ちが強いんだろうね。漁業の儲けや軍事上のメリットなど、領土を自分の国のものにすると、ほかにも得することがいっぱいあるんだよ」「そんなことで殺し合うなんて言ってるの?石油なんて、どうぞってあげたらいいじゃん。譲り合う気持ちは大切なんでしょ?必要なら、石油を中国から日本が買えばいいじゃん。それに、パパ言ってたでしょ。これからは、石油をあまり使わない暮らしに変えていこうって」ムスメは続けた。「はなでも解決の方法が考えられるのに、日本と中国の政治の人たちはなんで仲直りの方法が見つけられないの?」さらに続けた。「なんで、近くの国同士なのに、仲良くしないの?戦争で日本がひどいことをやったから?ごめんなさいって、心から謝れば、許してくれるよ。はな、戦争は嫌だ」ぼくは、「大丈夫、心配しなくていいよ」と答えることしかできなかった。はなが4年3組で担当する係は「なかよし係」。ケンカをしている友達がいたら、お互いの言い分を聞いて、仲直りをしてもらう仲裁役だ。日本と中国、もしくは近くの第三者的立場の国に「なかよし係」が必要なんだよね。
2012.10.15
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今年の夏はテレビ、雑誌の取材で、休日のほとんどがつぶれた。主役はムスメ。本当に、よくがんばってくれた。ご褒美に、10月の連休には阿蘇のペンションに連れて行った。パン作りやアスレチックに大喜びだった。次回は阿蘇でパラグライダーの約束をした。今月20日は、大切な人たちとの温泉旅行を予定している。なかなか予約ができない由布院の温泉旅館を1年前から予約。みんな忙しい中、日程を調整し、ようやく実現する。ところが、先日、東京のテレビ局からスタジオ生出演のオファーが舞い込んで来た。なんと、温泉旅行と同じ日の20日。とっても視聴率の高い番組らしい。「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋)のプロモーションも兼ねた仕事だった。出版社の担当編集者によると、「この番組に生出演すれば、大ベストセラーの可能性も」。正直、心が揺れた。大切な人たちたちとの計画をドタキャンするか、大ベストセラーの道を選ぶか。ムスメに相談した。「パパ〜、なん言いよると〜。温泉の約束が先やったんやろ。それに一緒に行く人たちがずっと楽しみにしとったんやから、温泉に行かないかんよ。みんなが悲しい気持ちになるやんか。ママにとっても大切な人たち。きっと、はなと同じこと言うやろうね」ムスメに往復ビンタされたような気持ちになった。すぐ、編集者に電話した。意外な回答に「え〜!!!本気ですか〜!!営業部長に怒られる〜」とショックは隠しきれない様子だったが、事情を説明すると、「人って、守るべき大切なものがありますからね」と理解を示してくれた。著者と編集者は一蓮托生。出版社は、リクスを背負って、ぼくの原稿に「投資」をしてくれたわけだから、ぼくは、本のプロモーションに協力する義務がある。だけど、今回は、ぼくのプライベートな理由。判断をぼくに委ねてくれた温泉旅行をともにする大切な人たちも、我がままを許してくれた編集者と営業部長も、みんな信頼できる仲間だ。ムスメがニコッと笑って言った。「パパ。切り替え、切り替え」そうだね。ぐずぐず言わず、遊ぶと決めたら遊ぶ。しっかり、遊んだ後は、しっかりと働こう。その向こう側には、きっと、仲間たちみんなの笑顔がある。「はなちゃんのみそ汁」ごひいきに〜。
2012.10.12
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きょうは週に一度のダンスの日。先週までは、はながレッスンを受けている間、ぼくは、近くの居酒屋でひとり酒を楽しんでいた。しかし、今週からのぼくはひと味違うのだ。だらしない生活を送ってきた、この5カ月。5月の手術後60キロまで落ちていた体重が70キロ台に迫ってきた。マジでやばい。このままでは、「再来年までに出場する」と宣言したばかりのホノルルマラソンなんて、夢のまた夢だ。うそつきになってしまう。というわけで、きょうから減量作戦開始。ダンスレッスンの隣の部屋で、ジムのマシンを使って、ランニング30分、バイク20分、腹筋、バーベルなど計1時間半、しっかりと汗をかいた。ダンスが終わったムスメと手をつないでの帰り道。「ねえ、パパ。帰ったら一緒にお風呂に入ろうね」「そうやね。ゆっくり、湯につかって疲れをとろうね」「はなの友達は、もうお父さんとお風呂に入ってないんだって。手もつないだりしないらしいよ。パパは幸せもんやね〜」「うん、幸せやね」「長生きしてね。パパ」「うん、長生きするばい」今度は続けるぞ、やせるために。春のウオーキングみたいに三日坊主にはならんぞ、健康のために。ノータックスリムパンツが、らく〜に着れるまで頑張るぞ、若々しいパパに変わるために。すべては、はなのために。はなのためなら、なんでもできる。【送料無料】はなちゃんのみそ汁 [ 安武信吾 ]【送料無料選択可!】ママが遺したいのちのレシピ 娘・はなへ (単行本・ムック) / 安武千恵/著 安武はな/著【送料無料】お母さんは命がけであなたを産みました [ 内田美智子 ]
