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あまりの会場の活気に圧倒され、何を買おうと思っていたのかすっかり忘れてしまうことも多々あるサロン・デュ・ショコラの熱気。 ここに集まる人たちは、皆さんとてもパワフル。特に東京では1月中の開催でしたので、本命の彼に贈るチョコレートを買うのではなく、まずお味見用にと色々なシェフのチョコレートを手に入れ、いくつもの袋を持っている人をよく見かけます。 セレクションJAPON 春夏 12個入り 5,250円 中味の写真がなくて失礼!撮り忘れました~ クリスティーヌ・フェルベール、ジャン=シャルル・ロシュー、 ファブリス・ジロット、フィリップ・ベル、 アルノー・ラエール、セバスチャン・ブイエ 6ブランド×各2個※写真は、伊勢丹新宿店でプレス向け撮影時間に許可を得て撮影しています(または自宅で撮影) 迷った時には、これ!色々なシェフの特徴のあるチョコレートが詰合せになっています。一つは新作、一つはJAPONがテーマのショコラ。 桜・富士山・鯉のぼり・扇など、日本のモチーフを賑やかに散りばめたこの箱の絵は、サロン・デュ・ショコラ主催者で建築家でもあるフランソワ・ジャンテ氏によって描かれました。『セレクションJAPON 春夏』 の中から8個 セバスチャン・ブイエ アルノー・ラエール 『セレクションJAPON 秋冬』 12個入り 5,250円 パッケージの絵は、浮世絵の魅力を現代風に伝える絵師・石川摩澄氏によるもの。 ユーゴ&ヴィクトール、パスカル・ル・ガック、フランク・フレッソン、 クリスチャン・カンプリニ、フランク・ケストナー、 パティスリー・サダハル・アオキ・パリ 6ブランド×各2個『セレクション クリュ』 6個入り 2,205円 イルサンジェー、ファブリス・ジロット、フィリップ・ベル、 クリスチャン・カンプリニ、フランク・ケストナー この5人は、フランスでも数少ないM.O.F.ショコラティエ それにジャン=ポール・エヴァンが加わった豪華セレクション♪この他、10人のシェフのミルクチョコレート10個入り『セレクション ショコラ・レ』3,990円も。すみません!取り急ぎ写真のみアップ、味の感想など詳細はのちほど追記しますね。迷ったらセレクションBOX☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ 2011 もくじガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ
2011.02.05
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可愛い。ぽけ~っとした“抜け感”のあるそのお顔。毎回登場するたびに、どうしてもそのチョコレートの前で足がとまってしまいます。 サロン・デュ・ショコラでは、ついつい「新作」「初登場」「限定品」などの言葉につられた買い物をしてしまうのですが、一度気にいった商品は大事にしたいもの。チョコレートに癒されるのは、味だけではありません。レダラッハ 『トリュフ・プラリーネ15粒詰合せ』※写真は、伊勢丹新宿店でプレス向け撮影時間に許可を得て撮影しています 乳製品の美味しいスイスの中で、最高品質の牛乳から作られたレダラッハのミルクチョコレートがふんだんに使われています。 ゆるい表情を浮かべる動物の名は、フェアリーマウス。このほけほけっとした表情が大好き 無造作に砕かれたような大きな板チョコは、ピュアデライトこのディスプレイ方法も素敵。赤いリボンに描かれた模様は、スイスの花エーデルワイスですね。 エーデルワイス レダラッハ 『フェアリーガーデン』左端はハニービー上段左から マンゴーフェアリー、レッドハート、ピンクフェアリー、下段左から レダラッハキャラメル、ミルクトリュフ、イエローフラワー レダラッハキャラメルは、ミルクチョコレートの中にとろりとしたキャラメル入り。イエローフラワーは、花びらはマジパン、花芯は砂糖、センターにはパッションフルーツのガナッシュ入り。 こういうチョコレートは、深く分析したりせずにするっと、その優しい甘さを楽しみたいですね。 レダラッハについて詳しくはこちらの記事 に レダラッハ東京都港区南青山5-4-4003-3409-1160営業時間 11:00~19:00定休日 日曜日・祝日(2/1~14は無休)東京メトロ 銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅から徒歩約7分カワイイ~☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ 2011 もくじガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ
2011.02.05
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サロン・デュ・ショコラ2011は、東京の会期終了後、京都・愛知・北海道・福岡・宮城と全国5か所で開催されます。 一番の目玉とされるのは、日本のサロン・デュ・ショコラ初登場のユーゴ&ヴィクトール(HUGO & VICTOR)。 2010年2月にパリ左岸にオープンしたばかりのこのお店。ミシュランの三つ星レストラン「ギー・サヴォア」のシェフパティシエを務めていたユーグ・プジェ氏のデザイン性の高いモダンなお菓子と、プロデューサーのシルヴァン・ブラン氏の洗練された店づくりとの相乗効果により、スイーツ界の大きな注目を集めています。ユーゴ&ヴィクトール 『カルネ・サヴール』 12個入4,410円中心に季節のフルーツ等の香りを閉じ込めた液体キャラメル入りボンボンショコラ艶々で光沢があり、とても美しい♪ 液体キャラメル…?※写真は、伊勢丹新宿店でプレス向け撮影時間に許可を得て撮影しています (または自宅で撮影)伊勢丹新宿店で販売されたもの全てが各地で行われるサロン・デュ・ショコラにいくとは限りませんので、ご注意下さい。(伊勢丹新宿店のみ販売のものもあります)『カルネ・サヴール』 6個入 2,730円 左上の緑のチョコレートから時計回りに、 クンババ(COMBAWA)、アーモンド、パッション、バニラ、オレンジ、ライチ 今回購入したのは 6個入り。全てセンターに「液体キャラメル」が何かと組み合わされて使われています。色と味が微妙に違っていて、中味が想像しにくいものもありますね。 最初、全部キャラメル味なのねー(甘いかも)。と思いましたが、全く違いましたよ!このチョコレートは取り扱い注意。うっかりケースから出して持ち歩いたりすると、あっという間につぶれて中味が出てしまうような脆さがあります。 上がけチョコレートが薄い。型抜きにもかかわらず、かなりの薄さです。手で持ち上げて少し力をいれるだけで、ぱりぱりっとヒビがはいる位の薄さ。続けて3つ4つ食べてしまっても大丈夫なほど軽やかです。 『カルネ・サヴール』 carnet=手帳 saveur=味、風味● 気になるフレーバーは、なんといってもクンババ。クンババとは、東南アジア由来の柑橘系のフルーツ。和名は 「こぶみかん」 果実は、シルヴァン・ブラン氏のご両親が経営する南仏の農園で栽培されているそうです。 ということで、柑橘系♪柑橘系♪と頭に入れ、ライムのような爽やかな酸味を期待して、この深緑色のショコラを食べてみます。表面は顔がうつるほど艶ピカ。…?…ぱりっ、と軽やかに割れる回りのチョコレート。レモンカードのような、黄色でどろり~んとしたセンター。リキッドのキャラメルといっても、ウィスキーボンボンのようにざーっと流れ出すような感じではありません。 さわやか…ではないような。若干の苦味を感じ、フルーティというよりは…山椒のようなスパイシーさ。体験したことのない味わいです。後で調べてみると、クンババ自体は果汁が少ないフルーツ。ここでは、果汁や果肉ではなく葉っぱで香り付けをされているらしい。後口はビターです。びっくり。 ● 続いてパッション。見た目は普通のミルクチョコレート色。こちらも上がけはとても薄い。流れ出しはしないものの、かなり柔らかくゆるい黄色のパッションガナッシュ。こちらはパッションという名から想像できる通り、鮮やかな風味がぱーっと口の中いっぱいに広がります。わかりやすい美味しさ。かろやか♪● アマンドは、白と黄緑色が吹き付けてあり、とても美しい。ややざらつきのある滑らかなキャラメルガナッシュ。このざらっと感は、アーモンドの極微粒子のような気がしてきます。こちらも回りのミルクチョコレートは薄がけですが、底の部分は若干厚め。少しだけ口に残ります。しっかりと甘いキャラメル味で、食べ応えのある1個でした。ここまで、3つ続けて完食。 ユーゴ&ヴィクトール センターがザーッと流れ落ちないのなら、断面写真を撮ればよかったと思いつき、次に食べるバニラをカット。中にはバニラビーンズの粒々が見えています。● バニラ柔らか~。とろ~ん。甘いバニラの豊かな香りが、まず口の中いっぱいに満ち、後からガッ!とビターチョコレートの風味が強く出てきます。途中から印象ががらっと変わる楽しさあり。すぐぱりっ、と割れるほど薄い回りのビターチョコレートが美味しい。後口は苦めです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『ショコラ・フレーズ・ボランジェロゼ』 6個入 3,150円 12個入4,725円 こちらは目にも鮮やかな赤!艶っつやの光沢が美しい。冷蔵庫に入れるなどして温度変化を与えると光沢は消えてしまうかもしれませんので、扱いには注意が必要です。 フィガロ紙にも取り上げられたこのショコラは、苺のピューレと、高級シャンパンのボランジェ・ロゼを5%も使用している贅沢品です。 お味見しました。見た目の可愛らしさに反し、味はとっても大人。とろ~っとしたフレッシュ感あふれる苺ピュレと、後々までしっかり残るビター感のコントラストが魅力的♪ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ユーゴ・ヴィクトール 『ショコラ・カルネ』 12個入 3,885円 余談ですが、「カルネ」と聞くと松本清張原作の小説『黒革の手帖』を思い出します。平凡な銀行のOLが大金を横領し、銀座の高級クラブのママに転身。架空名義預金者リストを記した黒革の手帖を武器に、夜の世界で生き抜くヒロインが、つけたお店の名前が「カルネ」。以来、この単語=秘密が記された黒革の手帖、というイメージが私の頭に焼きついています。…などの話をユーゴ&ヴィクトールのお二人がご存じとも思えませんが、やはりカルネは小型の黒い革の手帖でしたね。松本清張の小説にフランスの香りが。 サロン・デュ・ショコラ 2011◆東京・伊勢丹新宿店は終了しました◆京都 ジェイアール京都伊勢丹 2月2日(水)~14日(月) 7日・最終日18時終了◆愛知 名鉄百貨店本店 2月2日(水)~14日(月) 最終日18時終了◆北海道 丸井今井札幌本店 2月3日(木)~13日(日) 最終日18時終了◆福岡 岩田屋本店 2月2日(水)~7日(月) 最終日17時終了◆宮城 仙台三越 2月4日(金)~14日(月)H&V、食べてみたい☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!次ページ へサロン・デュ・ショコラ 2011 もくじガレットのお菓子日記 Home
2011.02.03
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毎回サロン・デュ・ショコラの会場奥の定位置に広々としたブースを展開するジャン=ポール・エヴァン。売場への通路の両側に飾られるチョコレートのオブジェが、毎年とても楽しみです。ジャン=ポール・エヴァンのブース チョコレートの扇 今年は…ちょっと渋い。おとなしいトーンです。ああ。テーマのJAPONから連想されるのは、北斎や、わび・さびの世界…?葛飾北斎「神奈川沖浪裏」(富岳三十六景) 今回はエヴァンさんのチョコレートが飾られるだけでなく、フィリップ・モザ氏がオブジェを制作。モザ氏はアメリカのヒューストン、スイスのインターラーケン等でパティシエとして働き、2009年にスイスのイセルワルドにアトリエXocophilをオープン。 ジャン=ポール・エヴァンのブース モザ氏のオブジェ ピンクの唇と竹リアルなチョコレートの鯉 すごい迫力 チョコレートのオブジェ 蓮とダルマエヴァンのショコラ 右下がサロン・デュ・ショコラ限定の『イビシュス』ブラジル産カカオを使用。ショコラノワールガナッシュ 1個 315円 グレイッシュな落ち着いた色合いのピンクのハートは『ローズクール』1個 525円coeur=心臓、ハートココナッツグリエを加えたアーモンドのプラリネとヘーゼルナッツクリームをビターなチョコレートでコーティング。見た目の愛らしさに対し、中味はしっかり濃厚。箱のフタにもハートと天使が。今シーズンのテーマは「願望(アンヴィ)」 ジャン=ポール・エヴァン氏 プレスパーティで中央に。 ※写真は許可を得て撮影・掲載しています エヴァン氏の著書 ショコラの愉しみ【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011) サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>終了しました新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業◆エヴァン氏のショコラは、引き続き2月14日(月)まで伊勢丹新宿店地下フードコレクション、グランアルチザンのコーナーで販売されますエヴァン氏はセンターがよく似合う☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!次ページへ 続きますサロン・デュ・ショコラ2011 もくじガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.02.01
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サロン・デュ・ショコラ 2011 の会場で試食をいただいて、非常に美味しく興味をひかれるお味に出合い、ボンボンショコラを購入。滋賀県から参加のドゥブルベ・ボレロ(W.Bolero)というお店でした。 ドゥブルベ・ボレロ 『ボンボンショコラ JAPON』(箱入り)6個 1,512円 今回のテーマJAPON(日本)にぴったりの素材を使ったチョコレートも何種類もありました。滋賀県藤本酒造 の日本酒山廃仕込み7年古酒を使用した「古酒 山椒」「古酒 柚子」、その他「シソ」「胡麻」「シチミ」「ショウユ」… いただいたボンボンショコラの説明書には、30種類のショコラが並んでいます。醤油は「ショウユ」と「ビター醤油」の2種類が。ビター醤油に使われているのは、和歌山県湯浅醤油とのこと。 私がお味見した「ショウユ」は、不思議にチョコレートとあう気がしました。塩気も面白い。また、なんといってもなめらかで口溶けのよいガナッシュと薄い上がけチョコレートの組合せは私のストライクゾーンど真ん中です。 ボンボンショコラがプラスティックケースに入って、自由に選べるタイプこの販売方法はちょこっとだけ色々買いたい気持ちをくすぐります特に3個入り(567円)はスパイスなど種類ごとにケースに入っているので、組合せしやすく便利。 この3個入りは買いやすいということもあり、私が見た時にはほとんど売りきれて、ガラガラでした。 右の写真、お皿に出す時に左列の大理石のような吹き付け模様のチョコの位置を左の写真と上下逆に置いてしまいました。まぁ、いいですよね。ボンボンショコラがプラスティックケース入りだと、箱と比べ少しお買い得私が購入したものは6個入り 1,197円(一個200円弱と、嬉しい価格) 赤い幅広の線入りは「古酒 柚子」。クリオロ種カカオのビターな上がけはごくごく薄くぱりっ!お酒自体は飲めないのですが、ガナッシュになるとひたすら香りが凝縮し、うっすらと甘さすら感じます。柚子は控えめ。チョコレートの深い味わいが最後に残ります。 大理石のように吹き付けたような模様のミルクチョコレートの方は「カモミール」。マダガスカル産カカオのミルクチョコが使われています。こちらは一つ前に食べたビターチョコとは180度違って、ぐっとくる優しい甘さ。甘・甘としつこくなく、心を包み込まれるような魅力的なお味です。ごく薄い上がけに、なめらか~なガナッシュが心地よい♪サクッと噛みきれるのではなく、上がけにくっついてくるトロンとした感じがいいですね。こちらもカモミールの風味は、わかるようなわからないような。出しゃばってこないところがすごくいい。これはお子様が食べても普通に喜ばれると思います。 手がとまりません。続けて3個目。細い赤いラインは「レッドペッパー」。エクアドル産カカオを使用。最初はサックリとちぎれ、あまり特徴のない感じ…?と思った瞬間に奥の方から個性的な味が追いかけてきました。チリペッパーを感じるまでに時間差あり。こちらもごく薄い上がけ。とてもビターです。ガナッシュの食感はあくまでもなめらか。ピリピリと辛さが飛び出すのではなく、奥ゆかしさがあります。後口は、ビターなチョコレート風味に満たされます。おいしい、おいしい、美味しいドゥブルベ・ボレロ 『アイアシェッケ』 お店のスペシャリテは、ドイツの伝統菓子の『アイアシェッケ』。アイア=卵、シェッケ=まだら模様(の動物)伊勢丹新宿店サロン・デュ・ショコラの会場でも販売されていました。ベイクドタイプのチーズケーキですが、生菓子と焼き菓子の間の“半生焼き菓子”というような口あたり。試食しましたが、シュトロイゼル、カスタードクリームとバターの層、ベイクドチーズの層、そしてパートシュクレと4層が濃厚で美味♪ ドゥブルベ・ボレロ 渡邊雄二シェフ ※写真は許可を得て撮影・掲載しています紙袋からロゴを抜粋ドゥブルベ・ボレロ (W.Bolero)滋賀県守山市播磨田町48-4077-581-3966営業時間 11:00~20:00(10:00より電話対応可)定休日 火曜(祝日の場合、翌水曜)(不定期な変更はHPに掲載)ティールームあり地図シェフのひとりごと【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011) サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>終了しました新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに ドゥブルベボレロ、ぜひ時々東京に出店を☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!次ページへサロン・デュ・ショコラ2011 もくじガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.01.31
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今回のサロン・デュ・ショコラ 2011 に出店されている日本人シェフの中には、さりげなく世界に通じる実力派が何人もいらっしゃいます。 クラブハリエの山本隆夫シェフもそのお一人。ピンクや赤のラブリーなハートが目立つ可愛らしいコーナーを展開されていましたので、うっかり見逃すところでした。 サロン・デュ・ショコラ2011 伊勢丹新宿店 クラブハリエの売場はポップな色合い プレスプレビューの日には、あっという間に売り切れてしまい、写真を撮りそびれてしまったのですが、今回の目玉の一つに、パティシエの世界大会 WPTC(ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ)2010で、山本シェフをキャプテンとするチームジャパンが優勝した時の作品も販売されていました。『ル・ミュー』 3個入 1,260円 「Childhood(幼少期、子供のころ)」がWPTC2010のテーマ。日本チームは「ピーターパン」をモチーフに作品を展開。ボンボンショコラには『ウェンディ』『ナイトフライト』『チックタック』などピーターパンにちなんだ名がつけられています。 日本チームのメンバーのお一人、マンダリンオリエンタル東京の五十嵐 宏シェフによりホテルで開催された「WPTC2010 優勝記念デザートフェア“ファンタジー”」でこのチョコレートをいただいた時の解説はこちらすみません、この記事は書きかけです。先に写真のみアップします。内容はのちほど追記します。クラブハリエ 『シュセットショコラ』 5本入 1,575円クラブハリエクラブハリエ 『パレキャレ』 10個入 1,050円 クラブハリエ 山本隆夫シェフとフック船長 ※写真は許可を得て撮影・掲載していますクラブハリエ山本隆夫シェフ店舗は多数 店舗詳細はこちら 伊勢丹新宿店のサロン・デュ・ショコラでのクラブハリエの取り扱い商品詳細は こちら【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011) サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに 続きを速く書いて! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ2011 もくじ に続きますガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.01.31
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ついつい新作を、限定品をと追いかけてしまいがちなサロン・デュ・ショコラ ですが、毎回全ての品を食べ尽くしているわけではありませんので、美味しいと評判になったものでも食べそびれているものがあります。 フランク・フレッソンのケークもその一つ。何人かのディープなスイーツマニアの友人から、非常に美味しいという感想を耳にしています。ずっとこれを食べたいな~、次回は必ず!と思っていました。 サロン・デュ・ショコラだからといってチョコレートだけに焦点を絞るのではなく、ケークやギモーヴ、サブレやその他いろいろなお菓子が美味しそうならば、それを買ってもいいのね、と、今頃気づきます。フランク・フレッソン 『ケーク・キャラメル』すみません、この記事は書きかけです。先に写真のみアップします。内容はのちほど追記します。皆様からたくさんのコメントをいただいているのですが、全くお返事を書けない状態で大変失礼しています。とりあえず新宿のサロン・デュ・ショコラ開催期間中に少しでも多くの情報をアップしなくては、とドタバタしています。コメントはありがたく読ませていただいています。必ずお返事を書きますので、少しお待ち下さいね。いよいよ最終日です 『ケーク・キャラメル』 2,010円『ケーク・キャラメル』スリムパウンド型 厳密にはこのパウンド型と少し違うオリジナル型かと思いますが。このスリムパウンド型は、エーグルドゥースの寺井シェフが使われるようになってから人気に火がついて、今では様々なメーカーが作るようになっています。市販されているのは、底の方が1cm細くなっている形です。 フランク・フレッソン氏と寺井シェフはともにルレ・デセールのメンバーです。2010年4月に伊勢丹で行われたフランス(ロレーヌ)展では、お二人でコラボデザートを出されることになっていましたが、残念なことにアイスランドの火山の噴火でフレッソン氏が来日できず、寺井シェフがお一人でデセールを作っていらっしゃいました。 フランス展での寺井シェフへのインタビュー記事はこちらの下の方、コラボデザートの解説はこちら フランク・フレッソン 『ケーク・オランジェ・シトロン』 1,890円 今年のケークはもう一種類、『ケーク・ショコラヴァニーユ』 2,362円も。 フランク・フレッソン 『マカロン』 フレッソン氏のショコラのセミナーとマカロンのお話はこちら フレッソン氏制作のマカロンの盆栽 あっ!しまった。あとで買おうと思っていて、フレッソン氏のショコラを買い忘れました。写真もない~~~後で、というのはいけませんね。 フランク・フレッソン氏 ※写真は許可を得て撮影・掲載しています【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011) サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに 続きを速く書いて! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ2011 もくじ に続きますガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.01.31
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マカロンが抹茶の大判焼きの中に???賑わうサロン・デュ・ショコラ 2011の会場で、ひときわ目立つ大行列ができているのは、パティスリー・サダハル・アオキ・パリの青木シェフのコーナーです。昨年のパリのサロン・デュ・ショコラでも注目を集めたこの商品。焼き立てのふかふかの生地にかじりつきたいものです。『東京焼きマカロンショコラ』すみません、先に写真のみアップします。内容はのちほど… 『東京焼きマカロンショコラ』会場で食べる時間がとれず、家に持ち帰り、軽く温めていただきました 焼いているのは大判焼き専門職人…ではなく、パティシエ。 『ショコロン』『アソーティモン』 『セリー・オ・ザマンド』 8個入 3,150円 『トランシュオランジュ』 3枚 1,271円『ボンボンショコラ』 12個入 3,780円 パティスリー・サダハル・アオキ・パリ 青木定治氏 ※写真は許可を得て撮影・掲載しています チャレンジホビー めざせ! あこがれのパティシエサロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに 続きを速く書いて! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ2011 もくじ に続きますガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.01.30
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伊勢丹新宿店で開催中のサロン・デュ・ショコラ 2011の会場の中でも、非常に広々としてゆったりとした場所に出店されているのは、フランスの超一流ホテル2軒。パリのオテル・プラザ・アテネと南仏アンティーブのオテル・デュ・キャップ-エデン-ロックです。(このスペースはゆとりがあるので、時々色々なフランス人シェフたちが集まってきては賑やかに抱擁を交わし、再会を喜び合う場となっていたりします) そのオテル・プラザ・アテネのパティシエ全体を率いるのは、クリエイターのクリストフ・ミシャラク氏。今回、通訳をお願いし、単独インタビューをさせていただきました。 すみません、先に写真のみアップします。内容はのちほど… 『タブレット・ゾディアック』天秤座 3,150円 テーマ「JAPON(日本)」『タブレット・ブラン ユズ&ノワゼット』 2,310円他に、同じサイズでミルクチョコレートと胡麻の組合せで『タブレット・レ セザム』(2,310円)もテーマを意識して。『タブレット・ノワール ピーカンナッツ』 2,310円『トゥロン』 3,570円 濃厚なヘーゼルナッツプラリネバー オテル・プラザ・アテネのオブジェ 非常に独創的なお菓子を次々と生み出す“クリエイター” ミシャラク氏 オテル・プラザ・アテネ クリストフ・ミシャラク氏 ※写真は許可を得て撮影・掲載しています【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011)サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに 続きを速く書いて! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ2011 もくじ に続きますガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局へ
2011.01.30
