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2006年 1月17日(火) ヒメフヨウ・咲くやこの花館(13) 温室内通路左手で、真っ赤な花をツンと立てるように咲いているのは、「ヒメフヨウ」である。 ヒメフヨウ アオイ科・ヒメフヨウ属、原産地はメキシコ~コロンビアで、常緑 低木。 別名をシガレット・ハイビスカスというように、蕾のままの ハイビスカスのように見える。 沖縄では、冬の間が花期になる。 花の蜜を吸って遊ぶ子供もいる。 蕾の時は上を向いているが、だんだんと下を向いていくので、ウ ナヅキヒメフヨウともいう。 花びらの内側の付け根に、角状にと びでた部分があって、雌しべにねじ込むように巻き付いているた め、花びらは開かない。 英名は、Sleeping hibiscus である。 その近くで、ピンクのパフ状の花を沢山咲かせているのは、「カリアンドラ・エマルギナタ」である。 カリアンドラ・エマルギナタ マメ科・ベニゴウカン属、原産地はメキシコで、常緑小低木。花は ネムノキ(合歓木)などに似ているが、葉は違う。 周年、パウダー ・パフのような、ピンクの花を咲かせる。 これは、多数の花が頭 状に集まったもので、雄しべが糸状に長く伸びる。 カリアンドラとは、ギリシャ語の美しい雄しべに由来する。 英名は、 Powder puff である。 白花の品種もある。 歩を更に進めると、左手で見慣れない花をぶら下げているのは、「メディニラ・マグニフィカ」である。 メディニラ・マグニフィカ ノボタン科・メディニラ属、原産地はフィリッピンで、常緑小低木。花 はコーラルピンクで、枝先から房状に下垂する。 花房の上にピン クの苞があり、花びらのように見える。 葉は対生し、広卵形で葉柄はない。 樹高は3m近くまで伸びる。和 名は、「オオバノヤドリノボタン(大葉の宿り野牡丹)」である。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ヒメフヨウ
2006年01月31日
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2006年 1月17日(火) グレヴィレア・咲くやこの花館(12) 温室内を更に奥へ進んで行くと、右手で面白い花を咲かせているのは、「グレヴィレア・ココナット」である。 グレヴィレア・ココナット ヤマモガシ科・グレヴィレア属、原産地はオーストラリアで、半 耐寒性常緑低木。 花序径3cm程で、赤い絹糸を沢山使って 作ったような花を咲かせる。 花は四季咲きで、1年を通して楽 しめる。 樹高20~200cmで、葉は緑色をしており、松葉のように切れ 込みが深い。 花には蜜が多く、鳥などがよく集まる。 通路の反対側で、ピンクの花を沢山固まって咲かせているのは、 「ドンベヤ・ウォリッキー」である。 ドンベヤ・ウォリッキー アオギリ科、原産地はアフリカ東部・マダガスカルで、常緑木本。 変な名前であるが、正式名称である。 別名ピンクボール。 花 は淡桃色で、沢山固まって咲き、丸い花房を形成する。 香りが とても良い。 樹高1.5~5mで、成長が早く、しかも可成り大きく育つ。 比較 的耐寒性があるので、暖地なら地植えが可能(ただし、霜除けが 必要)。 短日植物で、日長が一定時間より短くなると、花芽を分 化させ花を咲かせる。 その近くで、エンゼルが羽を広げているような恰好の素敵な花を付けているのは、「アフェランドラ・シンクレリアナ」である。 アフェランドラ・シンクレリアナ キツネノマゴ科・アフェランドラ属、原産地はコスタリカ・パナマで、 常緑小低木。 冬から春にかけて、朱色の苞(ほう)にピンクの花 を咲かせる。 樹高が3m程になる、細い灌木である。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 グレヴィレア
2006年01月30日