2012.09.25
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先日は、Facebookや携帯メールに、たくさんの誕生日お祝いメッセージをありがとうございました。まだ、すべての方に返事を書くことができていません。誠に申し訳なく思います。4年前、5歳の娘とぼくを残し、妻の千恵が死んだあの夏以降、引きこもりの時期がありました。頭が混乱して、自分を見失うことがありました。街を歩く幸せそうな家族の姿を見ると、言葉に表せない息苦しさを感じることもありました。「時間が薬」千恵の料理の師匠であるタカコさんが言いました。立たされた環境から、生き方を学んだ4年間でした。人はひとりでは生きていけない。友人、知人、先輩、後輩、親から支えられ、励まされ、あるときは見知らぬ人からも声をかけていただき、ぼくたち親子は少しずつ、前を向いて歩くことができるようになりました。もがき、苦しみながらも、千恵の生きた証と娘に遺したかった言葉をまとめた「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋)を出版することもできました。世の中には、同じように、ぼくたち以上にもっと辛い思いをされている方もたくさんいらっしゃることと思います。でも、生き続けなければなりません。生きてさえいれば、前に進むことができる。なんとかなる、ということを暮らしの中で実践していくこと。千恵が娘にみそ汁づくりを通して遺そうとした「当たり前のことが当たり前にできる世の中に戻すための取り組み」を継続することが、生きたくても生きることができなかった人や支えてくださった皆様、そして、社会への恩返しだと考えています。直接、触れ合うことがなくても、こんなに幸せと多くの人とのつながりを感じた誕生日は初めてでした。涙のとどめは、娘・はなからの手紙でした。最後に千恵ちゃんへ。はなを産んでくれてありがとう。はなの寿命は、ぼくが責任を持って、まっとうさせます。そして、もうちょっと、こっちの世界を楽しませてください。必ず、会いに行くからね。
2012.09.14
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今朝はいい天気。入院中に、ムスメと約束した遊園地に連れて行く日だ。ぼくが、子どものころ、両親からよく連れて行ってもらった福岡市東区の「かしいかえん」。千恵が生きていたときも、家族3人でよく行った。そういえば、家族の思い出の場所にはずっと行くことができなかったが、今は、こうして行こうという気持ちになる。これって、何かを乗り越えたということなのだろうか。これから、ムスメと一緒に弁当づくり。かしいかえんは、いっぱい花が咲いているだろうな。「ジェットコースターとコーヒーカップに乗りたい」とムスメ。パパはまだ、手術の傷口が痛むけど、へとへとになるまで、2人で遊ぼうな。(南方写真家、垂見健吾さん撮影)
2012.05.19
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皆さま、たくさんのメッセージありがとうございます。「はなちゃんに負けないよう、ぼくもみそ汁を作る」と決意した小学生。「親子の時間、家族の時間を大切にしたい」と母親。「同級生でした」という人も。もうすぐ、あの地獄のような苦しみを味わった夏になります。結局、振り返ることができるようになるまで、3年以上もかかってしまいました。本を出版することは、とても迷いました。書けませんでした。でも、今は、皆さんからいただいたひとつひとつのコメントに目を通しながら、「書いてよかった」と感じています。まだまだ、多くの人に支えられながら、ぼくたち親子は生かれているんだなあ、と。素直に、謙虚に、思い上がることなく。今ここにいることを大切に、急がず、あわてず、丁寧に暮らしていきたいと思います。メッセージには、ぼくの回答を求めている人もいらっしゃいました。Facebookから、ダイレクトメールをいただければ、お答えします。お手数ですが、「安武信吾」で検索してください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2012.04.25
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4月上旬からの2週間は取材ラッシュでした。テレビ局5社、雑誌2社、新聞3社。その都度、みそ汁をつくったムスメ。「もう、パパ~。何回、みそ汁つくらせるつもり~」と、不満を口にするムスメも、「それならば」と、取材スタッフをUNOに巻き込むなど、たくましさを見せております。本日22日午後7時、放送されます。TBSの新番組「アカルイ・ミライ」に「はなみそ」が緊急参戦!