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サロン・デュ・ショコラのプレビューの日、会場を人混みに流されながら歩いていると、ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ 土屋公二シェフに遭遇。 「これこれ、これ絶対に美味しいから食べていって。会場限定100食。」フォアグラですか~?!と目を丸くする私に、珍しく呼び込みの体制で積極的に薦める土屋シェフ。 数が少ないので、広告にも出されていないとのこと。おお。これは…。フォアグラのソテー、リンゴのキャラメリゼ、生の苺にバルサミコ酢とチョコレートのソースをからめ、ブリオッシュでサンドした贅沢パン。秘密のお買い得品です。なんとリッチなー。 フォアグラをチョコレートとあわせてデザートに使うのはランベリーで体験したことがあり、その前に確かお料理として安食シェフがイベントで出されていたと思いますが、手で持ってカジュアルに食べるパンにはさんでしまうとはミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ 『パンブリオッシュ オ フォアグラ』 1,050円 テオブロマのお店でも出されない、今回のサロン・デュ・ショコラの会場だけの特別販売です。 スイート&サワー味+ぷっくらと厚みのあるフォアグラ…この組合せって、絶対に美味しいのでは?即座に購入。本当はその場で食べるのが一番美味しいと思いましたが時間がなく、つぶさないように気をつけて家に持ち帰っていただきました。※「消費期限」が短いのでお気をつけて。 会場内で立ち食いされている方を何人も見かけました。 さて、家で。まずはそのままかじります。んっ?サクッ!でもバリバリッ!でもありませんが、歯切れよい食感のブリオッシュが中味とともに意外に気持ち良く一気に噛み切ることができました。(食べるのに苦労するかな、と思ったのですが、そんなことはなく、いい感じの食感。) さめていてもおいしいな。それほど多くの材料が使われているわけではないのに、味も香りも複雑。酸味が後から出てきます。 そして確かにこの中のどこかにチョコが “いる”。チョコレートが生き物で、意志を持って見つけ出されないように隠れているみたい。バルサミコ酢とチョコレートは相性がいいですね。 フレッシュな苺だけでなく、リンゴのキャラメリゼがフルーティ。このリンゴがまた美味しい。笑っちゃいそうなくらいフォアグラとあいます、あいます。オイリーで肉肉しいフォアグラは、私の場合、普段からものすごく好きか、といわれるとそれほどでもないのですが、合わせる物によってこんなに食べやすくなるとは! フォアグラの中はほんのりピンク色。苺にいきあたると、ぱぁ~っ!と甘酸っぱさで口の中がいきなり華やぎます。おっともう半分食べてしまった。ここで温めていただいてみましょう。 「苺をはずしてレンジで少し温めて」と土屋シェフ。15秒くらいでしょうか、温めすぎないように気をつけて、ほんの少しだけレンジにかけてみます。 あ!味が膨らんだ。ブリオッシュは、ふんわり、ほっかり。ぽよぽよんと弾力が出たブリオッシュにはさまれてふっくらしたフォアグラを楽しんでいると、最後に大粒の塩がガリッ!。ぱぁ~~~っ、と弾ける海の風味。この塩がまた味わい深い。ふぅ。一気に完食です。 これをお店で出されるなら、本当は倍くらいのお値段をつけなければいけないのでは…?こういったお祭りだからこそ出てきた商品なのでしょうね。面白いものをいただきました。 テオブロマ 土屋公二シェフ 土屋シェフの写真といえば、必ず手にカカオポッド(カカオの実)を持って……持っていませんね、今回は。珍しい!また取材にきたねー。今度は何聞くの?という表情がささっとお顔をよぎります。すみません、いつもお忙しい時にしつこく質問させていただいて。 おいでおいでと手招きされ、これ、美味しいよ、と言われれば、それはもう食べてみないわけにはいきません☆土屋シェフの写真↓といえば、必ずカカオポッドを手に、威厳のあるお顔で。 土屋シェフのポリシーで、すごいと思うのは「良いものができた時に新作を出す」という姿勢。季節ごとに新作を、とかイベントだから新作を、ということではなく、自分が納得がいくものができた時だけ新作を発表されるとのこと。本来あるべき姿ですね。 今回は色々と新作が登場しています。 『キス ア ラ シャンパーニュ』 5個入 1,890円 どうしてこの色っぽい唇をチョコレートに? 「シャンパンのチョコレートを作ろうと思った。フランスでは、美味しいものは『唇からよだれがたれる』という言い方をする。だからこの形に。」なるほど。この形に決めるまでにちゃんとストーリーがありました。 …というお話を伺ったすぐ後に、プレスプレビューに登場したフランス人歌手のクレモンティーヌさんが、ショコラを食べる時の飲物は「濃いコーヒーとあわせてもいいけれど、シャンパーニュとあわせるのがいいですね。」と語っていました。ショコラとシャンパーニュ。こちらも贅沢で幸せな組合せです☆ 『ポルシュBAOBAO』 4,935円 タブレットノワール イヨカン、ポーチ各1個 タブレット1枚でこのお値段?と思いましたがよく見るとBAOBAO ISSEY MIYAKEとのコラボレーション。ブランドと組んでしっかり作ったテオブロマオリジナルのポーチとタブレットのセットです。一かけらお味見すると、イヨカンの風味豊かで食べやすいタブレットでした。 さて、肝心のボンボンショコラは…。今回のテーマ通り、ニッポン! 『NIPPON』 4個入1,260円 8個入2,415円 黒ごま、しょうちゅう、ゆず、山椒 土屋シェフは今までに和素材をガナッシュにほとんど使われることはなかったように思いましたので、今回のテーマである和素材はチョコレートとあうと思いますか?と伺うと、「当然、あうから作る。」「うまくあわせたつもりですよ、食べてみて下さい、という提案。」とのお答えが。 失礼しました。素材とあうようにチョコレートのカカオ分を調整したり、酸味のあるチョコレートを選んだりと工夫され、美味しくできたと思ったものを商品に。 ちなみに、富士山・日の丸と、ちょっと日本人からみて気恥ずかしくなるような日本の表現?と思ったところ、これはフランスで行われたサロン・デュ・ショコラに出された時のデザインとのこと。フランス人へのアピールとすれば、わかりやすさが第一ですので、これも納得です。「しょうちゅう」について、shochu=eau-de-vie de patate(さつまいもの蒸留酒)と説明書きが。 3cm×3cm×厚み0.8cm の正方形。まずは「山椒」を食べてみました。口溶けはゆっくり。いきなり山椒がツーン!ということではなく、ゆるゆるといただいているうちに、だんだんだんだんに奥から味と香りが湧きだしてきます。少し時間がたってから、ああ、山椒、と実感。確かに山椒です。あの、鰻にかける山椒。ビターな印象は最初から後口まで変わりません。おとなの味わいです。 そして気になる「ゆず」。顔を近づけると柚子のほのかな香りが。まず一口。わぁ、わかりやすい!柚子の酸味がはっきりと。目をつぶって食べてもすぐに柚子だと気づくお味。これは世界中の人にすんなりと受け入れてもらえそうなスッキリしたわかりやすい美味しさ。ビターチョコの力強さに全く負けないなめらかな柚子ガナッシュ。美味しい~。 テオブロマの売場、のぞいてみて下さいね。全ての商品にストーリーがあり、土屋シェフの哲学を感じます。テオブロマのロングセラー人気商品『じゃり』※写真は許可を得て撮影・掲載しています。ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ<本店>渋谷区富ケ谷1-14-9 グリーンコアL渋谷1F03-5790-2181営業時間 9:30~ 20:00 年中無休小田急線 代々木八幡駅または東京メトロ千代田線 代々木公園駅より徒歩サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳細は サロン・デュ・ショコラHPに えっ!フォアグラとチョコ?! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!サロン・デュ・ショコラ 2011 もくじガレットのお菓子日記 Home
2011.01.29
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苺練乳、メロン?あずきバー???ぱっと見てアイスキャンデーのようなキュートなスティックが箱にささっています。よく見るとチョコレート。これは初めて見る形です。 ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 『スティック』 6本入り 2,310円 フレーバーは、イチゴ、ジャスミン、ナチュール、青リンゴ、レ・ナチュール、エスプレッソ サロン・デュ・ショコラ では、ついつい外国人シェフの新作に目がいきます。それも気になって買ってしまいますが、また別に、国内のショコラティエで東京から買いに行くには少し遠い名店のチョコレートが、この時期に手に入るのも楽しみの一つ。特にこの水野直己シェフのチョコレートは、世界のショコラティエと堂々と渡りあえる美味しさだと自信を持ってお薦めできます。昨年に続きリピート買い♪水野シェフにお話を伺いました。 今回のテーマは「JAPON(日本)」。このテーマの場合“日本の食材”という観点だけでチョコレートを作りがち。抹茶、柚子、生姜、胡麻…などの和素材を使うよりも、水野シェフは“日本らしさ”を表現する方にこだわります。それは見た目であったり、今の日本のカルチャーであったり。 世界からみた現代日本の魅力の一つは「ポップ」。「アニメや漫画は世界に通用する共通語になったじゃないですか。」と水野シェフ。そこでこの形、遊び心満点のスティックが生み出されました。これが日本。 『スティック』 「ショコラと大人と子ども」3つが混ざったギャップで面白さを出します。「見た目は可愛いですが、食べるとチョコレート感が強い。」「フルーツと組み合わせていますが、基本、本当にチョコレート!という感じです。」 …そう言われると、買って食べてみないわけにはいきませんね。このラブリーなスティックが、見た目と違う? まずは気になるイチゴから。とちおとめを使用したスティックを顔に近づけると、苺の香り。ぱくっ。これは、想像に近い軽やかな苺味。中は淡いピンク色です。(裏を見ると、ホワイトチョコレートからピンク色が透けて見えます)スティックの細さから、一口で口の中に入る量は控えめ。きっちり1mmの薄さの上がけホワイトチョコレートで甘くなりすぎないように抑えています。上品。 味を比べるなら、次はナチュール。カリッ、というかパキッ、というか、薄い上がけチョコレートが割れる音がわずかに響くと共に、豊かなカカオの風味が一気に広がります。ああ、おとな味。美味しい☆☆☆この一本のためだけでもこの一箱を買う価値あり。見た目のキュートさに反し、しっかり深く奥行きのある味わい。通常のボンボンショコラに比べ細い分、上がけ部分のかなりきつめのビター感が、強烈だけれど美味しいと感じるギリギリの量に思えてバランス抜群。口溶け滑らかなガナッシュを舌先でころがし、じっくりと苦味が勝るショコラを堪能。好みです!(お子様向きではないと思います。) この細さは、もう一口、もう一口と先へ先へと食べ進む誘い水になり、あっという間に一本食べきってしまいます。端から端まで一気に6本を食べてしまいたくなるのをぐぐっとがまん。残りはまた後で、ゆっくり味わうことにします。楽しみ♪ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野シェフのショコラ 新作各1,575円 新作の3箱。左から、『カドル』 「自分が今まで出してきた基本的なものをテーマにしたセット」『オード』 「香りをぶつけるというよりは、香りとチョコレートをなじませ、全体が一体となった香りを楽しむ」『リセ』 「なめらかな、という意味。全てのガナッシュがなめらか」 そいういう説明を伺うと、どれも食べてみたくなってしまいますね。 『オード』を購入 ベルガモット、ポワールシナモン、杏&塩、キャフェクレーム、ジンジャー 「杏&塩」のみミルクチョコレート。他の4つはスイートチョコレート。 「ポワールシナモン」を一口。やはり上がけチョコレートの薄さが心地よく、続いてなじみのある洋梨の香りに満たされます。あ、洋梨だけでなくシナモンがからまるおかげで、ほんの少しエキゾチックな様相に。柔らかなガナッシュのテロ~ンとした食感から、フレッシュな洋梨を食べている時の姿を連想。なめらかではありますが、一気に消え去るというよりは、洋梨がしばらく口の中に残っていたがっているような気分に。食べている時にはビター感はさほど感じないのですが、後口には上質なチョコレートのカカオ分が漂います。確かに香りを堪能。楽しめるチョコレートです。『マニア』 2,415円 マニア、と名付けられたこのセットは、お客様の要望にお応えして作られた「チョコマニア、ナオミミズノマニアの方むけのセット」 代表作「杏&塩」と、スイートチョコレートのタブレット(板チョコ)がたくさん食べたい!とお客様からずっとリクエストされていたそうで、今回、この形で販売できることになりました。「杏&塩」は、水野シェフが2007年パリのサロン・デュ・ショコラ会場で開催された世界大会“ワールドチョコレートマスターズ2007”で総合優勝された時に出されたスペシャリテです。 そして、この見事な扇!もちろん全てがチョコレートで作られています。近くで見た時に、その繊細さに驚きましたよ!サロン・デュ・ショコラ冊子の表紙にもなっているチョコレートの「扇」はナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野直己シェフが制作。会場中央にも展示されています。 プレスパーティーの会場で、来日シェフ全員集合のステージで、水野シェフ制作の扇が公開されました。 「自分が日本人だから、自分が作るならこうする、とジャポンを表現。日本の職人だからこそ形になりうる繊細さ、こだわり。日本人だからこそできる、得意とするところで勝負。僕の中では、いつもそう。」 日本人が表現する日本は、和素材だけではない。こだわりとか哲学とか、そういうものが全て含まれて日本というものになるのでは、と水野シェフ。 和素材、富士山、日の丸、芸者…。まずはわかりやすいところから日本を紹介し、世界の人に興味を持っていただいた後は、更に一歩進んだ文化を背景としたお菓子を世界に向け発信していってほしいな~、と日本人シェフに対して大きく期待を。 サロン・デュ・ショコラ2011のパンフレットの表紙や、オフィシャルムックの裏表紙にシェフが制作した扇の写真が。。 また、水野シェフが子どもの頃に遊んだ由良川の石ころに似せて作ったというお店で一番人気の『ショコラピエール』には、福知山産の柚子を使った新作・柚子バージョンが登場。今回のテーマはJAPONですが、特にそれにあわせて作ったのではなく、たまたまこれを出そうと思っていたところ和素材のため偶然テーマとぴったりあったそうです。 水野シェフは、柚子の酸味ではなく香りに注目。また香りだけでなく、ほろ苦さを引き出されています。※ ショコラピエールと水野シェフのお店については、ブログ友達のロゼ子さんが「幸福と口福を見つけに行こう」に詳しく書かれていますので、そちらもご覧下さいね☆ ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野直己シェフ ※写真は許可を得て撮影・掲載しています。洋菓子マウンテン (P?tisserie MOUNTAIN)京都府福知山市字天田南本町269-30773-22-1658営業時間 10:00~19:00(日曜、祝日は18:00まで)定休日 水曜日 山陰本線 福知山駅より徒歩10分 地図 サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳細は サロン・デュ・ショコラHPに これは食べなくては☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ ↓ ←こちらもよろしく!次ページ へサロン・デュ・ショコラ 2011 もくじガレットのお菓子日記 Home
2011.01.26
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パリ発、チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラ が2011年も日本で開催されます。今年も大勢のショコラティエが来日され、オープニングレセプションは大いに賑やかに盛り上がりました。 プレス向けに写真撮影の時間をいただきましたので、大急ぎで会場を駆け回り、写しました☆※写真は許可を得て撮影・掲載しています 会場の様子をざっとお伝えしますね。昨年フランスで行われたサロン・デュ・ショコラのテーマは「エシック(倫理)」。その中で“JAPON(日本)”の文化が紹介されるイベントが行われるなど、日本が大きく注目されました。そして今回日本での開催のテーマはまさにそのまま「JAPON(日本)」。 ユーゴ&ヴィクトール 『カルネ・サヴール』 12個 4,410円 carnet=手帳 saveur=味、風味 ファブリス・ジロット 『アンスピラシオン・ジャポン』 8個入り 4,410円 inspiration=インスピレーション、思いつき うさぎオブジェ ベー・ドゥ・リヨン 『タブレット・ジャポン』 1枚150g 3,045円リヨンのフィリップ・ベルナシオンの作る日本のイメージは、ホワイトチョコレートで日の丸を 盆栽オブジェ オテル・デュ・キャップ-エデン-ロック南仏、アンディーブのセレブリティが集まるラグジュアリーホテル…の、オブジェ。日本のイメージは…どすこい? オブジェが手に持っているのが、オテル・デュ・キャップ-エデン-ロックの商品『フィグ』『フィグ』 4個入り5,250円コルシカ島産のいちじくのコンフィを半分にカットし、チョコレートでコーティングしたものセバスチャン・ブイエ 『コレクション ジャポン』 5個入 1,680円さくら、しそ等 クリスティーヌ・フェルベール フェルベールさんのコーナーに飾られていたオブジェ 場所を変え、プレスプレビューでは、クレモンティーヌさんのお歌のプレゼントが。サロン・デュ・ショコラのイメージソング「ショコラ エ スイーツ」と、バカボンの歌?シャンソンのようなゆる~いテンポの歌声で聴くバカボンは、心癒される響き♪※シャンソンでなく、ボサノヴァでした★ クレモンティーヌさん クレモンティーヌ/ショコラ・エ・スイーツ(CD)クレモンティーヌ/アニメンティーヌ~ ボッサ・ドゥ・アニメ~(CD)そして、恒例の、ショコラティエ大集合!3列に並んでしまうと、後ろの方々のお顔が隠れてしまいます~!!!和気あいあい。ショコラティエ フォトセッション 左ショコラティエ フォトセッション 右サロン・デュ・ショコラ冊子の表紙にもなっているチョコレートの「扇」制作者 ナオミミズノ×洋菓子マウンテンの水野直己シェフが扇と共に登場 外国人シェフが、「日本」をどういう形・味・色で表現するのか。逆に、日本人シェフたちはどうやって自分たちを表現するのか。これはかなり面白いテーマです☆【送料無料】サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック(2011)サロン・デュ・ショコラ 2011伊勢丹新宿店本館6階 催物場1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了>新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業詳しくは サロン・デュ・ショコラHPに 美味しいチョコレートが大集結☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!会場レポート1 に続きますガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2011.01.26
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「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010」が、本日(12月25日)まで有楽町の東京国際フォーラムで開催されています。 アルザス地方の有名なパティスリー・ギルグ(Patisserie Gilg)の『パンデピス』も直輸入されています。形が色々あって、可愛らしい☆ パティスリーギルグの『パンデピス』 1個900円(複数個買うと割引あり)パティスリーギルグのパンデピス パンデピスとは、エピス(epices・スパイス、香辛料)と蜂蜜、ドライフルーツをたっぷり使って作られたパンのようなケークのような味わいの伝統のお菓子です。厚みがあり、お店によって味やエピスの配合は様々。マルシェ・ド・ノエルのイルミネーション 会場でいただける軽食もあります。帝国ホテルが調理するコーナーでは、アルザスを代表する料理、シュークルートやタルトフランベ、クグロフサレ、キッシュなど。『タルトフランベ(プレーン)』 今年訪れたストラスブールでいただいたお料理写真をご紹介したページはこちら パリッ!と薄い生地で美味しい~♪生地にはイーストは入らず、とても軽い。フランスのクリームやチーズを混ぜて作った専用のソースに玉葱、ベーコンのみをのせて焼き上げたナチュール(プレーン)は、ストラスブールのものとかなりお味が近い気がしました。さすがは帝国ホテル。(フランスから招いた職人さんが指導されています) 『タルトフランベ』 1,200円『シュークルート』 700円『ホットりんごジュース』 400円 フランス北東部、ドイツとの国境に近く、歴史上何度も国籍がフランスとドイツの間で揺れ動いたこのアルザスという地域は、フランスの中でもドイツの雰囲気が漂う街です。シュークルートの中のソーセージがプリッ、パキッとした食感で美味しい♪♪♪ クリスマス市といえば必ず登場するホットワインの代わりに、アルコールが飲めない私はホットりんごジュースを。こちらも職人直伝というスパイス入り。熱々ですので、体が温まりました。 『キッシュ』 『タルトフランベ(グリュイエールチーズのせ)』 『タルトフランベ(りんごのせ)』 『じゃがいものフロマージュブラン添え』 形が想像できないものもあると思われたのか、会場には実物が見本として飾られていました。親切ですね。 この他に、シャルキュルトリー(ハムとかソーセージとか)をいただけるお店もあります。ジャムやパン、チーズ、ツリーにつける飾りなど色々な物が販売されています。 大きなクリスマスツリーがきれい☆ このページの写真は、全てデジイチで撮影。初訪問の時のコンデジで撮った写真と比べて、いかがでしょう~?まだまだ夜景の撮り方はよくわかりません。(キレイに撮るには、三脚を買わなくては。)ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル20102010年12月10日(金)~25日(土) 会期は今日まで! 今日まで!行きたい! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.25
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フランス アルザス地方の都市で、クリスマスツリー発祥の地といわれるストラスブールのクリスマス市が、有楽町の東京国際フォーラムでスタートしました ちょうど初日に通りかかりましたので、とりあえず会場の雰囲気が伝わるツリーと夜景写真でご紹介しますね。人がたくさん集まっていて、とてもにぎやかでしたよ。クリスマス当日まで開催されていますので、また機会をみつけてじっくり再訪する予定です♪アルザスの民族衣装を着てコンフィチュールを販売 マルシェ・ド・ノエル 入口のイルミネーション 大きなクリスマスツリー フードコートでは、帝国ホテルのシェフが、現地で学んだアルザス料理を販売。クリーミーな薄焼きピザのような『タルトフランベ』、キャベツの酢づけ・ソーセージ・ベーコン・じゃがいもなどの煮込み料理『シュークルート』、『キッシュ』、『クグロフサレ』などチーズを売るフェルミエのカッコイイ赤い車に人だかりがパティスリー ギルグ(パン・デピス)コンフィチュール・デュ・クリモン(ジャム)、ルシュ・デュ・ボノム(蜂蜜)ル ビアン(パン) フェルミエ(チーズ)その他、フォア・グラ、ソーセージ&テリーヌ、クリスマスービールやワインなどお店は色々アルザスといえば 銘菓クグロフ ル ビアン(パン屋さん)マルシェの会場では生演奏も march?=市場 N?el=クリスマスストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010 12月10日(金)~12月25日(日)場所 東京国際フォーラム 地上広場(月)~(土)、(祝日) 11:30~21:30 (日) 11:30~20:30 ※初日 16:30~21:30 ※イルミネーション 16:30~23:30 クリスマス市へGo☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.11
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ふんわりとした風味の良い生地が、たっぷり巻きこまれた色白のクリームをしっかり支えています。口どけがよい優しい食感を楽しんでいると、濃厚かと思われたクリームには乳の重さが残ることなく、意外とさっぱりと消えていきます♪ああ~。おいしい。浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラ 『うらわろーる』 浦和ロイヤルパインズホテル 朝田晋平シェフと、「食」にまつわる情報ジャーナリストの平岩理緒さんによる「スイーツ・マーケティング最前線」のセミナー(<前編><中編>)終了後、参加者全員にロールケーキの試食がありました☆ このロールケーキは、日経電子版「今週の3つ星スイーツ」 《口溶け絶妙ロールケーキ、クリームと生地の一体感》(2010年6月3日)で紹介された『うらわろーる』です。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~◆ 『うらわろーる』 開発秘話 浦和に20年以上お住まいの朝田シェフ。生菓子で手土産に使うことのできる地元“浦和の銘菓”を新たに作りたいと考え、自分が大好きなもの、ロールケーキを選びます。色々なタイプがあるロールケーキの中で「思いきりシンプルな物を作ろう」と決め、生地とクリームだけの構成に。 果物や他の素材を巻きこむこともありますが、ロールケーキの基本は生地とクリーム。パティシエにより、「生地を中心に考え、それにあわせたクリームを選ぶシェフ」と、逆に「クリームに力を注ぎ、そのクリームにあう生地を考えるシェフ」と2パターンありますね。 朝田シェフは後者。5種類の乳製品をブレンドしたり、一日置いたものでチャレンジしたり、果てはクリームの元になる牛が食べる餌にまでこだわるなど研究を重ね、オリジナルの生クリームひとつ完成させるまでに、半年を費やしました。 クリームが決まると、それにあわせた生地選び。カステラに似たタイプの厚めのスポンジでバランスをとり、ついに『うらわろーる』の誕生です。 『うらわろーる』 1本1,600円 「こだわりすぎて、大量生産できないんです。毎日完売しています。」あ~、究極のロールケーキは、一日限定30本の販売でした。これは競争率が高い! そこで冒頭の、試食した時の感想に戻ります。 一口、また一口と進み、あっという間に食べきってしまうスピード感。頼りない軽さではありません。しっかりとした印象を残しながらも、振り返ることなく消え去るような後口のあざやかさ。最初に口にした時に感じるクリームの濃厚さが、後に重く残らず消えていくのは、乳脂肪の異なるクリームをブレンドして作ったオリジナルのクリームだからこそ。 もう、完食。…もう一切れ食べたい。と思ったところでやめておくのがいいのでしょう。(私が自分でカットするなら、きっとあともう少しだけ厚切りにしていたかと…。微妙に薄切りだったような気がしています。好みの幅は2cmくらいですが。) ≪朝田シェフ≫ 「もう満足した、ではなく、もうちょっと食べたい、もう一種類食べたいと思っていただけるケーキを作っていきたい」と朝田シェフ。まさにその通りになっています。食べ終えた人はきっと、また買いに行きたいって思いますね。 ≪平岩さん≫ 「ロールケーキは大きなブームになっています。(クリームたっぷりの)一巻きタイプが人気がありファンも多いのですが、私自身の好みはクリームと生地のバランスが重要だと思っています。『うらわろーる』はクリームが主役。生地がちゃんと受け止めていて量もちょうどいい。」 「流行しているとか全く考えずに、俺がこれを食べたい!という(シェフの)思いが詰まっているのがいいな。」 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 『フェリークマンゴ』 浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラ 手土産にメレンゲ菓子をいただきました☆コーヒー、抹茶、ブルーベリーなどいくつか種類がある中からマンゴーを選びました。至れり尽くせり。日経新聞さん、ごちそうさまです。 おやっ?この上品な形からはちょっと意外性のあるザクザクザクザクガリガリッ、という小気味の良い歯ごたえ。かなり食感があります。そしてワンテンポ遅れてフウゥ~っと現れてくるマンゴーの香り。 口にした瞬間にシュ~ンと消えていく、はかないタイプのメレンゲ菓子だと想像していましたが、全く違います。メレンゲ菓子は甘すぎる!という思い込みを吹っとばすような、フルーティーで威勢のいい小菓子でした。 うーん。手がとまらない。あと一つ、あと一つ、あと一つだけ…。これは一人の時に食べてはいけませんね。この食感をなくさないように、密閉してジップロックに入れ、冷蔵庫で保管しておきましょう、っと。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 今回行われた日経電子版セミナーでは、前半に電子版の便利な使い方の解説などがあり、後半に“女性のココロをつかむ「スイーツ・マーケティング最前線」”のテーマで講演会が行われました。 トップパティシエのお一人として日本のスイーツ界を牽引する朝田シェフの、現場の生の声を伺える貴重な機会となりました。 それと同時に、普段シェフの思いを伝える手助けをされ、様々な形でスイーツ情報を発信し続けている平岩さんが、司会や聞き手という形でなくパティシエと並びスイーツ界を支える立場で堂々と講演のパネリストとして登場されたことを、とても嬉しく拝見しました。平岩さんの理路整然とした分析、解説を伺うと、今までなんとなく感じ、頭の中に散らばっていたいくつもの事柄が、パズルがはまった時のようにパチッと一つの明確な形になって整理されていくような気がします。 商品に込められたパティシエの思いを知ると、更に美味しく楽しく一つ一つのケーキを味わうことができるように思います。シェフの思いを正確に伝えることのできるメディアの存在は、お菓子選びをする側からみても非常に大切です。 ブログで細々と、あれが美味しい、これに注目!とスイーツ・グルメ情報を脈絡なく発信している末端の立場にある私にとって、大いに刺激になるセミナーでした。 いただいたお菓子の美味しさをしっかり伝え、まだ召し上がったことのない人たちに「これが食べてみたい!」と思っていただけるようなきちんとした情報を流すこと。そして「行ってみたらすごくよかった!」と喜びを分かちあえるような、そんな文章が書けるようになりたいと思っています。日経電子版セミナー 今回の記事のもくじは こちらこのセミナーについて、平岩さんご自身もブログでアップされています。浦和ロイヤルパインズホテル ペストリーショップ「ラ・モーラ」浦和ロイヤルパインズホテル 地図 浦和ロイヤルパインズホテル 朝田シェフに関する記事のまとめはこちら こういうセミナーをどんどん開催してほしい☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.08
