泡沫のユークロニア 0
終遠のヴィルシュ-ErroR:salvation- 攻略 6
ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart 12
Collar×Malice 0
キューピット・パラサイト 0
蛇香のライラ~Trap of MUSK~ 0
幻奏喫茶アンシャンテ 0
天獄ストラグル 0
オランピアソワレ 0
ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子 0
レンドフルール 0
全7件 (7件中 1-7件目)
1
主に購入を迷われている方向けのネタバレなし感想です。体験版をプレイして雰囲気が好み&真相が気になる世界観だったので購入しました。【世界観】舞台は現代日本のとある街。薬で眠らされ、ジュラルミンケースに入れて運ばれてきたヒロインが目を覚ますと、そこは『月影』と言う名の喫茶店だった。喫茶月影は裏社会に存在する店で、マスターもウエイターも本業は殺し屋。店の裏には闇医者の診療所付き。出入りする客も裏社会の人間ばかりだという。ヒロインがそこへ運ばれた理由は護衛対象であるからという説明を受け、声も感情も失い身寄りのないヒロインは、半信半疑のままウエイトレスとして身を置く事になる。喫茶月影で働き集う人々と交流しながら少しずつ感情を取り戻し、最終的に自分の境遇を解き明かすストーリーです。【キャラクター、グラフィック】メインのキャラデザはカズキヨネさん。乙女ゲーム大手の看板作品を担っていた方ですので、ご存知の方も多いかと思います。攻略対象は個性豊かな6人、その他のサブキャラも非常に魅力的です。特に瞳の塗りがとても綺麗で、どのキャラもついつい目に見入ってしまいました。ヒロインが唯一の10代で周りは全員大人なので、属性はそれぞれですがとにかく年上が好き!という方は是非。一番近くても20代前半、10歳程離れているキャラも複数おり、おすすめです。立ち絵はメイン6人は服装、ポーズ、遠近の見せ方などそこそこ豊富です。横顔がちょっと微妙なキャラもいますが見慣れれば気にならない程度。目パチ、口パクあり。スチルはキャラによって枚数の差があり、平均12枚位。立ち絵のクオリティよりバラつきが感じられましたが全体的にはキレイです。イズナや長谷川など筋肉質で体格のいいキャラは乙女ゲームだとしっかり描かれている事が少ないですが、予想に反して男っぽい力強さが見映えする出来の立ち絵やスチルがあり嬉しい誤算でした。背景は使い回しやチープ感はほとんどなくシナリオのシーンに沿って様々用意されていました。また、ヒロインのイチゴがとても可愛らしく差分が大量にあり、ヒロインのキャラデザが気に入れば髪型、服装などの変化も楽しめると思います。名前は設定上本名を名乗れないのでデフォルト名のイチゴで固定です。CVなし、顔グラなし、単独スチルあり。失声症で最初のうちは感情もほとんど失っているお人形さん状態なので、突飛な言動をしてイライラする事もありません。おとなしく健気なヒロインで、見た目の可愛らしさもあって非常に好きになりました。ただし、リアルでメンタルの調子が良くない、診断を受けている方は見ていてしんどい可能性もありますので、そこは要注意かもしれません。【攻略】・攻略制限ツキミ、イズナ、クラマ、ノイン、アモン、長谷川の6人のうちノインに攻略制限があります。ノインは他5人の恋愛EDをクリアするとルート解放されますので、実質真相ルートと言いたいところですが…各々のルートでないと拾えない情報が結構あるので、大団円的な位置付けではないと感じました。・攻略推奨順私はイズナ→アモン→ツキミ→長谷川→クラマ→ノインの順で攻略しました。コンプ後の感想としてイズナorアモン→ツキミor長谷川→クラマ→ノインがおすすめです。以下に感想を含めて理由も記載します。【イズナ、アモン】イズナとアモンは真相にほとんど触れないので前半推奨です。対になっている部分があるので、連続でプレイするとそれぞれお互いをどう思っているかが分かって良かったです。イズナは乙女ゲームのシナリオとして比較的王道だと思うので最初にして正解でした。イズナをクリアするとアモン側の胸中が気になると思うので次はアモン。【ツキミ、長谷川】ツキミと長谷川はヒロインの過去、境遇に一歩踏み込む部分があるので、その後に。月影内から片付けようと思いツキミを先にして、他ルートだと出番の少ない長谷川がどう展開するか気になり長谷川へ。後半の展開が月影2人&アモンと結構異なるのでこの順でも良かったですがこの後のクラマルートでツキミが結構絡んでくるので、長谷川→ツキミでも良かったかもしれません。【クラマ、ノイン】クラマはほぼ真相が明らかになるので5周目、最後にルート解放されたノインへ。※特にクラマのBAD EDはノイン攻略前に見ておくのがおすすめ!真相バレは気にしないというのであれば、5人誰からでもいいと思います。おまけのアフターストーリーは他キャラルートや真相の盛大なネタバレが含まれますので、コンプ前に推しが決まり後日談が気になっても、コンプしてから開く事を強くおすすめします。・攻略法、ルート分岐など共通ルートは短く、読み終えると任意のキャラを選択して個別ルートへ入るので易しい設計です。個別ルート内は一本道シナリオでエンディング分岐のみ、2種類です。愛キャッチがついていますので、選択肢が出たらクイックセーブ&ロードを使って正解を選んでいけば問題なく恋愛EDへ到達可能です。もう1種類のEDはスキップ最大速or選択肢スキップで愛キャッチを外せば簡単に回収可能。また、一本道シナリオなので初手はわざと選択肢を外して恋愛EDを後回しにする事も容易です。スチルと未読も選択肢を両方選んでいけば全て埋まります。特に中盤〜後半推奨キャラは恋愛EDでない方にも伏線的な要素があるので、全員の恋愛EDを見てからまとめて回収するよりは、1人ずつ両方のEDを見ながら攻略していく方がおすすめです。【糖度、シナリオのボリューム】まずヒロインが感情を失っているところからのスタートなので、ほとんどの場合相手への特別な感情が芽生えるまでやや時間がかかります。その代わり自覚したらしたで結構ストレート。キャラによっては相手側から先に興味や好意を示してくるのですが、エンディング手前までは微糖そのものです。ヒロインの境遇と立ち位置の関係上、基本的に優しく大切に守られる扱いという点はほぼ共通しているかなと思いました。CERO Cは裏社会のお話なので、流血沙汰故です。恋愛EDと後日談はキャラによりますがリップ音が入ってたりそこそこ甘めなシーンもあります。喫茶月影に運ばれてからエンディングまでの期間が非常に短いので、シナリオのボリュームは控えめ。サクッとプレイできます。その短い期間の中でもヒロインの感情変化はほとんどのルートで段階を踏んで丁寧に描写されていました。相手側の心情変化はやや急激な右肩上がりに感じるかもしれません。ネタバレにならない程度に記すと、それだけヒロインが彼らにとって興味を引く存在であるという点は納得できました。後日談がフルボイス4章とかなりボリュームがあるので、これにより様々な面でかなり補完されていると感じました。これはSwitch版の大きな利点だと思います。あるのと無いのとではゲーム自体の印象が相当変わると感じる程の濃度でした。駆け足気味だった本編を補うように世界観やキャラの深掘りがしっかりできており、どのキャラを読んでも本編の総まとめ的、オールスター大団円っぽい雰囲気かも。【システム】複雑な分岐は無いので標準的なノベルゲームのシステムとして十分だと思います。強いて言うなら選択肢スキップは選択肢ジャンプではないので次の選択肢へはジャンプできますが、前の選択肢にはジャンプできないので、クイックセーブ必須です。