2012.04.22
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昼休み、アマゾンのベストセラー(ノンフィクション部門)ランキングをのぞいてみた。なんと、「はなちゃんのみそ汁」がホリエモンの「刑務所なう」を抜いて2位に。「いったい、何が起こったんだ~!!!!」と思って、文藝春秋の渡辺さんに電話をした。きょうの午前中、フジテレビの番組で放送されたらしい。関東のみの放送だった。昨日だったら東京にいたので見られたのに。昨日東京にいたときは、福岡の地元局で放送があった。なかなか、見られない(笑)しかし、テレビって反響すごいなあ。きっと、最大瞬間風速だろう。こんなことは二度と起こらない。パソコン画面を写真撮っておこうっと。墓前に報告に行かなきゃ。先週末の父子東京旅の報告は、またのちほど。【送料無料】はなちゃんのみそ汁
2012.04.16
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あす8日午前10時から、福岡市の九州大学六本松キャンパス跡地(地下鉄七隈線六本松駅の前)で、「六本松さくらまつり」が開催されます。 六本松エリア飲食店による出店や音楽ステージなど盛りだくさん。ぜんざい1000杯も無料で配布するそうです。飲んで、食べて、満開のさくらを楽しみましょう!ちなみに、六本松さくらさんはステージでは歌いません。 九州大学六本松キャンパス跡地で、8日(日)に「六本松さくらまつり」が開催されます。このイベントは、UR都市機構が、地域活性化の一助とするため、地域団体等と協力して、桜の花のもとで音楽祭などを行うそうです。 お近くの方、学生時代を六本松で過ごした方など、お時間がありましたら是非お出かけ下さい。中央区ウオーキング推進マスコットキャラクター「うぉーキングくんファミリー」が7つのコースを紹介してくれるよ☆ マップにはコースの見どころも満載(^^)/作成: 〈公式〉情報発信中央区(福岡市)
2012.04.07
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先日、ムスメの誕生日パーティーをやりましたが、実はきょうが誕生日。「月曜日はふぁむの日」と決まっているので、六本松の居酒屋「ふぁむ」で、父と子2人の誕生祝い。常連のおじさんから、「はなちゃん、一杯ごちそうするよ」と、カルピスをいただき、おにぎりを食べていると、はるかちゃんが突然、お店に入ってきて「はなちゃ~ん、誕生日おめでとう!」と、シールのプレゼント。「なんで、ここにいるのが分かったの~」と興奮していたら、高取保育園の井上先生が、ケーキを持ってきてくれました。お腹いっぱいになって、「みなさん、ありがとう~!おやすみなさ~い!」と帰ろうと思ったら、最後に、お花をいただきました。まるで、仕組まれていたような、サプライズの連続。やっぱり、はなの顔には書いてあるんだ。「なんか、ちょーだい!」って。間違いなく、母親の遺伝ですな。
2012.02.20
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「子ども会リレーの結果が知りたい」とのコメントが寄せられています。発表いたします。結果は、なしよ。リレーは、地域のまつりの種目のひとつだったのですが、当日の天気予報が雨だったため、リレーのみ取りやめになりました。ちなみに、代わりに出場した飴食い競走では1位になりました。人生初の1位が、飴食い競走(笑)さすが、千恵さんのムスメ。
2011.10.17
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千恵、驚くなよ。はなが、なんと、子ども会リレーの選手に選ばれたんだ。奇跡だ!千恵ができなかったことを、はなはついに達成した。完走すればいい。たのむから、こけるなよ!
2011.10.13
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連休中、内田先生から、新しい服を買ってもらったムスメ。お店で、先生と一緒に服を選び、ちょっと大きめのサイズを手に取った。「はなちゃん、その服、大きいんじゃない。もうひとサイズ小さいのがちょうどいいよ」「ちょっと大きめを買っとかないと、来年着られないもん」それって、パパの口癖やんね。えらいぞ、ムスメ。でも、内田先生に買ってもらうときは、ちょうどのサイズでもいいんだよ(笑)。
2011.09.21
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9月11日のニューヨーク同時多発テロから10年。あの日ぼくは、病院のベッドの上だった。38歳の誕生日でもあった。消灯後、寝ようとしたら、妻の千恵から「テレビをつけて」と携帯に連絡があった。ビンラディンは殺害されたが、いまだに、テロの脅威は消えない。3月11日の震災からきょうで半年。日本では東日本震災が起き、原発事故が多くの人を苦しめている。千恵の命日は7月11日。11日 で、つながった。ぼくにとっての11日は、平和といのちを考える日。48年前のきょう、ぼくは生まれた。母に生んでもらったこと、両親に育ててもらったこと、周囲に支えられていること、ムスメを授かったこと、いま、生かされていることに感謝したいと思う。
2011.09.11