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日経電子版セミナー 【一流パティシエが明かす!女性のココロをつかむ「スイーツ・マーケティング最前線」】では、<前編>に続き、いよいよトークが佳境にさしかかります。 料理とスイーツが美味しいことで有名な 浦和ロイヤルパインズホテルの朝田晋平シェフと、「幸せのケーキ共和国」主宰の平岩理緒さんが、テーマに沿って話を進めます。◆ Q.「女性の心をつかむスイーツ」には何が必要か? A.《平岩さん》 「単に美味しいだけでなく、こういうメンバーで、こういう場面ならこれがいいよね、とコーディネートして贈る、ライフスタイル提案型のスイーツ選びが上手なかたが多いと思います。そんな女性の気持ちにぴったりあうような、具体的なシーンを想像させるようなスイーツを作っていかないと。」 「開発秘話や、背景があるようなスイーツ。パティシエの“こういった思いが込められている”と伝わるスイーツが心をつかみます。」 平岩理緒さん A.《朝田シェフ》 「お客さんの立場に立った、地元のお客さんに好まれる店づくりをしています。時間があれば店に出て、なるべくお客さんと接しています。スタッフにも、どんどんお客様と会話して、何かヒントをもらってきなさいと言っています。」 ちょっと忙しくて同じ商品が並んだままになっていると、「最近商品入れ替えしていないわね」とチェックが入ったり「今日のお菓子はちょっと凝りすぎているわよね」と指摘されたりするとのこと。朝田シェフは、お客さんの声をよく聞くことを大切にされています。 『フェリークマンゴ』浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラ この日の手土産はフルーティーで軽やかなメレンゲ菓子◆ お客さんと一緒にお菓子を開発 浦和ロイヤルパインズホテルには、20~30代独身女性を対象としたレディースクラブ「MIYABI」という期間一年間(4月1日~翌3月31日)のお得な会員組織(今年度の募集は終了)があります。宿泊や飲食の際に大きな特典があり、募集と同時にすぐに定員オーバーになるほどの人気があります。利用した時には必ずアンケートに答えるシステムになっていて、今後に生かすデータが作られています。 ある時、どんなケーキが好きか、どんな形が好きかアンケートをとり、そこで集めたアイデアからお菓子を制作。更に試食会を開いて意見を聞き、『MIYABI』という名の巨峰のタルトを完成させました。 平岩さんによると、他のパティシエたちはお客様の声は聞くものの、その意見で新しいお菓子を作るのは非常に珍しいとのこと。この場合は、「私が参加したスイーツができた」と開発に協力した人たちは商品を買いに行ったりお友達に薦めたりと、相乗効果が得られたのではないか、と分析。◆ Q.日々の取り組みを通し、これからこんなことをしていきたいという展望は? A.《朝田シェフ》 「自分が(浦和ロイヤルパインズホテルの仕事で)色々とコンクールをやらせてもらったり、かけがえのない経験をさせてもらっているので、うちのスタッフにも同じように経験をしてもらいたい。」と、大勢のスタッフの育成に心配りをみせます。 朝田晋平シェフ◆ Q.今、注目しているものは? A.《平岩さん》 「好みが多様化しています。“日本国民全員が『ティラミス』”など、何か一つの物が流行るという時代ではありません。」「地方が活性化するといいな、と思っています。果物とかお菓子の素材を作っている生産者があってこそだと思うので、(今は積極的に)生産者と会うようにしています。」「イベント企画を通じて、あるいは文章に書いて、生産者とパティシエ、お客様の交流の場を作れたらいいなと思っています。」 スイーツジャーナリストとして広く世の中にパティシエの思いを伝え、スイーツ情報を発信している平岩さん。パティシエとお客様がつながる橋渡しとなる活動をされています。今はそこに生産者も加わります。注目しているものは?という問いに、一つの商品をあげないところがスイーツ界の現状をよく表していると思われます。ファッションもヘアスタイルも、右へならえの時代は終わり、今はまさに一人一人が自分なりの好みを持つ“個”の時代だといえますね。 A.《朝田シェフ》 「素材の選び方に注目しています。」 「さいたま市の中にもたくさんフルーツを作る人がいます。苺の生産者と気が合い、語りあいました。朝一番で摘んだものを午前中に持ってきてくれます。その人の紹介でネットワークが広がり、洋梨、ブルーベリーとネットワークがどんどん広がっています。」「出所のはっきりしているもので作ったお菓子は、お客様にもたいへん喜んでいただけます。作る側も、素材の扱いが変わってきます。(作り手の顔が見える素材は)大事にしよう、美味しくしようという気持ちが込められます。」 地元の素材を大切にし、朝田シェフは地産地消を心がけます。 お話が盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていきました。会場からの質問をうけ、最後に、電子版ライフセクションの人気コンテンツ「今週の3つ星スイーツ」の読者や電子版の利用者をはじめとするセミナー参加者約100名に、朝田シェフが星を獲得された『うらわロール』がふるまわれます。 <後編>『うらわロール』 に続きます 日経電子版「今週の3つ星スイーツ」に興味深々☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ
2010.12.08
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「日本のスイーツは世界の標準からみてどの位置にある?」 「最近のスイーツ界のトレンドは?」 「日本のスイーツ市場はどのくらい(いくら位売れている)?」 不況と言われる今、衰えることのないスイーツ人気の最前線を支えるパティシエたちは、何が求められているのかを冷静に見極める目を必要とされ、その上で何を提案していくのか、熱い視線を集めています。 買い手の心をガッチリつかむお菓子には何が必要か。11月17日に開催された日経電子版セミナーは、 【一流パティシエが明かす!女性のココロをつかむ「スイーツ・マーケティング最前線」】をテーマに話が進められました。 電子版ライフセクションの人気コンテンツ「今週の3つ星スイーツ」で「星」を獲得された浦和ロイヤルパインズホテル エグゼクティブペストリーシェフの朝田晋平シェフと、その選定委員を務めるスイーツジャーナリストの平岩理緒さんが、スイーツ専門家として2方向からスイーツ界の現状を分析。現場の声をリアルに伝える、非常に興味深い講演会が行われました。朝田晋平シェフ と 平岩理緒さん ※写真の掲載許可をいただいています◆ 世界大会でも活躍される一流パティシエの朝田シェフは、小中学生の前でお菓子作りについて話をする時には必ず「お菓子を作りたいなら、食べることも作ることも好きになりなさい。そのためには、楽しむことが大事」と伝えます。 プロとしてお菓子を作る場合は楽しい事ばかりではないけれど「その仕事をどうやれば楽しくできるか」を常に考えるとのこと。「自分も楽しい気持ちで作ったお菓子には、絶対にその思いが現れます。楽しむというのが僕の信念。」素敵な言葉ですね。美味しいお菓子の中にパティシエの思いが込められています。 プロに対する朝田シェフの言葉は、「僕らにとって1/100は、お客様にとって100/1。100個のうちの1個なら端が欠けていてもいいかと思ってしまう。でもその1個を買ったお客さんは、お店のケーキ全てが欠けていると思ってしまう。」「1個に妥協しない」。優しい笑顔の中に、プロとしての厳しい意識が隠されています。その細やかな心配りがお客さんに伝わり、単に味が良いだけではない、信頼のおけるお店だと人気が集まるのでしょう。 そして「1番を目指そう。結果は1番じゃなくてもいいが、1番を目指した人でなければわからないことがある。」高い目標を掲げ努力したことにより得られる物の大切さを説きます。浦和ロイヤルパインズホテルの数多くのスタッフが、各種の製菓コンクールに積極的に挑戦し、素晴らしい結果を残していることは、朝田シェフの思いがしっかり伝わっている証では。 『フェリークマンゴ』 フルーティーなメレンゲ菓子がこの日の手土産 ◆ Q. 世界的にみて日本のスイーツ界は? A.《朝田シェフ》 「技術・味覚に関して世界でトップにあるのは間違いない。日本はかなり遅れていたが、ここ20~30年程で急激に進歩した。日本は真似をすることが非常に上手。吸収力が高い。フランス菓子を真似るだけでなく、醤油文化とよく言う日本独特の味覚や文化を融合させていくだけでもなく、もう一つ、日本独自の味として築きあげたものが世界に認められた。M.O.F.にも『日本は自分たちの真似をしているとは思えない。脅威だ。』と言われた。」 M.O.F.(Meilleur Ouvrier de France)=フランス国家最優秀職人 最初は真似から始めたものでも、取り込んだものを消化し、自分なりのテイストを加え再構成し、全く新たな作品を作り上げる。これは確かに物づくり全般のオリジナリティ構築に通じる話ですね。朝田シェフは、日本人のレベルはすでに物真似の域を超え、独自の作品を作り出すことができるようになった点で高く評価されていると分析。 しかし、「近年、日本のスイーツ界が力をつけてきたのは、ジャーナリストやマスコミの力も大きなポイントの一つ。メディアで取り上げられると一時的に爆発的に人気がでることは間違いないが、しっかりした味や自分の考え方を持った人でないと、一過性のものとして消えてしまう。」と、浮ついた気持ちには強く警鐘をならします。◆ Q. 最近の日本のスイーツ界のトレンドは? A.《平岩さん》 「原点回帰。シンプルに戻る」「ロールケーキ、バームクーヘン、鯛焼き…。子どもの頃の『美味しかったよね』という記憶に訴えかける品がリバイバルしている。昔からなじみのあるおやつに食べていた物の材料を厳選したり、何かをプラスしている。」 フランスでも同様に、古典回帰が最近のトレンドの主流になっていますね。サントノーレやエクレールなど昔から親しまれているお菓子がカラフルになり、味に様々なバリエーションが加わり、グレードアップすることで大人気となっています。日本でも昔からあるスイーツを見直し、現代に好まれる味や形に進化したものが人気を集めています。平岩さんは、今年大きな話題となった銀座三越の増床オープンにも触れ、最先端の町の最新のスイーツの中に、昔懐かしい復刻版プリンがあることに着目されていました。◆ Q. スイーツとはどの位の市場なのか? A. 富士経済の調査によれば、2009年は 映画の興行収入 約2000億円 パソコン 約1兆1,600億円 書籍・雑誌 約2兆円 スイーツ 約1兆5,000億円 スイーツ人気は一時的なものではなく、定着したものと考えてよいのでは、と具体的な数字が示されました。(スイーツがこんなに大きな市場になっていたとは知らず、驚きました。いつの間に!) 平岩さんはまた、今のスイーツ人気についてどう思うかという問いに対して「不景気と言われているが、スイーツにかけるお金を節約しているかというと、ここを落とそうということにはなっていないかな、と思う。日常買うおやつはもしかしたら安売りかもしれないが、クリスマスや手土産等、特別感がある時には不況の影響を受けているとは思えない。スイーツから得られる喜び、満足感を、上手に楽しんでいる人が増えていると思う。」と、不況の影響を否定。コストパフォーマンスのよさに納得がいく物には惜しまずにお金を遣うと分析します。 最近は「スイーツ男子」という言葉もよく聞かれるようになってきましたが、依然中心となる購買層は女性。そこで、次の質問には今回のタイトルが登場。◆ Q.「女性の心をつかむスイーツ」には何が必要か? 朝田シェフは、「本物の味をわかって下さるお客様が増え、ちょっと手を抜いたり既製品で代用すると見抜かれてしまう」と、食べる側の舌も洗練され磨かれてきたことを指摘。最近の既製品はその質が大きく向上していますが、それでもずっと手作りの素材で出されていた商品が代用品になると、見抜かれてしまうといいます。 では、その舌の肥えたお客様を満足させるためには何が求められているのでしょう? 文字数オーバーのため、続きは次ページ へ 朝田シェフは東京スイーツコレクションにも参加されていましたよ~。 東京スイーツコレクション2010 朝田シェフのオブジェ 東京スイーツコレクション2010 朝田シェフのステージ テーマに興味あり☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ
2010.12.07
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12月26日まで日比谷パティオで開催中の「ウィーン・クリスマス in Tokyo TAKE VIENNA HOME」で温かい食べ物とシュトーレンなどのお菓子を提供されているのは、横浜市青葉区のコンディトライ・ノイエス 野澤孝彦シェフ。ノイエスのミニサイズでも本格シュトーレン mini 315円 ウィーンで修業されたシェフたちが日本でお菓子屋さんをされる場合、日本人の好みにあわせた洋菓子と融合させた商品構成になっていくことが多いように思われます。そんな中ノイエスでは、新商品を作る場合でも「そのままウィーンに持っていっても受け入れられるお菓子」、「オーストリアのお菓子屋さんが作るようなお菓子」を作るというという揺るぎないコンセプトを持ち、ウィーン菓子を追求されています。 『シュトーレン』 mini 315円 ちょこっとお味見ができるミニサイズがあるのは嬉しい♪あまりの美味しさに、4枚スライスしたうちの2枚を一人で続けざまに食べてしまい、危うく全部一気に食べてしまうところをハッと気付いてセーブしました。本当はクリスマスまでの一カ月位の間に、一本を薄切りにして毎日少しづつ食べていくのが正式な食べ方です。 今の時期、会社への手土産等にこのミニサイズを人数分持っていくと喜ばれそうですねー。季節感があります。薄くスライスしていただくのがポイントです。コンディトライ・ノイエスの『シュトーレン』シュトーレン L(22cm)2,940円、 M(15cm) 2,100円、 mini(6cm)315円 ノイエスのシュトーレンは、オ-ストリア・ドイツの本来の製法にのっとり、天然酵母のサワ-種を使用。パン用の粉ではなく、石臼挽きの中力粉を使用し、自家製フル-ツ漬けを使いオーストリア・ドイツの風味に近づけているこだわりの逸品です。いちじくのプチプチ感が心地よい!レーズン、プルーン、アーモンドも入っています♪ 『シュネーバーレン』 300円クッキーに似た生地を細く切って雪玉のような形にまとめて揚げたお菓子 『焼き栗』 10個 400円、 15個 600円 新聞紙にくるんで。 ノイエスのホットドッグ この夏、ザルツブルグで立ち食いしたホットドッグが思い出されました。ハーブが香るソーセージとパンでオーストリアの味を再現。野澤シェフのワゴン ※許可をいただいて掲載しています野澤シェフは、3日(金)まで会場で作る予定 シュトーレンのコンテナの隣には、温かい軽食を作るノイエスのワゴンが。ノイエスはウィーン菓子のお店ですが、野澤シェフはウィーン料理にも力をいれ、お店でも出されています。その味には定評が。 『レバーケーゼ センメル』 『ホットドッグ』レバーケーゼ センメル(スパイスやハーブと一緒に挽肉を蒸し焼きにしてパンにはさんだ伝統の味)500円 レバーケーゼのみ300円 ホットドッグ(ノイエスのパンにハーブソーセージとザワークラウトをサンド)500円 バックヘンデル(鶏のフライ)サンド 500円 バックヘンデルのみ 400円 『バックヘンデル』(鶏のフライ) クリスマスツリー天候によっては開催されないこともありますので、不安定なお天気の場合はお確かめになり、気をつけておでかけ下さいね。ウィーン・クリスマス in Tokyo もくじノイエスはお菓子だけでなくお料理も美味しい☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.03
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ウィーンの名門ハース&ハースのフルーツティーは、天然のドライフルーツや木の実、花びらなどをブレンドしたお茶です。着香茶(フレーバーティー)とは別で、茶葉は入っていません。果物のお茶です。水色(すいしょく)は赤ワインのような鮮やかな色合い。見るからに体によさそう、ビタミンCたっぷりです♪ハース&ハースのフルーツティーやフレーバーティー 100g入のパッケージ 普段東京では手に入りにくいこのウィーンのお茶が、12月26日まで日比谷パティオで開催中の「ウィーン・クリスマス in Tokyo TAKE VIENNA HOME」で販売されています。試飲できるものもありますので、ぜひこの機会に酸味のあるフルーツティーをお試し下さいね。 冬季限定商品の新作も、ここで販売されていますよ。 「ピアノギフト」1,260円 シシィコーヒー 音楽の都ウィーンをイメージしたピアノのパッケージ入り。目をひきます。30gの茶葉が2種類セットに。今のところセットは新作2品が入った一種類のみ。この30g入りの袋は、ちょっとお試しに飲んでみたいと思う時にちょうどいいサイズです☆今回は新作『キウイストロベリー』と『バナナチェリー』のセットです。「クリスマスセレクト」 3,150円 『クリスマスキャンドル』 『サンクトペテルブルク』 『ハイランドトフィー』 『キャラメル』 各30g入 『ティークッキー』2種 のセット 『クリスマスキャンドル』は、ハイビスカス、カラント、パパイヤ、オレンジピール、アップル、シナモン、サフランなどの入った季節限定のフルーツティー。 このフルーツティーを濃くいれて温めた赤ワインと合わせると、ウィーンの冬のマルクト(市場)に必ず登場する、体がぽかぽかと温まるグリューワイン(Gleuwein)に。(砂糖や蜂蜜を加えることも。)ウィーンではマグカップごと購入。(カップを返すと返金してくれるお店も) 同じく、これを濃くいれてオレンジジュースで割り、ラム酒を加え甘みをつけるとプンシュ(Punsch)に。 プンシュとは何?と思われた方は、今年の夏に旅したウィーンで見つけたピンク色の プンシュのケーキ のページをご覧下さいね。 『サンクトペテルブルク』も冬季限定のフルーツティー。リンゴ、ローズヒップ、ココナッツ、オレンジピール、焼きアーモンド、ハイビスカス、シナモン入り。 「ミルクティーセレクト」2,100円 茶葉 100g入り 「ミルクティーセレクト」は、ミルクティー向きのフレーバーティー3種がセットになっています。『ハイランドトフィー』『インディアンスパイス』『アッサムゴールデンメランジェ』各30g入と『ティークッキー』1袋。 このままプレゼントや手土産用に購入するには、セットが便利ですね。 ただ、自分用にちょっとだけお味見のために買いたい時や、ウィーン好きでわざわざこの会場を訪れた人や紅茶好きな方なら、もしかしたら小袋で600円均一くらいのものを多種類並べておけば、あれこれ自分の好みのものを何個か選んで気軽に買えて楽しいのに~、と思いました。お味をみて気に入れば会期中に再訪し、大袋(100g入り)を買うリピーターになるのでは。 まぁ、これは買う側からの希望ですので、実際にはワゴン内の限られたスペースで販売するため品数を多くすることができなかったり、会計の手間が煩雑になりすぎて実現が難しいということもあるかもしれませんね。 会場周辺には東京宝塚劇場、日生劇場、帝国劇場、映画館、帝国ホテルやペニンシュラホテルなどがあり、女性が楽しみのために多く集まる場所でもあります。ちょこっとだけ、色々試してみたいという欲張りな気持ち、ありますよね☆茶葉入りティークッキー 各5枚 472円『ダージリンアールグレイクッキー』 『クリスマスキャンドルクッキー』ウィーンのお酒や、チーズベジタブルなどもハース&ハースとデメルのコンテナ ハース&ハースのお茶は、日本では通販がメインになっています。 関西では、千里阪急百貨店、東急ハンズ・三宮店、宝塚大劇場で販売あり。また、大阪府吹田市にある事務所(ハース&ハース 日本総輸入元 株式会社レーヴ TEL 06-6877-1434)では取り扱い商品を全て紹介。 関東では「Boon's Cream Puff」(シュークリーム店)で30gを中心に取り扱いあり。帝国劇場で12月までのウィーンを舞台にした作品の公演中、劇場内で茶葉の販売と、ドリンクコーナー、2階の喫茶で「モーツアルトコーヒー」と「ザッハーメランジェ」がいただけます。 ここでは楽天以外の通販についてはご紹介できませんが、ご興味がある方はハース&ハースのHPからお探し下さいね。今まで私がいただいたお茶は、どれもハズレなく印象的な美味しさでした。特にフルーツティーはおすすめです♪ 今までのハース&ハースの記事は こちら コンディトライ・ノイエスのシュトーレン に続きます ウィーン・クリスマス in Tokyo もくじハース&ハースのフルーツティーを飲んでみたい♪と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.03
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旧三信ビルディング跡地が今は広場になっている日比谷パティオ(日比谷シャンテ向かい)で、「ウィーン・クリスマス in Tokyo TAKE VIENNA HOME」が昨晩より開催されています。 【開催期間】 2010年12月1日(水)~ 26日(日) ※荒天時、中止の場合あり 【時 間】 11:00~21:00 (26日は13時まで) 【開催場所】 日比谷パティオ 【料 金】 入場無料(ショールーム、イベント・コンサート観覧なども無料) ウィーン在日代表部主催 オーストリア大使館・読売新聞社後援 これは、芸術の都ウィーンのクリスマスを日比谷の町に小さく再現すると同時に、ウィーンの古典的なインテリアデザインの素晴らしさを日本に紹介するという初の試みです。家具も床もカーテンも、展示されている全てのものを注意してご覧下さいね。 ウィーンでは、25年前から市庁舎前広場で行われているクリスマスマーケットが最も古く有名。その市場の5つの要素「大きなクリスマスツリー」「照明」「音楽」「ちょっとした物が食べられるスタンド」「ちょっとしたプレゼントが買える場所」にウィーン・プロダクツの特別ショールームが加わります。 ウィーンが誇る一流品を間近に見ることができるショールームには、ウィーンの古典的なインテリアデザインの室内装飾がコンパクトに再現されています。家具、壁パネル、床 <フリードリッヒ・オットー・シュミット社>テーブルウェア <アウガルテン社>シャンデリア、グラス <ロブマイヤー社>家具やカーテンの生地 <バックハウゼン社>テーブルシルバーアクセサリー <ウィーン・シルバーマニュファクチャー社> こちらのショールームは、日比谷シャンテに近い側に作られたコンテナ内にあります。 ウィーン・プロダクツの展示のあるコンテナ ウィーン・プロダクツとは?1995年に設立されたウィーン商工会議所のプロジェクト事業。厳選されたウィーン商品の輸出の促進を目的とし、現在は53社が提携。高品質の商品の製造、製品にウィーンの雰囲気、ユニークな才能、美的センスを取り入れることに努めています。 日比谷パティオには物販のコンテナも点在。アロマキャンドル、ナチュラルスキンケアグッズ、シェーンブルン宮殿ミュージアムグッズ(エリザベートのマグネットなど)、デーメルのザッハトルテ、リンツのハプスブルグ家御用達ベーカリーのお菓子の販売などのワゴンもみられます。 一つ一つのコンテナの場所は、やや離れています。もう少し近くに集めて置いた方がよかったかも…とも思いますが。クリムトの複製画『接吻』などが販売されているコンテナ コンテナの壁には、ウィーンのクリスマス風景の大きな写真が飾られライトアップされています。 ウィーンのシュテファン寺院そばにあり、紅茶・フルーツティーの名店として有名な ハース&ハース は、東京に常設店がなく、商品を直接見て試飲できる機会はめったにありません。そのハース&ハースの商品が、この期間限定で販売されています。(詳細は次ページに) ウィーンのクリスマスツリーは、なんと光るバルーン付きリボンに願い事を書いてこのクリスマスツリーに結び付けて下さい、と書かれています。 温かい食べ物を販売されているのは、コンディトライ・ノイエスの野澤孝彦シェフのワゴンです☆ ハース&ハースのフルーツティー に続きますウィーン製品のショールームの逸品が素敵♪と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.12.02
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テーマが変わると、ここまで雰囲気が激変するとは!砂糖菓子・飴細工が幻想的にドレスを飾る写真を見た瞬間、驚きの声が上がりました。うわ~っ、初日と全く違う!! 表参道ヒルズで行われたTokyo Sweets Collection 2010 。初日(11月12日)のテーマは<Paris>。 パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショー。初日を詳しくレポートしましたが、ドレスもパティシエの作品も共に可愛らしい印象。二日目、三日目にどんなショーが行われたのか気になります。 以下、公式写真でご紹介しますね。まさにスイーツはアートです♪2日目 11月13日のテーマは<Midnight> 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 アステリスク(2011年オープン予定) 和泉光一シェフ 「南の島の海に映る夜空。地平線と夜空の境」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 菓子工房アントレ 高木康裕シェフ 〔千葉・船橋〕 「ミステリアスの中に可愛さがある」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 テオブロマ 土屋公二シェフ 〔東京・代々木公園〕 「闇夜に咲く月下美人のように妖艶で華麗な女性をイメージ」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 名古屋マリオットアソシアホテル 松島義典シェフ 〔愛知・名古屋〕 「感性のコラボレーション」 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 東京スイーツコレクション2010 ステージとパティシエ12名の焼き菓子 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~3日目 11月13日のテーマは<Flower> 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 アテスウェイ 川村英樹シェフ 〔東京・吉祥寺〕 「斬新な作品」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 キャトーズ・ジュイエTokyo 白鳥裕一シェフ 〔東京・丸の内〕 「今までにない感覚的な作品」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 マテリエル 林正明シェフ 〔東京・板橋〕 「ダイナミックよりも繊細なイメージ」 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 Toshi Yoroizuka 鎧塚俊彦シェフ 〔東京・恵比寿〕 「デザインに対するこだわり」 ※「 」は各パティシエの“意気込み”より抜粋 パティシエたちの夢の祭典も幕を閉じ、街はこれからクリスマスシーズンに本格的に突入。パティスリーのショーケースの中が一年中で最も華やぐ季節ですね。お菓子を目の前にしてワクワクする楽しい時の始まりです。◆ 12月10日(金)~12月25日(土) Tokyo Sweets Collection 2010参加シェフの限定スイーツとスワロフスキー・エレメント付き限定アイテムを組み合わせた「Christmas Sweet Box」(大・中・小・特小)を表参道ヒルズ 本館地下3階 スペースPE43にて販売。また、限定スイーツのみを組み合わせた「Collaboration Sweets Box」も発売予定。 神田 広達 (ロートンヌ) 『チョコパウンドケーキ』(大) 和泉 光一 (アステリスク *2011年オープン予定)『ブッシュ ド ノエル』(大) 朝田 晋平 (浦和ロイヤルパインズホテル) 『シュトーレン』(中) 白鳥 裕一 (キャトーズ・ジュイエTokyo) 『ケープ ド ノエル』(中) 高木 康裕 (菓子工房アントレ) 『ラブスイーツ』(小) 朝田 晋平 (浦和ロイヤルパインズホテル) 『メレンゲ焼き菓子』(小) 林 正明 (マテリエル) 『レモン&オレンジパウンドケーキ』(小) 土屋 公二 (テオブロマ) 『スペキュロスショコラ』(特小) 大橋 圭 (ププリエ) 『パートドフリュイ』(特小) 辻口 博啓 (モンサンクレール) 『ギモーヴ』(特小)◆ 表参道ヒルズ 吹抜け大階段の両脇には、Tokyo Sweets Collection 2010参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます◆ 明治神宮鎮座90年の今年、表参道にとっても誕生90年。表参道では、90周年記念イベントとして「表参道イルミネーション2010」が行われます。12月1日(水)~2011年1月3日(月)、日没から21時まで明治神宮入口から青山通りまでの表参道に約90万球のLEDが輝きます。(昨年は63万球のLED。 昨年の夜景の写真はこちら)今年も表参道の夜景を見に行かなくては♪Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次 ご紹介したい記事が詰まってきましたので、今日は二本目のアップです。これで東京スイーツコレクション2010の記事は完成~! 全日程見てみたかった★ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.22