バックログから戻ってもいいのですが、シーンによって選択肢後の会話変化が結構長い事もありますのでクイックロードの方がラクです。他に特筆するとすれば、ボタン配置を変更できるのが便利でした。スチルコメントやシーン再生はありません。チャプターリストから任意のシナリオを再生できますが、例えばAを再生するとB→Cとどんどん進んでいってしまうので、イベントリストというよりフローチャートに近いかもしれません。【主題歌、BGM】喫茶店での日常を背景としたジャズ調のものから、真相に迫るシーンにぴったりのミステリアスなものまでどれもシナリオを盛り上げてくれていました。OP及びED曲は、本作が気に入ったら是非とも歌詞を読んでいただきたいと思います。配信DLも可能です。私は買いました。笑コンプ後に歌詞を読みながらフルで聴くと作品の余韻に浸れてとても良かったです。【総評】雰囲気とキャラクターが大変気に入っているので私はとても好きなタイトルなのですが、フルプライスだとややボリュームに欠ける、金太郎飴気味、裏社会モノというより喫茶店モノ寄りというのは否めません。その代わり、紅茶やコーヒー、スイーツ、軽食がとっても恋しくなるのは必須です。笑私はもう少しほのぼのした作風と思っていたせいで、ヒロインの境遇も相まって想定外に重たく感じました。逆に、ゴリゴリの殺伐とした血生臭い裏社会シリアスを期待した人には肩透かしになるのかな?中盤までほぼ喫茶月影内のシーンに終始し油断していると、後半〜エンディング手前で急展開になりハラハラします。どのルートも必ず起こる出来事があり、大筋のストーリーはそこまで変わらないのですがどのキャラと一緒にいるかによって同じ出来事でも展開が変わったり、違う角度から見られたり、という点で満足しています。みんな大好きでなかなか推しが決められませんが…期待通り癒されたのがツキミとイズナ。一番ギャップ萌えできたのはクラマ。超絶ダークホースは長谷川でした、シナリオが一番好み。後日談を含め異色さではアモンがダントツ。ノインは攻略制限があるだけあって、バレになるので書けませんが特別感がありました。サブキャラのラキアはビジュアルがどストライクなのでもうちょっと絡みたかったです。スマホのケースを赤に変えた程お気に入りのタイトルになりました。まず体験版を触ってみて雰囲気が気に入ったら是非検討してみてくださいね。セーブデータの引き継ぎ可能です。コンプ後に聴けるキャスコメも皆さんノリノリでお話して下さってて楽しめました。・余談女性の方では少ないと思いますが、ミリオタさんやFPS系が好きな方はキャラ同士が銃器諸々の会話をするシーンなんかで結構クスッと笑えるかもしれません。コーヒーやスイーツの蘊蓄もまあまあ出てきます。マイナーめなタイトルはこういうマニアックなところが異様に凝っているのが好きですね。
2022.08.29
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。長谷川(CV:前野智明)本名:清川高秋→白川高秋-タカアキ-推定年齢:29歳前後誕生日:10/4身長:190cmリバー・オーグ社の社長秘書兼ボディーガード。 【4周目】まさかのダークホースだった長谷川さん。月影の人じゃないし、アモンみたいにあれこれ構ってくるわけでもないので一体どうやって仲良くなるんだろう?という事でスタートです。 なるほど…白川さんの接客をする機会が増えるのね、このルート。白川さんはアメリカ系マフィアのボスで上客だから失礼のないように、とイズナから説明されるんだけど。このゲーム本当にサラッと凄い事言われるよね。リバー・オーグって結局何してる会社だったのか。 で、長谷川さんはボディーガードで飲み物も頼まず側に付いてるだけだから果たして…と思ったら、なんか初っ端から上から下までめちゃくちゃ見られてます?職業柄だと白川さんに言われて納得したといえばしたけど。 白川さんと長谷川さんの『お嬢さん』呼び、結構好きなんですよね。最初はイチゴの裏事情を知ってて、それが本名じゃないから呼ばないのかと深読みしてたんだけど外れた。そんな事言い出したら全員通り名だし。2人ともイチゴを1人の女性として最大限丁重に扱ってくれてるが故なのかな。 月影内の2人より時が過ぎるの早い。サラッと4日経ったところで、制服のボタンが取れかけている事を長谷川さんが指摘してくれて、なんとその場で縫い直してくれる。聞けば料理も外国語もできてめちゃくちゃ器用で有能なんだとか。当然腕も相当立つというし。マフィアのボスのボディーガードだからそこは当然として。攻略対象としては一見地味めなのに強キャラ感が出てきたぞ。 長谷川さんの事をあれこれ聞いてしまった事を詫びるイチゴに対し、白川さんは代わりにお嬢さんの事を聞きたいと言い出す。はいそれ一番困るやつねー。当然ツキミが割って入ってくるんだけど、何気にアモンも加勢したのはGJ。 2人が仕事の話を始めたところで…冒頭に出てきた謎の男と同じ事を長谷川さんはイチゴに忠告する。何も話すな、と。勘がいいのか、知っているのか、この時点では分からなかった一幕でした。 カガリの件があった翌日、イチゴはまさかの寝坊。なんとかお店に出るものの、マツリも白川さんも容赦なく探りを入れてくる。キャパオーバーで倒れたイチゴを…長谷川さんがお姫様抱っこしてます…何なの?ねぇ、実は王子様なの? ツキミが引き受けると言うものの、白川さんが自分にも非があったと言いイチゴはそのまま部屋に運ばれた。クラマの見立てではやはりストレス障害の一種という事で睡眠導入剤を渡される。てかイチゴちゃん体温低すぎ。状況的にベンゾかと思ったけどチュアブルタイプって無いよね。CBD?でもあれサプリだしな…効く人には効くけど(脱線) 部屋を去る間際の長谷川さんに重くなかったか尋ねるイチゴめっちゃ乙女。そりゃ190cmの大男にしてみたらとても軽かったでしょう。 翌朝、店舗営業に差し障る入荷ミスをしてしまったツキミはイチゴに買い出しをしてきて欲しいと願い出る。当然イチゴは渋るんだけど、倒れて迷惑をかけた手前断るのも気が引けて承諾。エキスパートを護衛に付けると言われ現れたのは、まさかの長谷川さんでした。こうやってお出掛けするのね、嬉しい! 車パターンは初だし。ますます大人の男感出してくる。ズルい通り越してセコイ。私が今作において納得してない点の一つは、長谷川さんとの車内スチルが全部イチゴの差分に入ってる事かも。笑見つけた時ここにあったんかい!ってなったから。 買い出しを終え外出用の私服をプレゼントしたいという長谷川さんに、さすがにそこまではと遠慮するイチゴ。まだ夕方までは時間があるけど、行きたい所も特に思いつかない。そんなイチゴを長谷川さんは、神社の奥にある静かな原っぱに連れて行ってくれる。 予兆が無かったとは言わないけど、ここから怒涛のチートモード長谷川がインします。レジャーシートに手作りのサンドイッチと飲み物はまだいいよ…?うん。白川さんはイチゴが月影に守られている価値を知りたがっているから信用してはいけない。はい。だから、月影からイチゴを連れ出して救いたいと思っている。…へ? 自衛隊から傭兵となった経歴持ちの長谷川さん。どんな戦況であっても生き残ってしまう、常にたった1人で。そしていつしか死神と呼ばれるようになり、死に場所を探して数多の戦地へ赴くものの死ぬ事は叶わず、噂を聞き付けた白川さんにスカウトされて現在に至り今でも死に場所を探している。死なない自分を終わらせる為に。白川さんを裏切って、更に月影を敵に回してイチゴを連れ去ったとしても、死ぬ事はないから大丈夫だと。 …この人もまさか、例の体質持ち?え、近親?