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2006年 1月17日(火) スターフルーツ・咲くやこの花館(11) アカバナハカマノキのすぐ右隣で、面白い形の果実をぶらさげているのは、「スターフルーツ」である。 スターフルーツ カタバミ科・ゴレンシ属、原産地はマレー地方、ジャワ島等の熱 帯アジアで、高さ5~10mに達する常緑中木。 正式名称はゴ レンシ(五斂子)といい、果実は5稜形で、横断面が星形になる ので、スターフルーツの名がある。 ゴレンシの生育適温は20~30℃と云われ、温暖でやや湿度の 高い気候でよく生育する。 中国では特に好まれる果物で、「ヤンタオ」と云われている。 果 皮はつやつやして薄く、熟すと黄色になる。 果肉は半透明でジ ューシーで、中心部に平で柔らかい種子がある。 酸味と甘みの ミックスした味である。 通路をへだてた反対側で、濃いピンクの花を沢山付けているのは、「テコマンテ・デンドロフィラ」である。 テコマンテ・デンドロフィラ ノウゼンカズラ科、原産地はニューギニアで、蔓性木本。 濃いピ ンク色のラッパ状の花を沢山咲かせる。花弁の先端は淡いピン クとなり、ツートンの感じである。 葉は小葉が5個ある羽状複葉 である。 その近くで、金色の面白い花を咲かせているのは、「ムセーラ・ラシオカルパ」である。 ムセーラ・ラシオカルパ バショウ科・ムセーラ属、原産地は中国雲南省で、常緑多年草。 標高1500~2500mの山地に自生している。 中国名は地湧 金蓮(チユウキンレン)で、地面から現れた金色のハスという意 味である。 花(仏炎苞)全体が30cmもある巨大花である。 花の構造は「バ ナナ」と同じであるが、鮮やかな黄色い苞(ほう)が、目立たない小 さい花を包んでいる。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 スターフルーツ
2006年01月29日
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2006年 1月17日(火) ストレチア・咲くやこの花館(10) 温室内を、更に奥へ進んで行くと、通路右手で、「ストレチア・レギネ」が華麗な花を咲かせている。 通称「極楽鳥花」で、温室の花の定番の一つといえる。 ストレチア・レギネ 正式学名はストレリチア・レギネであるが、ストレチアと呼ばれる ことが多い。 和名はゴクラクチョウカ。 バショウ科・ストレリチア属、原産地は南アフリカ喜望峰で、常緑 多年草。 トロピカルムードあふれる、古くからの観葉植物。 赤 味を帯びた苞(ほう)に包まれて、橙黄色の萼片、青色の花弁か らなる花は、何とも華やかである。 昭和27年(1952)に、ビニールフィルムがビニールハウスに使 われるようになり、高知県でビニールハウスを花の栽培に利用し たのは、このストレチアが最初であった。 いわば、日本への本 格登場は園芸農業の革命期で、まさに画期的な花といえる。 暫く歩を進めると、ミニ休憩所があり、その一角で鉢植えの「パパイア」が実を沢山付けていた。 パパイア パパイア科・パパイア属、原産地は南メキシコで、常緑小高木。 まっすぐに伸びた茎の先に大きな葉をまとめて付ける。 葉は全 体で長さ1m近い。 長い葉柄があり、葉はやや掌状に大きく切 れ込みが入っている。 花は茎の先端ちかく、葉の下側に出る。 通常は雌雄異株。熟 すると黄色い果実で、粒々とした黒い種を中央に持ち、種の周 りの果実を食べる。 沖縄では、果実としてより、むしろ野菜として扱い、青いものの 皮をむき、果実を千切りにして水にさらして炒め物にする。 更に奥へと歩いて行くと、「アカバナハカマノキ」が赤紫色の素敵な花を沢山咲かせており、目立つ存在である。 アカバナハカマノキ マメ科、原産地は香港で、非耐寒性常緑高木。 学名はバウヒ ニア・ブレイケアナで、英名は Hong Kong orchid-tree である。 香港の蘭のような花の咲く木という意味で、この仲間では最も 美しい花を咲かせ、朝夕蘭と同じような甘い香りを漂わせる。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ストレチア
2006年01月28日