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わ~、エッフェル塔。砂糖細工を足すことで、ワイルドな印象のドレス全体がシャープな形へと変化。「Paris」というテーマが、最もわかりやすい形で表現されています。スリムなモデルさん自身がタワーのようにも見えてきますね。この作品は近寄ってよく見てみたいところ。 Tokyo Sweets Collection 2010 11月12日 @表参道ヒルズモンサンクレール 辻口博啓シェフの作品 KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショーで辻口シェフが表現するのは、見た目のわかりやすさ。「3つのエッフェル塔が完成したので見て下さい。」 辻口シェフのウェルカムスイーツ 赤ワインとミルクチョコレートの香り高いボンボンショコラ パリッと割れる薄い上掛けチョコートの中には、ねっとりなめらかなガナッシュが。ワインの旨味だけが取り出されてぎゅっと濃縮されたような、密度の濃さ。口どけがややゆっくりな分、長く余韻が楽しめるゴージャスで極上なボンボンショコラに仕上がっています。表参道、都会の夜に食べるのが似合う、実にリッチで美味しいショコラでした☆ ライブスイーツステージ モンサンクレール 辻口博啓シェフ 朝田シェフ、大橋シェフ、神田シェフに続き、パティシエのライブスイーツステージのラストを飾るのは辻口シェフ。日常のパティシエとしての動きではなく、物語の登場人物のような雰囲気をまとって登場した瞬間から、その独特なオーラと大きな動きに視点が集中。会場の空気が一変し、辻口シェフの創造の世界へと深くひきこまれます。 アルティザン(職人)であり同時にエンターテイナーであるというのは、非常に難しい事ではないかと思いますが、持って生まれた資質なのか、無理なくその壁を楽々と越えているような印象が。あらかじめ作った飴細工のオブジェにマカロンを貼りつける作業を丁寧にこなす姿は、背中の丸め方、手の動かし方、首の傾げ方どれ一つをとっても絵になります。 胸につけているのは、砂糖細工のお花ですね。 辻口シェフの作品 『ウナギイヌ』「ウナギイヌをモチーフに作りました。しっぽのところがすごい可愛いでしょ。愛くるしくて躍動感があって、今の時代にぴったりと思って。」「最近似てきたな、と思って作っています。」冗談とも真面目ともつかぬ説得力のある口調の辻口シェフ。 …。ウナギイヌって、確か何かのキャラクターでした?この時は思いだせず。うーむ。帰宅後に検索すると、赤塚不二夫氏の漫画『天才バカボン』に登場する動物?!赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!!の画像は こちら それにしても、本当にひゅるーん、ゆらゆらっ、と今にも動き出しそう。ちょっとさわっただけで欠けたり割れたりしてしまう脆い飴細工とは信じられない、弾力がありそうな迫力満点の姿です。 コレクションスイーツ 辻口シェフのプチガトー 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 ケーキが出されてから終了まで会場は明るくなりませんでしたので、私のカメラではアウト。こちらはカメラマンの美しい公式写真でご紹介。「どこかに食感があるのが(フランス菓子の)主流。あえて食感をいれるのではなくクリーミーでとろけるものを作った」「シンプルだけれどわかりやすくて、主張するお菓子になっている」 ダックワーズ生地、ミルクチョコレートとアールグレイのムース、センターには蜂蜜を使ったムースという柔らかいもの同士の組合せ。ザクザクッ、ガリガリッというフランス人好みの“食感のあるもの”は含まれていません。 最近「とろなま(ドーナッツ)」「半熟(カステラ)」「ふわ・とろ(ロールケーキなど)」が話題になり、日本人の昔からの“ふんわり柔らか好み”が来年も発展しそうと見越しての構成なのかもしれませんね。インプロヴィゼーション(パティシエの即興ステージ) 正面をむき、倒したキャンバスに花びらをふりかけたりして創作。仕上げに縦にすると余分なものが下に落ち、薔薇のハートが浮かび上がります。ここで一度、おお~!と歓声が。 さらに客席に背を向けてキャンバスと向き合い、何か筆のようなものを使って文字を書くなど細かく手を動かします。 「心から貴方へ」 「今日集まってくれた方へ、感謝の気持ちをこめて。皆さんが薔薇色になってもらいたいなと、薔薇をちりばめて。」 辻口シェフの絵 ハートの周りには飾り模様が描かれています。修業時代、絞りのデザインを学ぶ時に「クリームを使うともったいないから筆ペンでやれ」と言われ、ノートに色々な絞りのスケッチを繰り返し描き、練習されたそうです。それを思い出し「初心に戻って表現してみました。」とのこと。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS と コラボレーションしたスイーツ・ファッションショー 辻口シェフのモデルさん 頭飾り、手に持つ飾り、そしてドレスに刺繍されたエッフェル塔と、3つのエッフェル塔でParisを表現。 お土産の焼き菓子 和楽紅屋 『和ラスク』 三温糖、黒糖、和三盆糖を使用 トークの時「来年のスイーツ界のトレンドは」と質問されると、「農業が大切。自分で作って見極めて自信の持てる素材を使ったお菓子作り。」と即答。ティラミスが流行するとかマカロンが人気とか、そういった横並びの売れ筋商品を紹介するのではなく、「注目するのは素材」という答えは、スイーツファンにとっては嬉しいですね。 ちなみに辻口シェフは、すでに2年前から三重県で『辻口いちご』を作り、ベトナムでは標高1000mの高地に茶畑を購入。標高が高いと害虫がいないため農薬散布する必要がないなど、様々な利点があるそうです。そうしたこだわり素材がケーキになり、私たちの口に入る日が待ち遠しい☆ モンサンクレール 辻口博啓シェフ 「常に素材にこだわる。原点に立ち返り、根っこの部分を大切にとらえてお菓子作りをしていく。」と辻口シェフは語ります。 色々なシェフの口から発せられた「原点回帰」という言葉。日本のスイーツ界は成熟し、世界のトップを走りはじめた今こそ、何を大切にしたお菓子作りをするのかを見直し、新たに創造するお菓子を積極的に発信されることを期待します。 クリスマスに向け一年で最も忙しいシーズンにさしかかるこの時期に、イベントを通じ、今まで気付かなかったお菓子の魅力・可能性を見せていただけたことに感謝!楽しく夢のあるひとときでした。Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました 二日目、三日目はまた雰囲気もガラリと変わり、4名ずつのシェフが新たな世界を展開。次のページでは、公式写真で駆け足でご紹介しますね。表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次 辻口シェフのステージは楽しそう♪ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.22
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おおっと、頭にクロワッサンが!マカロンは手に持つ円形のバッグに貼りついています。よく見ると食べ物。でも不思議と遠くから眺めると、モデルさんが着るお洋服にぴったりで、特注・一品物のアクセサリーのようにも見えてきます。かわいい~☆ Tokyo Sweets Collection 2010 11月12日 @表参道ヒルズ ロートンヌ 神田広達シェフの作品 KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショーで神田シェフの作品が登場した時、これはこのまま普通のファッションショーに出しても通用するのでは、と感じるほど違和感なく、服と飾りがお互いに引き立てあっていました。お洋服の持つ雰囲気・世界観と同じ物が伝わってきます。 神田シェフのウェルカムスイーツ 他の3名のパティシエがボンボンショコラを並べる中、一人マカロンを出された神田シェフ。『マカロン ノワゼット』は、ころんとした愛らしい形。周りは薄くかりっと、中はふんわりタイプの王道マカロンで、ヘーゼルナッツの香り高く、間にはベリー系のクリームがサンドされています。思ったより食べ応えのあるマカロンでした。 ライブスイーツステージ ロートンヌ 神田広達シェフ 朝田シェフ、大橋シェフに続き、神田シェフが広い空間にただ一人ライブステージをつとめます。ステージといえば、パティシエ・ロックナイトで深紅のエレキギターに長髪のカツラではっちゃけた神田シェフの姿が頭をよぎりますが、今回はいたって真面目に、しっかりトップパティシエのお一人としての責任あるお顔で黙々と作業をされています。 あらかじめ、テンパリングして細長いOPPシートにのばしたチョコレートにコームで筋をつけくるんと丸めて固めたものを、ナイフを使いステージの上でしゅるっとシートを引くと、一気にバラバラバラッ!とカールした細いチョコレートに分かれます。講習会などで時々見るチョコ飾りを作る時のワザですが、この時に会場から「おおおおおっ!」という歓声が上がりました。こういう見た目にわかりやすいワザを披露するのは、エンターテイメントとしてはとてもいいですね。拍手。普段パティシエの仕事を見る機会のないお客様にとって、「どうやって作るのだろう?」という謎が解ける嬉しい瞬間です。 神田シェフの作品 バラバラにした細いチョコレートを、ランダムに貼り付けていきます。均等につけるより、こうして無造作にアンバランスな方が素敵です。 感動したのは、神田シェフの解説。「一番大好きなチョコレートを使って、ツリーをイメージしたケーキを作ってみました。中もサクランボを使ったケーキになっているので、上にもサクランボを飾りました。」 金色のスプレーが吹き付けられ、さらに艶やかに美しい光を放つこの二つの茶色の山は、パフォーマンスに使われるケーキですが、間違いなく食べると美味しいチョコレートケーキに違いない~♪確かに山(ツリーですね)の足元にもチョコレートのアントルメが土台に置かれています。 神田シェフは、常に「美味しいケーキを作る」ことが頭にあるのだわ!ステージ上のオブジェが美味しそうに見えたのは初めてかもしれません。感激。 コレクションスイーツ 神田シェフのプチガトー ケーキが出されてから終了まで会場が明るくなることがありませんでしたので、せっかくの美しい色合いをその場でははっきり確認できないまま食べてしまうことになったのは、ちょっと心残り。それでも、薄闇の中このケーキを口にした瞬間、複雑な味わい、香り、食感が次々と現れる楽しさに、ただものではない手ごたえを感じます。 サクサクのサブレ生地、クリスピー、ミルクチョコレートのムース、ピスタチオのダックワーズ、フランボワーズのジュレ、ホワイトチョコレートのムースなど、何層だか瞬時にはわからないくらい複雑に重ねられた繊細で口どけのよいプチガトー。まさにスペシャルなお菓子でした。インプロヴィゼーション(パティシエの即興ステージ)後ろ向きでキャンバスにメレンゲを塗りつける神田シェフ 右は辻口シェフ 神田シェフの絵 な・なにか辛いことでも…?と想像してしまうような大胆なタッチ。神田シェフによると、「スイーツって甘くて優しい印象もあるんですが、力強さも。」「白のメレンゲで模様を描き、今日の僕の気持ち、いつもよりもずーっと真面目にやってきて、あ~、もうっ!っていう感じ(を描きました)。」 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS と コラボレーションしたスイーツ・ファッションショー 神田シェフのモデルさん 「美味しそう、柔らかい雰囲気で、と(丸山敬太さんとの打ち合わせの)話があって、見てすぐシュークリームかな、パンかなと、わかるものとオブジェを組み合わせました。」 頭飾りにはクロワッサンが♪ ガーリーな飾りはマカロンもキラキラ 「何箇所かにあるので、全身を見ていただいて、いくつあるのか数えて(下さいね)。」 お土産の焼き菓子 ロートンヌのクッキー 『オニオン』 ロートンヌのお菓子、大好きです。生菓子の口あたり、食感のよさももちろんですが、焼き菓子にもただならぬこだわりと強く印象に残る美味しさがあります。 今回のパティシエ12人の焼き菓子詰め合わせの中に入っていたのは『オニオン』。嬉しいことにサレ(塩)系です。これがまた。単なる普通のクッキーではありません。まずタマネギが香り、一口目に感じるのはエダムチーズの迫力ある力強さ。そして一瞬おいた後に、鼻の奥の方に赤唐辛子のピリッとくる余韻が広がり、じつに芳醇な味わい。私はお酒が飲めませんが、きっとワインとあうのでは。ああ、もう一つ食べたい。 シンプルな見かけに反し、一個で長~く楽しめます。甘い焼き菓子の詰合せの中に、ぴりっと目がさめるサレ系をいれよう、と思ったのだとしたらたいしたものです。かなりの満足感が味わえました。 ロートンヌ 神田広達シェフ パティシエ12名大集合の日に撮影Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます今までの神田シェフに関する記事は こちら◆神田シェフの2号店(新江古田店)、本日11月19日(金)オープン! 写真は こちら 新店詳細はniftyスイーツ部 岩谷さん、all about 下井さんが、いち早くレポートされています。東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次 次は初日のラスト、モンサンクレール 辻口シェフ に続きますセンスのいい作品♪ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.19
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「チョコレートにコショウやポルチーニ茸(イタリアのキノコ)の香りだけを出してあわせれば、男性もおつまみのような形で楽しめる。」 チョコレートにキノコの香り。なんとも楽しみな発言をされたのは、埼玉県東松山のパティスリー「ププリエ」のパティシエ、大橋 圭シェフ。クラシカルで伝統的な技術が好きと語る一方で、いかに新しい切り口で表現していくかを考えるなど、今までにないものを積極的に開発していく姿勢を示します。 Tokyo Sweets Collection 2010 11月12日@表参道ヒルズ 大橋シェフの作品 KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショーで大橋シェフが表現したのは「ミステリアスでかわいらしい空気感」。花びらが積み重なるようなロマンティックなデザインが抑えた色合いで表現されたドレスに対し、同じく色合いを統一した飾りで応えます。 大橋シェフのウェルカムスイーツ 開演前に出されたチョコレートは、見た目はシンプルな長方形。ところが口にすると、「ん!?酸っぱい。」一瞬にしてアプリコットの酸味で目がさめるような思いがしました。 中には杏の果肉まで入っている実にフルーティーなボンボンショコラ。デザートワインを加え、アプリコットのジュレとグリーンアニスという組合せのエキゾチックな味わいを楽しむチョコレート。 私の場合ハーブやアニスはあまり得意ではなく、ものによっては苦手に感じてしまうのですが、このグリーンアニスはスパイシーさが強烈ではないためこれなら大丈夫。とろりと崩れるガナッシュ、ぱりっと割れる薄い上がけチョコに異国風の香り。この一粒は、これから何かが始まるという時にふさわしく、先への大きな期待をもたせるインパクトのあるチョコレートでした。 ライブステージ ププリエ 大橋 圭シェフ 幻想的なオープニングのあと、パティシエのライブステージが始まります。朝田シェフに続いて大橋シェフが登場。ホワイトチョコレートであらかじめ作った球体にチョコレートを吹き付けて、惑星を完成させるパフォーマンス。「吹く」というテーマ、と聞いた時「服」にひっかけているのかな?などとちらっと思ってしまいましたが。 背景に流れる子どもの声と大橋シェフとのやりとりのナレーションの中で「壮大な宇宙を表現しているんだ」という言葉がありました。 吹き付けている赤や青、黄色はカカオバターで作ったもの。ピストレでしょうか。客席からはスプレーのようにも見えますが、こまかな説明はないのでわかりません。 パティシエがワザを披露するこのステージ。もちろんチョコレートで球を作ったり色の重ね方などアートの世界はプロの技なのですが、この「吹き付ける」という行為に関してだけいえば(こんなことを言っては失礼ですが)「私にもできそう」(やってみたい)と思ってしまいました。ライブステージ 大橋シェフの作品 チョコレートの惑星 たとえば百貨店のショーウィンドーの中に大小さまざまなチョコレートの惑星を作って浮かせ、闇の中から浮かび上がるようなライティングで大宇宙を表現。すると、街行く多くの人が足をとめて眺め、チョコレートがこんなに素晴らしい芸術に!と感動するシーンを想像しました。 コレクションスイーツ 『サヴァラン』 大橋シェフのテーマは「原点回帰」 「原点に帰り、クラシックなものを現在のフォルムやテイストで新たに表現する。」サントノーレ、エクレールなどフランスでも話題になっているネオ・クラシックな表現方法は、お菓子の世界のルネサンスともいえます。 大橋シェフはサヴァランを、現代的なグラスデセールのヴェリーヌという形で表現。ブリオッシュ生地をお酒とシロップに浸しクリームと組み合わせるという原型は踏襲し、一番上にはライチで味付けしたアルギン酸で作る人口イクラのようなもの(スペインのレストラン elBulliで発表されて以来数年前から大流行した新製法)をのせ、プチプチとした食感を加えています。インプロヴィゼーション(パティシエの即興ステージ)制作中の大橋シェフの顔が大きくスクリーンに映し出されます左は朝田シェフ ハケ?ゴムべら?色粉をとかしたような絵具のようなもので、抽象的な絵を白いキャンパスに力強く描いていきます。何をどうしているのか、少し説明がほしかったところ。 大橋シェフの作品 「疲れてきて、甘い物食べたいな。こういう色の甘酸っぱくて柑橘系の、朝田さんがさっき作っていたやつを食べたいな、という絵です。」 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショー 大橋シェフのモデルさん パリというテーマがあるのでエッフェル塔を頭にのせようかと思ったけれど、シャンデリアをのせてみました。…頭にシャンデリア? 頭飾りとブーケ …おおお。本当だ!シャンデリア。パスティヤージュを主体にした砂糖菓子の作品に、ドラジェを飾ってシャンデリアを表現。近くで見ると、とても繊細で美しい~!手に持つブーケは結婚式のクロカンブッシュをも連想させるスッキリとしたスタイル。色づかいをおさえた作品は、ドレスの空気感とマッチしていてとても素敵☆ お土産の焼き菓子 この写真ではわかりにくいですが、パウンドケーキをミニミニにしたようなとても可愛らしい型で、レモン入りのしっとりパウンドを作られたような感じです。(あとでいただきます)底のサイズは6cm×2.5cmと本当にかわいい~。 ププリエ 大橋 圭シェフ こういったイベントでは、普段なかなか行かれないようなお店の新しいシェフと出会えるのも楽しみの一つ。ププリエはとても印象に残るお店でした。いつかお店のケーキもいただいてみたいです。Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次 次は、ロートンヌ 神田シェフ にに続きます 力強い作品♪ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.17
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ぶつかったら壊れてしまう繊細な砂糖菓子の飾りが、モデルさんとともにステージに登場したとたん、あまりの可愛らしさに称賛の声が上ります。 表参道ヒルズで行われたTokyo Sweets Collection 2010。パティシエたちのステージの後、トリを飾るのはKEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショー。 朝田晋平シェフの作品 11月12日 @表参道ヒルズ 浦和ロイヤルパインズホテル「ペストリーショップ ラ・モーラ」のショーケースには、通常のケーキの間に、そこで働くパティシエたちが様々なコンクールで受賞した作品が商品化され陳列されています。パン売場の棚の上にはトロフィーがずらっと並び、輝かしい成果を誇ります。 その浦和ロイヤルパインズホテルのエグゼクティブペストリーシェフをつとめる朝田晋平氏シェフ。ご自身も2001年クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2位、2004年WPTC4位など、洋菓子の世界大会で輝かしい成績を残しています。 東京スイーツコレクション2010、初日に登場されたシェフ4人を一人一人追ってみますね。 ウェルカムスイーツ『キャラメルオレンジ』 開演前にパティシエ4人によるウェルカムスイーツがテーブルに運ばれます。朝田シェフは型抜きで作るタイプのチョコレート『キャラメルオレンジ』を。 「キャラメル大好きです。自分が好きなキャラメルとオレンジを組み合わせてボンボンショコラにしました。」 センター(ガナッシュなど)を固めてからチョコレート液の中にひたして上掛けする方法だと薄くかかりますが、型に入れて作る場合、周りを薄く作るにはかなりの技術が必要です。流れのある型、表面の艶に見とれ、裏返すとお店の名前La Moraが転写されています。なんと美しい形でしょう。 朝田シェフのボンボンショコラは型抜きなのにカバーするチョコレートが薄い!極上の味わいに顔がゆるみます。中はとろ~りんとしたキャラメル。実にやわらか~く、オレンジの香りがたっぷり。キャラメルの味が強いかと思うと、余韻が残るのはオレンジでした。 開演後、パフォーマーがあらわれて不思議の世界への扉を開きます。夏のフランスに屋外で行われる「音と光のスペクタクルショー」のような映像が流れ、会場の雰囲気が高まります。 ライブステージの最初をつとめるのは、朝田シェフ。 小さな子どもの声に朝田シェフが答えるといったナレーションの中、もくもくと作業を進めます。 引き飴 赤と緑の二色の飴を引き、リボン(サークル)を作る あらかじめ作ってきた緑色のクリスマスツリーのまわりに、お客さんの目の前で作った赤と緑の飴の輪を接着。 飴細工完成!クリスマスツリーに飴のリボン さいごに雪だるまを添えてできあがり 飴の輝きが本当にきれい コレクションスイーツ 朝田シェフのテーマは「素材のよさを生かす」 ホワイトチョコレートがベース。甘ったるくしつこくならないように、レモンのムースに皮も実も入れて作ったレモンのコンフィチュールをほんの少し加えアクセントに。たくさんレモンを使ったリッチな配合。 アシェットデセール(皿盛りデザート)を意図したため、ギリギリの硬さにしているとのこと。軽やかで上品な味わい。底はサクサク、滑らかなホワイトチョコレートムースとの相性抜群です。(2010ジャパンケーキショー東京で銀賞受賞のプチガトー『エトワール』が浦和ロイヤルパインズホテルで発売中。エトワールもホワイトチョコレートとレモンを使用していますが、こちらは全くの別物です) インプロヴィゼーション(即興) 右は大橋シェフ パティシエの即興ステージ。朝田シェフは絞り袋に星口金などの口金をつけ、白いキャンバスに絞りの手法で絵を描きます。背中をむけて描かれていますので、どんな表情をされているのか見えなくて残念。時間内に仕上げるタイミングが難しそうです。 最初、緑色で輪郭が絞られるのを見て「クリスマスツリー?」と思いましたが、出来上がると、ツリーを背景にしたサンタでした!キュートです。手にはプレゼントも持たせて立体的に。先ほどの飴細工のツリーと雪だるまとあわせ、クリスマスの風景が完成♪ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショー 軽やかなミニのドレスに甘い可愛らしいヘッドドレスとブーケ プロのファッションモデルさんでも、これほど熱い視線で女性たちに囲まれ、激写される機会は少ないのでは。 初日、グランドフィナーレの後にお客様向けフォトセッションが行われました。表参道ヒルズの会場に集まったスイーツ好き女性たちの多くが、カメラや携帯を片手にどどっとランウェイに近寄ります。これは嬉しいサービスですね。 (年齢を超えて)着てみたいと思ってしまうラブリーなドレスに目はくぎ付け。自分も小顔脚長モデルさんになった気持ちでドレスを見てしまいます。朝田シェフが制作したヘッドドレスやブーケに焦点をあわせ、激写。ショーでビシッと決め顔を作るモデルさんも、心もち上気したようなナチュラルな表情を見せているようで、このドレスとスイーツで作られた飾りの愛らしさがさらに引き立ちます。 髪飾りとブーケ 「一見して『可愛い』としか言いようがないくらい可愛い服を生かすようにしました。」 「お砂糖でポピーの花を作り、ブーケも誰が見ても必ずわかるような形にしています。食べたくなるような、美味しいと思える形です。」 髪飾りは段々重ねのデコレーションケーキ、ブーケにはお花の形やハート型が。これでもか、というほど夢いっぱいの作品が、ステージで映え、簡単のためいきを誘います。可愛い。素直に「かわいい」を連発です。 浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラの焼き菓子『キャラメル マロン』 ショーの興奮さめやらぬ思いの帰り道。お土産には参加パティシエ12名の焼き菓子詰合せをいただいて、幸せな気分で夜の表参道に歩きだしました。 焼き菓子は少し日持ちがしますので、これからじっくりいただきます☆ 東京スイーツコレクション2010 初日(11月12日)参加パティシエ浦和ロイヤルパインズホテル「ラ・モーラ」 エグゼクティブ ペストリーシェフ 朝田晋平シェフ 次は、「ププリエ」 大橋シェフに続きますTokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次かわいい、かわいい、本当に可愛い♪ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.15
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かわいい~っ!一流パティシエが作る飴細工や砂糖細工が KEITA MARUYAMA TOKYO PARISのお洋服にプラスされ、見たこともないラブリーな空間が突如現れます。想像以上にワクワするステージでした Tokyo Sweets Collection 2010 11月12日 @表参道ヒルズ 3年目となる東京スイーツコレクションは、表参道ヒルズ 地下3階 スペース オーで開催中。 ウェルカムスイーツ これまでは全ての参加パティシエが一つのステージを作りあげるプログラムで、全員のスイーツファッションショーが中心となっていました。今回は一日4名ずつ、シェフが交代で3日間のステージをつとめます。全員集合することはありません。 今回の東京スイーツコレクションでは、その日の参加パティシエがステージ上で作品を仕上げるコーナーやトークなど、シェフたちの仕事を見せていただける時間が設けられました。パティシエの「ライブスイーツステージ」 辻口シェフ ステージの様子は後ろのスクリーンに大きく映し出され、表情まではっきりと見ることができます。4人のシェフの会場限定スペシャルスイーツをいただきながらライブステージを楽しむ。こういったエンターテイメント・ショーは、普段お菓子制作現場を見る機会のないお客さんが、パティシエとの距離をぐっと縮めるいい機会ですね。 東京スイーツコレクションで出されたスイーツのご紹介など、この先、少しレポートしますね。朝田シェフの世界 に続きます 初日(11月12日)参加パティシエ「浦和ロイヤルパインズホテル」 朝田晋平シェフ「ププリエ」 大橋圭シェフ「ロートンヌ」 神田広達シェフ「モンサンクレール」 辻口博啓シェフTokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催 1st 13:30 Open / 14:00 Start 2nd 18:00 Open / 18:30 Start 参加パティシエは、開催日によって変わります 入場料 10,000円 税込・全席指定 スイーツエンターテイメント、ファッションショー観覧、 スイーツ、ドリンク、オリジナル焼き菓子セット含む 詳細は公式HPに ※枚数限定で当日券も販売中表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次面白い企画☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.14