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思いつきで、「暑気払いカレーパーティー」を企画しました。子どもから大人まで、年齢性別問わず、誰でも参加できます。異業種交流合コン。当日、サプライズゲストも登場。ミニライブがあるかも!?新潟帰りのうちのムスメもカレーにパクついていることでしょう。参加表明は、このブログのコメント欄まで。表明しなくても、「近くまで来たから、ふらっと」みたいな感じでも大歓迎。3種類のカレーと冷たいビールとモヒート(ラムベースのカクテル)で、暑さをぶっ飛?ばしましょう! 2011年8月20日17:00 - 22:00 場所 Qualia(クオリア)福岡市中央区大名1-10-14MATCHビル4F 会費3000円問い合わせは、安武(090-5020-0404)まで。
2011.08.16
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この季節、いつも不思議なことが起こる。千恵を看取ったとき、通夜、葬儀の会場でずっと繰り返して流していた曲「いのち」を改めて聴いた。3年前の夏を思い出した。内田美智子先生を通じて、山元神父さまからいただいたCDだった。「いのち」を作詞、作曲したシスターの古木涼子さんに会いたくなった。内田先生の本を贈りたかった。古木シスターはローマにいらっしゃる。会えるはずがない。送ればいいんだ。そう思って、カトリック教会の事情に詳しい千恵の姉に電話を入れた。鳥肌が立った。2日後の11日に、古木シスターが長崎県大村市の幼稚園に来られることが分かった。大村市は千恵の生まれ故郷。しかも、11日は千恵の命日。ひょっとしたら、と思い福岡修道院に電話した。古木シスターが福岡空港に到着されていた。昨日(10日)、福岡でシスターにお会いすることができた。生前、千恵が言っていた。「会いたいと思い続けていたら、きっと会えるんだ。私は、内田先生やタカコさん、西園長、吉田さん、沖縄のよしこさん、竹下先生にも会えたよ。安保徹先生にはハグまでしちゃったもんね」古木シスターに、すべてをお話しした。「奇跡ですね。私が福岡に来ることが決まったのも数日前。これは、神様と千恵さんのお導きですよ」偶然、このブログも読んでくださっていた。「千恵さんに、お祈りしましょう」古木シスターは、そう言って、ピアノを弾きながら「いのち」を歌ってくださった。涙が止まらなかった。きょうは千恵の命日。夕方、はなと糸島のお墓に参りに行こう。携帯に録音したシスターの歌を3人で聴こうと思う。
2011.07.11
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きょうは、はなにとって記念すべき日でした。カトリック教会で、初聖体式。1年間、教会学校の聖体クラスでがんばったんもんね。ミサの前に打ち合わせ。いよいよ、本番。聖体拝領。キリストの体を初めていただきました。もう、泣けて、泣けて。ムスメの結婚式のときは、こんなもんじゃないだろうな~。考えただけで、頭がおかしくなってしまう。3年前の6月、千恵が1カ月の余命告知を受けたときだった。自宅で、はなが幼児洗礼を受けた日のことを思い出した。千恵も喜んでいるだろうな。ミサの終わりに、はなが代表してお礼の言葉を述べた。結婚式で嫁ぐ娘が手紙を読む場面とだぶってしまい。パパは、もう、ぐしゃぐしゃ。最後に仲良く。これからが、スタート。日々、祈り、行動しながら本当の幸せをつくります。
2011.07.03
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あすは姫路市出張。きょうから、ばあばがお手伝いに来てくれた。開口一番、「じいじがおもしろいっちゃん。『今週末、はなは来んとか』だって。そげんこと言うたことないとにねえ。先週、はなと2人だけで過ごした2日間が、よっぽど、楽しかったんやろうねえ」そんなばあばの報告に、暑いけど、幸せ気分の夜。
2011.06.22
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ムスメが「う~ん」と考えて、ようやく選んだ3点。60色のクーピーペンシル、アンパンマンのパズル型シート、オセロ。使いかけだけど、どれも、ママとの思い出がいっぱい詰まった品だから、なかなか決まりませんでした。これに、パパが編集した絵本と魚カードゲームを加え、きょう、被災地の子どもたちに送ります。
2011.05.11
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さくらが他界して、習字を始めた。近所のたこ焼き屋さんの女将さんが教えてくれる。ようやく初段になった。何であれ、こうして、評価されることは、いくつになってもうれしい。でも、習字に行けるのは、ばあばが手伝いに来てくれるとき限定。それは、仕事仲間や友人と、飲みに行く唯一の日でもあり、習字教室は行ったり、行かなかったり。行けるような日も、仕事で疲れていて、「きょうは休もうかな」と思うことが多い。そんなとき、ムスメから「せっかく始めたんだから、行きなさい」と叱咤激励される。渋々、行くことになるのだが、行けば集中できるし、行ってよかったと思うことが多い。今朝、久しぶりに、犬のエサやりをムスメが手伝ってくれた。「はなちゃんが毎日手伝ってくれると、パパ、助かるけどなあ」と言うと、「いいよ、毎日手伝うよ」とムスメ。「前もそう言ってくれたけど、続かんかったやん」「やるまでには、うーんどうしようかなって思うけど、やってみたら楽しいもん。パパの習字と一緒やね」ごもっともで。
2011.04.16
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ムスメは、KARAと少女時代が大好き。完全にはまっている。だいたい、全部歌える。いつも、聴かされるからこっちまで覚えてしまった。ほろ酔いで帰宅した夜。お風呂に入る前、KARAの「ジェットコースターラブ」をパンツ一丁で、踊ってみた。KARAのダンスは、腰がポイントだ。それを見ていたムスメ、「きもちわる~い。なんだか、タコみたい」ごもっともで。[枚数限定][限定盤]ジェットコースターラブ(初回盤C)/KARA[CD]【返品種別A】