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2006年 1月17日(火) ヒメバショウ・咲くやこの花館(9) ランの花園のすぐ傍で、素敵な人工滝が現地の雰囲気を醸し出している。 大温室なので、こういった演出が出来るのであろう。 さて、通路を更に奥に進んで行くと、右手に変わった朱色の花が咲いている。 「ヒメバショウ」である。 ヒメバショウ バショウ科・バショウ属、原産地は中国南部からインドシナ半島 で、常緑多年草。 中国名は「紅花芭蕉」で、英名は Scarlet banana である。 朱色の花弁のように見える部分は苞(ほう)で、先端の小さな黄 色のものが花である。 その近くの足元で、白い球状の花を付けているのは、「アルテルナンテラ・デンタタ」である。 アルテルナンテラ・デンタタ ヒユ科・アルテルナンテラ属、原産地は西インド諸島~ブラジル で、非耐寒性多年草。 和名はアカバセンニチコウ(赤葉千日 紅)で、披針形をした赤紫の葉が特徴で、千日紅に似た白い球 状の小さい花を咲かせる。 高温や日射しに強い観葉植物であ る。 更に歩を進めると、右手に面白い形の花を咲かせているのは、「パボニア・グレドヒリイ」である。 パボニア・グレドヒリイ アオイ科・パボニア属、原産地はブラジルで、常緑低木。ホオ ズキの実を小さくして逆向きにしたような赤い花が咲く。 鮮や かな赤色をした花弁のように見える部分は、副萼片で10枚近 くあり、花弁を包んでいる。 主にこの部分を観賞する。 花弁 と萼は小さく、紫色を帯びている。 葉は披針形で、花は葉腋に一つずつ咲く。 副萼片がピンクの 品種もある。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ヒメバショウ
2006年01月27日
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2006年 1月17日(火) ブルボフィルム・咲くやこの花館(8) ここのランの展示は、多分原産地の雰囲気に、より近づけようとしているようで、勉強になる。 目の高さで、黄色い小花を沢山付けているのは、「ブルボフィルム・メデュサ」である。 ブルボフィルム・メデュサ ラン科・ブルボフィルム属、原産地は東南アジアで、着生ラン。 根茎の上に、1又は2葉性の偽鱗茎が並ぶ。 (ランの茎はし ばしば多肉化し、多くは葉の一部と合成した偽鱗茎となる。) 花茎は偽鱗茎の基部から出る。 メデュサの場合は、濃い黄色(唇弁は紅色)の小さい花を散形 状に咲かせる。 本属の仲間には、花が大輪のものもあるが、 殆どは10数mm以下と小さい。 ブルボフィルムとは、Bulbos(球茎、鱗茎)と phyllon(葉)の 合成語で、草姿による。 そのすぐ傍で、「オンシジウム・シャリーベービー」が優雅な舞いを舞っている。 その足元では、「ジゴペタルム」が素敵な花色と特異な花姿で、目を楽しませてくれる。 ジゴペタルム ラン科・ジゴペタルム属、原産地はブラジルで、地生ラン。花弁 は黄緑色で暗褐色の斑紋が入り、タイガーオーキッドの感じに 似ているが、大きな唇弁が特徴的で、青紫色のすじ状の模様が 放射線状に入り、短毛が密生している。 花姿からは考えられないが、気品のある芳香を放つ。 寒さに は弱いが、強健な性質で、育てやすい。 冬期は5~10℃以上 での管理が必要。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ブルボフィルム
2006年01月26日
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2006年 1月17日(火) ブラッソカトレア・咲くやこの花館(7) 通路を挟んで、左手にもランの花畑があり、「ブラッソカトレア」が面白い姿の黄色い花を咲かせている。 ブラッソカトレア ラン科・ブラッソカトレア属、人工交配種。 ブラッサボラ属 X カト レア属(BC)の属間交配種である。 従来品種間の人工交配は 古くから行われていたが、ランの属間交配に成功したのは1863 年で、世界を驚かせる画期的な出来事であった。 