(自重しない) お互いの境遇を明かして、秘密を共有した2人。月影に戻るとツキミとイズナに何かがあった事は気取られるけど、長谷川さんの過去はある程度のところまでは周知だったようで2人の秘密がバレるには至らなかった。 しかしまぁ、失声症のイチゴに人魚姫の絵本はさすがに出来過ぎとは思いました。これが長谷川さんなりの忠告だったのか、実はロマンチストなのかは、この時点では分からず。(どっちもハズレ) 翌日来店した白川さんは『デート』の感想を詮索してくるし、2人がお出掛けした事を知ったアモンが加勢したせいで店内は大騒ぎ。見兼ねたツキミがまたしてもナイスフォローに入ってこの日は一旦平和に終了。 後日、イチゴは白川さんに、長谷川さんから英語を習いたいとお願いする。確かに何でも相談してくれって言ってたからね、男に二言はないよね。この時の姿を見る限り、人魚姫の絵本に悪意は感じなかった。私チョロい。 それから数日間来店しない2人にイチゴは不安を募らせる。情緒取り戻すと本当に分かりやすいからなぁお嬢さん。やっと来店した2人もとい長谷川さんに顔を綻ばせるイチゴにノインの手痛いツッコミ。が、白川さん何やらご立腹。来店しなかった理由と不安は的中していて、長谷川さんはイチゴと一緒にクラマの元へ。アモンも付いてくる。 何やらFMRCとの抗争があったそうで、そこでの長谷川さんのチートっぷりを熱弁するアモン。うるさいから追い出されるけどもはや通常営業。そして意外にも負傷したという長谷川さんですが… うん、ある意味脱ぐと凄かったね。本来の意味で百戦錬磨でした。 白川さんとノインの誤解も解けて、遂にあの日が訪れる。イチゴを頭数に入れるツキミに難色を示す長谷川さんに対し、それならば長谷川・イチゴペアでいけば問題ないという事でその場は収まるんだけど。 ここからやっと長谷川ルートの幕開け。これまでのアレコレは全て前座でした。狙撃ポイントへ向かう車内、長谷川さんが推測するイチゴの価値について。これ、ほぼ全部アタリでしたよね…ゾクっとする位に。 アモンが寝返って作戦は中止、元よりそのつもりだったという長谷川さんのセーフハウスへ。なになに、こんなパターン初じゃない? ちょっと長谷川さん…嘘でしょ…? こんな終盤でいきなりブラック長谷川にならないでくださいよぉ。壁ドンが全然甘くない。カッコいいけど()でも…節々に本当の事、というか本音も混ぜてるんですよねこのシーン。勿論そんな事はつゆ知らず、イチゴと一緒に打ちひしがれてしまいました。 事態は二転三転。返り血まみれのイズナの立ち絵はこのシーン専用だよね、貴重!しかしイチゴを救い出そうとしてたのは白川さんの意向だったなんてな。またしてもリバー・オーグ壊滅にあっても1人生き残った長谷川さんはセーフハウスに戻って来て、先刻の嘘が判明。死に際の白川さんの台詞、尊いが過ぎる。 ここからの2人の会話はね…初めて名前を呼んでくれた事以外は不粋なので割愛しますけれど。やっぱり長谷川さんもあの体質なんじゃないかとほぼ確信してしまいました。私チョロいその2。 離れたくないと縋るイチゴに麻酔を打って、到着したラキアに預ける長谷川さん。後半の展開が急激過ぎて色々と理解が追いつかないまま2人は離れ離れに。 BADだと月影のセーフハウスにぽつんと1人で座り込み、待てど暮らせど現れない長谷川さんを待ち続けるイチゴのスチルが出て終わり。この世界線だと、あまり考えたくないけど死神レジェンドの終焉を想像してしまった。 恋愛EDに向けて進めていた時も同じシーンになるから、愛キャッチ外してないのに何で…?と思ってたらなんか来た!イチゴはもう全開で好きなんだけど、長谷川さんはまだちょーっとカタイのよね。そこがいいんだけど。 2人の逃亡生活が始まって。その末にやっとやっと告白してくれて。しかも、お出掛けした時から既に好きだったとかズルいわ。自分の手は汚れ過ぎているからイチゴを好きになる資格がないと思ってた。そうは言っても鬼の理性だよ。この人ほんと凄いと思う。ここでも子守唄がわりに絵本の読み聞かせをしながらの添い寝止まり。 が、まだ終わらないよ。終わらせないんだねブロッコリーさん。もう文字数で分かるじゃないですか。このルートめちゃくちゃ力入ってんなと。 社長、生きてたーーー!そして嫉妬するの可愛い。笑愉快だが何故か不快だって。白川さん個人的にも満更じゃなかったんだろうなぁ。イチゴ可愛いもん。 晴れて自由の身になったお2人ですが…やっぱりこう、何と言いますか。裏社会モノとしては大満足ルートなんだけど、乙女ゲームとしてはもうちょっと欲しいよねっていうところで後日談へ。 【後日談】さすがマツリ姐さん的イチゴを嫁にやっても安心ランキング暫定1位の長谷川さん。本当の自由にはまだ遠いと判断してか、日本を出て支援活動をしながら海外を転々とし戻って来たのは1年後。イチゴもまだ話し始めは声が出にくいけど、スマホがなくてもほぼ会話ができるところまで回復してる。 イチゴも随分大人っぽくなったし、急に『こんな事』をしても動じなくなったと。ん?嬉しいからやめなくていいというイチゴに対して、回数は維持or増やす方向でいくらしいです…はぁ。早く画面から出てこないかなこの人。 狭いベッドだの旅館だのの話はとりあえず置いといて。プロポーズ、いただきました。ありがとうございます。こんな真っ直ぐな日本男児…令和の日本にも存在するのかなぁ() となると、切っても切れない縁になるのがマツリ。イチゴの体質もだけど、長谷川さんの方も疑わしいからね。このタイミングで明かされるのは納得。 マツリの言う通り、他のメンツはともかく長谷川さんなら表でごく普通の家庭を築こうとするだろうから、イチゴの体質については知らせておかなければならなかった。マツリからの伝言という形でクラマから説明されるんだけど。 プロポーズした途端、家族計画にまで口出しされる長谷川さんちょっとかなり不憫。全く動じずに可能性としてはあるという答えを聞いて真っ赤になるイチゴちゃん。結論、マツリは限りなく不老に近いけどイチゴは不老ではない。長谷川さんの死神レジェンドは単に腕っ節と悪運が強過ぎただけ。これには驚いた。 コンプ後に読んだんですけど、何なら全員怪しいじゃないですか。ノインはその線だと信じてたし、ツキミ、イズナ、アモンはそれなりに重症負うけど明確な死亡エンドは無かった。クラマは特殊な立ち位置だけど、どんな瀕死の人間でも生還させてたのが引っ掛かってた。こういうゲームだったら攻略キャラや立ち絵のあるサブキャラの1人や2人亡くなる世界線があっても何ら不思議じゃないのに、カガリや白川さんも死ななかった。モブの皆さんには申し訳ありませんが。…ね、今となっては大人の事情だと思うけど。 未来のために学び直す事を決意するイチゴに一刻も早く籍を入れたがる長谷川さん、たまに可愛いから困るんだよな。こんな完璧な男なのにイチゴが離れて行く不安を抱えてるなんて。 長谷川改め高秋さんの戸籍問題も社長の計らいですんなり解決。イチゴの養護施設には恩師として同行したけど、しっかり自分の両親に結婚の報告をしに行くところが最後までこの人らしい終わり方でした。 安心安全の長谷川さんルートを終えて、いよいよ大詰めのクラマ。あの人本当にデレんの?と思って油断した。やっぱりどのタイトルでも年齢差キャラは強い。
2022.08.28