2011.04.12
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「どこでもドアがあったなら」というあひるママさんのコメントを受け、行ってきました。全国の東宝系の映画館で上映中の「ドラえもん」。お約束通り、ラストで泣いてきました。名作です。学んだことは「裏切られても、人にやさしく。いつか、きっと、分かり合えるときが来る」。ムスメは、映画を観た後、こう言った。「学校で、いじわるされるときもあるけど、はながやさしい気持ちを持ち続けたら、その子とも仲良くなれるよね」その通りです。地球を侵略してきた鉄人兵団と闘うときのジャイアンのセリフは、「男は逃げちゃいけない。やらなきゃいけないときがある」。ジャイアンも、いい男になったもんだ。「今年のドラえもんは前作より、よかった」と満足そうなムスメ。先週は、ディズニーの新作「塔の上のラプンツェル」でもムスメの前で、涙を見せてしまったパパ。子ども向けアニメは、あなどれない。親子で「ドンジャラ」(ドラえもんバージョン)やってます。最近のキャラクターは、AKB48なんですね。3/11 10:00~ 4,500円以上で送料無料!!【在庫品】6才から★35%OFF!ドンジャラ AKB48[高橋みなみ・小嶋陽菜・篠田麻里子・前田敦子・板野友美・大島優子・宮澤佐江・柏木由紀・河西智美・渡辺麻友・ボードゲーム・バンダイおもちゃ]絵あわせゲーム ドンジャラ ワンピース
2011.03.26
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2008年8月11日、門左衛門さんが「めまん」の格好で、お参りに来てくれたときのブログを読み、噴き出しながら、ついつい、その後のブログも読みふけってしまいました。みなさんからの多くのコメント、励ましの言葉にあらためて感謝します。私たち夫婦は、互いに病気をしました。闘病中も、さくらが他界した後も、多くの人の言葉や思いやりに助けられました。人は一人だけでは生きていけない。人は支え、支えられて、生きている。「他力本願」のこころ。その意味を、ずっと取り違えていました。自力だけで生きていくのは疲れ果ててしまう。ときには、大きな力におまかせすることでした。病気になって、病気と向き合い、以前より、素直になれたような気がします。主治医に「出産は無理」と言われていましたが、ムスメを授かりました。ムスメの人生にもいろんな困難が待ち受けていることでしょう。自分たちのこれまでを振り返ってみて、思いました。できることならば、周囲の人に愛される人になってほしい。誰からも愛されるように「はな」と名付けました。一人っ子で、わがままです。周囲の優しさを勘違いして、甘えすぎることもあります。昨夜は、ずっと気になっていたあることをムスメに指摘しました。黙って聞きながら、口答えもせず、「分かった」と言ってくれました。ムスメの目から涙がぽろりとこぼれました。でも、うなずきながら、まっすぐに、ぼくを見つめる眼差しに、あきらかに1年前とは違う成長を感じました。もうすぐ小学3年生。毎日が、いっぱいいっぱいの親子ですが、笑顔だけは絶やさず、今朝も、みそ汁とご飯をいただきます。
2011.02.22
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「内田先生、賞とったの?」今朝のムスメの第一声。美智子(みちこ)と光子(みつこ)。一字違い。しかし、日本人4人がグラミー賞ってすごい。「はなも、内田先生みたいにぐらみー賞とろうかな。ピアノもっとがんばる」朝食を食べた後、早速、ピアノを弾き始めた。夢を持ち、夢に向かって歩を進めなければ、夢は実現しない。あきらめたら、そこで終わり。これは、美智子語録。
2011.02.15
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とても、つらいことがあって、普通の精神状態ではなくなって、お酒を飲んだ。いつものことだが。おばあちゃんが、来てくれていたので、遅い時間まで、外で飲んだ。10時半ごろ、家に帰った。枕の上に日誌が置いてあった。ムスメが1年生のときに書いた日誌だった。読んでみた。笑えたり、ほろっとしたり。遠足のときの話が書いてあった。おなかいっぱいになって、残してしまったけど、お父さんがつくったおむすびはとてもおいしかったです。(中略)おうちの人ともどこかにえんそくしたいです。遠足行こうね、はな。週末は、南小国の農家民宿、「さこんうえの蛙」に行こうね。絶対、楽しいよ。弁当持って、行こうね。
2011.02.09
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千恵ちゃん、36歳、おめでとう。今年の夏で、もう3年かあ。早いなあ。あなたの大切なムスメはちゃんと、育っているからね。テストも、ときどき、満点がとれるようになりました。ピアノも上手。最近ムスメは、AKB48に、はまっています。ipadのyoutubeで曲を流し、「ヘビーローテーション」を歌いながら、ドラムをたたきます。おかげでパパの頭の中は、「ヘビーローテーション」がぐるぐるぐるぐる、ヘビーローテーション。誕生日のお祝いは、千恵が好きだった黒ごませんべいと、「いのちをいただく」の韓国語版。黒ごませんべいは、うるち玄米と良質な黒ごまをふんだんに使ったケンコーフーズの「味道楽(あじどうらく)」。これが一番のお気に入りだった。いつも、親子3人で奪い合って、食べていたね。韓国語版は、友人のヨムさん、ソヨンさんにプレゼントしよう。今年は、この2つを祭壇に供えます。 「健康フーズ 味道楽 黒ごませんべい 110g」うるち玄米と良質な黒ごまを、ふんだんに使用。うるち米が醸し出す美味しさと、黒ごまの香ばしい風味が絶妙。健康フーズ 味道楽 黒ごませんべい 110g