その右隣で、黄色い小花を茎の頂上に沢山付けているのは、「エピデンドルム」である。 エピデンドルム ラン科・エピデンドルム属、原産地は中南米、西インド諸島で、着 生ラン。 リードタイプとバルブタイプの2通りあり、写真のものは リードタイプである。 <リードタイプ> バルブはなく、竹のような細長い茎に交互に小 さい葉が付く。 大きいものでは、2mにも達するという。 <バルブタイプ> バルブが丸く、厚い葉を持っていて乾燥に強 い。 1731年、西インド諸島から初めてエピデンドルムがイギリスに 輸入され、1787年にロンドン・王立キュー植物園で初めて開花 し、人々の注目を集めた。 その右手の頭上で、ピンクのランが垂れ下がっている。 「レリア・アンセプス」である。 レリア・アンセプス ラン科・レリア属、原産地はメキシコで、着生ラン。 唇弁は花弁 より濃い赤紫色である。 花径約7cmで中輪。 現地での花期 は秋~冬である。 属名のレリアは、ローマ神話の竈(かまど)の女神ウェスタ(ギリ シャ名ヘスティア)に仕える乙女の一人の名に因む。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ブラッソカトレア
2006年01月25日
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2006年 1月17日(火) ビヨウタコノキ・咲くやこの花館(6) 熱帯スイレン室の暑さから解放されて、ほっとする。 室外に出たすぐの所に、面白い木があった。 「ビヨウタコノキ」である。最初、高い木を支柱で支えているのかと思ったが、どうやら根のようである。 ビヨウタコノキ タコノキ科・タコノキ属(パンダヌス属)、原産地はマダカスカル で、常緑高木。 幹を支えている根(支柱根・気根)が、タコの足を思わせること からタコノキと云われている。 なかでも、ビヨウタコノキは葉が 美しいことから名付けられた。 樹高20m位に直立する高木で、葉は線状、長さ50~90cm になり、螺旋状に付くので、捻れているように見える。 雄株と雌株とがあり、雄株にはユニークな花を11月頃下向き に咲かせる。雌株には、パイナップルのような実を付ける。英 名は「スクリュー・パイン」である。 ビヨウタコノキの背後で、更に沢山の支柱根を出しているのは、「シマタコノキ」である。 シマタコノキ(縞タコノキ) タコノキ科・タコノキ属、原産地はポリネシアで、常緑小高木。 樹高は3~6mで、多数の太い気根を出す。 葉の縁に銀白色の帯状の斑が入るので、この名がある。葉 は屋根や、レイ、帽子、マット、スカートなどに加工されている。 日本では、琉球諸島、奄美諸島にも自生している。 更に進んで行くと、右手にランの花畑がある。 小規模ではあるが、普段は鉢植えの物しか見ていないので、新鮮に見える。コチョウランが主役であるが、ミニコチョウラン、パフィオペディルムも素晴らしい。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ビヨウタコノキ
2006年01月24日
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2006年 1月17日(火) スイレンD・咲くやこの花館(5) 熱帯スイレンは、同じ色でも温帯性の物とは違った雰囲気をもっている。 原色に近く、まさにトロピカルな感じである。 品種改良も19世紀(温帯性種よりも少し早い)のヨーロッパで始まり、いくつかの品種が誕生した。 1920年以降は主にアメリカで行われ、品種名にもよく登場するジョージ・プリング、マーチン・ランディグ、ウイリアム・トリッカーの3人が殆どの品種を作り出した。 日本へも温帯種とほぼ同時期(大正時代)に輸入されたが、残念なことに戦争中にその大半の品種が絶え、戦後再び輸入が始まり、日本でも改良家が現れ新種が作られるまでになった。 イザベル・プリング 熱帯性、昼咲き、園芸品種。 花径およそ15cmほどの白花 を咲かせる。 花弁の先が尖った、典型的な熱帯スイレンの 花姿である。 前述のジョージ・プリング作出。 熱帯スイレン室に入ったすぐ右手で、紫色の花を咲かせているのは、「コロラータ」である。 