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カナダ大使館で「メープルスイーツコンテスト 表彰式&パーティー」が行われました。 このコンテストは『メープルシロップ、メープルシュガーを使用したスイーツの新しい可能性を広げ、日本にこの素材を普及させること』を目的に開催。パン職人・菓子職人・食に携わるプロフェッショナルが「メープル」の繊細な風味をどう表現するのかに注目です。 パーティー後半になり緊張が高まる中、審査結果が発表されます。第5回目となる今回は「上位がまれにみる接戦だった」と解説があり、金賞・銀賞の他に特別賞が贈られました。激戦を勝ち抜いた作品をご紹介します。金賞 カルチェ・ラタン〔名古屋市〕 藤城風太シェフ『Un gateau de la chaleur(アンガトー ドゥ ラ シャルール)』 ※公式写真 藤城シェフは、2008年に金賞受賞のカルチェ・ラタン オーナーシェフ冨田和彦氏の作品を食べた時に「ただ美味しいだけでない、シェフの人生に対する姿勢がしっかりと伝わってきて涙が出るような感動を覚え、その焼き菓子を目指して作りたいと思った」と語ります。「本当にあったかいんです。」「手間がかかる焼き菓子です。」 藤城風太氏 『アンガトー ドゥ ラ シャルール』 ※公式写真 食べた人が温かい気持ちになれるようなものを目指し、作品名も『温かみの菓子』に。リンゴとソテーすることで甘み・風味を閉じ込め、また、ナッツと共にキャラメリゼすることで食感と香りを引き出すという二つの表現でメープルの存在感を引き出します。 苦労した点は、上のキャラメルの部分。メープルだけだと重くなりがちなので、グラニュー糖をグラム単位で加え、固まる温度に(調整し)キャラメリゼ。審査員に提供するタイミングも考えて作ったとのこと。 金賞 藤城風太氏 完成品は、目指していた冨田シェフの焼き菓子とはお菓子の構成としてはあまり似ていないものに。りんごを使うことだけが共通点。目指すシェフの香り、ニュアンスがしつつも「僕の味がでていると思った。温かい気持ちになれるようなものを目指す。自分のカラーが出たかな。」最初は硬い緊張した表情でしたが、取材陣に囲まれて話が進むうちに輝くような笑顔に。 「試作も何回もやらせてもらって、(この受賞は)お店の協力あってのことと感謝しています。」と、支えてくれた周りの人たちへの感謝の言葉がさらっと飛び出しました。(心からそう思っていないと、このタイミングでこの言葉は出てきませんね。その気持ちを大切に、これからも素敵なお菓子を作り続けて下さい☆) ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~銀賞 ドンク 日本橋ジョアン店〔三越日本橋本店 B1〕 諸永裕士シェフ『Pure Maple Earth(ピュアメープルアース)』 ※公式写真 銀賞はパン部門の諸永シェフ。「自然と人間の調和」から生まれた「本物のメープルのおいしさ」がテーマ。「地球」・「調和」を形で表現しつつメープルの優しいイメージも出し、印象に残りやすいデザインに。 諸永裕士氏 『ピュアメープルアース』 ※公式写真 生地にメープルシュガーを折り込み、よりメープルの存在感を強調。メープルでキャラメリゼすることで、りんごの酸味、アーモンドの香ばしさが生地とバランスよく生かすことができた作品。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~左から銀賞 諸永裕士氏、金賞 藤城風太氏、特別賞 高倉美香氏 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~特別賞 日本菓子専門学校〔世田谷区上野毛〕 高倉美香シェフ『Cake Maple Renverser(ケイクメイプルランベルセ)』 ※公式写真 審査員のパティスリー・ドゥ・シェフ フジウ 藤生義治シェフに「非常に表現豊かな焼き菓子で新しい感じのテクニックを取り入れて大変素晴らしい作品だった」と評された特別賞。 高倉美香氏 『ケイクメイプルランベルセ』 ※公式写真 ヌガーを敷きこみ、焼成後上下を逆さにし、底の焦げた部分をしっかり見える位置にして味わってもらえるようにしました。メープルの風味がとばないように三種類の生地を積み重ね、同時に焼成。しっとりなケーク、こんがりクランブル、カリカリまで焦がしたヌガーと様々なメープルが味わえます。 オーボンヴュータン 河田勝彦シェフ「メープルは職人泣かせ。熱の加え方、加工の仕方がとても難しい素材。だからこそ食品の中でもっといかそうと、我々も若い方も含め努力しようと思っています」 パティスリー・ドゥ・シェフ フジウ 藤生義治シェフ「火を入れるとメープルの香りが飛びやすい(のをどう工夫していくかが大切)」「全体としては非常にレベルの高い菓子部門だと思った」シニフィアン・シニフィエの志賀勝栄シェフ、ムッシュイワンの小倉孝樹シェフの計4名が審査員。 カナダ ケベック州地域限定採取の、かえでの樹液だけを煮詰めて作る、無添加の天然甘味料メープルシロップ。そのメープルシロップを原材料として作られる添加物、保存料を一切使用していない100%ピュアなメープルシュガー。もっとお菓子作り・パン作りにどんどん活用していきたいですね。審査員シェフのお菓子とパン に続きますメープルスイーツ 食べてみたい☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.10
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12名もの人気パティシエが、一堂に集まりました。壮観! 表参道ヒルズ大階段に並ぶパティシエたちは、東京スイーツコレクション2010に参加するメンバー。丸山敬太氏がデザインする服と、各シェフが作るスイーツのコラボから、オリジナルのスイーツ・ファッションショーが生まれます。 3ページにわたってご紹介しました<心温まるプレゼント>のスイーツオブジェを制作されたのはこの方々です☆ 東京スイーツコレクション 参加パティシエ ※敬称略後列左より ロートンヌ (神田広達)、 モンサンクレール (辻口博啓) テオブロマ (土屋公二)、 名古屋マリオットアソシアホテル(松島義典) マテリエル (林 正明)、 Toshi Yoroizuka (鎧塚俊彦) キャトーズ・ジュイエTokyo (白鳥裕一)前列左より 浦和ロイヤルパインズホテル(朝田晋平)、 ププリエ (大橋 圭) アステリスク (和泉光一)、 〔プロデューサー〕(大橋健二) 菓子工房アントレ (高木康裕)、 アテスウェイ (川村英樹) パティシエ フォトセッション ※許可をいただいて掲載しています ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 関東地方のパティシエが集まる中、ただ一人名古屋から参加された松島義典シェフ。松島シェフが製菓料理長を務める名古屋マリオットアソシアホテルは、様々なコンクールに参加されるなど、製菓業界で何度も耳にするスイーツで有名なホテルで、以前からずっと気になっていました。なかなかお目にかかる機会がありませんので、撮影後、個別取材をさせていただきました 名古屋マリオットアソシアホテル 松島シェフ作 表参道ヒルズに展示中のスイーツオブジェの中で、ひときわ華やかな輝きを放つ飴細工の蝶。まるで宝石のような魅惑の光で目をひきます これがお砂糖から作られたとは!ブリリアントカットのダイヤモンドのようなきらめきは、一体どうやって作るのか、見せていただきたいですね☆ 松島シェフに今回の東京スイーツコレクションにかける意気込みを伺いました。「あまり奇抜なことはせず、誰が見てもわかりやすく、エレガントに仕上げたい」「飴細工を主として、暗いトーンの中に奥行きのある輝きが出せたらいいなと思う」 名古屋マリオットアソシアホテル 松島義典シェフ 松島シェフは、このスイーツファッションショーに、昨年に続き2回目の参加。そのため、前回の作品の反省や考える点もあるようです。「前回は服もお菓子で装飾しましたが、服はあくまでも完成されているものなので、頭の飾りなど何らかのワンポイントで装飾し、服をひきたたせていきたいと特に考えています。」 モデルさんはステージで派手なパフォーマンスをし、服もそれにあわせて動き、さらに美しく見えます。普段動きの少ないお菓子を、揺れ動くドレスに足してどう表現されるのか。特に、衝撃で壊れてしまう飴細工や砂糖菓子を動くモデルさんにつけるとどうなるのか。お話を伺ううちに今年のステージがとても楽しみになってきました。 「洋菓子もファッションも、いくところまでいったら昔に戻ってアレンジされ、新商品になって蘇ったりする。繰り返す中で、味や形の変化をずっと続けていかないとだめ。目新しさも大事。色々な情報は敏感にキャッチ」と、ファッションとお菓子の世界の共通点も語ります。 また、名古屋マリオットアソシアのお菓子と関東のお菓子との違いについては、名古屋では「きれいなだけではお菓子は買ってもらえません。美味しさが伝わらないとだめ。」そのため「見ただけでなんとなく味が想像できるもの」を作られているそうです。そして、どこにでもあるような見た目のものでも、素材にこだわり上質のものを作ることが大切。一時ばりばりのフランス菓子を目指した時期もあったそうですが、今は日本人が好むサイズや食べやすさを気にかけ、チョコレートケーキ、ショートケーキ、チーズケーキなどに力をいれているとのこと。松島シェフの目には、ホテルのケーキを食べて下さる方々のお顔がはっきりと見えているように感じます。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催 1st 13:30 Open / 14:00 Start 2nd 18:00 Open / 18:30 Start 参加パティシエは、開催日によって変わります 入場料 10,000円 税込・全席指定 スイーツエンターテイメント、ファッションショー観覧、 スイーツ、ドリンク、オリジナル焼き菓子セット含む 詳細は公式HPに表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には12個のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中どなたでも近寄ってご覧になることができます東京スイーツコレクション2010 オブジェなど目次表参道ヒルズへGO! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.08
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「スイーツオブジェ」と一言では表しきれないほど色々な表現方法があるのを見て、お菓子の材料(砂糖・クリーム・チョコレート他)を素材とした造形に、限りない可能性を感じます。食べるお菓子の世界を飛び出し、美術・写真・建築その他、様々な世界に通じる何かがあるような…。アートという言葉を使うのがふさわしいかもしれません。 表参道ヒルズ大階段に展示中のスイーツオブジェは、東京スイーツコレクション 参加パティシエ12名が、<心温まるプレゼント>というテーマで制作。トップパティシエと呼ばれるシェフたちの、それぞれのテーマの解釈・表現の違いをゆっくり拝見できる貴重な機会です。 『 』はタイトル 「 」は、解説ボードからの抜粋◆ Tokyo Sweets Collection 11月14日出演パティシエ 4名のオブジェ ◆(アイウエオ順)アテスウェイ 川村英樹シェフ 〔東京・吉祥寺〕『Everlasting Love』 everlasting=永久の アテスウェイ 川村シェフ 「無垢の愛」「情熱の愛」「アメジスト」 贈り物は、永遠に続く愛。ウェディングを想定して作られたように思われます。「無垢の愛を象徴する純白のパスティヤージュ」「情熱の愛を象徴する銀色の装飾」愛を象徴する石・真実の愛を守り抜く石・誠実など、愛に関する記述が多く見られる宝石アメジストをイメージした淡紫色のアントルメは、これから新しい家庭を築く新郎新婦への祝福の贈り物でしょうか。高貴な色合いは、大人のウェディングにふさわしい印象です。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~キャトーズ・ジュイエTokyo 白鳥裕一シェフ 〔東京・丸の内〕『SURPRISES』 キャトーズ・ジュイエ Tokyo 白鳥シェフ 「美味しいね…。」 オブジェを見て、おいしそう、と味を想像させる作品は珍しいかもしれません。白鳥シェフのお菓子は美味しい。食べてみたい。そう感じさせる仕上がりですね。このスプーンを手にとって…一口、ぱくっ♪ 贈る相手は、お店のお客様?「夢のあるファンタジースイーツ」のタイトルにサプライズ!とありますので、驚くほど酸っぱかったりお酒がきいていたり、あるいはとろけるような美味しさか…。どんなお味か、色々と妄想してしまいます。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~マテリエル 林 正明シェフ 〔東京・板橋〕『Noel materiel』 mat?riel=物質的、具体的な、材料 マテリエル 林シェフ 「クリスマスのギフト」 今年5月にマテリエルをオープンされたばかりの林シェフ。<心温まるプレゼント>のタイトルにも店名のmaterielを組み込まれています。数々のコンクールで大活躍され、飴細工もチョコレートも自由自在に思う形に。 作品に添えられたボードには「パスティヤージュや飴を使い、砂糖をメイン材料として作ったオブジェ。」など、主に材料について書かれています。白くてサラサラのお砂糖が林シェフの手にかかると、命を与えられ、流れるようなラインを作りだし、芸術作品へと変貌をとげます。それ自体の驚きが、人類全てへの贈り物なのかもしれませんね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~Toshi Yoroizuka 鎧塚俊彦シェフ 〔東京・恵比寿〕『Simple』 Toshi Yoroizuka 鎧塚シェフ 「流線美を追求してエレガントに美しく」 「ホワイトクリスタルを基調に色を使わない中でどれだけシンプルに…」様々なものをそぎおとし、余分な飾りを捨て、とにかくシンプルに美を追求するとこうなる!と鎧塚シェフが挑戦された世界が目の前に現れました。静謐なたたずまいの中にダイナミックな動きを感じさせる高度な表現で見る者に迫り、小さなケースの中に無限の宇宙が広がります。 自分にまとわりつく全ての装飾を捨て去り、残った素の“ 私 ”をプレゼント…?誰に向けての贈り物かは書かれていません。シェフが目の前で作るデセールをカウンターに座って堪能されるお客様へか、シェフのお菓子を食べる全ての人に向けてか、あるいは…。見方によって様々な解釈ができる作品だと思います。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~Tokyo Sweets Collection 公式HP表参道ヒルズ スペース オーにて2010年 11月12日(金)~14日(日)開催表参道ヒルズ吹抜け階段の両脇には12個の作品が12月25日(土)まで展示中どなたでも近寄ってご覧になることができます 以上、12作品をご紹介しました。今回、写真は暗めで全体像ははっきり写っていません。ご自分の目で実際にオブジェを見て、確かめてみたくなってきませんか~? ご紹介文は「」内の記述以外は私の感想ですので、シェフが伝えたいと思っていることと全然違った解釈になっていましたら、どうぞお許し下さい!一つ一つの作品をご覧になって何を感じられたか、コメントいただけたら嬉しいです☆ さて、次のページでは、この作品を作られたパティシエのお顔写真を公開。フォトセッションを取材することができました。12名全員が揃われた貴重な一枚です。お楽しみに~。12名のパティシエ勢ぞろい写真 へ続きます※ 12日出演パティシエのオブジェ ※ 13日出演パティシエのオブジェ東京スイーツコレクション2010 記事の目次表参道ヒルズへGO! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.07
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東京スイーツコレクション (Tokyo Sweets Collection)参加パティシエ12名が、<心温まるプレゼント>というテーマでお菓子のオブジェを制作。表参道ヒルズ大階段のスワロフスキー・エレメントで飾られたクリスマスツリー周辺に展示中です。『 』はタイトル 「 」は、解説ボードからの抜粋◆ Tokyo Sweets Collection 11月13日出演パティシエ 4名のオブジェ ◆(アイウエオ順)アステリスク 和泉光一シェフ 〔2011年オープン予定〕『Heal the World』 heal=癒す アステリスク 和泉シェフ 「世界中の子供達がいつも笑顔でいられますように」 「心の底から平和を願って」思いを積み重ねたオブジェを制作された和泉シェフ。流れる星たちは今にも動き出しそう。小さなケースの中から飛び出すような迫力で、深く大きな宇宙感が展開。その世界は静かに静かに広がって、見る者の心をとらえます。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~菓子工房アントレ 高木康裕シェフ 〔千葉・船橋〕『AI』 菓子工房アントレ 高木シェフ 「大切な人への感謝、LOVE、希望、夢」 「皆様に」お届けしたいのは、AI(愛?)の形が込められたギフト。高木シェフは、ハート型を中心に「ぬくもりや幸せを与える力」を表現。飴細工・砂糖菓子(パスティヤージュ)・絞りなど多彩な技を使い、スイーツの多方面にわたる可能性を示します。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~テオブロマ 土屋公二シェフ 〔東京・代々木公園〕『サッカー日本代表の皆さんへ』 テオブロマ 土屋シェフ 「たくさんの興奮と感動を与えてくれてありがとう!!」 共通テーマが<心温まるプレゼント>と聞いた時、この人たちに贈りたい!と土屋シェフの中ですぐに心が決まったのでは。感謝の気持ちを具体的な形に表し、「新たな船出に」さらなる活躍を期待して贈ります。そう、はっきりと贈り先が示されていますね。選手の皆さんが贈り物の包みを開けた時、心温まる思いをするのは間違いないでしょう。こんなピンポイントの励ましのプレゼントをいただいたら、本当に嬉しいですね♪ とはいえ、思いを形にするには確かな技術が必要です。“ショコラティエ”土屋シェフが作るチョコレートのボールとシューズ。近くでじっくりご覧下さい。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~名古屋マリオットアソシアホテル 松島義典シェフ 〔愛知・名古屋〕『Marvelous Jewelry Box』 名古屋マリオットアソシアホテル 松島シェフ 「頑張っている貴方」へ「キラキラした彩りを」 “素晴らしい宝石箱”から羽ばたくのは、本物の宝石と見紛うばかりの輝きをまとう華麗な蝶。これが飴細工!?と驚愕の作品です。きれい~その輝きはまるでブリリアントカットのダイヤモンドのよう。こちらも、誰に宛てたプレゼントか、贈り先がはっきりしていますね。 表参道ヒルズにお買い物に訪れた、お仕事や家事など色々なことに「頑張っている貴方」に。「見ているだけでHappyに」なってもらうため、輝く宝石を贈ります。“ご褒美”という言葉が浮かびます。こちらもぜひ近くでご覧になっていただきたい。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~表参道ヒルズ スワロフスキー・エレメントで飾られたツリー 階段の両脇には12個の作品が12月25日(土)まで展示中どなたでも近寄ってご覧になることができます 14日出演パティシエのオブジェに続きます ※11月12日出演パティシエのオブジェは 前ページへ東京スイーツコレクション2010 記事の目次Tokyo Sweets Collection 公式HP表参道ヒルズ スペース オーにて2010年 11月12日(金)~14日(日)開催表参道ヒルズへGO! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.06
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飴細工、チョコレート、砂糖菓子…。もとの材料からは想像できないような目をみはる美しさの工芸菓子が、表参道ヒルズ吹抜け大階段に並びました。 パティシエとデザイナー丸山敬太氏とのコラボレーション スイーツ・ファッションショー Tokyo Sweets Collection 〔表参道ヒルズ スペース オーにて 11月12日(金)~14日(日)開催〕に参加するパティシエが、オブジェを制作。スワロフスキー・エレメントで飾られたクリスマスツリー周辺に展示された作品は、12月25日(土)まで、どなたでも、近寄って眺めることができます。 共通テーマは<心温まるプレゼント>。12名のパティシエそれぞれの解釈が書かれているボードを読み、作品が誰に向けて作られたものか、どんな思いがこめられているのか、想像しながら眺めます。華やかなものあり、シンプルなものあり。お菓子を使ってこれだけのものが表現できるとは驚きです。 『 』はタイトル 「 」は、ボードからの抜粋◆ Tokyo Sweets Collection 11月12日出演パティシエ 4名のオブジェ ◆(アイウエオ順)浦和ロイヤルパインズホテル 朝田晋平シェフ 〔埼玉・浦和〕『本当に大切な物』 浦和ロイヤルパインズホテル 朝田シェフ 「大切な人へ 真心を」 「どんな高価な物よりも真心」を贈りたいという思いを、ハート型で表現。朝田シェフの温かいお人柄が、浮かび上がります。リアルな白い手の造形、ハートの質感など高い技術力が光り、テーマがストレートに伝わってくる作品ですね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ププリエ 大橋 圭シェフ 〔埼玉・東松山〕『秘密のプレゼント』 ププリエ 大橋シェフ 「本当に大事な人へ “ こっそり ”渡す」 輝くアントルメの上には、宙に浮く(ように見える)小箱が。箱のすきまからは美味しそうな焼き菓子がのぞいています。本当に大切な人には、毎日食べても飽きることのない素朴な焼き菓子を贈りたい。あなただけのために心をこめて作りました、と渡されたらぐっときますね。ロマンティックです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ロートンヌ 神田広達シェフ 〔東京・新秋津〕『Everlasting…。』 everlasting=永久の ロートンヌ 神田シェフ 「子供達に向けて 永遠のメッセージ」 子どもたちへ、「笑顔・愛・幸せ」がずっと続きますようにという願いを、永遠に循環するサークル(円)形と球体で表現。神田シェフは、大きな愛をプレゼント。顔のないぬいぐるみの熊さん?ねずみ?の足の裏には、さりげなくロートンヌの洋梨のロゴマークがついています。子どもの頃からロートンヌのお菓子を食べていれば、ずっと笑顔でいられますね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~モンサンクレール 辻口博啓シェフ 〔東京・自由が丘〕『Tokyo⇔Paris』 モンサンクレール 辻口シェフ「マカロンパリジャンのコロンとした可愛らしさ エレガントさ」 オブジェを見た時に感じたのは、辻口シェフは“ どんな時でもパティシエとして考える人 ”なのではないか、と。贈り物を渡したい相手は、世界中のお菓子を食べる人々…でしょうか。パリで生まれたマカロンパリジャンが日本に伝わり、そして日本から辻口シェフのお菓子として再びパリへ、世界へ。美味しいお菓子をたくさんの人に食べてもらいたい、パティシエからの贈り物はもちろんお菓子ですよ、という声が聞こえてきそうな気がします。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~表参道ヒルズ 大階段 両脇に12個の作品が展示されていますTokyo Sweets Collection 公式HP13日出演パティシエ 4名 に続きます東京スイーツコレクション2010 記事の目次表参道ヒルズへGO! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2010.11.06
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会場のあちこちで気前よく試食が配られ、それに惹きつけられるかのように手をのばす人たち。お味見をするだけでなくお店の人に次々と質問をされています。お客さんの問いかけに対し、その食材の特徴や美味しい食べ方をよどみなく答えるお店の方々。 伊勢丹新宿店で10月11日(月・祝)まで開催中の「イタリア展」の会場では、そこかしこで自店の商品の魅力を語るプロフェッショナルの熱い言葉が聞こえてきます。イタリアから生産者も多く来日されていますし、国内でイタリア食材に携わる専門店も集結する秋の一大イベントです。 たくさんある商品の中で、どれをチェックするか迷いますね。ざざっとご紹介を。パドヴァ <ピッツェリア ペネロペ>『ニコレッタ』 1枚1,733円エビ・ホタテ・ズッキーニのピッツァ モッツァレラチーズ、オレンジ色の塊はメロンですよ~バジル入リコッタクリームが星口金で絞り出してあるのは可愛らしいデザインですね。 2001年 ピッツァ アンド パスタ イタリアーナ主宰のピッツァコンテスト「ピッツァ クラシカ部門」優勝♪そのピッツァは、来日されているジャンニ・カラオン氏の指導のもとに再現され、イタリア展会場内イートインコーナーでいただくことができます。 イートイン営業時間 11:00~20:00(最終日18:00終了) ラストオーダーは、終了の1時間前<ピッツェリア ペネロペ>『ペネロペ』 1枚1,628円プロシュートコットとポルチーニのピッツァ <ピッツェリア ペネロペ> ジャンニ・カラオン氏が優勝 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 酪農で45年以上の歴史をもつボナーティ社。他の酪農家から買ったミルクでチーズを作るのではなく、乳牛が食べる牧草・ハーブを選び、フリゾーナ種の乳牛を育て、チーズの熟成まで全て自社で手掛けています。最低1年以上の熟成でパルミジャーノ・レッジャーノを名乗る事ができますが、ボナーティ社では、コクと深みを増すためにさらに熟成を重ねたものも販売。パルマ <ボナーティ>『パルミジャーノ・レッジャーノ』 48ケ月(4年)熟成 100gあたり1,155円(量り売り)の他、 60ケ月(5年)熟成 100gあたり1,470円84ケ月(7年)熟成 100gあたり2,262円など長期熟成のチーズあり そして今回、チーズだけでなく、パルマ産のバターも販売されています。 <ボナーティ> バター 250g 無塩・有塩とも1,995円 ヨーロッパでは、通常バターは無塩バターが使われますので、イタリア製無塩バターが販売されています。日本では、パンにつけるのは有塩バターが好まれますので、この度特別にボナーティのレシピに基づき、日本で塩を加えたバターも販売。私が初日に売場をのぞいた時には、有塩バターの方が先に売り切れていました。加えた塩はイタリア産のものか、日本で最終加工をするため日本産か、それとも国にかかわらず美味しいと思った塩を選んだのかお聞きすると…国の垣根を超え、一番美味しいと思った塩を選んだとのことでした。納得。 「朝しぼったミルクを夕方まで寝かせ、浮き上がった生クリーム部分だけをすくって、3時間かけて練り上げる」ミルクの味を感じるバター。試食しましたが、風味の良い上質のバターでした。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 普段手に入りにくいイタリア野菜や生ハム、オリーブ、EVオリーブオイル、ドライトマトのオイル漬けなど、美味しい食材を選ぼうとするお客さんの姿は真剣でいて、とても楽しそう。お料理上手な人は、野菜や食材を買い、おうちでささっと本格的イタリアの味を再現。私のように、お料理が苦手な人には、パスタソースのような、混ぜるだけ!という商品がおすすめです。 私が買ったのは↓ これ <イナウディ>『フンギ・ポルチーニ(トマトとポルチーニ茸)』のパスタソース 945円ゆでたてのパスタとあわせるだけ(炒めたキノコを追加しても) 調理例 イナウディ社はバーニャ・カウダのソースで有名。余計な添加物がない所が気に入っています。デパートの催事で販売される時には、気軽にお味見ができるのが嬉しいところ。自分の気に入ったものが選べるからいいですね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ このブログでも何度かとりあげている製菓材料ジャンドゥーヤ(ジャンドゥージャ)は、ヘーゼルナッツとチョコレートが一体化した濃厚な旨味のある素材です。今ではフランス菓子の素材として普通に使われますが、元々はイタリアで作られたものです。 19世紀初め、ナポレオンの大陸封鎖令によりカカオ豆の輸入が打撃をうけ、チョコレートが作れなくなった時に、北イタリア・ピエモンテの特産ヘーゼルナッツを混ぜ合わせたチョコレートが生み出されました。 <ペイラーノ>『ジャンドゥイオット』 イタリア展の会場では、1914年創業のトリノの人気チョコレート店ペイラーノ(Peyrano)の、『ジャンドゥイオット』と、創業当初と同じ製法で作られる昔のタイプ『ジャンドゥイオット・アンティーコ』が販売されています。これぞイタリアのチョコレートのお味。 この週末は、伊勢丹新宿店「イタリア展」へGo!イタリア展2010年10月5日(火)~11日(月・祝)10:00~20:00 (最終日は18:00終了)イタリアンフード&リビングフェスタ伊勢丹新宿店本館6階 催物場(レディス イタリアファッションバザール 伊勢丹新宿店本館7階催物場)(レディス イタリアシューズバザール 伊勢丹新宿店パークウェスト1階・地下1階)※シェフの来場予定は、都合によりスケジュール変更もあります。 また、時間帯により不在の場合もあります。イタリアにはまだ知られざる美味しい物がいろいろ☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.10.08