2011.01.28
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留守家庭保育の帰り、はなが興奮気味に話し始めた。パパ、あのね。きょう、小学校のテレビ朝会でね、校長せんせいが、竹下せんせいの話をしたんだよ。パパがつくった「泣きみそ」の本を持って、これは竹下せんせいの本です、って。すごいやろ~本当?それで、どんな話だった?・・・忘れた。ムスメにとって、話の中身よりも、知り合いの「しりとりおじさん」のことを自分の学校の校長先生が紹介したことが、ビッグニュースだったのだろう。あしたの朝は、久しぶりに弁当を作ろうと思う。【送料無料】泣きみそ校長と弁当の日
2011.01.24
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パソコンの中の画像データを整理していたら、こんな写真が出てきた。昨年、あるところで講演をした際、参加者から見せてもらった千恵のサイン。内田美智子先生の本「ここ 食卓から始まる生教育」に書かれていた。2008年2月。亡くなる5カ月前だ。多分、内田先生の講演会で、書籍販売を手伝っていた千恵がサインを求められたのだろう。もう、二度と手に入らないサイン。きっと、ほかにも持っている人はいっぱいいるに違いない。あいつ、よく、サインしてたもんな。「お前、な~んも関係ないのに、なんで、サインしとるんや。しかも、それ、はなの絵のパクリやんか」って言うと、「なんでやろかね~」と、笑っていた。サインをした後、握手なんかしていた。内田先生の講演会なのに。今は、ぼくもときどき書く。「親が子に遺せるもの」と書く。握手もしたりする。「奥さんと同じ病気なんです」なんて、言われると、ハグしてしまう。そういえば、あのとき千恵のサイン本の持ち主の方から、「これ、旦那さんに差し上げます」と手渡されたが、なぜか断った。なぜ、断ったんだろう。もったいないことをしたなあ。まあ、いっか。
2011.01.20
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昨年、芋煮会への参加を目的に山形に行った。そこで知り合った新潟の女性。はなを肩車したまま走り回る豪快なお母さんだった。そのお母さん、最近、ビッグコミックオリジナルで連載中の魚戸おさむさんの漫画「玄米せんせいの弁当箱」(1月20日号)にも登場した。漫画の中では、高桑田先生という名前で一品持ちより「弁当の日」に参加している。先週、たまたま漫画を読んでいると、高桑田先生を発見。「これって新潟のお母さんじゃないかな」なんて考えながら、漫画を読み終えた直後だった。偶然、そのモデルから電話がかかってきた。電話に出るといきなり、「はなちゃんは黄色は好き?」なんのことだろうと思っていたら、今朝、黄色のベストとマフラーが宅配便で届いた。手編みのベストとマフラーだった。「肩車のおばちゃんに会いたい」はなは今、新潟への一人旅を思案中だ。送料無料!ポイント5倍!!【漫画】玄米せんせいの弁当箱 (1-7巻 最新巻)漫画全巻ドットコム【smtb-u】【ポイント倍付0111】
2011.01.15
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ちょっと前の話だけど。三瀬村の小野寺ファミリーの自宅で、餅つきをしました。年に一度の恒例行事。小野寺一家のファンが、いろんなところから集まり、いつの間にか、みんな顔見知りになりました。ジャンベをたたいて。雰囲気、雰囲気(笑)つきさんの次女、あいのちゃんも。お世辞抜きで上手でした。鉄窯でピザを焼き、締めくくりは、ななちゃんの歌。
2010.12.09
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はなを学童保育に迎えに行ったら。一輪車に乗れるようになっていた。びっくり。
2010.12.01
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はなちゃんのみそ汁づくり。何日か前から、FBS福岡放送の朝の番組でずっと予告をやっているそうです。ズームインスーパーでオンエアされた番組の再放送のことです。マンションの管理人さんから教えてもらいました。昨夜、ディレクターから電話あり。本日(7日)午後3時20分ごろ、FBSの「めんたいワイド」番組内で、再放送するとのこと。今朝のテレビ面にもありましたね。「33歳母襲った乳ガン みそ汁に託す娘への愛」反響が多く、民放各局で再放送することが、決まったそうです。さくら、どう思ってるんだろ。まだ、ご覧になってない方、ご興味のある方、よろしかったら、見てやってください。
2010.10.07
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家族は、生きる力を与えてくれます。9月11日は、パパの誕生日。ムスメが祝ってくれました。ずっと長いこと忘れていたうかれポンチです。特別な日。うれしい日。心の底から、そう思える日。そんな日は滅多にありません。思いっきり、うかれさせてください。翌日からは、また、いつものパパに戻りますので。ムスメからの誕生プレゼントは5本指の靴下。ダイエーを歩き回り、自分で選んだそうです。ばあちゃんからもらった小遣いで買いました。当たり前のことだけど、いのちをかけてムスメを守ろうと、愛し続けようと、改めて思った誕生日。うかれて、おしゃべりなパパを見て、「パパ、お酒飲み過ぎ。調子に乗り過ぎ」と指摘するムスメ。それが、また幸せ。結婚を反対され、いくつもの修羅場をくぐり抜け、崖っぷちに立ち、夫婦で大病を患い、生めないのに生み、妻をを亡くし、本気で死のうと思い、でも、はながいたから、最後は踏みとどまったから、今の幸せがある。パパは、アホですな。ありがとう。はなちゃん、やさしいね。今があるのは、はなちゃんのおかげ。ありがとう。家族で食卓を囲めば、嫌なこと、すべてを忘れさせてくれる。笑顔がある。家族はいい。