コロラータ 熱帯性、昼咲き。 アフリカのタンザニアに自生する熱帯スイレ ンの原種。 花色は淡い藤色で、花径は11cm前後と小型で ある。 葉も小型で、熱帯性だが低温にも強く、水温18℃程度でも開 花する。 池の奥の方で、ピンクの花を咲かせているのは、「イブリン・ランディグ」である。 イブリン・ランディグ 熱帯性、昼咲き、園芸品種。 普通の蓮の花のようなピンクの 花である。 花径は15cm前後の椀咲き種。 前述のマーチン・ランディグ作出。 他にも、まだ数品種咲いていたが、なにしろ室内は26℃以上で、暑すぎるので、一旦撮影を打ち切り室外へ出る。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 スイレンD
2006年01月23日
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2006年 1月17日(火) スイレンC・咲くやこの花館(4) この熱帯スイレン室は、スイレンの種類数、栽培技術の確かさなどの総合点から、国内有数の展示室として高く評価されている。 温帯スイレンは、花は水面に浮かんで昼に咲くが、熱帯スイレンは、昼咲きと夜咲きがあり、花は水面から少し空中に伸びて咲き、花色も白、黄、桃、赤等多彩である。 熱帯スイレン室の入口近くで、「ドウベン」が白っぽい花を咲かせている。 ドウベン 熱帯性、昼咲き。 花弁はやや青みがかっており、花芯は黄 色、中輪。 葉の中心にムカゴ(小さな子株)が出来て、この ムカゴがある程度大きくなると、独立した株として切り離して 育てることが出来る。 花の形も、ふっくらとした温帯性のものに比べ、熱帯性のもの は花弁が尖っていてシャープな印象を受ける。 その近くで、非常に似通った花を咲かせているのは、「ペンシルバニア」である。 ペンシルバニア 熱帯性、昼咲き。 非常に古い品種で、1897年にヘンリー・ コナード&ウイリアム・トッカーによって作出された。 別名は、 ブルービューティーである。 花色はやや濃い空色で、花径は20cm以上にもなり、熱帯ス イレン(昼咲き)の中でも大きくなる品種の一つである。 花付 きも良く、熱帯スイレンの代表的な品種として広く普及している。 アメリカ・ペンシルバニア州には、古くからドイツからの移民が 多く、花名もその事と関係があるような気がする。 その右となりで、赤い花を付けているのは、「レッドフレア」である。 レッドフレア 熱帯性、夜咲き。 花色は濃紅色で、花芯は更に色が濃い、花 径は15cmを越す大輪。 本来は夜中に咲くスイレンであるが、 雨天や曇天の日には、昼頃まで咲いている。 夜開種は昼咲き種に比べ、花が大きく、しかも派手な色合いの ものが多い。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 スイレンC
2006年01月22日
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2006年 1月17日(火) スイレンB・咲くやこの花館(3) 通路の右側の池で、「ミセス・G.H.プリング」が白い素敵な花を咲かせている。 ミセス・G.H.プリング 熱帯スイレン、昼咲き。 花弁は白、花芯は黄色の椀型咲き。 花径は約15cmの大輪。 その奥の方で、紫色の花を咲かせているのは、「ディレクターG.T.ムーア」である。 ディレクターG.T.ムーア 熱帯スイレン、昼咲き。 熱帯スイレンの代表的な品種の一 つで、紫色の名花として人気が高い、大輪。 アメリカのミズリー植物園のディレクターであった、ジョージ T. ムーアの名に因む。 日本の園芸店でも、よく見かけるポピュ ラーな品種。 通路の左手奥に別室があり、「熱帯スイレン室」となっている。 つまり、温室の中に更に温室がある感じで、ドアをあけて入るとレンズが曇ってきた。 気温、湿度共にかなり高く、あわててコートを脱ぐ。 真っ先に目に入ったのは、オオオニバスであるが、残念ながら、まだ蕾状態であった。 その右手で、「マルーンビューティー」が、これぞ熱帯性といった感じの濃いピンクの花を付けていた。 マルーンビューティー 熱帯スイレン、夜咲き。 褐色の茎を水面から出して、大輪の 花を咲かせている。 葉っぱも緑色から褐色に変わっていくら しい。 夜咲きの熱帯スイレンは、インド原産のルブラを親とした園芸 品種が多いという。 昼咲きのものは、殆どがアフリカ原産の 原種からの園芸品種である。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 スイレンB