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年一回、食べ物の美味しい秋に伊勢丹新宿店で行われる「イタリア展」。今年は生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)、ボロネーゼソース等イタリアを代表する美食が集まるエミリア・ロマーニャ地方を中心に、10月5日(火)から11日(月・祝)まで開催中です。プレスプレビューで一足お先にお味見させていただきましたので、見どころをご紹介しますね。 イタリア菓子として注目は『アフリカネッティ』。卵黄と砂糖だけを使って作られた、とてもシンプルな構成です。<レ・ボンタ ディ・ダーマ> 『アフリカネッティ』 (イタリア製)10個 2,520円 その昔、アフリカより帰還したイタリアの軍隊から伝わったというこのお菓子は、日曜の礼拝の後、家族皆で楽しむお菓子とか。 アフリカネッティとは“小さいアフリカ”という意味。元々アフリカで食べられていたのは、この2個分をあわせたくらいの長方形。それを手で持ってパクッと食べられるように小さく丸くアレンジしたのは、ボローニャで3代続く<レ・ボンタ ディ・ダーマ>というお店です。 直径約4cm この写真でほぼ実物大 フランスのマカロンくらいのサイズのこのお菓子、食感はマカロンとは全く異なり、一口かじりはじめると、そのほろほろと崩れる繊細さに一瞬動きがとまります。そして、手に残った半分を見ると…あっ! アフリカネッティここでは半割にしてみましたが、かじりつくのがおすすめ。(3口サイズ位でしょうか) …中はきれいな空洞です!食感は、意外なことにシャリッとする“お砂糖感”が、いつか昔に食べた和菓子にも似て不思議な懐かしさ。カルメ焼きとも違いますが、膨れて薄くなったもろい生地には確かに記憶の底を探りたくなる思いがします。卵の風味が強い! このお店では、シンプルな組合せだけに素材にこだわりをみせ、「化学飼料を与えていない鶏が産んだ地元の新鮮な卵」と「自然な製法で作られた粉砂糖」を使っています。こんなに壊れやすいものをイタリアから運んできたのね!とプチ感動。(いえ、ピッコロ感動?) 中を空洞にするには、卵と砂糖をよ~~~~くかき混ぜ(泡立て)るのがコツだそうです。この食感は面白い! 『アフリカネッティ』を持つマルチェロ・ディ・リエト氏 ※10月5日~11日来場予定 リエト氏に、このお菓子はどんな飲み物とあわせていただくのがお薦めですかとお聞きしたところ、甘いワインとあわせても、朝、コーヒー(または紅茶)と一緒に食べてもと。「エネルギーを与えてくれるお菓子です。」 元々、アフリカで兵隊さんが簡単に食べることができてすぐエネルギーがたまるようにと作られたお菓子だそうです。戦地にあってこれほど繊細なお菓子が食べられていたというのは、すごいことですね。 リエト氏は、一言お聞きすると、30倍くらいペラペラぺらぺらっ…とお返事を返して下さるとても饒舌で“熱い”シェフ。お菓子に対する愛情があふれだすのが伝わってきます。 今回販売されるのはイタリア製ですが、リエト氏によると「焼き立てがとろっとした感じでとても美味しい♪♪♪」とのこと。焼き立ての美味しさを伝えるために、会場で特別に実際に焼いて試食を出すとおっしゃっていました。それは貴重な機会!アフリカネッティを海外で販売されるのは今回が初めて。これはぜひとものぞいてみなくては。【追記】 今日、イタリア展初日の夕方に会場に行ってきました!平日の午後だというのにすごい熱気で、人の多さに仰天。不況なんてどこへやら、です。お客さんは、美味しい食べ物には出費を惜しみませんね。お酒の売場もたいへんな賑わい。この機会でないと手に入らないものや日本初登場のものに混じって、イタリア料理やお惣菜を極めている国内のお店も多数出場。イタリア料理が日本でも人気があるのがわかります。お店の数も、サロン・デュ・ショコラの時と同じ6階の催物場に、隅から隅までぎっしりです。 アフリカネッティの売場では、たまたま私が訪れた時にはリエト氏は不在。会場で焼き立てのアフリカネッティを試食してもらうことができたかどうか、気になります。オーブンが違うと、同じように作ってもうまく焼けないこともありますし…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 薄く淡いピンク色の美しい生ハム『クラテッロ』。ポー川周辺の8村で、豚腿肉の最も柔らかい部分のみから作られる希少品。白ワインに漬けた豚の膀胱で包み1年以上熟成させます。その間、空調設備は一切なし。自然の風や霧による湿気でじっくりと熟成させます。 生ハムの王様『クラテッロ・ディ・ジベッロ』 今日、買ってきました~♪ 約35g 1,890円 カットされたサイズは色々。小さいと何枚も数が多くなり、大きいと2~3枚入りに。自分で好きなサイズを選べます。せっかくですので大ぶりのものにしました。裏を見ると材料は「豚腿肉、食塩」のみ。健康的です。 プレビューの時お味見をしましたが、生ハム自体をそんなに毎日食べこんでいるわけではないので何がどう美味しいか明確な言葉にするのは難しいですね。最初、ぺらっと無造作に置かれた状態のものをお皿にとった時、意外と硬い?と思いました。豚の脚を展示しその場で切りたてのものをいただく時に比べ、手で触った感じが「固まっている」。ん…? そして、大ぶりのものを贅沢に一気に口の中へ。すると、硬いと思っていた手ごたえが、あっというまに“戻ってくる”のがわかります。変化が素早い!そして、もぐもぐ?み噛み…ああ、深い。言葉にしにくいのですが、奥行きがあるというか、平面的でない味の深さがじわ~っと広がります。私はお酒が飲めませんが、これは飲める人にとって最高なのでは。このまま食べてしまうのが惜しい様な、パンにはさんだり何かもっともっとじっくりと楽しみたい思いがする生ハムでしたよ。 パルマのレストラン<アンティカ コルテ パラヴィチーナ>のオーナーシェフでクラテッロ協会会長のマッシモ・スピガロリ氏による、生ハムの中でも最高峰といわれるクラテッロ。なんと、『美味しんぼ』81巻P.110~に詳しく説明がありました! 美味しんぼにはマッシモ・スピガロリ氏ご本人も登場! ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ イングリッシュ・マフィンが薄くなったような、ホットケーキよりもがっしりした手ごたえのある丸いパンのようなものは、モデナの町で手作りされてきた伝統の品・ティジェレ。半分にスライスして、間に好みの具材をはさんでいただきます。 伝統の製法で手作りされる<イル・モンタナーロ>の『ティジェレ』 ティジェレを家で朝食にしました。本当は生ハムやオリーブをはさみたかったところ、手元にある材料でちゃちゃっと。一つはソーセージ、マスタード、ベビーリーフ、赤ピーマン。もう一つはスモークサーモン、チーズ、ブロッコリースプラウト、赤ピーマン。どちらにもオリーブオイルスプレッドを塗っています。何をはさんでもいい気楽さが嬉しい!ティジェレはいただく直前に温めました。素朴な美味しさ♪ 『ティジェレ』 イタリア製 10枚入 1,365円 会場では、具をはさんだサンドを、1個368円で販売中。 手作りのティジェレを販売するのはイルヴァーノ・プロストラティ氏とそのご家族。 ※10月5日~11日来場予定スーパーを経営する傍ら、自然のものを使った手作りのティジェレにこだわり、奥さまが作ってお父さんがパッキング。娘さんがそれを支えます。小麦粉・水・オリーブオイル・牛乳・卵・酵母・塩以外のものは使っていません。 いくつか気になるものをご紹介しましたが、とにかく会場に足を運ぶと、イタリア食材の多彩さ、魅力的な商品の多さに目移りします。パスタ、チーズ、オリーブオイル、バルサミコ酢、イタリア野菜、生ハム、ピッツァ、ジェラート、ワイン、乾燥トマト、パスタソースなどなど。どんどん試食してスタッフに質問し、好みの味が見つ買った時の嬉しさ。会話をすると、お買いものはずっと楽しくなりますね☆次のページ に続きますイタリア展2010年10月5日(火)~11日(月・祝)10:00~20:00 (最終日は18:00終了)イタリアンフード&リビングフェスタ伊勢丹新宿店本館6階 催物場(レディス イタリアファッションバザール 伊勢丹新宿店本館7階催物場)(レディス イタリアシューズバザール 伊勢丹新宿店パークウェスト1階・地下1階)※シェフの来場予定は、都合によりスケジュール変更もあります。 また、時間帯により不在の場合もあります。イタリアにはまだ知られざる美味しい物がいろいろ☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.10.05
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コンディトライ ノイエス の野澤シェフは、ウィーン菓子が充実している老舗カフェ ハイナーやオーバーラーで修業。横浜市青葉区のお店では、ほとんど日本風にアレンジしないウィーンらしい伝統のお菓子を中心とした品揃えにされています。甘いものだけでなく、カフェのお惣菜メニューも提供。お食事も気になるところです。 そのノイエスが、お盆の時期、恵比寿で行われる「ウィーン音楽フィルムフェスティバル」というイベントに参加。オーストリア風サンドイッチ、ウィーンの焼き菓子などを出される予定です♪ @ウィーン市庁舎前 会場写真 ウィーン音楽フィルムフェスティバルは、クラシック音楽やオペラを市庁舎前のスクリーンで上映し、無料で音楽を気軽に楽しんでもらうという1991年より行われている世界最大のイベント。そして今年、この催しが、東京で初の開催。日没とともに特設スクリーンにオーケストラ・コンサートやオペラ・アリアのフィルムが映し出されます。会場には約150席が設置され、ウィーンにちなんだ屋台でウィーン風ソーセージやオーストリアビール・ワインなども販売される予定。ウィーン音楽フィルムフェスティバル 2010 in Tokyo2010年8月13日(金)~15日(日)会場 恵比寿ガーデンプレイス センター広場(13日) オープニング・セレモニー 18:45~19:00(予定)(13~15日)上映 19:00~21:00(予定) ※荒天時、中止の場合有。中止の場合、振替上映なし入場無料 ウィーン市庁舎前の客席風景上映演目 ・ モーツァルト生誕250周年祝祭コンサート2006 (13日) ・ ウィーン国立歌劇場再建50周年記念ガラコンサート2005 (14日) ・ ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2002 (15日)主催 ウィーン市観光局、ウィーン在日代表部、 IMZ(インターナショナル ミュージック+メディアセンター)協賛 恵比寿ガーデンプレイス株式会社 株式会社エイチ・アイ・エス 株式会社ラテーザ後援 オーストリア大使館 オーストリア文化フォーラム オーストリア政府観光局お問合せ先・詳細 http://www.vmff.info/ オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次真夏の夜、恵比寿でウィーン気分を☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.11
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軽井沢スイーツ博2010 の目玉、5皿のスイーツコースの最後に登場したお菓子を見て、会場の参加者から大きな歓声があがります。「きゃ~っ、カワイイ~」の声に混ざり、男性の「おおお~っ!」という地響きのようなどよめきも…。 デザート博1~2皿目はこちら 3~4皿目はこちら5皿目 【Queen's Anniversary】 『スイーツタワー(ミニャルディーズ)』 ミニャルディーズは、食後に供される可愛らしい小菓子。小さなお菓子の中に色々な要素がぎゅっと詰め込まれる、シェフの腕の見せ所です。 もう今年の会期は終了していますので、これから召し上がる人はいませんね。サプライズの解説をしてしまいますよ~。 暗く照明を落とした会場で司会者から5皿目の紹介があると同時に、会場四隅に置かれた衝立がたたまれます。スポットライトの中に浮かび上がったのは、巨大な4つのスイーツタワー!ぐるぐるっと取り巻くように、カラフルなミニャルディーズが置かれています。 2010年8月3日 軽井沢スイーツ博 スイーツタワー スイーツタワー ミニャルディーズマカロン、ルリジュース、ガトー・ショコラ、プティ・ケーク等 フリュイデキゼア・ラ・ミニッツ その場で仕上げ エクレールのクリームを絞り入れたり、タルト・フリュイの果物をのせたり。食感を大切にする物は、食べる直前に仕上げを。スイーツタワーの横で、パティシエたちがてきぱきと作業をしていました。こういうサービスが最高の贅沢ですね♪スイーツ博 5皿目 私がいただいたのはこの5品『サントノーレ』『ジュレ・ペッシュ』『マカロン・ピスターシュ』『ブール・ド・ネージュ・フランボワーズ』『ルリジュース』 最後5皿目はブフェ形式で、スイーツタワーからミニャルディーズを好きなだけとることができます。そこまでの4皿でけっこうお腹が膨れていた私は、この5品で終了。「美味しくいただけるところでストップする」のが、ブフェの鉄則ですね。食べきれる分だけとり、もちろん、完食します☆ シェフパティシエ 岡部妙子シェフ 華奢な姿で大勢のスタッフを束ねる、ホテルブレストンコートのスイーツの顔 ※許可をいただいて撮影・掲載しています【プロフィール】内海会ジュニア技術コンクール第1回大会にて金賞受賞「シュークルダール洋菓子店」を経て2004年渡欧 フランス「メゾンレイナルド」「ジャック」ルクセンブルク「オーヴァーワイス」等で修業 軽井沢スイーツ博、第1会場クィーンズ・アニバーサリーのイベントは、こうしてにぎやかに幕を閉じました。今回5回目の開催を一つの区切りとして、それまでの4回を振り返る1~4皿+今年の5皿目という構成。ホテルブレストンコートのスイーツにかける歩みを、一気に見せていただいた怒涛の2時間でした。 このお値段でこの内容は、ホテル側の出血大サービスなのでは?お客さんを楽しませようという非・日常感を盛り上げる演出、大勢のスタッフによる細やかな作業(一人一人に飴細工のティアラが用意されたり、リンゴがハート型にカットされていたり)には目を見張るものがありました。 一年ごとに、前年を上回るものをと考え抜かれた軌跡を感じます。そして来年は?どんな趣向をこらしたステージが登場するのか、楽しみですね。 ホテルブレストンコート(Hotel Bleston Court)長野県軽井沢町星野0267-46-6200 新幹線あさま利用 軽井沢駅まで 東京~ 約70分、 長野~ 約30分、 高崎~ 約15分軽井沢駅よりシャトルバスあり 地図 次のページにあと少し、スイーツ博レポートは続きます。第3会場で行われた長野県パティスリーのスイーツ限定販売は、想像以上に収穫あり。長野スイーツ最先端のお写真をどっさりアップしますので、お楽しみに☆軽井沢の夏オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次盛りだくさんなスイーツコース! と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.07
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「第5回 軽井沢スイーツ博 2010」は、4日間の会期を終え、5日に閉幕。 軽井沢ホテルブレストンコートで ≪クイーンズアニバーサリー≫ という名で開催されたスイーツ5皿コースの、3皿目から続きをご紹介しますね。1~2皿目はこちら 3皿目 【信州食材五つの楽しみ方】 白いお皿に横一列に並べられた5つのプティガトー。これは、ミシュランの星つきのお店などでも用いられる、ちょっとずつお味をみていただく デギュスタシオン(試食) スタイル。後で思い出す時にお味の印象が散漫になってしまう恐れもありますが、少しの量であれもこれもお味をみてみたい、という欲張りな気持ちに応える方法です。 「左から順番にお召し上がり下さい」という指示が。(1) 口の中をさっぱりさせる前菜のように『小布施ブランのグラニテ』を食べ、(2) 『ブルーベリーのミルフィーユ』でサクサクとした食感を楽しみ、(3) 濃厚な栗でなくさっぱりとした花豆を使った『花豆のモンブラン』を食べ、(4) 『パッション・ショコラのテリーヌ』でしっかりとメインを楽しみ、(5) 串にさした『クリームチーズのタルト』を一口で食べ、サラダ風に ここでのテーマは“スイーツ晩餐会”。両手に大皿を持ったホテルマンが何人も何人も一列に並び、次々とバックヤードから現われる様子は、なかなかの見もの。滑るような動きでそれぞれのテーブルへと一斉に散り、お客様の席へお皿を運ぶ晩餐会スタイル。そのスピードの速いこと、速いこと。 英国ミュージカルの舞台の晩餐会のシーンに登場するような、統制された整然とした動きに見とれます。 白い四角いお皿に横一列に並ぶ5個の小菓子を見た時、何か違和感が。事前に今日のメニューは配られていましたが、さらにお皿の上にお菓子の説明書きが丁寧に添えられています。それが縦書きなのがなんとなく目についたのかも。私なら、お菓子を縦一列かやや斜めに並べ、手前から食べるようにし、もし添えるとしたらその右側に横書きで説明書きを置くかなー、などと漠然と考えていました。 いや、地元産の和素材を使っているということを強調し、縦書きにされたのかも。だとしたら、深い。失礼しました。 (1) 小布施ブランとは、地元産白ワインのようです。ジュレは完全にアルコールを飛ばしてあるので食べやすい。 (2) このブルーベリーがとっても美味しい♪大粒で弾力があり身が豊かに詰まっていて、食べ応え抜群。ブルーベリーの美味しさをしっかり味わえるように、他の素材が控えめな構成になっているのが嬉しい限り。キュートな姿ですが、一口で食べるのはちょっと難しいので、上段・下段と2回にわけていただきました。 (3) 珍しい、ここならでは、というのがこの花豆モンブラン。豆の甘さがわかるように、クリームは甘さ抑えめ。よく味わうと確かにマメですが、モンブランの形になっていても違和感はありません。あっさりと美味しくいただきました。これはもっと広まってもよいのでは。 (4) 軽い淡い味わいのものが続く中で、やや濃いめのお味が登場?ミルクチョコレートとパッションフルーツの組合せに、底にカリカリッと薄いフィヤンティーヌの食感が。こちらも濃厚というよりは滑らか・軽やか。 (5)「一口でお召し上がり下さい」と言われましたが、微妙~に大きいこのサイズ。『クリームチーズのタルトレット』という名がついているものの、タルトというよりはトマトやルッコラが気になります。えいっ、と思いきって大口を開け(けっこうギリギリサイズ)、まるっと口の中へ。きっと、人には見られたくない変顔です。 …!…ここまでいただいた中で、最も好き!これは印象に残る美味しさ~トマトのジューシーさが口の中に広がります。ルッコラの胡麻っぽい独特の味わいが全体をぐぐっと引き締め、確かに爽やかなサラダ感覚が。おいしい~っ♪もうひとつ食べたい☆☆☆ここは、レタスや他の野菜ではなく、ルッコラが大正解。シンプルな見かけなのに思い切りツボにはまるのは、素材の美味しさがストレートに出ていたからでしょうか。バランスも抜群。甘い物が続く中、サレ物(塩味系のもの)が混ざるのはとても嬉しい。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~4皿目 【ア・ラ・ミニッツ】 『クグロフ・オ・ポム・キャラメリゼ』 テーマは“スイーツ・ガラ・パーティー”。晩餐会ほど格式ばる事はなく、華やかに催される大きなパーティーのイメージです。 ア・ラ・ミニッツとは「すぐに」という意味。作りたてのものをすぐその場でいただける贅沢な手法。各テーブルごとに料理人とクグロフをカットするサービスの人が一人つくという、ここでもホテルならではのリッチな演出が。 そして演出といえば、炎のデモンストレーションで盛り上がります。 会場の照明が落ち、真っ暗になったところで、クグロフの上からリンゴのお酒カルヴァドスをかけて火をつける…のだったか、火をつけたカルヴァドスをクグロフの上に滴らせたのだったか詳細は覚えていませんが、とにかく青く燃え上がる炎が幻想的。 さらに、リンゴを炒めてキャラメルソースを作る時、再び照明を落として暗くなった所でお酒を注ぐと同時に、大きくぶわっと燃え上がる赤い炎 2種類の炎を楽しみました。パーティー向けにぴったりの演出です。 リンゴのキャラメリゼ製作中 シェフパティシエの岡部妙子シェフ ※許可を得て、撮影・掲載しています シェフみずからが座席をまわり、一人一人にキャラメリゼされたリンゴを盛りつけます。こういうサービスはとても嬉しいですね~。パーティーの時でもないと、なかなかできないシェフとの貴重なふれあいの時間です。『クグロフ・オ・ポム・キャラメリゼ』 そしてこれはまた斬新な、思いがけない組合せ。アルザスのクグロフをカットしてケーキのように見立て、キャラメルソースをかける濃厚な仕上げ。 リンゴやカルヴァドスといえば、フランスのノルマンディー地方の名産。モンサンミッシェルで有名なノルマンディー地方と、ドイツ国境に近い北東部のアルザス地方の名産が合体。フランス人には思いつかない組合せなのでは、と思いながらいただきました。 リンゴがハート型にカットされている~☆ 炎の演出の時、会場は暗くそして、さいご、 5皿目が…サプライズ! へ続きます軽井沢スイーツ博 目次オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次早く続きを書いてね☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.06
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軽井沢ホテルブレストンコートで8月2日(月)~5日(木)開催中の「第5回 軽井沢スイーツ博 2010」に行ってきました。 3つの会場のうちの一つ、着席パーティー形式でスイーツの5コースをいただく ≪クイーンズアニバーサリー≫ の様子を、まずは写真でお伝えしますね。会場入口 マカロンのディスプレイ 5回目となる今回は映画「マリー・アントワネット」のようなガーリーな世界が展開。現実のヴェルサイユ宮殿を模すのではなく、この時限りの仮想カワイイ女の子の夢の時間がスタートです。次々と繰り出される演出に、会場の参加者から「きゃ~」「うゎ~、かわいいー♪」「すごい」と声が上がっていました。これには年齢も関係ありません☆ 会場に入る手前、かなり薄暗い空間に、ゆらゆらと揺れるいくつもの小さなキャンドルの炎。薔薇の花びらに幻想的な光を投げかけます。 ※ この先は細かく解説しますので、今日これから行かれる方は、お読みになるとサプライズがなくなってしまうかも。帰宅されてから読まれた方が良いかもしれません。 まずはウェイティングルームで、スタッフが目の前で作るウェルカムドリンクを。 信州産の杏を使ったカクテルや、グラスの縁をスノースタイルにして王冠に見立てたスマートなカクテル。後者は、軽井沢の白糸の滝の深い水の色にも似て涼しげです。 ノンアルコールでは、軽井沢産ブルーベリーのジュースにエスプーマで作ったヨーグルトの泡を浮かべたもの、桃の香りのアイスティー、ショコラショーなど。それらをいただきながら、薄闇の中、会場への期待を膨らませます。 突然のファンファーレとともに扉がぱっと大きく開き、会場がオープン。華やかに飾られた室内を見たお客さんのどよめきが、空気を震わせます。テーブルセッティング 箱の中にはお土産が 会場中央には薔薇の花が敷き詰められた上に巨大オブジェが いっせいに記念写真が始まり、フラッシュが光る、光る この写真ではわかりにくいかと思いますが、カクテルグラスがぐるっと円形に連なり、それがツリー状に何段にも重なって天井まで続いています。キラキラキラキラと、四方八方に向け輝きを振りまき、相当な存在感が。 オブジェをバックに写真をとる人たちを見て「わぁ~(いいな)、もっとおしゃれしてくればよかった!」というつぶやきも聞こえてきましたよ。男性の姿も意外に多く、積極的に写真におさまり、このラブリーな空間を楽しんでいる様子。確かに非・日常的な光景です。 シュガーデコレーションケーキ 卓上花 美食にこだわるホテルブレストンコートで、2006年からスタートした「軽井沢スイーツ博」。3つの会場のうち一つだけ、チケットが必要な第1会場はスイーツのコース仕立て。5周年を迎える今年は、1~4回のテーマを追って順に4皿を構成し、5皿目に今年のスイーツを発表するという凝った趣向。 チケットの販売も、昨年までの先着順方式を改め、期間を設けて抽選で販売。3,500円のチケットは、用意された分はあっという間に完売。追加の席が出るほどの人気ぶりです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~1皿目 【信州食材】 『リュバーブのクレーム・ダンジュ ロゼ風味』 最初にガラスの器の上の部分をはずし、本物の薔薇の香りを楽しんでからクレーム・ダンジュをいただく、というスタイル。これはまぁ…薔薇のスイーツに親しみのない方にとってはとても親切なわかりやすい手法ですね。 リュバーブの酸味はきつくなく、まろやか。形を崩さずに残しているため、食感も少しあります。軽く作られていて、パーティーの始まりにふさわしい一品。リュバーブ(ルバーブ)は、私が知る所では、北海道と長野県くらいでしか栽培されていない貴重な果物。コンフィチュールの形で時々みかけます。 注目を集めたのは、飴細工のティアラ!参加者一人一人の分をどうやって作られたのか、その丁寧な仕事ぶり、手間のかかる作業のことを思うと頭が下がります。これだけの数を揃えるのは個人店ではなかなか難しい、さすがホテルのパワーです。一目見た瞬間の「かわいい」インパクトは最高。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 2皿目 【究極のアシェット】 『柑橘類のサバランと信州産杏』 「フランスでは、サバランはお酒よりフルーツシロップを使ったものが主流」という提案。ぷっくらと肉厚な杏のコンポートにシリコンフレックスで浅めの色合いに焼き上げたサバランを重ね、ホワイトチョコレートのクリームを絞り、レモンとオレンジのシロップをスポイトで注入。 同じサバランでも、左上のクレーム・シャンティイが絞られた方には、杏のリキュールを組合せ。お酒が苦手な人のことを思い、リキュールのスポイトは最初から突き刺されてはおらず、別添えとしてワンテンポ遅れて配られたのは、嬉しい心遣い満点!自分にあう量を好きなように注入して楽しめます。 杏・ホワイトチョコレート・シロップの方は美味しくいただきました。クレーム・シャンティの方は少しクリームの量が多く、せっかくの美味しい主役の杏の存在感のやや邪魔になっていたような気が。好みの問題かもしれませんが、杏好きとしては、産地の杏の味わいをじっくり堪能したいところ。 ミントがささった二つの白い塊は『ヌガー・グラッセ』ということですが、これはフランスの濃厚でガリガリボリボリの食感のあるガッツリした強いものとは違い、ふんわり軽く。 全体として感じたことでもありますが、シェフパティシエールの岡部妙子シェフが作りだされるものは、「軽やかで優しい味わい」。(特に宴会などで)大勢の人に同時に同じものを提供するホテルだからこそ、多くの人に支持される味わいとなっているのかと思いました。 2年目のテーマは“パリが認めた若き天才たち”。その時には世界に通用する東京の人気パティシエが、最先端のアシェット・デセール(皿盛りデザート)を披露。5回目の今回は、長野県のシェフたちがしっかりその味と技を引き継ぎ、長野県産の素材を使ってデセールを製作されています。3皿目~ へ続きます 泡を作る道具 エスプーマ 健康野菜 ルバーブ(リュバーブ)オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次早く続きを書いてね☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.04
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2009年「パリ・バゲット・コンクール・グランプリ」で、みごとグランプリに輝いたル グルニエ ド フェリックス(Le Grenier de F?lix)の『トラディショナルバゲット』をフランス展で購入しました。行列ができていましたが、列の進みが意外と早かったため、ストレスなく買えましたよ☆ パリ情報.frによると、このコンクールの優勝者は、一年間、毎朝大統領官邸にパンを届けることになっているそうです。まぁ素敵。 『トラディショナルバゲット』 441円 切り口にはたくさんの気泡が。シンプルにバターをつけて朝食にいただきました。軽くトーストすると、皮の張りが全く変わり、薄くバリッ!と音をたてて割れるのが快感♪表面は、ばりばりっ。中は弾力があり、しっかりとした噛みごたえ。とっても好みのお味です~ムシャムシャムシャムシャ…とあごを動かし、バターをつけては食べ、つけては食べ、ああ、だめです。止まらなくなります。これは毎朝食べたい!※ル グルニエ ド フェリックスのトンバレル・フランク氏のお話と写真は こちら ル グルニエ ド フェリックス コンクール1位のバゲットの気泡 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ エディアール ガレットのコーナーで 『ピエール・オティザの生ハムとサラダのガレット』マッシュルームスープかオニオンスープとセットで 1,260円 遅い昼食を。軽めにと思い、生ハムとサラダのガレットにしましたが、見た瞬間にやっぱり看板の写真のハムチーズのトラディショナルタイプにすればよかったと後悔。あっさりといただけるのが良いかと思いましたが、食べたかったのはやっぱりコッテリ系。 ソバ粉と小麦粉、塩からできているガレットは素朴。もう少し厚みがある方が好みです。少しぺらっと焼きあがっていました。サラダにはオリーブオイルが。 エディアールのガレットとマッシュルームスープ※表示は『ハム・チーズガレット』もしくは『ジャンボン・フロマージュガレット』のどちらかにしていただいたほうが落ち着く感じ…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ …と書いているうちに、フランス展は終了してしまいました。(最終日は15時閉場)今回のように<ロレーヌ地方>を中心にと、フランスの中でも地域をしぼって美味しいものを紹介していただけるのは嬉しい企画でした。パリも素敵ですが、地方都市のことはまだまだ知らないことだらけです。 ハムもチーズもテリーヌもオリーブも、みんなワインに合いそう~。お酒が飲めない私はワインのご紹介はできませんでしたが、この会場奥のワインのコーナーでは、女性も男性も積極的に試飲をされ、お店の方にどんどん質問されて好みにあうワインを選ばれていました。お買い物の時に対話ができる環境っていいですね。ここでは、大きな樽から直接瓶詰するサービスも行われたそうです。ワインを買い、フランスの美味しいお惣菜を買って帰り、おうちで楽しむ。豊かな気分になりそう~☆ 今回は、温められた鴨のコンフィが試食できたり、缶を開けてそのままオーブントースターで温めて食べるオイルサーディンが紹介されていたり、会場内で焼き上げられたバゲットやクロワッサンがあったりと、あちこちで食欲を刺激するいい匂いが漂っていました。食品を買う時には、匂いのある会場、好きです。 デフレの時代、値下げの一方向にだけ突き進むよりは、ほんの少しの心のうるおい、お茶や食事の時間をたのしむささやかな贅沢のためにお財布を開けることがあってもいいのでは、と思いましたフランスの食文化に親しむ、こういったテーマのあるイベントは楽しいですね☆フランス展2010年4月21日(水)~26日(月)10:00~20:00 (最終日は15:00終了)伊勢丹新宿店本館6階 催物場フランス展<ロレーヌ地方> 2010年 もくじ フランスには美味しい物がいろいろ☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.04.26