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。アモン(CV:八代拓)推定年齢:23歳前後誕生日:3/14身長:178cm喫茶 月影で仕事を請け負うフリーの殺し屋。 【2周目】1周目でヒールだったアモン、確かにこういうキャラって本心が読めないというか何というか。本領発揮してくれるのは最終ルートの最後の最後と後日談だったんですが…さて、自ルートではどうなる事やら。 どの世界線でもイチゴに興味津々で、二言目には可愛い可愛い言ってくれるアモン。自ルートでも軽口に変わりはないんですけど、彼は彼なりにイチゴを笑顔にしたいっていう一貫した思いがあるのは良かった。スマホ以外でどうにかコミュニケーション取れる方法ないかなって考えたり。 やっぱり月影側の人たちは表から来た年頃の女の子の扱いが上手いとは言えなくて、マツリとかアモンの方が色々汲み取って気にかけてるフシはありますよね。このルートだと冷蔵庫の掃除で手が荒れちゃったとかもあったし。ハンドクリーム持ってるツキミ、さすがの女子力。笑塗り絵の贈り物も全く打算は無いのにイズナに邪険にされまくり。 ツキミやイズナはイチゴとアモンを近付けたくないのが節々からダダ漏れで、まあ何かあるんだろうとは。外出の条件もガチガチでしたね。 それにしても、イズナがあまりにも色んな食べ物を上手く捌く話が出てくるので、まさか人間も…とか思っちゃったのは全くの見当違いで良かった。笑 情が入ると殺れないし守れなくなるから仕事関係の相手の事は知ろうとしない、考えない事で心を守っているイズナと殺す相手の事をせめて覚えておいてあげたいというアモンは対照的。お互いがお互いの事を羨ましく思ってる不思議。 アモンの葛藤は後日談まで読むと物凄く納得できるんですけど、あれ程イチゴに構っておきながらいざイチゴから真っ直ぐに好意を向けられるとヘタレちゃうんだなぁ。さすがにそこで泣くとは思わなかった。 悪夢を見たイチゴにドリームキャッチャーを目の前で手作りして渡す、なんて他の誰がしてくれるというのか。結局、イチゴのことに関しては全て本心からの行動だったんだよね。 闇っていう程の何かも感じない、誰かさんほど頭のネジぶっ飛んでるわけでもなさそうなのに、狙撃の腕が海外で重宝されるレベルで超一流っていうのが想像つかないしイチゴと逃げる為に10人単位でブッコロして来た時は本気でこの人が分からなくなった。 一応、フリーの建前で月影の何かを探ってる的な事は言われてたんだけど。ここまできても真剣な顔でスコープ覗いてるところが全く思い浮かばない…通常ツーマンセルの狙撃も1人でできちゃうとかさ。 最後は特大フラグを立てた後、やっぱりイチゴを攫おうとして月影勢に撃たれるものの一命は取り留める。アモンだけやたらスチルの数少ないなーとは起動しておまけページ見た時から思ってました。制作側からも不憫な扱い?謎 BADはイチゴが表社会に戻って終わり。多分アモンも望んではいた事だけど、もうこの段階でいきなりほっぽり出されても困るんですよ。わかってくれ。アモンもずっと目覚めないとか言われるけどどうでしょうね…この世界線で利用価値があれば生かされてるだろうけど。 恋愛EDだとアモンは目覚めますが、それでどうなったの?っていう訳で後日談。今作一ニを争う衝撃展開だった。 【後日談】三途の川から舞い戻った後、1年経っても前線には復帰していないアモン。リハビリがてらクラマ診療室の手伝いなんかをしてるんだけど、イチゴは声こそ出ないものの表社会で自活を始められるくらいのお金を貯めきっていて逆にアモンは仕事が請けられないから治療費やらの借金は嵩む一方。 月影内のワンルームで一緒に寝泊まりしてて、何せ甲斐性がないからアモンにできる事は一緒に居る事だけ。それでもイチゴは幸せだと思ってる。 後日談でもイズナとアモンは対照的に描かれていて、得意な戦法も全く違う。迎え撃ちと追い撃ちだっけ。アモンから見たイズナはカッコいいっていうのは、もはや全人類が同意すると思うわ。笑 月影と組織の教育方針が全く違う事が判明すると、外から見れば同じような生い立ちでも組織出身のアモンと月影の殺し屋たちは全く性質が違う。それならイチゴみたいな子から好意を向けられた時点で本気で突っぱねなきゃいけなかったよね。君だけはそうすべきだったよね?だけど、もう遅かった。 例の『後始末』に際し、アモンの身柄は正式に月影側で引き取ってるしノインもアモンの腕は欲しい。イチゴの意思も尊重したい。だから悪いようにはしない、という事なんだけど。なんかまた特大フラグ立ってる予感しかしないだよなー…イチゴちゃん? イチゴを連れ立っての復帰戦は良条件とは言えない狙撃で、相手に当てたもののアモンは負傷。トドメを刺すために銃を渡せと言うアモンに対してイチゴ… え、ぇえええええ?!?! ってなりますよそりゃ。画面のこっち側で真顔になった。タイトルおかしい。殺し屋とストロベリーじゃなくて殺し屋と殺し屋じゃん!混乱 しかもめちゃくちゃ冷静なの。頭と胸に2発当てなきゃいけなかったとかそんな感じの。で、声なんて二度と出ないままで良いんだって。悲鳴を上げたり、助けを求めたりする事でアモンの足を引っ張る事がなくて済むから。 初めて人を殺めたイチゴに駆け寄ったアモンは、それが間違っている事は分かっているけど『嬉しい』と言った。イチゴがこちら側にきてくれたからと… さすがにこの終わり方は物議を醸すような気がした。↑の発言と矛盾するけど、ああこれこそがタイトル回収ルートなの?って。 なんだかんだでみんなイチゴとくっ付けば足洗う方向だし…某人だけアナザーED扱いとはいえ。EDの『貴方を秘してしまう夜明けなら要らない』そのものなんだよね、この終わり方。OPでも『縦え穢れてしまっても善い、月が二人を視ていたから』とか言ってるけどさ。でもさ。 そりゃ周りが全力で止めるわけだ。裏社会でも表の人間と結婚する人は稀にいる件も、仕事に関わってもせいぜい事務方だったりで少なくとも実戦には出てないみたいだったし。 要はアモンルートとアモン自身って、何も闇に見えないところが最大の闇で。この人を好きになってしまったら本当にもう後戻りはできないんだなって。アモンはツキミみたいに多面性があるわけでもないから。いつもの調子のまま息をするように人を殺せる。組織でそういう風に育てられて、そういう風に育たなかった人はみんな淘汰されちゃった。 分からないな、幸せって何なんだろうな。これ、下手したらいつかお互い殺し合わなきゃいけなくなったりする可能性もあって。イチゴは地獄で一緒になれるからと躊躇いなく心中するだろうけど、アモンはイチゴ殺っても生きてそう。イチゴ自身が生きることを諦めたら死は訪れるはずだから…全然明るい未来が見えない… ピンク髪でチャラ男っぽいヘタレのルートが今作一の闇深エンドだったという。ブロッコリーさんはもっと乙女ゲーム出してください。参りました。降参です。他のタイトルでも物凄く考えさせられるルートがあったんだよ…ほら、紫髪の組長… では、3周目は紫髪のツキミです。
2022.08.27