2010.09.15
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週に1度、手伝いに来てくれる母が、帰宅したぼくの顔を見るなり、ゲラゲラと笑った。「朝、あんたが『早く服を選びなさい』とか口うるさく言うやろうが。そしたら、はながね、こんなこと言うたとよ」「『パパは女心が分かってないもんねえ』だって。どこで、覚えるっちゃろうねえ、そんな言葉。おもしろいねえ、あの子は」間もなく3回忌。さくらちゃん、育ちよるよ、はなちゃんは。パパは寂しいような、うれしいような。内田先生、いまのうちに、はなをなめまくっておきます。以下、内田美智子先生の7、8月の講演情報です。いつもお世話になっています、みなすわ~ん 7月と8月の出没情報でがんす。よろしゅうおたのもうします。東奔西走・・・でも晩御飯はうちで食べるけんねぇ~ 日時:7月3日(土)13:30~15:30講演会名:家庭教育講演会場所:静岡県島田市島550番地の2 夢づくり会館ホールお問い合わせ:静岡県島田市教育委員会 社会教育課 青少年係 TEL0547-46-5616 日時:7月8日(木)10:30~11:30講演会名:のびのび講演会場所:福岡県小郡市二森1167-1 総合福祉センター あすてらす 視聴覚室お問い合わせ:小郡市子育て支援センター TEL0942-73-5041 大坪様 日時:7月9日(金)14:45~16:05講演会名:文化講演会場所:福岡県福岡市中央区西公園12-1 福岡教育大学附属福岡小学校 体育館お問い合わせ:福岡教育大学附属福岡小学校 TEL092-741-4731 日時:7月10日(土)14:00~15:30講演会名:香椎校区人権講演会場所:福岡県福岡市東区香椎駅前2-13-4 香椎公民館お問い合わせ:香椎校区人権尊重推進協議会 TEL092-661-3258 坂野様 日時:7月11日(日)10:00~12:00講演会名:親子講演会場所:大分県竹田市君ヶ園1680 竹田市立竹田南部中学校お問い合わせ:竹田市立竹田南部中学校 TEL0974-63-1072 日時:7月14日(水)13:30~15:00講演会名:講演会場所:福岡県福岡市東区青葉3-10-8 福岡市東区青葉公民館 講堂お問い合わせ:福岡市東区役所 企画振興課こども育成調査アドバイザー TEL092-645-1037 鶴薗様 日時:7月17日(土)14:20~15:50講演会名:養老町PTA連合会研修大会場所:岐阜県養老郡養老町石畑491 養老町民会館お問い合わせ:養老町教育委員会 生涯学習課 TEL0584-32-1100 河村様 日時:7月21日(木)18:00~20:00講演会名:沖永良地区子育て支援講演会場所:鹿児島県大島郡知名町大字瀬利覚2362 おきえらぶ文化ホール あしびの郷 ちなお問い合わせ:知名町立知名保育園 TEL0997-93-3583 栗尾先生 日時:8月3日(火)13:30~15:30講演会名:安芸市人権教育研究大会場所:高知県安芸市矢ノ丸3-12 安芸市民会館お問い合わせ:安芸市教育委員会 生涯学習課 TEL0887-35-1020 西岡様 日時:8月3日(火)19:00~20:30講演会名:土佐町人権啓発講演会場所:高知県土佐郡土佐町田井1450 土佐町農村環境改善センターお問い合わせ:土佐町教育委員会 TEL0887-82-0483 筒井様 日時:8月5日(木)13:30~16:30講演会名:食育研修会場所:島根県益田市須子町3-1 益田市総合福祉センターお問い合わせ:益田市保健所 TEL0856-31-9546 日時:8月6日(金)13:00~14:30講演会名:子育て講演会場所:島根県江津市江津町1110-17 江津市総合市民センターお問い合わせ:江津市子育てサポートセンター TEL0855-52-0569 宮津様 日時:8月11日(水)14:00~16:00講演会名:大和郡山市人権教育研究会場所:奈良県大和郡山市北郡山町211-3 やまと郡山城ホールお問い合わせ:奈良県大和郡山市人権教育研究会 TEL0743-53-6542 日時:8月17日(火)(全体10:00~18:00)講演会名:ひろがれ弁当の日in丸の内キッズフェスタ 竹下和男先生(弁当の日提唱者)、佐藤弘氏(西日本新聞社)両氏とジョイントです。monさんのコンサートもあります。場所:東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム D1シアターお問い合わせ:?