2006年01月21日
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2006年 1月17日(火) スイレンA・咲くやこの花館(2) 咲くやこの花館の入り口に、中央部には大カップ状の鉢植え、両側には木製のプランターにプリムラだろうか、華やかな花を咲かせている。 温室に入った所では、カトレアが出迎えてくれる。 その傍に、ガジュマルの大木があり、「ビカクシダ」が垂れ下がっている。 ビカクシダ(コウモリラン) ウラボシ科・ビカクシダ属、原産地は豪州・ニューギニアで、 常緑多年生シダ。 鹿角形の葉を垂れ下げる、ユニークな 姿の着生シダである。 葉は裸葉と胞子葉の2種があり、密着して着生しているのが 裸葉で、外套葉とか貯水葉ともいい、内部に貯水組織があり、 古くなると退色するが、脱落することはない。 胞子葉は主に 鑑賞する部分で、革質で鹿の角のような形をしている。 このすぐそばに、通路の両側に池がありスイレン・コーナーとなっている。 通路の手すりに温度計がついていて、ただいま室温24℃、水温29℃を示している。 熱帯スイレン(昼咲き)・エルドラド 1963年、Martin E Randig によって作出された。 黄色い 花を咲かせるが、雄しべは花弁より濃い黄色である。 葉に は控えめにスポットが入るが、葉の成長とともに薄れていく。 その近くで、楕円形の葉は沢山浮かんでいるが、花は1輪だけの「ハールスティック」が目に入る。 熱帯スイレン(夜咲き)・H.C. ハールスティック 睡蓮は、夜花を閉じることからこの名がついたが、ハールス ティックは夜咲きである。 ということで、撮影時は半開きで、 花の形がはっきりしていない。 熱帯スイレンの原産地はエジプトとされ、熱帯から亜熱帯にかけて約40種が分布し、交配によって多数の園芸品種が存在する。 よく同じスイレン科のハス(蓮)と混同されるが別属である。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 スイレンA
2006年01月20日
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2006年 1月17日(火) パンジーの巨大円柱・咲くやこの花館(1) 夕方大阪ミナミで新年会があるので、日帰りを計画したが、大阪花博跡地に出来た「鶴見緑地公園」に立ち寄ることにした。 新幹線名古駅発0824のひかり号で新大阪着0938。 地下鉄を利用して、心斎橋経由鶴見緑地へ40分後に到着する。 地下鉄・長堀鶴見緑地線は1990年3月31日から開催された国際花と緑の博覧会(花博)会場へのアクセス路線として建設された。 ラインカラーは花博会場となった鶴見緑地をイメージした萌黄色である。 改札口の壁面が、花と少女のメルヘンチックな陶画で飾られており、何とも楽しい。 駅から鶴見緑地公園に向かう広い道路の中央に、吊り下げ型ハンギングに咲いているパンジーが素敵で、しかも可成り長く続いている。 駅から徒歩10分くらいで、「咲くやこの花館」へ着く。 花博会場跡地は126haもあり、国際庭園、子供の森など多くの施設があるが、鶴見緑地公園へ来れば、真っ先にここへ来ることにしている。 咲くやこの花館は、「国際花と緑の博覧会」で大阪市のパビリオンとして建設された。 当館が位置する鶴見緑地の周辺が湿地帯であったことから、水面に浮かぶスイレンの花をイメージし、約5,000枚のガラスを使ってデザインされている。 館の前に池があり、椰子や棕櫚で囲まれているので、南国の雰囲気を醸し出している。 正面に向かって、池の右端近くに巨大な円柱仕立てのパンジーが咲いており、空高く聳える感じで壮観である。 