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。ノイン(CV:花江夏樹)推定年齢:不詳 自称16歳→20代誕生日:2/7本名:クオン身長165cm喫茶 月影の一角で商売をする武器商人。 【6周目】『ノインルートが解放されました』が出た瞬間、あー殺ストもう終わっちゃうんだなーって寂しくなりました。なまじ舞台が現代日本だからか実生活に影響する程世界観に没入してたので。唯一の制限付きルート、恋仲になるのも想像つかない。果たしてどう見せてくれる?と思いながらいざスタート。 イチゴの真相に予想がついてくると、ノインこそが実験の成功例だと信じて疑ってなかった。髪色が同じだったり、瞳の色が赤(ピンク?)と水色だったり。この見た目なのに周りみんなさん付けだしさ…素晴らしいミスリードだったと思います。 これまでずっと近くにいたけど、ガッツリした絡みはなかったノイン。一対一で向き合ってみたら想像以上に辛辣で。あーこれは正統派のツンデレ枠だと。イズナはクーデレっていうかクールデレデレデレryだったからなぁ。笑 現状はテレワークの時代になったのでオフィス外でお仕事される方も相当増えたわけですが、vita版発売当初はコロナ前ですもんね。他ルートでも片鱗は見せられてたけど、やはりデキる男はフッ軽というか何というか。みんなカフェでノートPC開いて何やってんの?っていうのを即調べてきちゃったのは面白かった。ノインはこれを『共犯』と言い、イチゴはその言葉にしばらく囚われる事になる。 後半推奨キャラはあっという間に日にちが経つ。4日経ち、例の偽ノインについて。確かに50代で墨だらけのスキンヘッドのおっさんとノインを並べたら、前者の方がモノホンに見えるだろうな。笑ここではまだノインの実年齢が分からないので、彼の愚痴も匂わせにしか思えなかった。 後日、特等席に居ないノインに一抹の寂しさを感じるイチゴに出前配達の依頼。出前といえばクラマ先生だよね。診察室にはカガリの容体を診るクラマと、カガリを気遣うノインの姿があり、イチゴが彼の処置に際して全く動じなかったという話を聞いたノインは複雑そうな面持ち。以来、ノインの態度は元よりもさらに辛辣になる。 『視界にも入れたくない』ってさぁ…八つ当たりにしてもなかなか酷いもんだよ。アモンも心配してるし、ツキミもフォローしようとするんだけど立場上ノインの事悪く言えないからね。 珍しく長谷川さんから話しかけられるシーンが挟まって、『共犯』について尋ねるイチゴ。双方に利害関係さえあれば好き嫌いは関係なく成立するものだと言われて落ち込んじゃう。 ノインなりにマズいと思ったのか厨房に入って来ておにぎり作ってくれたりするんだけど、いくらなんでも『視界にも入れたくない』は酷過ぎ。 遂にストレスで体調を崩すイチゴ、それにいち早く気付くノイン。ツキミに因果関係を指摘されたらしく寝込んだイチゴに差し入れを持って来てくれて、謝りもしないしはっきり返事もしなかったけど。結果的に回復したイチゴを外へ連れ出してくれた。これは軟化の兆し…! 希望に背を向けるイチゴを視界に入れたくない理由は過去を思い出して辛いから、という解釈でいいのかな。以前一度だけ人身売買に手を染めた事があって、商品である女性は相手方に引き渡した直後大荒れの海へ飛び込んで亡くなってしまった。というだけならまだしも。飛び込む直前の女性と目が合ってしまった事で、ノインはそれ以来人身売買から手を引いた。 イチゴはその女性と違って、希望こそ抱いてはいないけど死ぬ事は嫌だという芯はブレない子なんだよね。だからまだ救いようがあるというか。結局午前中からフルコースデートをして月影に戻る頃には開店間際。アモンに警戒心バリバリのツキミとノインですが、そろそろくるか…? 現れたマツリ姐さんとの殺し屋あるある会話、ここですね。ミリオタかFPS好きなら刺さりそうなやつ。笑(余談:クラマの個別感想で気付いた方がいるかもしれませんが、私は日本の医療ドラマがちょっと…海外ドラマは比較的ちゃんとしてるんだけどな笑) と、脱線したところで。遂に本性現しやがった黒アモン。ツキミルートではチラッとしか見せなかったけど。私もこの時点ではノインの不老説(仮)を信じてたので、イチゴと一緒に真っ青になった。そんな事はつゆ知らずイチゴに本をプレゼントして、後でポップコーンでも食べながら劇場版を見ようねって嬉しそうに語るノイン。 そうだなぁ…やっぱりアモンの扱いが制作側からしても特殊というか不憫なのは、どう足掻いても敵役だからなんでしょうかね。攻略キャラがもう1人多ければ隠しだっただろうな、っていう感じの立ち位置。 特別営業の夜。アモンルートと同じように、自ら申し出てペアを組み、その日を迎える。 このルートだとほとんどアモンと絡みがないから、普通にマジクソ野郎に見えますよね。そこんとこも上手いなって。当然これを月影が見逃すわけもなくノインに撃たれ倒れるアモン、現れるツキミ。間もなく救急キットを持ったイズナも現れ、わざと死なせないように殺した(凄いパワーワード)アモンを預けて2人はノインのセーフハウスへ向かう。 公式にもクレジットにも出てるんだけどずっと登場しなかったヨダカ。ある組織側の人間でありながら、結果的にトップであるあの方に反旗を翻す事になったのは月影の方が一枚上手だったわけですね。 全ルートを総合して時系列で並べると。数十年前、マツリと組んで殺し屋稼業に勤しんでいたあの方は、マツリが全く老化しない事に気付き、マツリの遺伝子を用いて不老不死の人間を作り出すゼロ計画を立ち上げた。ゼロ計画の由来は当時マツリの通り名が零だった事から。 マツリの遺伝子を組み込まれ生み出された人間達は一般社会へ解き放たれ、一定の条件を満たすと実験施設へ連れ戻される。ヨダカについては不老も不死も受け継ぐ事ができなかったものの、あのお方に右腕として使えると判断されてか?組織の代理人として傍に置かれた。 一方のイチゴはツキミの暗殺を掻い潜ったが故に施設へ連れ戻された。同じように連れ戻されてくる人間は繰り返される実験に耐えられず、特に精神面の消耗が激しかった為に生への希望を見失い皆亡くなってしまった。 自らが老いゆく事に焦りを感じ始めてか、あの方は徐々にゼロ計画ばかりに没頭するようになり裏社会の治安にまで影響を及ぼした。故に、本来懲罰組織として機能している月影としては何としてもゼロ計画、引いてはあの方を始末しなければならない。 どれ程非人道的実験を受けても生きることだけは諦めなかった唯一の存在であるイチゴはゼロ計画最後の切り札となったが、ヨダカはあのお方、ある組織、裏社会の現状を危惧しイチゴを月影に預けた。ここがゲームの冒頭ですね。イチゴという名前は検体No.15から思い付いて咄嗟に名乗ったもの。月影はイチゴをあえて人目につく場所へ置き、あの方が姿を現すのを狙った。 それでもあの方は動かなかったが、フリーの建前で月影に出入りしていたある組織側の監視人アモンが流した情報によって、組織内は混乱する。その混乱に乗じて月影は組織の壊滅へ向けて動き出し、ヨダカは代理人としての信頼を盾にあの方を葬り実質トップとなった…と、こんな感じですかね。 情報過多にも程があるんですけど、ヨダカはいわば兄のような存在だからイチゴを表社会でやり直させたいと思った。けど、イチゴはノインの側にいる事を自らの声で伝える事ができたから、ヨダカも渋々イチゴの意志を尊重する事にした。ノインはめちゃくちゃ若く見えるけど普通の20代。にして月影の長。イチゴはこれからも月影でノインを支えながら生きていく事になりましたとさ。めでたしm いや、この後が全員の名前出るんで大事なとこなんだけどね。笑本編中に声が出せるようになるの、ノインだけだったし。 ツキミはちょっと複雑そう…に見えるけど、これからも月影のマスター兼スイーツ担当。イズナもウエイター兼バリスタ。2人とももちろん本業は殺し屋。 クラマはリバー・オーグ社とも懇意になる事か決まり、白川さんと長谷川さんが出てくる。アモンは一命を取り留め、今後は月影の人間として借金をカタに働かせる事が決定。 ラキア…笑った…ありがとう、ありがとう。マツリ姐さんはクラマを自分の主治医とする事に決めたようで、もう他の病院にかかる気はないらしい(自分のデータとか検体が残るから)。カガリはイチゴの穴埋め(?!)で度々ウエイターとして引っ張り出されている様子。そしてヨダカは、ノインと共に裏社会の立て直しに取り掛かる。 ラブラブなイチゴとノインのスチル、ほんと可愛いよね。やっぱり糖度は低かったけど、全ての点が繋がるルートだったなぁ。 しかし。ノインルートはもう一つのエンディングを見ずには終われない。 これはBADというかアナザー扱いになると思うんだけど、これを機に足を洗って表社会に戻るノイン。イチゴも高校生に戻って制服着てるんだけど…本名…まさかの本名。