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フランス展(今回のテーマはロレーヌ)で、最も食べてみたいと思っていたものは、日仏二人のシェフのコラボデザート。 ロレーヌ地方の中心都市メッス(Metz)のM.O.F.パティシエ フランク・フレッソン氏と、エーグルドゥースの寺井則彦シェフは、お二人とも権威あるパティシエの団体「ルレ・デセール」の会員です。 ※ルレ・デセールの日本人会員4名の紹介はこちら お二人の息もぴったりなデザートの競演を楽しみにしていましたが、火山噴火による航空機欠航のためフレッソン氏は来日できず、本当に残念。会場では寺井シェフがお一人で奮闘していらっしゃいます。エーグルドゥース寺井則彦シェフとフランク・フレッソン氏のコラボデザートアシェットデセール(デザートの皿盛り)と珈琲または紅茶のセットで 1,890円 ※取材・写真撮影・掲載許可をいただいています まずはフレッソン氏が日本で旬の苺を表現するグラスデザート(ヴェリーヌ)を作り、寺井シェフが素材がぶつからないよう注意し残りの部分を考案。右は、ロレーヌ地方特産の小粒な果物『ミラベル(黄スモモ)』のコンポートと苺のスライスに、バニラビーンズたっぷりのソースを斜め一列にサッとかけたもの。ソースのかけ方がスタイリッシュですね。コラボデザート アイスクリームが溶けないうちに… お一人で全てなさることになったからでしょうか、一から組み立てるのではなく、途中までセットし、最後だけを仕上げるというスタイル。席について注文を通したと思うと、上着を脱ぐ間もなくあっという間にデセールが運ばれてきましたので、ちょっと慌てます。 スタッフが、このデセールの構成を詳しく説明。「ミラベル」という単語を使わずにプラムと言いかえていたのは、もったいない。せっかくの機会ですから、ロレーヌ地方のミラベルを、もっと日本に広めましょう~。 最初に苺、次にチョコレートへという順に食べ進みたかった気もしますが、アイスクリームが溶ける!と思い急いで真ん中から食べ始めました。が、そこまで慌てる必要はなかったようです。ふんわりサバイヨンソースが温かく溶け、冷たいアイスクリームとの対比は嬉しい。 あっという間に崩れ落ちるかと心配しましたが、この状態で保っていてくれましたので、左の苺の方へと向かいます。 1.この状態までセットしてオーダー待ち 2.アイスクリームをのせます 3.ふんわり泡立てたサバイヨンをのせ 4.バーナーの炎で表面を焦がす5.完成! グラスの底には、苺とバナナとのクーリ。これにフランスでよく香り付けに使われるあるものを隠し味のように加え、フランスっぽさを醸し出し、奥行きを与えています。 ストローで底の部分から飲むというスタイルは見慣れたもので驚きはありませんでしたが、もったりとしたジュース状のクーリのお味がさわやか!やはりこちらを先にいただいてからチョコレートの方へと進むと、チョコレートの味が膨らみ、更に美味しく感じる気がします。そしてまた、クーリを一口。二層になっているバニラクリームのところには、まだ行き着いていません。 寺井シェフは、ヘーゼルナッツとアーモンドと胡桃のクランブルで底にガリボリ感を出し、その上にアールグレイ味のカッチリしたチョコレートクリームをのせています。仕上げにバニラアイスクリームとふわふわに泡立てたサバイヨンをかけ、バーナーで炙ります。 底から中央にかけてのガツッとした存在感と、サバイヨン&アイスクリームのはかない口あたりとの対比。普段エーグルドゥースを訪れた時に感じる「一つで十分満足感のあるお菓子」(同時にいくつも食べ比べたりするのには向かず、一つのプチガトーをじっくり大切にいただくタイプ)という印象を、ここでも感じました。(甘すぎる、っていう意味ではないですよー) ヴェリーヌの方に戻ると、底の赤い部分をほぼ飲み尽くし、その上の白い部分に突入。最初にぱっと見た時には苺のジュレとバニラのムースに思えたのですが、はるかにデザートっぽい作りになっています。白い部分はバニラのムースよりももっと軽く流動性のあるバニラのクリーム。ストローで飲むとどちらも液体のように感じますが、待機中に混ざりあわないのが不思議。ただ、上にのった苺を表現した赤いクランブルは、ストローには入らないのと、最後はクリームと混ぜてすくって食べたかったため、前半は確かに必要のないスプーンですが、最後にはスプーンがないと食べにくかったです。 とはいえ、さわやかな今の季節を感じるコラボデザート、日本の苺とフランスのミラベルをチョコレートとナッツでつなぐという構成で、楽しませていただきました。エーグルドゥース 寺井シェフの今までの記事 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~フランク・フレッソン氏のHP は、カーソルを動かすとマカロンが移動し、とっても可愛らしい動きをするんですよ♪マカロンがお好きなシェフ?と思ってしまいます。今回、来日は叶いませんでしたが、フランスから空輸でフレッソン氏のマカロンとケークが届いています。マカロンは一個 242円。バラ売りしていただけるのは嬉しい!フランク・フレッソン氏のマカロン 『キャフェ』 『カランバー』 特に説明書きもなく、誰も質問していないのが不思議な『カランバー』。皆さん、これ、何の味かご存じですか?昨年のサロン・デュ・ショコラの時にうけたフランク・フレッソン氏のセミナーで、とっても気になる素材でしたので質問してみました。 カランバーとは? フレッソン氏によると、昔からある“キャラメル風の子ども向け駄菓子”だそうですよ。 「マカロンの中にカランバーを入れると味わいが出てきます。マカロンは子ども達にも食べてもらいたい」ということで、これを入れたそうです。フレッソン氏のお店で一番の売れ行きとか。 マカロンは、鮮やかなオレンジ色のしっかりした袋に入れていただけましたフレッソン氏のマカロンcut 『キャフェ』 『カランバー』 冷凍状態で空輸し、こちらで解凍したそうですが、状態は悪くなく美味しくいただけました。非常~に軽やかで、皮?の部分が薄く、とっても上品。かろうじて形を保っているといった風情で、口にしたとたんハラッとサックリ崩れてなくなっていきそうな素敵な食感♪ナイフをいれる端から崩れていきそうな怖さがあり、緊張。 評判のよいケークも購入したかったのですが、この日は色々なお菓子が家に集まってきていてキャパオーバーのため断念。どなたかお誘いして、シェアするべきでした!次回はぜひ、ケークも。フランス展2010年4月21日(水)~26日(月)10:00~20:00 (最終日は15:00終了)伊勢丹新宿店本館6階 催物場※会場内イートインコーナーは、10:30開始のところが多いようです会場には、食べ物ばかりでなく、可愛らしい雑貨も食器も色々ありますよ~。<5>に続きますフランス展に行ってみたい☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ#6565ff>食べログへ
2010.04.25
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フレッシュなホワイトアスパラガスの旬の時期は短く、見かけた時には食べておかなくては、とずっと思っていました。フランスではレストランで注文すると、食べきれないほど大量に積み上げられたお皿が登場するとも聞いています。気になってはいましたが、かといって正確にその旬がいつなのかは知らないまま。なんとなく初夏かと思っていました。 フランス展の会場で、ホワイトアスパラガスを発見!食べてみなくては☆ 『ホワイトアスパラガスのグラタン』 これはお惣菜を買い、自宅でグラタン皿に移し、オーブントースターで表面に少しこげ色をつけたもの。熱々のホワイトアスパラガスのお味は…?変に柔らかくはなく、しっかりとシャキッ!という食感が残っています。そしてなんと、ジューシー♪アスパラガスの印象が「ジューシー」とは、思ってもいませんでした。本当に瑞々しい。ふっくらと味わい豊かです。手をのばした夫も、「これは美味しい」と、珍しく反応。食にあまり関心のない人だけに、夫が「美味しい」と言う時は本物です。 崩れずにしっかり食感を保ったじゃがいも。ブロッコリー、火が入ると甘さがぐっと増すプチトマト、それらをまとめるのは、ふんわりとした味わい深いホワイトソース。控えめに入れられたチーズがとろけてからみ、アスパラガスを力強く支えます。 『ホワイトアスパラガスのグラタン』 945円 フランス展では、という看板が出ている売場のショーケースの中にこのグラタンがシェフらしき人に旬について伺うと、アスパラガスは天然もので、「今です。今が美味しい。」とのこと。「今はフランス産、もう少しすると北海道産。日本の物も良くなってきましたからねー」と。今日私がいただいたこのホワイトアスパラは、太いので「5年もの」だそうです。ほぉ。アスパラの年齢(?)がわかるとは、すごい。「太くなったら株分けして使うんですよ」など、するするするっと言葉が流れ出て、色々教えていただきました。 柔らかな対応がとても良い感じでしたので、普通のお惣菜屋さんではなく、ビストロか何かのシェフが出店されているのかと思い、ショップカードをいただけないかとお願いしてみました。すると、5月か6月に白金高輪に新しくお店を出す準備中とのこと。店名も新しくなるそうで、元のお店の名は。島田哲也氏ということでした。新店オープンが楽しみです。※ イレールという名に聞き覚えがありましたので、自分のブログ内で検索を。すると、二子玉川のイレール・ドゥーブルというお店に行ったことがありました。その時の記事はこちら フランス展の話に戻ります。もう一店、ホワイトアスパラガスを扱うお店が。こちらは、フランスの珍しい野菜が並ぶ八百屋さん。さきほどグラタンを買ったお店と向かい合っています。 フランス野菜 ※今回は広報として取材に入り、写真撮影・掲載許可をいただいています 店頭には、フレッシュなホワイトアスパラガスをはじめ、ルバーブもありました。にんにくは見慣れた形でしたが、ミニフヌイユ、ピエドムートン、ピエブルーとなると、名前だけでは何の野菜だかさっぱりわかりませんね。(この3つはキノコでした)<4>に続きます ホワイトアスパラガスのグラタンが食べたい☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.04.24
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にぎわいをみせる伊勢丹新宿店6階の「フランス展」会場では、フランス人シェフをあちこちでお見かけしました。 ドゥーセ・ドミニク・ジョン・モリス氏※今回はフランス展の取材申し込みをし、撮影・掲載許可をいただいています ドミニクドゥーセの店は、三重県鈴鹿市にあるパン屋さん。シェフのドゥーセ・ドミニク・ジョン・モリス氏は、1987年に来日。「TVチャンピオン」で2連覇達成という超人的な記録もお持ちのフランス人シェフ。笑顔で、流暢な日本語で質問にお答え下さいました。 会場でプチクロワッサンとカヌレを、シェフ自ら実演販売。バターの香りに誘いこまれます。プチクロワッサンは量り売りで100g 368円。 プチクロワッサンを試食にいただきました。ふわっと空気感があり、かるい~。そして、ほんのり甘い!アルザスなどでは甘いクロワッサンは普通だとおっしゃいます。なるほど、日本でも時々甘いクロワッサンに出合い驚くことがありますが、フランスでは珍しくないようです。 カヌレは「モンドセレクション」で、めでたく銀賞を受賞 「日本で作ってフランスに持っていったからね。来年は現地で作る。間違いない、つぎは金!」と笑顔で自信をみせます。 ドミニクドゥーセの店 『カヌレ』 『生チョコカヌレ』 手で半割 いただいたのは、『生チョコカヌレ』。カヌレに色々な素材を加えると発酵が難しくなるそうです。「『生チョコカヌレ』は私が開発した」カカオパウダーを入れて作ったチョコレート味で、表面は薄くカラメルがけされ、カリッとした食感。豪快に手でちぎっていただきます。中はモッチリ~♪ ああ、おいしい。「発酵生地なので難しいが、他の素材を使ったカヌレも新しく作ってみたい」と意欲をみせます。発酵の温度管理が難しいとのこと。 日本で活躍されていらっしゃるシェフでも、遠方だとなかなかいただく機会がありませんので、こうしてイベントで東京にいらっしゃると嬉しいですね。 また、日本人は新しい物、新しい物と追いかける傾向があり、世界各地に根付いた地方菓子なども一過性の流行として取り入れては消え去り、ということを繰り返しています。一時のカヌレブームもすごいものがありましたね。新しいものを求めるのはそれはそれとして、美味しいものをみつけたら、それを長く大切に伝え続けていかれるようになりたいと、願っています。カヌレも大切にしていきたい大好きな品のひとつです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ フレデリック・マドレーヌ シェフ 手にお持ちいただいたのは、ミラベルのコンフィチュール こちらのブログでもすっかりおなじみ。ル・ポミエさんも出店されていらっしゃいました。本店は世田谷区北沢。昨年、麻布十番に支店を出されました。今までのル・ポミエの記事は こちら 上段 『タルト・ミラベル』φ約16cm 1,680円 下段 『タルトポンム』1,470円 伊勢丹会場限定 各日80点限定 フランスから輸入したミラベルの素材をシロップに漬け、色止め。ミラベルは8~9月頃に収穫される黄色いスモモ。ロレーヌでとれるスペシャリテだそうです。フランスでは生でも美味しい果物ですが、日本では生のものはほとんど見かけないため、まだまだ珍しい食材です。 『りんごとミラベルのパイ』、『タルトミラベル』、『ミラベルのコンフィチュール』は、今のところ伊勢丹だけの限定品。 『タルトミラベル』 『タルトポンム』 ル・ポミエといえばりんごの木。りんごがお店のモチーフになっています。リンゴを使ったタルトの上に、粉糖でりんごの絵とル・ポミエの頭文字を書いて模様にしています。おしゃれなデコレーションですね~。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 「ルレ・デセール」という権威あるパティシエの団体に所属し、M.O.F.でもあるフランク・フレッソン氏と、同じく「ルレ・デセール」のメンバーであるエーグルドゥースの寺井則彦シェフによるコラボデザートがいただけるコーナーが会場内にあります。 コラボデザート製作中の寺井シェフ 残念ながらフランク・フレッソン氏は、アイスランドの火山噴火による飛行機欠航により来場中止に。代わりに、この日は来場予定が書かれていなかった寺井シェフが会場入り。デザートを仕上げていらっしゃいました。 コラボの内容は、デザート一皿を全て二人で考えて作るというわけではなく、フレッソン氏がまずこれを、というものを出され、寺井シェフがそれとバッティングしないよう、味が重ならないように、あわせるものを考えられたそうです。 グラスデザートの部分がフランク・フレッソン氏考案。その他の部分は寺井シェフが担当されました。コラボの原案は、ずいぶん前から企画されていたそうです。昨年寺井シェフがフランスに行かれた時に、フレッソン氏のこのデザートを食べ、構成をしっかり頭に刻みます。日本で再現する場合の素材の違いなども考え、試作開始。ア・ラ・ミニッツ(その場で作る)のデザートを、ここでしか食べることができないものを作ろう、というのが今回のコンセプト。 フレッソン氏が来日できなかったことは本当に残念ですが、彼の意図したデザートは、寺井シェフの手によって完成し、しっかりこのフランス展の会場でいただけます。各日120点限りの限定販売となりますので、遅い時間に行かれると売り切れということもありますので、お気をつけて。 …この日、取材はできましたが、時間の都合でこのデセールをいただくことができませんでした!ということで、今から会場に再訪します。食べないことにははじまりませんものね。アシェットデセール(デザートの皿盛り)と珈琲または紅茶のセットで 1,890円。 マカロンとケークはフレッソン氏作のものをフランスからの空輸とのことです。★余談ですが、このブログをずっとお読みになっている皆様は、覚えていらっしゃるかと思いますが、今年1月に私が引き当てたフェーヴをガレット・デ・ロワの中に入れたのが、こちらの寺井シェフでした~。あの不思議生物は、強烈な記憶で…★参考:フランク・フレッソン氏のセミナー @2009年 サロン・デュ・ショコラエーグルドゥース 寺井シェフの今までの記事 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 『ガレット』 エディアールのイートインスペースでは、ジャンボン(ハム)・フロマージュ(チーズ)のガレットとオニオンスープのセット1,260円など、軽食がいただけます。フランス展2010年4月21日(水)~26日(月)10:00~20:00 (最終日は15:00終了)伊勢丹新宿店本館6階 催物場※会場内イートインコーナーは、10:30開始のところが多いようです会場には、食べ物ばかりでなく、可愛らしい雑貨も食器も色々ありますよ~。<3>に続きます フランス展に行ってみたい☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.04.23
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鴨のコンフィを温める匂いが鼻先をくすぐり、焼き立てプチクロワッサンがオーブンから現われます。会場にはバターなどの美味しそうな香りが広がり、誘われるようにあれもこれもとお買い物を。 4月26日(月)まで、伊勢丹新宿店で「フランス展」が開催されています。 今回のテーマは、ロレーヌ地方。ロレーヌ地方の名産といえば、ミラベル(小粒の黄色いスモモ)や、キッシュ・ロレーヌ。会場にはその他にも、マルシェ(市場)を思わせるようにワイン、チーズ、ハム、蜂蜜、テリーヌなどのお惣菜、ゲランドの塩、ホワイトアスパラガスを扱う八百屋さんなど様々なお店が集まっています。もちろんスイーツも、デザートがいただけるコーナーがあるなど、その場限りのイベントも☆ MACAEONS DE BOULAY 『缶入りマカロンセット』10個入3,360円フランス製 1,000点限り ※今回は広報として取材に入り、写真撮影・掲載許可をいただいています 粉末アーモンドをたっぷり使い、銀のスプーンで生地をすくって一つずつ手作りしたマカロンは、パリのつるんとしたカラフルなマカロンとは異なり、素朴な風合い。1854年よりマカロンだけを作り続けている名店です。残念ながら製作者のジャック・アレクサンドル氏は、アイスランドの火山噴火による飛行機欠航により来場中止 このマカロンを手に持った時に、意外にずっしり重いのでちょっと驚きました。4~5cmほどの大きさですが、量ってみると一個19gもあります。(手作りなので、全て同じ重さとは限りませんが)手触りはゴツゴツ。もしかして硬くて割れないかも?という思いを退け、手で簡単に半分に割れました。自分で触ってみないと、わからないものですねー。見た目の印象とはちょっと違います。ボロボロ崩れてくることもありません。 中はふんわり…というよりは、しっとりめ。柔らかい感じです。口にすると、あ、これは強い杏仁の香り。(まずは杏仁豆腐の香りを連想)いえいえ、違います。杏の種の中に入っている杏仁は、アーモンドの香りに似ているといいますので、これは香り高いアーモンド。使用されているアーモンドの粉は、引き立てのフレッシュなものだそうで、そのおかげで豊かな香りが楽しめます。本当に、すごい香り。サイズのわりにしっかり甘く、フランスのお味~。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ トンバレル・フランク氏 2009年「パリ・バゲット・コンクール・グランプリ」でグランプリを獲得された のトンバレル・フランク氏。昨朝、空港から到着。空港閉鎖は徐々に解除されつつある中、無事来日されました。ようこそ、日本へ。 通訳を介しフランク氏に、ご自分のパンの美味しさをどういう言葉で表現されますかとお尋ねすると、チャーミングな笑顔で「愛情がたくさんこもっているから」とお答えに。 「ルヴァンを多めに入れていて、発酵したような香りがします。伝統的な製法を取り入れ、生地をたくさん休ませて、生地が自分でパンになっていくような、急かさない作り方をしています。」とのこと。 日本のパン屋さんに興味はありますか?とお聞きすると、訪れてみたいというお答えでしたが、最後には「でも、自分のところのパンが一番だよ♪」と、こぼれるような笑顔が。 (…バゲットを買って帰るつもりが、この日は大行列のため、時間がなくなってしまいました。今日、再トライします。) ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 『キッシュ・ズッキーニ』 伝統的なキッシュに少しアレンジを加え、表面をふんわりカリッと焼き上げた独創的なキッシュが登場。卵白をスフレのようにふわっと立ててこの食感を出しているといいます。 お持ち帰りは一切れ473円~とお買いものしやすいお値段。珈琲か紅茶とセットで、会場内でもいただけます。945円~種類も豊富。定番のキッシュロレーヌの他、ズッキーニ、サーモンとムール貝、玉葱とポロ葱、黒トリュフの5種類が用意されています。 『キッシュ・ズッキーニ』 刻んだズッキーニがたっぷりと入っていました。レンジで30秒温めて下さいと言われ、その通りに。レンジの扉を開くと、ふわっとチーズの匂いが強い!ほんのり温かいと美味しいですねー。表面はふんわり。生地は軽やかな層になり、サクサクバラバラハラハラッ…。食べやすいお味です。塩気は少し強めに感じます。 飛行機欠航で来日できなくなってしまったエリック・メール氏からのお手紙が貼られていました 日本でお会いできるフランス人シェフ同士の交流を楽しみにされ、来日を心待ちにされるシェフも多いと伺っています。今回も多くのシェフが来日される予定になっていただけに、天災とはいえ残念でなりません。 とはいえ、会場には活気があり、雨だというのにお客さんもお昼にかけてどんどん増えていました。(伊勢丹は地下道があるため、雨に濡れずに行かれるというのも嬉しいところ)来場できなかったシェフたちの分まで、他のスタッフの方々が支え合い、チームでこのイベントを作り上げているような雰囲気が伝わってきました。幸い、商品は無事に届いていたため、お買いものをする側は困りません。また、不思議なことにフランス人シェフの姿も所々でおみかけします。日本でお店を構えるシェフも多いのだわ!と改めて感じました。フランス展2010年4月21日(水)~26日(月)10:00~20:00 (最終日は15:00終了)伊勢丹新宿店本館6階 催物場※会場内イートインコーナーは、10:30開始のところが多いようです<2>に続きます フランスには美味しい物がいろいろ☆と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home食べログへ
2010.04.23
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スイーツ関連の情報満載の人気のポータルサイト Sweet Cafe 主宰、自宅ではお菓子教室をされ、『とびきりスイーツ見つけた!』の著者でもある下園昌江さんが、7月にフランス地方菓子の旅 -アルザスを訪ねて- 6泊8日のツアーを企画。まだお申し込みに若干余裕があるということで、こちらでもご紹介しますね “コンフィチュールの妖精”マダム・フェルベールの、アルザスの果物を使って作るコンフィチュール スイーツ好きにはたまらないメゾン・フェルベールでのコンフィチュールとタルトの講習会、エーグルドゥースの寺井則彦シェフも修行されたジャックでのクグロフの講習会をはじめ、個人旅行では行きにくい場所を訪問。例) パティスリー巡りはもちろん、クグロフ型などの陶器で有名なスフレンアイム村やパンデピス博物館、アルザスの果実で作るリキュールの工場見学ほかパリでは、朝市の見学や人気のパティスリー・ブーランジェリー、製菓道具店、食料品店などを探訪 詳しくは下園さんのブログ に フランス地方菓子をしっかり研究されている下園さんの案内で、無駄なく動き回れる魅力的な内容となっています アルザスの陶器のクグロフ型 イーストを使って焼くクグロフが有名■ 開催日 2009年7月6日(月)~7月13日(月) 6泊8日 ■ 旅行代金 32万円+燃油サーチャージ(別途) エールフランス利用 日程表など詳細はSweet Cafe 旅のお知らせに■ 下園昌江さんへのメールでのお問い合わせはこちらから おまけサロン・デュ・ショコラにも2年連続来日された浅見欣則シェフが働くストラスブールのパティスリー キュブレー(kubler)にも訪問予定。浅見シェフにお会いできたら厨房見学もさせていただけるかも☆(未定) 浅見欣則(あさみよしのり)シェフの『クレ・デ・ヴォージュ』浅見シェフとこのショコラについて、詳しくはこちらに さらに主催者の下園さんにお聞きしたところによると、このツアーのもう一つの魅力は「添乗員さんが面白い☆」とのこと。 「ブルーエコーツアーズの藤本さんは、とっても明るく面白い方なんです。さらに、フランスの食文化や宗教、歴史などにも詳しく、さまざまなエピソードを聞きながら旅行を楽しむことができます。このツアーを終えるころには、藤本さんのファンになっているかも!? 」という楽しいメッセージをいただきました。 単なる観光旅行ではない、目的を持った旅には、また一味違った面白さがありますね。今回私は(本当に残念ながら)参加することができないのですが、パリだけではないフランスのお菓子に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、この機会にどうぞおでかけ下さいね。7月のパリ(今回の旅はアルザスがメインでパリ滞在は少ないのですが、アルザスの写真がないので、フランスのイメージ写真としてノートルダム寺院を)下園昌江さんのHP Sweet Cafe下園さんのブログ Sweet Life 『とびきりスイーツ見つけた!』 下園昌江・著 『小さなジャムの家』 クリスティーヌ・フェルベール著アルザスの地方菓子に興味津々!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.04.26
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世界パティスリー2009 のテーマ「エコロジー」を、各チームがどのように表現したのか。終わってしまった今となっては想像するしかないと思っていましたが、思いがけずフランスチームのお話を伺うことができました。 ◆アントルメの『ガイア(Gaia)』※このページの写真については全て撮影・掲載許可をいただいています 上に葉っぱがのり、スソが石で覆われたこのアントルメの名前はガイア(地球)。フランスチームに監督のクリストフ・ミシャラク氏(プラザ・アテネのシェフパティシエ)も加わり、次のような粗筋が組み立てられます。 「人間による人口過剰・侵略による破壊に直面したガイア(地球)は、自然を武器に人間との戦闘を開始した」(要約) そして武器となる自然が、様々な美しいお菓子の形で登場します。 ◆デザート『エグゾティカ(Exotica)』 exotique=異国的な 温かいものと冷たいものを一つのお皿にのせるデザートでは、フランスチームの作品が登場したとたん「わぁ~」と、その繊細な美しさに溜め息が。飴細工の透明感ある緑色の葉っぱの上にはチョコレート色のボール、下にはマフィンのように見えるチョコレートの帯を巻いたお菓子がありましたので、上はアイスクリーム入りのチョコボール、下がフォンダンショコラのような温かい焼き菓子?と想像したところ、まったく逆でした! 上は、温かいチョコレートソース入り揚げボール(ベニエ)、下は柔らかいスフレのようなビスキュイの上にバナナとココナッツのトロピカルアイス、バナナのキャラメリゼ、チョコレートムースが重なる冷菓。かなり意表をついてきました。 その写真は、世界パティスリー フランスチームの作品解説の中に。 実は、私が話をお伺いした翌日にこちらのHPがアップされ、詳しい説明を読むことができるようになりました。会場にいらした方は特に感じられたと思いますが、解説していただけるのはすごくありがたいことです ◆プチガトー3種左から順に『コクシネラ(Coccinella)』 coccinelle=てんとう虫 クッキー生地にパンナコッタ、柚子ゼリー、苺ピューレのグラスデザート 飴の葉の上にてんとう虫がのります『マルグリータ(Marguerita)』 marguerite=ひな菊 ピーカンナッツとキャラメルの食感がすごいシュー『ニルヴァナ(Nirvana)』 nirvâna=(ヒンズー教)涅槃(ねはん) ミュール(ブラックベリー)を使ったチョコレートケーキ フランス語の単語の語尾を少し変化させ、お菓子の名前の最後が全て「a」で終わっている意味は?と尋ねると、まず最初にガイア(地球)とニルヴァナ(涅槃)が決定。語尾を揃えたら統一感がでていいんじゃないかと考えたそうです。そういうところ、本当におしゃれですねー。 ◆ボンボンショコラ2種『フローラ(Flora)』 flore=花の女神『サヴォーラ(Savora)』 saveur=風味、味柚子のチョコレート、ミュール(ブラックベリー)のチョコレート ◆ガトー・ド・ボワイヤージュ(持ち運べる焼き菓子)『ナチュラリア(Naturalia)』 naturel(le)=自然の上には煮込んだパイナップル、下にサクサクの食感 箱も審査対象そして、前のページでお話した ◆チョコレートと飴のピエスモンテ。<All about Japan 洋菓子> ・ チョコレートピエスモンテの写真 ・ 飴細工ピエスモンテの写真 解釈は、ほぼ想像通りでした♪飴細工は「エコロジーを実践した結果に生まれた美しい自然の世界」チョコレートは「エコロジーを意識しなかった為に汚く汚れてしまった世界」 さらに、美しい自然の世界の女神は、汚れてしまった世界へメッセージを(弓矢で)飛ばそうとしているそうです。確かによく見ると飴の白い女神は、何かを飛ばそうとし、チョコレートの女性は受け取ろうと手をのばしているように見えます。クリストフ・ミシャラク氏のHPにも、大会の写真がたくさん。(リンク不可のようですので↓をコピーするとご覧いただけます)http://www.amabilia.com/blogs/passionsgourmandes/?p=1879 ↑この写真では、チョコレートの板にささったボルトまではっきり見ることができます。その周りに巻きつく食虫花(ハエトリグサ)も。 幸い、フランスチームの思いは知ることができました。他のチームがこの大会に向けどのように考え、準備してきたのか、その結果「エコロジー」というテーマを作品にどう盛り込んだのかは、これ以上知る術はありません。…知りたいですね! ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ この大会では、世界のトップパティシエの技をはじめ、数多くの素晴らしいものを見せていただくことができました。 一つ心残りなのは、最高の審査員団を得ていながら、彼らの声を全く耳にすることができなかった点です。審査員(せめて審査委員長なりどなたかお一人でも)の口から、どの作品のどこが素晴らしかったのか、何に感動を覚えたのか、そしてエコロジーというテーマを一番表現していたのはどの点だったのか、説明をお聞きしたかったと、とても残念に思います。 味覚審査員の中には、「ものすごい巨匠」と大会実行委員の一人が口にしたイタリアパティシエ界の第一人者イジニオ・マッサーリ氏、フランス美食界のバイブルともいえる“Encyclopedie Culinaire”の著者で製菓,氷菓2つのM.O.F.のイヴ・チュリエス氏、フランスを中心にアメリカ,日本でもコンサルタントとして活躍中の製菓M.O.F.ステファン・トレアン氏らがいらっしゃいました。 また、大会アドバイザーにもM.O.F.のステファン・グラシエ氏が。ざっと見渡しても、実績のある方々がぞろぞろと…。せっかく数多くの作品を食べつくして下さったのですから、ぜひともその感想と総評を伺いたかったです。残念。 とはいえ、この日本の地で、世界大会を目の前に見ることができた幸せは大きく、それぞれの作品の素晴らしさに感動を覚えたことは間違いありません。本当にありがとうございました。 日記という名で、世界パティスリー2009 実行委員会がおくる、大会までの道のり日記があるようです。昨年8月のWPTC視察の所からスタートしていますので、大会当日まではしばらくかかるかもしれませんが、このブログが続き、各国の「エコロジー」に対する思いをいつか伝えてもらえる日がくる…かも?世界パティスリー2009 現場レポート もくじエコロジーをこんなふうに表現していたとは!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.29