パンジー スミレ科、原産地はヨーロッパまたはアジア西部で、1~越年草。 19世紀以降、欧米各国で改良が進み、日本へは江戸時代にオ ランダより渡来した。 花色は、青、紫、赤、ピンク、白、黄、橙、肉色等と実に豊富であ る。 パンジーは元の親であるスミレの種類によって2つのグループに 分けられる。ひとつは、ヨーロッパ中・北部に自生するビオラ・トリ コロールを主体に発達した普通のパンジーで、「ガーデン・パンジ ー」といい、もう一つはピレネー山脈に自生するビオラ・コルヌータ から改良された野生種に近いもので、「タフテッド・パンジー」と言う。 ガーデン・パンジーは花の大きさによってさらに巨大輪系(花径8 cm以上)、大輪系(6~8cm)、中輪系(5~6cm)の3つのグルー プに分けられる。 一方、タフデット・パンジーは大輪系ビオラ(花径4cm前後)と小輪 系(花径2cm前後)に別れ、小輪系は原種に近く多花性で強く育て やすい。 従来はパンジーとビオラは花径の違いで簡単に識別でき たが、現在はビオラの大輪系がより大きくなり、パンジーとの識別 は困難になっている。 なお、ビオラは「紫色の」という意味であり、パンジーはフランス語の 「パンセ(考える)」からきている。 パンセの「考える人」をイメージし たものだろう。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 パンジーの巨大円柱
2006年01月19日
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お 知 ら せ日帰りで、大阪へ行ってきます。従いまして、花紀行(1177)の掲載は1/18(水)になります。お越しの節は、足跡を残しておいて下さい。 1/18に、そちらにお伺いいたします。
2006年01月17日
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2006年 1月11日(水) 寒ボタンE・徳川園(5) 変わった品種のボタンが黄色い花を付けていた。 「ハイヌーン」である。 ハイヌーン(High Noon) 和名は「真昼間」で、花色は鮮黄色、八重・中輪、米国種で ある。 葉っぱが茶褐色に縁取られている。二期咲きの傾 向がある。 晩生咲き。 その近くで、淡紅色の花を咲かせているのは、「紅輝獅子」である。 紅輝獅子(こうきじし) 花色は淡紅色で僅かに紫を含んでいる。 千重・中輪、獅子 咲き、晩生種。 樹勢中、鉢植えに適している。 春ボタンに期待しながら、一旦ボタンの撮影をうち切る。帰途、少し大回りして、「大曽根の瀧」に立ち寄る。 大曽根(おおぞね)の瀧 園内に入ったすぐの所で、「虎仙橋(こせんきょう)」を撮影し たが、その橋の5m下を渓流(虎の尾)が龍仙湖に注いでい る。 虎の尾の上流にあるのが、大曽根の瀧である。 落差6mの三段の瀧である。 上・中・下段の岩の組み方が 異なるため、それぞれ水しぶきの表情には変化がある。瀧 の背後の山は徳川園の中でも最も高く、龍仙湖水面との標 高差は約11mある。 大曽根は、古くからこの辺りの地名 であった。 徳川園 <完> 画像は下記をクリックして下さい。 寒ボタンE ※お知らせ 明17日(火)は、大阪へ日帰り旅行をします。 従いまして、 次回花紀行(1177)は1/18(水)の掲載となります。
2006年01月16日
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2006年 1月11日(水) 寒ボタンD・徳川園(4) 牡丹 ボタン科・ボタン属、原産地は中国で、元は薬用に栽培されていた。 則天武后も牡丹を愛でたという唐代(618-907)以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好された。清代以降、1929年までは中国の国花であった。 因みに牡丹は、島根県の県の花であり、名古屋市東区の区の花でもある。 徳川園は東区にあるので、歩道にも牡丹の標識が随所にある。 学名の Paeonia は、ギリシャ神話の「医の神=Paeon」に由来する。 昨日に引き続き、徳川園内の寒ボタンを、数品種紹介しよう。 八重桜(やえざくら) 咲き出しは桜色よりやや濃く、後で桜色になる。 八重・大 輪。 樹勢強、普及品種。 切り花に適している。 連鶴(れんかく) 純白色、千重・大輪。 2輪ずつ咲くことが多いので、この名 がある。 花遊(はなあそび) 淡紅色・底濃紅色でツートンの感じ。 丸い花弁の抱え咲き、 中輪。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 寒ボタンD