ここで?!めちゃくちゃ隠しましたね、誰の後日談でも一切出てこないし。BAD(アナザー)は見ない人もいるだろうし。 ちなみにノインの本名はクオン。久遠、で良いのかな。すれ違うアモンを見かけ不意に呼び止めそうになるイチゴだけれど、月影を抜けて表社会で生きていくルール上それは許されない。ノインにとって同じ釜の飯を食べて育ったツキミやクラマであっても。そして、この世でたった2人イチゴの肉親と呼べるマツリやヨダカであっても… ってなるとさ、やっぱりイチゴはイチゴのままでいて欲しいような、違うような…難しいなあ。だけど、やっぱりタイトル回収としては恋愛EDが正史になるよね。 後日談も微糖of微糖ではあるけど、みんなが1年後もそれぞれらしく生きていて大団円みもあり、月影とはどんなものなのかがはっきりと理解できるお話でした。もし未プレイの方がいたら是非ご自身の目で確かめていただきたいなと思います。 アモンルートの後日談でもイチゴは喫茶月影に残っているけれど、彼女の立ち位置は罪人である彼らの救済者だから。そうであってほしい、そうであるべきだから。やっぱりあれを正史にはできないなと…長谷川さんの言葉を聞いて確信めいたものを感じました。 裏社会が動いた日、2人は共犯者になりかけた。でも、アモンは今も生きている。だから2人は共犯じゃないと思う、思いたい。 真実を知っても愛せるか?というのが今作のテーマでしたね。そうだなぁ、正直アモンに関しては複雑なところもあるけど、そこに身を置く覚悟をした以上、ああいう未来も可能性としてゼロじゃないからなー…どのルートもどのキャラも、ヒロインサブキャラ含めてみんな愛しいのは間違いないです。殺スト大好き、愛してる!という事で終わります、ありがとうございました。
2022.08.26
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。クラマ(CV:野島健児)本名:紫生-シキ-推定年齢:28歳前後誕生日:11/8身長180cm喫茶 月影の裏店舗で開業している闇医者。 【5周目】初めてキャラデザを見た時は一番好みだったんですが、調べてみたら後半推奨キャラだったのでやっと辿り着いた〜って感慨深いものがありました。一応月影内にいるからこれまでもそれなりに絡みはあったけど、まあ一言で表せばどう見ても怪し過ぎる。笑闇医者設定も、真相に限りなく近いっていうのも、マッドサイエンティスト的なアレなのかと思ってた。もしくは治療費をとんでもない方法で払わされるとか。いい意味で裏切られましたね。 このルートの取っ掛かりは出前か、なるほど。手先の器用さを維持する為にミニチュアを作り続けているというクラマなんだけど、主に診るのは負傷した裏社会の人間だから外科が専門という認識で良いのかな。一言に医師と言っても色々あるわけで…少なくとも精神とか病理ではないですね、それもう出会った瞬間に話終わる。笑 3回目の出前でクラマはイチゴの体質について仮説を立て、自分自身の事を知りたくないか?と問う。初っ端から真相明かすよって言ってるようなもんだな…誰とも親しくない段階なので、考える事を放棄して首を縦に振るイチゴ。 4日が経ち、カガリの件を機にイチゴは建前上クラマの助手として診察室で過ごす時間を割いて貰う事になる。 苦痛を与えない、という前提条件で始まったクラマの実験。2回目までは大した事ないものだったし結果も平々凡々。3回目に劇物が取り入れられた事で結果が変化する。そして、イチゴの変化に真っ先に気付いたのはやっぱりマツリ姐さん。 この頃のイチゴは喫茶店での接客に疲れを感じるようになっていたし、その理由の最たるはクラマの実験だよね。要は施設とやってる事変わらんし。 後々になってみると、それをマツリが見逃すわけがない。クラマには医者の本分に立ち帰れと言うし(しかも期限は1週間)、ツキミにも配慮の方向性がズレ過ぎだとピシャリ。 度肝抜かれたのは、イチゴより先にクラマの心情が変わり始めた事。『入りなさい』のトーンが全然違うんだよね。声優さんって凄い…このたった一言でそれを伝えられちゃうんだから。 度肝抜かれたと言えば。お出かけの前日に診療室がスイーツバイキングと化してた事もありますが、相談相手はまあツキミでしょうね、そうでしょうね。笑マツリ姐さんの『これだから理系男子は』に100万回同意。 引きこもり闇医者クラマとの外出は短い散歩程度のものだったけど、外の刺激は良くも悪くもイチゴの心を動かし始める。後日クラマが言った女子高生の万能無敵感が苦手なのもわかりみが深い。 夢ってさ、現実との対比と言われる事もあれば、予知と言われる事もあって。こんな令和の世になっても完全には解明されてないのが本当に不思議。 翌朝の『その…こんにちは』で私の中の何かが壊れた。ツキミも大概だけどクラマもほんと面白いよね。マッドサイエンティスト疑ってごめんなさいでした。某人の後日談では自称してるけど。笑 出前を持って戻って来るイチゴを部屋の前で待ってるし、ドールハウスのキットをくれるし。ひっそりと近づいていく2人の静かな日常がいつまでも続けばいいのにって思った。 タッチヒーリングのシーンから始まるクラマの読唇術も、イズナがイチゴの些細な表情とか仕草で言わんとする事を理解するのに近からず遠からずで尊いな〜って。この先もしばらくはこれでいくからな。頑張れ先生。 無情にも訪れる特別営業。だけどこの日はほんとに色々あった。タッチヒーリングからの、読唇術からの、マツリ姐さんのハグからの、クラマの来店(!)。静かな日々は間もなく終わりを告げる事が分かっているだけに、嬉しいのに切なくて情緒が迷子。作戦の頭数に入らないのは初パターンで、ノインに白羽の矢が立つんですが。自ら赴きますか…あなた様が。 皆が出払った喫茶月影。BADだとここでマツリがイチゴを攫い、その理由も全て語ってくれる。イチゴの出生と価値、マツリの言う『宿題』の意味。 これまでのルートでチラホラ、老いないとか、死なないとか、そういう体質のキャラが複数いるのは仮説として予想してた。それにしてもまさかでした、要はクローン人間って事でしょう。勿論両親はいない。もし肉親と、血縁と呼べるとしたら一部同じ遺伝子を持ったマツリ。だから、マツリと共に行く事はそんなに悪い終わり方には思えなかったし、これまでのマツリの行動全てに裏付けが取れましたね。見て良かったBADっていうのも珍しい。 恋愛EDだと、この先どうしたいかなんて分からないけど、クラマの事が好きで一緒にいたいのは確かだと伝えるイチゴ。クラマもクラマで、この作戦に片がつけば恐らくイチゴは自由になると予測していて、そうなれば裏社会の自分とはもう二度と会えなくなると思っていた。 お願いだから見逃して!って思ったけどここでもやっぱりツキミ登場。そしてノインも。クラマやノインに『現役時代』があった事が判明すると、月影というものが何なのかも少しずつ見えてきますよね。 で、やっぱりノイさんがボスだったんだ。クラマが単に色ボケしてトチ狂ったなら殺そうと思ってたけど、医師としてイチゴの声を取り戻す為にそうしたいという言葉を聞いて、まあいいんじゃないって。月影ってそういう場所?なんだよね。筋が通ってれば人情があるというか。その点、ある組織ときたらry クラマルートはどっちのエンディングも好き。勿論乙女ゲーム的には恋愛EDの方が良いけど!笑 夢は正夢になって、地中海の海をバックに身を寄せ合う2人と、ミニチュアのうさぎとワンちゃん先生のスチルで本編終了。いつか名前を呼んでほしいというクラマと、先生の名前を呼びたいという2人が尊い…尊いです…語彙力が追いつかない。 どうしてかな、要は一度だけ手を重ねて、告白して、告白されて、駆け落ちしてキスで終わったルートなのにめちゃくちゃ満足してる。