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チョコレートや飴細工のピエスモンテに添えられたオオカミ、イカ、クラゲ、貝、カエル、鳥、てんとう虫、蜘蛛、蝶、花などの植物…。複雑な色合いで今にも動き出しそうな表情豊かなこれら自然界の生き物が、本当にただのチョコレートや砂糖だけから作られているというのがにわかには信じられない、夢の世界が目の前に展開していました。 世界パティスリー2009 大会終了後に近くでピエスを見た時の驚き!圧倒的な存在感は、それが壊れやすくはかないものだと忘れてしまうほどの輝きを放ち、会場にいる誰をも魅了していました。近くで見ると思ったよりも大きい。そしてそれぞれの国が「何かを伝えたがっている」メッセージ性を強く感じます。 会場内で撮影が許されたのはプレスのみ。<All about Japan 洋菓子>の写真を参考に ・ チョコレートピエスモンテの写真 ・ 飴細工ピエスモンテの写真 「写真を撮らないで下さい!立ち止まらないで下さい!」と大勢の係員が連呼し、その脇でほとんどの人がカメラを構えるというなんともいえない雰囲気の中、落ち着いて作品を見ることができなかったのは残念でしたが、それでもその迫力に圧倒されました。 ピエスモンテの写真は後でプロが撮ったものをネットでゆっくり見ようと思い、そんなことよりも、こんなに近くで見ることができる幸せに興奮。まじまじと細かい所まで見入ってしまいました。 カエルは目の前の虫を捕まえようとまさにとびかかる寸前の躍動感たっぷりの様子、羽を広げて飛びたとうとするてんとう虫たち、ラフレシアの上で巣を張る蜘蛛、海をたゆたう軟体動物たち…と近くで見ることができたからこその発見もあり、とても面白かったです☆ これから世界に飛び出していく若きパティシエたちにこそ、近くで見てもらいたい素晴らしい作品の数々でした。 コンクールの今回のテーマは「エコロジー」。各国がそれぞれに工夫をこらして作品や作業の過程にエコとなるものを盛り込んでいる様子ですが、会場では説明がないため、観客はどこにエコが表現されているのか、想像の翼を広げます。…難しい…。 各国とも自然を表現しているのはよく伝わってきます。オーストラリアの美しい珊瑚礁の海、アメリカの野生のオオカミほか、それぞれの国が大切にする自然の美しさが、きらめく飴やチョコレートによっていきいきと描き出されていました。 でも、テーマは「ナチュラル」ではなく「エコロジー」。エコって何でしょう~? その中で最も気になったのは、フランスチーム。チョコレートのM.O.F.ブルーノ・ルデルフ氏の作品はかなり控えめな印象。金属を思わせる穴のあいたチョコレートの板にボルトがついています。その周りに巻きつく食虫花(ハエトリグサ)。 実物はアップで見るとかなりコワイ… チョコレートのピエスモンテは、かなりの進化をとげ、いまや茶色の仕上げだけでなく様々な色素を使い、艶やかな色合いで表現する方向に変わりつつあります。チョコレートで美しい花などをいくらでも作りだすことができるコンクール。そこで、ルデルフシェフが作品のモチーフに選んだものはハエトリグサ。この意味は?エコとの関係は? ローラン・ポワルヴェ氏が作るフランスチームの飴細工ピエスは、美しい花と軽やかな女神の像。すっきりとした流れがあり、とてもきれい。沈む色調のチョコレートとの対比は…。 もしかして、エコロジーに気を配り、ちゃんと実践すれば美しい花咲く世界になり、エコをないがしろにすると機械文明は崩壊し、こんなことになっちゃうよ、という警告?…かな。と、帰りがけに勝手に考えていました。 この話はここで終わるかと思ったところ、エコール・クリオロでフランスチームのアントルメ『ガイア』が販売されるという情報を入手。なんとしても食べに行かなくちゃと思い、翌日さっそく千川の本店へ。 食べた感想はこちら でレポートしましたが、その折に、大会についてお話をお伺いできる機会が☆ ようやくフランスチームの表現する「エコロジー」とは何か、その全貌が明らかになりました!スッキリ驚きの「エコ」の表現とは。その話は、次のページに。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 世界パティスリー2009 のフランスチームのアントルメ 『ガイア』 を、実際に食べることができます☆キャプテンのサントス・アントワーヌシェフのお店エコール・クリオロ で1切れ630円で販売中♪ホールはお取り寄せ可。『GAIA ガイア』(直径15cm)パティシエの世界コンクール「アントルメ部門」優勝!!キャラメル... 世界パティスリーの結果(公式記録)はIPGP世界パティスリー2009に。世界パティスリー2009 現場レポート もくじテーマ、「エコロジー」をお菓子で現すとどうなる?と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.28
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ウィンナーシュニッツェルは、たたいて平たくした子牛肉を多めの油(本来はラード)で炒め揚げ。周りはカリッと、中は柔らかく塩とレモンでシンプルな味わい。久しぶりにいただきました2009年3月18日 伊勢丹オーストリアフェアにて★『ヴィーナー・シュニッツェル、パセリをまぶしたじゃがいも添え』※伊勢丹内 写真撮影・掲載は許可をいただいています オーストリアフェア 開催中の伊勢丹新宿本店のデパ地下「キッチンステージ」に、ウィーンの名門ホテルインペリアルのシェフ、ハンス・ユルゲン シャウアー氏が来店。ホテルインペリアルのレシピをもとに作られた料理がいただけます。 ウィーンの町のレストランで食べたシュニッツェルは、もう少し肉が薄く硬くかみごたえがあった記憶が。お店のスタッフに伺うと、ウィーンでは子牛の肩肉を使うところ、今回はフィレ肉を使用とのこと。なるほどそれで少し上品な仕上がりに。 キッチンステージでは★『グリースノッケル入りビーフコンソメスープ』とあわせて1,890円で提供。 このコンソメは懐かしいお味~♪そうそう、以前こんな感じで中にお団子(ノッケル?)が入っているのをいただきました。参考:ウィーンの町のレストランのランチ写真 じゃがいもたっぷり団子入りスープについては、以前まとめたカー・ウント・カーのウィーン料理ランチの記事も参考に♪「日本オーストリア食文化協会」のメルマガ に、ウィンナーシュニッツエルの詳しい説明が。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ウィンナーシュニッツェルとヴィーナーシュニッツェル Wien=ドイツ語読みから派生した日本語表記は「ウィーン」 (実際のドイツ語の発音に近いのは「ヴィーン」) Vienna=英語ではWienのことを「ヴィエナ」と言う Wiener Schnitzel を英語読みするとヴィーナーシュニッツェル 日本語表記では通例「ウィンナー」ですので、今回のタイトルは見慣れたウィンナーシュニッツェルにしました ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ キッチンステージでは 3月24日(火)迄オーストリアフェアの期間にこれがいただけます。メニューは他にもう一種類。☆『ベーコン入りウィーン風じゃがいものスープ』☆『子牛のクリームグラーシュ、ノッケル(ショートパスタ)添え』 ノッケルは、パスタというか、小麦粉の塊というか、不思議なお味グラーシュはハンガリーの伝統料理(シチュー)この2品がセットで同じく1,890円そしてお得情報♪ヴィーナーシュニッツェルのセットにもグラーシュのセットにも、テーブルに敷かれたランチョンマットが1枚お土産につきます。(使ったマットをお持ち帰り可) 正方形のこのマットは、ウィーン商工会議所が“高品質の製品を作る企業”に与えるトレードマーク「ウィーン・プロダクツ」認定のバックハウゼン(Backhausen)のもの。深みのあるこげ茶色が素敵ですよ~。忘れずにお持ち帰りを。 ※キッチンステージは外からよく見えるのでちょっと落ち着かないと思われる方は、本館7階のレストラン街「イートパラダイス」の西櫻亭でも(ホテルインペリアルのものではありませんが)2009年3月31日(火)まで限定でヴィーナーシュニッツエルがいただけます。新宿伊勢丹でウィーンの伝統料理を食べましょう♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.19
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日本とオーストリアの国交樹立140周年を記念して、伊勢丹新宿本店で「オーストリアフェア」が開催中。本館地下一階食料品フロアを中心に、3月24日(火)迄。 音楽と芸術の都ウィーン。ハプスブルク家の統治のもと花開いた華麗なる宮廷文化の歴史は、マリア・テレジア、エリザベートの名と共に日本人の強い感心を集めてきました。今回はもう一歩進み、オーストリアの地方色豊かな「安全で美味しいもの」を紹介するため関係者が来日。オーストリアのまだあまり知られていない「食」文化を知る魅力的な催しとなっています。※今回は取材許可をいただいてプレスとして入場。全て写真は撮影・掲載許可をいただいています。インペリアルトルテ 300g/箱 [100点限定] 6,101円 2009年の新作『シュヴァルツェ オランジェ』SCHWARZE ORANGE 日本では不定期にホテル等で販売されてきましたが、百貨店では今回の催しが初登場。また、このオレンジの新作は(カタログ先行販売を経て)店頭での販売は伊勢丹が世界初となります。 19世紀末、宮殿からホテルへと生まれ変わったホテルインペリアル。優美で格式高いこのホテルに滞在された天皇皇后両陛下が、インペリアルトルテをデザートにお召し上がりになり、非常にお気に召されたというエピソードをお聞きしました。 フランツ・ヨーゼフ皇帝(皇后はエリザベート)の栄誉を讃えるため生まれたと言われるこのお菓子。オリジナルはミルクチョコレートとマジパン、カカオクリームで作られます。100年以上も一種類だけ作り続けられてきましたが、2006年にモーツァルト生誕250周年を記念しピスタチオクリームを加えた新製品が登場。更に今回2009年版ダークチョコレートとオレンジの新作は、時代の要求にあわせ作られたものでしょうか。この三種類が初めて並ぶ光景は、感慨深いものがありますね。会場では70gのミニサイズも2,625円で販売中ですが、オリジナルのみとなっています。(買っちゃいました) ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ オーストリア政府公認製菓マイスターの称号を持つ八木淳司氏が『アプフェルシュトゥルーデル』を実演販売。各日500点限り 約5cm/1個 420円 八木氏のお店神戸のカフェ・コンディトライ・ランドルトのウィーン伝統菓子も販売されます。アプフェルシュトゥルーデルは、下に置いた新聞紙が透けて読めるほど薄く伸ばした生地でリンゴを巻き込み、バターを塗りながらパリッと焼きあげるデザート。崩れやすいので紙を敷いた紙トレイにのせて販売。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~デメル 『ザッハトルテ』 φ10cm 2,100円『シェーンブルントルテ』 φ8cm 735円 日本初登場[各日限定50個] 創業220年 王室御用達のデメルから、オイゲン・ステファン・ヤンドル氏来日。ザッハトルテの試食を実演。デメルのザッハトルテには、上に三角形のチョコレートの板がのります。(ちなみにホテルザッハーのザッハトルテには丸い板が)初日 地下一階 会場風景 赤い看板が目印 会場はこの他にも点在 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 青葉台 コンディトライ・ノイエスの野澤孝彦氏のウィーン菓子野澤シェフはオーストリア王宮御用達の名店L.ハイナー等で修行。 自分の作るお菓子を、オーストリアの古典的なお菓子を中心に“オリジナルであってもウィーンにつながるものを感じさせるお菓子”だと語ります。素材やエッセンスなど形は様々ですが、食べてみて「オーストリアのお菓子屋さんにありそうなもの」を作るとのこと。日本人だから和の素材を使い和洋折衷に引き寄せる方法ではなく、野澤シェフのスタンスはあくまでもウィーン菓子職人。日本にいながらウィーンの雰囲気を満喫できる、貴重なお店となっています。コンディトライノイエス 『アンナトルテ』『シャンパニエ』今回はイベントの中心となる売場中央のフードコレクション(催し物場)ではなく、少し離れたマ・パティスリーのコーナーに出店。(J.P.エヴァンのショップの向かい側)3月22日(日)15:00~野澤シェフが来店し、お菓子を販売。著書『いま新しい伝統の味ウィーン菓子』の販売も行われます。お見逃しなく☆ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~老舗カフェのオーバーラー(Oberlaa)からはプラリネなど10種類のチョコレートが。「日本人が食べやすいお味」とのこと。 ヨーロッパ基準のオーガニック認証をうけるゾッター(Zotter)。有機のフェアトレードカカオ使用。ニカラグアのカカオ農園でカカオの栽培からクーベルチュールチョコレートを作り上げるまでを管理しています。様々なスパイスや食材がミックスされているので中味の色合いを見ると驚きが。ヨーゼフ・ゾッター氏、3月24日(火)午後来店予定ザルツソルト(Salzburg Salz)は岩塩を販売。ハーブ入りなど数種類。 オーガニックハーブティーのゾネントール(Sonnentor)社ベルンハルト・シュナイダー氏 3月20日(金・祝)、21日(土)来店予定その他、サイラーのパン『カイザーセンメル』『キプフェル』、ダルボのジャムやシロップ、様々なチーズ、コーヒー、紅茶、オイル、ワイン、ハムなどの肉類、オーストリアのお惣菜などなど。知らない商品がいろいろあって、面白い~!フェアのスペース自体はさほど広くはありませんが、何か新しい発見は必ずありそうです。 食器売場では、オーストリアからアウガルテン(Augarten)のペインター、テレザ・ケラーさんが来日。18日(水)~22日(日)に絵付け実演が行われています。新宿伊勢丹に行って美味しいものを見つけましょう♪と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.18
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◆ デザート8皿、アントルメ8切れ、そして翌日にはボンボンショコラ16粒、焼き菓子8切れ、プティガトー3種類(グラスデザート、生地を使ったお菓子、チョコレートのお菓子)×8カ国分(=24個)。これを全て一人で食べ続け、厳正に審査をする 8カ国の味覚審査員の方々の並外れた能力は、荘厳ですらあります◆ また、スタッフとしてこの大会に協力するパティシエの技術にも注目。「美しく切り分ける」という難仕事を正確にこなすのは、ホテル勤務のパティシエの方々。何が難しいかというと、“柔らかい状態のアントルメを切らなければならない”という点ですね。通常お店でカットする時は、一旦冷凍庫でしっかり固め、硬いうちにスパッと切ります。ところがコンクールでは、審査員の口に入る時が最高の状態でなければなりません。審査員の前に登場したアントルメは、食べる直前の柔らかい状態に戻っています。柔らかく口溶けのよいムースやジュレを使ってはいても、皿盛りデザートと違い、アントルメは切った時にはしっかり立っていなければいけません。倒れたり崩れたりしないか緊張が走ります。美しい断面もまた審査対象に。ということで、各国がギリギリの柔らかさで作り上げてくる作品を崩すことなく、その技術でシャープに切り分けます。さすがは現役ホテルマン その手さばきにと見とれました。日本人のホテルマンのレベルの高さを十分に示し、面目躍如です。◆ もちろん選手たちも超人狭いブースの中で、お菓子だけでなく大きな飴細工やチョコレートピエスを同時に作っていくため、一歩間違えば選手同士がぶつかって、作品を壊しかねません。私がこれまでイメージしていたのは、「通るよ」「ハイッ!」「失礼」「これ」「よろしく」など、短く掛け声をかけあって作業する選手達の姿。ところがこの二日間で目にしたのは…。選手達は声をほとんど発しません。まるでそのブースには自分一人しか存在しないかのように自分の作業に没頭。長いように思える13時間ですが、選手にとっては時間との戦い。じつにキビキビと、やや早まわしの映像を見るかのような速度で作業を進めます。どうしてこんなに静かなの~?基本的に自分が立つ場所は決まっていて、そこから別の場所に移動する時も、ほとんど話し声は聞こえてきません。それはまるで、コウモリが超音波を出して障害物を避けているかのよう。頭の後ろにまで目玉がついているように、360度見えているんじゃないかと思えるような動きをしています。不思議でしたよ~。そこへ、トーク中の辻口シェフの解説が。「(選手たちは)言葉をかわす時間も惜しい。もう何十回と泊りこんで、何度も練習しているので、誰がどう動くか、自分がこの仕事をしている時に相手がどういう動きをしているか、各選手はわかってると思いますねー」実際にこの場を体験した人でないとわからない言葉ですね。だから黙々と動いていても、こんなに狭いブースの中でぶつかることがないのか~!審査項目のひとつ「チームワーク」は、こういうところに現れますね。チームUSA アントルメ ※撮影、掲載許可をいただいています世界パティスリー2009 現場レポート もくじ 大会結果をお知りになりたい方は、公式HPへ。世界大会では色々な発見があるのね!と思われたら ↓を押して応援して下さい☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.17
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8カ国のパティシエたちが集まり、2日間で13時間にも及ぶ熱戦を繰り広げた世界パティスリー2009 。 2日目(最終日)の競技開始は朝8時。私は30分遅れて会場入り。2階席最前列正面やや上手寄りから双眼鏡を片手に競技を見守ります。◆ ボンボンショコラの仕込みは前日。皿盛りデザートとアントルメの審査作品を作る合間に、並行して飴細工やチョコレートピエスの部品を作り、ショコラの仕込みが行われる忙しさ。フランスチームはブースの左側の壁に向かいエコール・クリオロのサントス・アントワーヌシェフが作業中。右ではローラン・ポワルヴェシェフが飴細工を、正面に向かってブルーノ・ルデルフシェフ。昨日はショコラのM.O.F.ルデルフシェフが、上がけチョコレートの作業をする動きに見とれました。チョコレートの中にセンターをくぐらせ、数回ジャンプさせてスッと引き上げ、上に模様をつける一連の動きの正確さ、手早さ。実に美しいチームフランス アントルメ ※許可をいただいて撮影、掲載しています◆ 知識としては知ってはいたけれど、目の当たりにして今更ながら驚いたのは「作品の全てはこのステージで作られる」というルール。ジャムや砂糖漬けの製品を使うことはできず、必要ならその場で作る。もちろん飴やチョコレートのピエスモンテの部品をあらかじめ作って持ち込むことは不可。つまり、飴細工は砂糖から、チョコレートピエスはチョコレートを溶かすというゼロからスタートし13時間という制限時間内で作り上げなければなりません。形のないものから次々と芸術的なピースが目の前に現れるのを逐一目撃するのは感動的◆ 驚くといえば、なんといっても孤高の審査員の方々。8人の味覚審査員は途中交代なし。各国一人が二日とも全ての作品を食べ続け、黙々と採点し、また食べ…。もちろん半分ほど食べて、残りは下げられるのですが、それにしてもどれだけの量が彼らのお腹の中におさまったのか!ボンボンショコラは各チーム2粒。(一つは型で作られ、もう一つはチョコレートを上がけしたもの) 一粒が8~12gという規定があります。時間差で審査が行われたデザートやアントルメと違い、ショコラ 2粒×8ヵ国=16粒がいっせいに審査員の目の前に運ばれたのは壮観!試食スタートです。…朝っぱらからチョコレート16粒…。ナイフで切って半分だけ食べるにしても、8粒。皆様、本当によく召し上がっていました。これだけ立て続けに食べ続け、最後の方では味がわからなくなったりすることはないのかな、と素朴な疑問を抱いた所、解説が。交代でトークをされていた大会特別協力委員のパティシエのどなたかが、大いなる尊敬をこめて審査員を「あの方たちは特別な方ですから」と語っていました。出されたものを全て食べきる余力は十分にあるけれど、最後の方の味の判断が鈍るといけないので審査ができた時点で、残りは下げてもらうようにしているとのこと。トップパティシエの中の更にトップ、特別な才能を持つプロフェッショナルな方々が審査をしているのだわ~、と納得の一幕でした。お菓子を食べて笑顔にならないのは審査員だけかも本当に真剣な表情で一つ一つ味を確かめていらっしゃいました。◆ 採点方法は、自国に有利な判定が出ないよう、8人の点数のうち最高点と最低点を除く6人の点数を集計する方式。今回は、味覚点4,000+芸術点3,000+作業点3,000=10,000点。皿盛りデザート、アントルメ、ボンボンショコラ、ガートー・ド・ヴォワイヤージュ(日持ちのする焼き菓子)、プティガトー3品の5種類のお菓子全ての味覚点の合計が4,000点なのに対し、作業点という一つのジャンルが3,000点と、非常に高いウエイト。作業点とは、「パティシエの仕事力を審査する」点数。『衛生面、作業時間の厳守、効率的な作業、新しい技術の導入、チームワーク』が作業審査員によりチェックされます。ブースをきれいに使っているかどうか、掃除が行き届いているかもチェック対象。ゴミ箱があふれていたらアウトです。芸術点は、飴細工とチョコレートの各々のピエスモンテと、それまでに作ったお菓子も並べる最終プレゼンテーションに対する点数。この点数のウエイトが、今後、最終結果に大きな影響を及ぼしていくことに…◆ 大会の結果速報はニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、この週末にテレビで特集が放映されますので、ここでは結果にはふれません。3月21日(土)10:45~11:40 フジテレビ「チャンネルΣ・世界パティスリー2009~トップパティシエによるスイーツの祭典~ 」 先に結果をお知りになりたい方は、公式HPへ。パティシエ世界大会で目にした超人たち に続きます世界パティスリー2009 現場レポート もくじ世界パティスリーのお菓子、間近で見てみたい!と思われたら ↓を押して応援して下さい☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.16
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「3分前!」 の声が突然聞こえた時、チームジャパンのお皿の上には、まだ何も出ていない。緑と黄色のS字ラインが描かれているように見えるだけ。何やら話しこむ選手3人。なになに?どうしたの?そして…動いた!オーブンの中に入れたのは白い陶器のフタ。熱いデザートが冷めないようにフタをするのかな。「1分前」 アイスクリームを飾る。手が忙しく動く。早回しを見ているみたい。まにあう?1分前…って、あと1分しかないよ。審査員の前に完成した皿盛りデザートを出さなければ!「30秒前」 の声。見ているこちらの心臓がどきどき。電光掲示板の数字は容赦なく減っていく。「スリー・ツー・ワン・プ~ッ!」 (いや、もしかして「さん・にー・いち・プ~ッ!」だったかも)…8人の各国審査員の前に、できたプレートから順にどんどん運ばれる日本チームのデザート。まだ選手の手が動いているような気がする。減点になるのか、それともセーフか。白い陶器のフタをパッと開けた時、中から現れたデザートは…。あれっ?フタをとってもやっぱり白い。ちょっと地味かも。。。白いアイスクリーム、緑と黄色のライン(ソース?)、キツネ色の生地のようなものが下にくっついた白っぽい卵型の塊。とてもシンプル。コンクール最初の作品・皿盛りデザートの今回のルールは、「フルコースを食べた後のデザートとして創作」「一つのお皿に温かい物と冷たい物を同時にのせること」ということは、白い卵型の塊が、熱々の何か…?◆ 競技は12時に一斉にスタート。2時間後から皿盛りデザートの審査が開始。ステージに横一列に並んだ8カ国のチームの左端から順に、10分ずつ時間をずらして審査員の前にデザートのプレートを運びます。順番が後のほうで出すチームは、デザートの最終仕上げだけを残し、次の競技の準備をどんどん進めながら出番を待つ方式。チームジャパンのブースは左端のアメリカに続き二つ目。すぐ順番がまわってきた、という印象でした。◆ 記述の中に「?」が多いのは、初日の競技内容に関し、全く解説がなかったため。競技中はもちろん、審査の時にも説明はありません。そのため、あの茶色いのはコーヒー。…かな?緑色はピスタチオ、いえ、抹茶。…とか?と、(どこかのドラマで聞いたような語尾がくっつく)想像の世界に。もしかしたら、大会の最後に解説がある…かも。フィギュアスケートのテレビ中継のように、事前に渡されているプログラム内容と比較し、滑っている最中に「ここは3回転のはずでしたが、シングルになってしまいましたね」といったリアルタイムの解説を無意識に求めていたのかもしれません。「ここは4層で仕上げるはずでしたが、フリーザーの調子が悪く、3層に!味のバランスが変わってきますね」…なんていう解説は、もちろんありません。◆ 「アジア初のパティシエの世界頂上決戦」として誕生した世界パティスリー2009 。東京ドームシティ JCBホールの2階席正面から見おろす形で観戦。強い味方は、舞台観劇時に大活躍する双眼鏡。選手の手元まではっきり見えます♪必携品。今までにジャパンケーキショー東京などで行われたコンクールをちらっと眺めたことはあっても、最初から最後まで世界大会を観戦するのは初めてのこと。目の前で繰り広げられる熱き戦いは、日本ならではの雰囲気に包まれ、静かに進行。そう、思っていたよりずっと静か。フランスやアメリカの大会では、チームの応援にかけつけたサポーターたちが大きな旗を掲げ、大声をあげて熱く声援を送っていたような気が。日本でのBGMはジャズなど軽い音楽で、じゃかじゃか盛り上げるような賑やかな曲ではありませんでした。◆ 今回の大会にあたり、実行委員会は「公正なジャッジが行われること」に心をくだいた、と特別協力委員の辻口博啓シェフ。8人の審査員の一人一人の間に“仕切り”を立てたのもその一つ。一人の審査員が、派手なジェスチャーで、目の前の作品に対し何らかのアピールをすることにより、周りの審査員がそれに引きずられてしまうことを避けるための配慮とのこと。ラーメン 一蘭 の「味集中カウンター」仕切り方式!これは素晴らしい~。審査員のジャッジの仕方を正面から見ていると面白い。しばらくの間口にせずに、じっと眺めたりスケッチをしたりする人、すぐに口に運んで味わう人、記録用にデジカメで撮影する人も。前のチームには長い時間眺めてから口にしていた審査員が、今回はちらっと眺めただけでさっさと食べ初めてしまうと不安になったり。さて、どんな点数がつけられているのか。ここで、嬉しいお知らせが。この大会の模様が、早くも来週、 3月21日(土)にテレビ放映されます。解説が聞けるのが嬉しい~♪ 3月21日(土)10:45~11:40 フジテレビ「チャンネルΣ・世界パティスリー2009~トップパティシエによるスイーツの祭典~ 」録画予約、お忘れなく~。というわけで、ここでは詳しい得点、順位などについての記載は控えますね。ちょこっとだけお見せすると…※この写真は撮影・ブログ掲載許可をいただいていますチームJAPAN 2品目 アントルメ 味覚審査で高得点緑色は何か?これは、ピスタチオでも抹茶でもなく、翌日漏れ聞いた所によると、ミントとか。詳細は不明。コンクールに期待される「今までにない独創性あふれる作品」になっているようです。チームJAPAN、奮戦中。今日15日は、朝 8時から競技開始。ボンボンショコラ、ガトー・ド・ボワイヤージュ(焼き菓子&パッケージ)、プティガトーの審査があり、最終プレゼンテーション(飴細工ピエスモンテ、チョコレートピエスモンテ)へ。参加する全チームの選手達が、それぞれ全力を尽くして戦えますように!2日目へ 行ってきま~す。世界パティスリー2009 現場レポート もくじ※ 深夜~朝にかけ、楽天ブログのメンテナンスがあり、途中までのアップとなり失礼しました。別ブログに書いた記事のところにリンクを飛ばしたはずが、リンクになっていなかったのも不思議で…。世界パティスリーのレポートよろしくね!と思われたら ↓を押して応援して下さい☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home
2009.03.14
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