共同通信社 情報企画本部 情報企画部 TEL03-6252-6031 田村様 日時:8月18日(水)14:00~16:00講演会名:八幡浜市教育研究大会場所:愛媛県八幡浜市保内町宮内1-118 八幡浜市文化会館 ゆめみかん 大ホールお問い合わせ:八幡浜市教育委員会 TEL0894-22-3111 池井様 日時:8月20日(金)10:00~11:30講演会名:人権教育研修会場所:福岡県北九州市八幡西区山寺町6-30 筒井市民センターお問い合わせ:北九州市立熊西中学校 TEL093-641-1797 日時:8月21日(土)13:30~15:30講演会名:ひろがれ「弁当の日」in土岐場所:岐阜県土岐市土岐津町高山4 セラトピア土岐 2F 小ホールお問い合わせ:土岐市教育委員会 生涯学習課 TEL0572-54-1111 日時:8月24日(火)14:00~16:00講演会名:高知市教育研究会研修会場所:高知県高知市弘化台12-12 高知市中央卸売市場市場課お問い合わせ:高知市立初月小学校 TEL088-822-2597 中越様 日時:8月25日(水)第1部9:00~10:00 第2部10:15~12:00講演会名:芸西村教職員夏期研修会場所:高知県安芸郡芸西村和食1262 芸西村民会館1階ホールお問い合わせ:芸西村教育委員会 TEL0887-33-2400 栗山先生 日時:8月26日(木)14:00~16:00講演会名:八幡地区南部校区人権・同和教育連絡会議夏期講座場所:福岡県北九州市八幡西区木屋瀬3-16-26 北九州市立長崎街道木屋瀬宿こやのせ座お問い合わせ:北九州市立千代小学校 TEL093-617-4700 今波先生
2010.06.24
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あす、6月16日(水)午後6時20分~40分(予定)、FBS福岡放送「めんたいワイド」枠内の「ライフ」に、はなが登場します。どうぞ、ご覧になってください。さて、きょうの晩ご飯は、ムスメと2人、久しぶりの居酒屋「竜馬」。今日の日本酒メニューを見ると、おおおおおおお~っ石川県のカリスマ杜氏、農口尚彦さんが仕込んだ純米吟醸酒「常きげん」を発見。竜馬の大将、すごい。よくぞ、仕入れてくれました。そういえば、蔵開きの時期、しばらく店を休んで北陸に行ってたもんね。なんて形容したらいいんだろう。美しい味。幸せな味。堪能いたしました。石川県 鹿野酒造NHKテレビ「プロフェッショナル」で放映された農口尚彦杜氏が造った常きげん 純米大吟醸 720ml【商品の発送は4月1日~】「能登杜氏」で知られる、農口尚彦杜氏は石川県能登町の生まれ。昭和24年静岡県の酒蔵を振り出しに親子三代にわたる杜氏一家として昭和38年に杜氏として就任。酒造り58年の熟達者として輝かしい実績を残し、中でも全国新酒鑑評会において連続12回、通算24回の金賞受賞に輝き、古今類例を見ない栄誉を受け他の追随を許さない酒造りの名人として広く知られております。 さらに平成18年(2006年)に卓越技能者に贈られる「現代の名工」に認定され厚生労働大臣から表彰される栄誉を受けました。特に農口杜氏の得意技である山廃仕込は青年期に老丹波杜氏より伝授された技術で無形文化財に値する秘伝でございます。
2010.06.15
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たった今、とても懐かしい人から電話がありました。さくらとぼくが、まだ結婚する前、しょっちゅう通っていた居酒屋「雑魚料理てつ」の大将、テツさん。内田美智子先生の講演会に行って、感動して、電話をかけてこられました。店は、さくらが住んでいた北九州市のアパートのすぐ近く。店内は単身赴任の人など常連さんばかりで、みなさんにかわいがってもらった。いろいろとありました。当時、さくらと付き合っていた男性とさくらを引き離したのもこの居酒屋が舞台。修羅場(笑)でした。彼には申し訳なかったけど、テツさんをはじめ、お客さんみんながぼくの味方。彼にとっては完全なアウエー。ぼくにとっては、大きなアドバンテージ。明け方、彼は「あきらめます」とつぶやいた。そして、「小倉駅まで送ってくれますか」と、ぼくに言った。車の中で、「ヤスタケさん、俺ってカッコわるいですね。負けた相手に送ってもらうなんて」と車の天井を見上げた。あとから、さくらに聞いたけど、帰るお金がなかったらしい。カッコいい男だったと思う。その後、さくらが、がんと診断され、落ち込んだぼくたちをテツさんは励ましてくれました。泣きながらだったけど。テツさんも、奥さんの久美子さんもみんなすべて知っている。結婚式では、テツさんがギターの弾き語りをしてくれました。十八番のカントリーロードをみんなで歌った。「よかったね、よかったね」と言って泣いていた。そのテツさんは、数年前、居酒屋をやめた後、児童福祉施設の所長として働き始め、過労が原因で、半身麻痺に。いま、歩くこと、話すことが不自由です。さくらが逝ったときは、車椅子で葬儀にかけつけてくれた。泣いて泣いて、もう、情けないほどぐちゃぐちゃだった。やさしい、心からやさしいテツさん。テツさんは元気なときに一度だけ内田先生と会ったことがありました。八幡だったと思う。あのときは、さくらも本の販売を手伝いに来ていました。はなも含めて5人がそろった最初で最後の場所。電話では、「先生、ぼくのこと覚えていてくれたよ」と、よっぽどうれしかったのか、テツさん、声がひっくり返ってました。テツさんの作るスープオムライスは抜群にうまかった。テツさん、手が自由に動くようになったら、ぼくとはなに、内田先生にもスープオムライス食べさせてね。はなの顔を見たら、テツさん、また泣き出すだろうなあ。
2010.06.14
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留守家庭保育にムスメを迎えに行った帰り道。学習塾に向かう小学生たちに出会った。肩には「公文」のバッグ。ムスメ「あれね、公文ばい」パパ「はなも、行きたい?」ムスメ(首を横に振る)パパ「じゃあ、小学校で先生の話、しっかり聞かんとね」ムスメ「パパは小さいころ、塾には行かんかったと?」パパ「パパは行っとらん!中学のときは、寝らんで朝まで勉強した」ムスメ「えーっ 寝ないと、なんとかホルモンが出らんやん」パパ「せ、成長ホルモン?」ムスメ「そうそう、ママが言ってたよ」そんなことまで教えてたのね…。
2010.06.10
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