荒んだ心が満たされた…ボイス飛ばさずに完走したのも私としては珍しい事です。 【後日談】いきなり無粋なツッコミして申し訳ないんだけど、クラマ医師免許は持ってないって事でおけ?医師免許持ってるなら、月影の地下にこもって10年位経ってたって事は、最低でも30代半ばになっちゃうんよ… 表で普通の生活してたのもごく短い期間だったらしいし、免許持ってるなら最低6年〜8年程度は表にいたはず。イチゴとの年齢差も10歳程度っぽいし。闇医者っていう位だからそうなんだろうな。日本における彫り師とかピアッサーさんみたいなイメージで良さそう。 1年後も2人は地中海の見える国でひっそりと暮らしてる。イチゴとのコミュニケーションは今も読唇がメイン。 地元の子どもや情熱的()な男らにヤキモチやく先生可愛過ぎ。イチゴちゃんは海外でもモテてるのね。 ノインと連絡を取ってるし、1人で考え込む時間も増えてるし…やっぱりこの2人も『後始末』には巻き込まれるしかないのかな。 え、こんな笑顔の立ち絵本編中にありましたっけ。ってシーンもあって。なんかもう…言葉にならない。読唇も本当のところはイチゴがどういう反応をするか大体わかるから、専門外なのに精度が高いって話だし。 船旅ののち飛行機でこの国へ来て、最初の1ヶ月はヴィラにこもって過ごして。今は間借りした住居兼診察室で2人暮らし。その辺りをこう、詳しくお聞きしたいんですがねぇ… 『敵が来た』には少しドキッとしたけど、やっぱりお前かーい!笑目が悪いから狙撃は微妙だけど、近接戦ならツキミと謙遜ないって凄いな。 クラマも長谷川さんと同じく、イチゴが外の世界で生きるようになったら自分みたいな男は見限られるんじゃないかという不安を抱えてた。それは違う、という事を伝えたいが為にイチゴの声が戻る。ああああry 日本に戻った2人は月影ビルの上層階に住み、イチゴは高卒認定→看護学校へ。クラマは地下の診察室へ出戻り。そして白昼堂々プロポーズからのキス…ダメだ、私の声が失われた。 一つだけ不満があるとすれば、眼鏡キャラの眼鏡を頑なに外さないブロッコリーさんは何をお考えなのでしょうか?笑その眼鏡は外された時に真価を発揮するんだよ?1年も2人きりで毎晩ずっと側で眠ってたならそこをスチルでお願いしたい。ほんと…紫髪の組長の時もね… ありがとうございました、私もクラマ先生大好き。でも最後の1人が残ってますので、いよいよ最終ルートのノインへ向かいますー。
2022.08.25
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。イズナ(CV:石川界人)本名:鳴海-ナルミ-推定年齢:24歳前後誕生日:7/31身長:185cm喫茶 月影の店員兼バリスタ。本業は殺し屋。【1周目】体験版やった後ではありましたが、いざ購入して個別ルートに入ってみたらイチゴの心が想定以上に壊れてて、そこにまずメンタルを削られました。乙女的な萌えよりこの子ちゃんと幸せになれるかなって心配が先に来ちゃいましたね。さて、個別感想です。初登場時ラキアとのツーショットスチルがめちゃくちゃ刺さりまして、1周目はそのままイズナルートを選んでました。ごく序盤のうちだったり他ルートだと、ぶっきらぼうで素っ気ない印象のイズナ。見た目も金髪ショートでガタイも良くて、オラオラ?かと思いきや。目付きが優しいんだよなぁ…っていうのは感じてました。普通に『めんどくせぇ』とか言われちゃうんですけど。そして彼は月影のバリスタ担当。コーヒーの蘊蓄語り始めたらとりあえず全部スクショ。そのうちコピ・ルアクの話出るかと思ったら最後まで出なかったな…伊勢海老のエビチリとか高級ベーコンのBLT出すくらいだから、アモン辺りに飲ませそうなのに。笑とにかく対アモンのセコムっぷりが凄い。持って来たチェスを電子レンジでチンした時は笑いました。月影内にいるので、比較的早くお近付きになれる。まずはアモンと言い合いした後の倉庫のシーンかな。兄も殺し屋で、ある時自分を庇って亡くなった。だから仕事上で関わる人間にあまり情が移らないようにしている…というような事を語ってくれるんですよね。その後は結構なし崩しというか何というか、さりげない軟化がチラチラ。寝付けない夜(朝?)ブラックが飲めないイチゴにノンカフェインのラテを差し入れてくれたり、まかないをウインナーコーヒーにしてくれたり、チェスの相手をしてくれたり。そうなってくると、必然的にイチゴの心境に変化が出てきて。その辺りでまた突き放そうとする。双方複雑ですよね。イズナにしてみればそれはいつか『失敗』に繋がる事を経験してるし、自分を良くわかってるからが故なんだけど。まさかの24時間体制護衛inワンルームに切り替わったのはビックリ。全然寝付けなかったイズナ、可愛いなと思っちゃいました。このスチルの構図、良いよね〜。翌日には笑い顔も見られるし、マツリ姐さんの嗅覚が色んな意味で鋭い過ぎて、もう完全にデレデレ。笑無愛想で荒っぽい設定はどこ行ったんだ。イチゴが悪意のないどストレートなところもまた良くて。そんな2人を襲ったのは不慮の事故…という事で良かったのかな。後々になっても特に何も語られなかったので本当にただの事故だった。せっかく2人でお出掛けしてフワフワしてるところにあれじゃあ、イチゴはさぞショッキングだったろうなと思います。目が覚めたら真っ先に部屋まで様子見に来るし、骨折れてんのに心配過ぎて床で手掴んだまま寝てるし…なんだか『失敗』の足音がしてくるようで、イズナがデレる程不安になってきました。これ乙女ゲームなんだけど。なんなの。その足音は、やっぱりアモンでしたねー。事故さえなければ当然イズナとイチゴで組んでたんだろうけども。私エアガンしか撃った事ないけどさ、骨折してるのに実銃なんて撃ったらヤバい事はわかる…口径まあまああるし。砕けますよ、実際砕けたし。コンプ後に読み直すと節々の会話で初っ端から結構核心に触れてるんだよね、1周目じゃさすがに全然分からんかった。そこで登場するのはズル過ぎるだろうと。ヒーローみ強過ぎ。なんというか、案外デレるの早いなとは思ったけどここまでとは思わなかった。イチゴも大概どストレートだけどイズナもイズナで裏表が全然なくて闇っぽい雰囲気も感じさせなかったし、本当に殺し屋向いてる人には思えなかった。告白から恋愛EDは糖度MAXで来たから心の準備ができてなくてヒェッてなりました。最低半年はダラダラ…はいいんですけど、いちゃこくのも宣言してるわこの人。まさかあのツキミより甘々になっちゃうなんて。何より、イズナはイチゴのちょっとした表情とか仕草で伝えたいことを言わなくても読み取っちゃうところが尊かった。これは他の人にはできなかった事だからね。その点、BADはめちゃくちゃしんどい。1周目だったので後から見たんですけど。自由って何なんだろうなってちょっと鬱になってしまった。月影で過ごした月日は、施設で過ごした期間より全然短かったのにめざましい情緒の変化があって。そこからまた落とされて。悲しくなったので即次いきました。【後日談】いやーーー予感はしてたけどまさかの糖度No. 1じゃないですか?!初っ端から。しかも朝っぱらから。後日談は各々くっ付いて新生活送ってるけど、このゲーム恋愛とセクシャルはレーティング引っ掛かってないけど、ここまでしっかり関係匂わせるのイズナだけだよね。某人はルームシェアになった時も比較的平然としてたけど、イズナは明らか悶々としてましたし。笑月影育ちにしてはやっぱり陽の当たる場所の方が似合うイズナもとい鳴海。本名カッコいいな。お兄さんは千尋っていうんですね。お父さんの話はでてきたけど、お母さんの話は無かったな。何気なく『腰に手回したとき』とかぶっ込んでくるから本当に油断してるとヤバいお人ですこのお方。イチゴの育った養護施設に電話掛けて、結婚前提の人間としてご挨拶をしに行くところもイズナらしいなって。恐らく、マツリ姐さん的イチゴを嫁にやっても安心ランキング2位はイズナかな?1位の人はちょっと色々チート過ぎるんで。後日談はほぼ全員が諸々の『後始末』に奔走する事になりますが、イズナに関してはもう帰って来た時の展開がハッピーエンド過ぎて…シナリオ的には終始メインヒーローっぽさが強かったなと思います。アモンは自ルート以外だと不憫というか大体ヘタレ担当ですが、やっぱり彼との対比、その見せ方が良かった。という訳で2周目はアモンです。
2022.08.24
コメント(0)
後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。ツキミ(CV:田丸篤志)本名?:瑞紀-ミズキ-推定年齢:26歳前後誕生日:9/22身長:176cm喫茶 月影のマスター兼スイーツ担当。本業は殺し屋。【3周目】コンプ後に読み直せば全部わかるけどわからなかった2人を経て、おもしれー男の予感しかないツキミに凸してみました。最初からイチゴに矢印向いてるのが紳士的な振る舞いと『仕事としての配慮』で隠し切れてるとは言えなかったし。ノインとの会話なんかでも、何をどこまで知ってるんだろうと思って。一番気になってたのは『人形に人形の服着せてどうすんのさ』って発言かな。イチゴ自身も自分の変化に戸惑いと不安を覚えてツキミから離れようとしてみるし、ツキミも聡いから無理に近付かないし、優しさの根底にあるものは隠そうとする。すぐバレちゃうどころか自白しちゃうけどね。笑甘いものばかりの賄いは序の口で、クローゼットがあれば入り切らないであろう大量の可愛い洋服。度々部屋訪問。なのに部屋には暇を楽しめるような物は一切用意してなかった。基本スマートに振る舞ってはいるけど、実戦以外の事になるとてんでダメな男さん。情緒を取り戻していくイチゴって本当にストレートだから、それを自分に向けられると料理も失敗しかねないとか。イズナルートでは店内で爆発物()作り出してたけどアレは何があったのだろう。イチゴがイズナと良い感じになってたのが災いしたのだろうか…この辺でチラッと黒アモン見られるの貴重!しっかし自白するの早かったなー。笑好きになりそう、って我々の世界ではもう好きですよね?年齢の事を念押しされて聞かれるけど、成人してれば何か違ったんですか。どうなの。イチゴはツキミの優しさの発端が月影に来る前からだという事を悟って彼にそのまま問う。どうも人に聞かれるとまずい事情の様で、先日の約束通り可愛い靴を買いに外へ連れ出すからその時に、と。白昼の公園で聞かされた事実は、ツキミは以前イチゴを殺す依頼を受けて失敗していたという事。これはまぁ、イチゴのあれこれがわかれば当たり前なんですけど…その時ツキミが殺し損ねたせいで、イチゴは施設に攫われて実験体にされ声も感情も失った。ツキミの優しさが贖罪のつもりでも、そうでなくても、今のイチゴにとってはどうでも良くて。もし今後施設に連れ戻されそうになったら次こそは確実に仕留めて欲しいと懇願する。そんなイチゴを見て完全に惚れてしまったツキミさん。イズナの時と同じく24時間体制護衛に切り替わるけど、タイミング的に状況が差し迫ってたのと、ツキミ曰く『努力』した結果…両想いのお2人が二晩ほど同じ部屋におりましたがごくごく普通に朝を迎えます。ノインもマツリも同じような事を問う。ツキミは壊れている、本当にアイツでいいのかと。2人の真意はもっと深いところにあったんだけど、この時点でわかってる範囲でも、少なくとも一度は自分を殺そうとした男に惚れてるわけですよね。確かに冷静に考えるとトチ狂った話だな…混乱してきた。狙撃ポイントでこれまでのルートより少し踏み込んだイチゴ関連の事情が語られます。そして、これを終わらせたら前線を退いて2人で生きて行くつもりだと。本人も言ってたけど死亡フラグなやつね…狙撃自体は無事に終わりますが、BADだとここで現れたマツリに瀕死の重傷を負わせられ、約束通り自分の命が尽きる前にイチゴを殺そうとするし、イチゴも引き金に手を添える。最後に一枚噛むのはアモンだと思ってたから少しだけ意外だったかな。だけど、無理なんだよね。無理なの。決してツキミのせいじゃないんだ…目覚めたときイチゴは病院に1人。養護施設に連絡がついて、今後は表の世界に戻って生きていくしかないだろうし喫茶月影を探し出してもきっとツキミは生きてはいないと諦めて心を閉ざしてしまう。上手くいくとセーフティーを外したマツリにイチゴが縋り付いて(マジで危ない)、マツリも諦めて去って行く。5分経ったら移動しろと一言残して。狙撃、5分待つ間のキス、手を繋いで歩く2人のスチル…3枚ともめちゃくちゃキレイなんだよなぁ。さすが左から1番目キャラ。殺し屋ver.のツキミ、ちゃんと目付きも違う。これまでのツキミはTHE 優男みたいな雰囲気で描かれてましたからね。もうキレイっていうより美しいまで感じました。人殺す時の姿が美しいって私も段々おかしくなってきたわ…恋愛EDでは優男に戻ったツキミと2人、ケーキと紅茶のお店を出すというところで終わります。イズナはある意味男らしいというか下品な言い方すればオスみがあったんだけど、ツキミはもう付き合ってんだろの頃から最後までド健全でしたね。強いて言うなら、5分経ったら〜のキスシーンで、もどかしい一刻も早く月影に帰って続き云々は言ってたけど。笑【後日談】店舗上階の新居で穏やかな日々を送る2人はお店も繁盛していて結婚間近。幸せなはずなのにイチゴの声が戻らない理由について、そもそもお互いを知らな過ぎるんじゃないかというのは…結婚祝い持って来たクラマが言ったんだったかな。クラマの恋愛ED通って来てる身の上なもので、うさぎと狼のミニチュアでできたリングピローはちょっと複雑でした。クラマも好きだから。月影育ちで、特にクラマとノインは幼少期から絡みがあったと。イズナと比べてもこの3人は本当に浮世離れしてるからなんか面白い。イズナの後日談で戸籍3つあるとか言われてたし。だからミズキって名前も記号としての意味以外あんまり無さそうだった。よりによって結婚式の1週間前に件の『後始末』をしに行かなければならなくなってしまう。月影でのカフェウエディングが企画倒れになってて良かったですよね…しっかし10分前に滑り込みで帰って来たツキミといったらもう。イズナ怒鳴ってるけど、貴方も後日談で殺し屋スタイルのまま白昼堂々キスしてたじゃん。笑サバゲー帰りの新郎です!(要約)には笑ったけど。写真屋さんごめんね、それホンモノです。逃げて。ノインが神父の代わりをつとめ、声を取り戻したイチゴは自分の声で誓いを告げる。ツキミが散々ブッ壊れてるって言われてる理由は、月影で育ち実戦が始まった辺りでサイコパス疑惑がかかってたからだったんですね。クラマの後日談でも彼らの初戦について聞けますが、ツキミは普通に帰って飯食って風呂入って寝た的な…実戦的な実力もあれば、戦術を練る頭もあって(ただしたまに倫理感おかしい)作戦の成功率も生存率も高い。月影は懲罰組織的意味合いが強く裏社会の必要悪だから、シリアルキラーを生んではいけないと警戒された。最終的には人間離れした合理性故という事で片付いたらしい。そんなツキミだけど、今はもう惜しみなく少女趣味全開なケーキ屋さんの主。ツキミは襲名した名前だから、やっぱり本名で呼びたかったし新しい名字も知りたかったな〜っていうのはあるけど、それが叶うのは某人だけ…次は長谷川さんに凸。ここまでほとんど絡みがないし、どうやって関係を進展させるのか予想がつかなくて楽しみでした。
2022.08.23
コメント(0)
全7件 (7件中 1-7件目)
1