2006年01月15日
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2006年 1月11日(水) 寒ボタンC・徳川園(3) 龍仙湖に堤防があり、「西湖堤」と名付けられている。 西湖堤(せいこてい) 白楽天、蘇東坡など、古くから文化人憧れの景勝地である中国杭州の西湖の湖面を直線的に分ける堤防を縮景したもので、異国情緒を日本庭園の中に取り入れている。 東京都の小石川後楽園など、現存する大名庭園にも見られる様式である。 堤の北端に常夜灯が立っていて、船着き場がある。 多分「宮の渡し(熱田)」をイメージしたものであろう。 船着き場の傍に、メインのボタン園がある。 改築造前は、徳川美術館のそばにあったが、移植されたものである。現在の徳川園全体の北西部の一角を占めている。 春ボタンの時期には、数千株の大輪の花で埋まるが、現在は寒ボタンの藁苞(わらづと)が適当な間隔で立っている。 寒ボタン・花王(かおう) 花色は濃い紅色で、万重・大輪盛り上がり咲き。 咲き終 わりには、花弁の色が落ちる。 普及品種。 寒ボタン・七福神(しちふくじん) 花2輪が、勢いよく藁の屋根から飛び出している。 花色は 濃いピンクと淡いピンクのぼかしで、千重・大輪。 樹は小 振りで、葉が垂れる。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 寒ボタンC
2006年01月14日
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2006年 1月11日(水) 寒ボタンB・徳川園(2) 庭園の方へ入って行く。 木製の橋を渡ると、更にもう一つ橋がある。 虎仙橋と名付けられている。 橋の傍で、サザンカが美しく咲き乱れている。 虎仙橋を渡って、緩い坂道を下って行く。 やがて左手に、「龍門の滝」が見えてくる。滝の右手は、「観仙楼」で、レストランやホールになっている。 観仙楼から、「龍仙湖」が一望できる。 海に見立てた水面の周りに見所を配する、池泉回遊式庭園の中心的存在で、地下水を水源としている。 観仙楼の西側の斜面に、寒ボタンの藁苞(わらづと)が並んでおり、その左手でコブクザクラが咲いていた。 新島輝(しんしまのかがやき) 花色は純濃紅色でわずかに紫を含んでいる。 八重・中 輪、樹勢中、鉢植え、切り花に適している。 八千代椿(やちよつばき) 花色はピンクで、千重・中輪、抱え咲き。 樹勢強、鉢植 え、切り花に適している。 寒ボタンの栽培には、色々の方法があるようだが、一般的には春に咲くはずのものを一旦、冷凍庫で成長をとめて、翌年の秋に取り出すとボタンは気温差で春が来たと錯覚して、花を咲かせるということのようだ。 冷凍庫から出した後の気温により開花時期が異なる。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 寒ボタンB
2006年01月13日
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2006年 1月11日(水) 寒ボタンA・徳川園(1) 急に思い立って徳川園へ行くことにする。 目的は寒ボタンの撮影である。 昼食後家を出て、「基幹バス」に乗り、徳川園新出来停留所で下車する。 基幹バス 名古屋市が全国初の道路中央走行方式の基幹バスを開 通させて、早いものですでに21年になる。 巨額の費用が かかる地下鉄に代わり造られた。 朝7~9時と夕方5~ 7時はバス専用レーンとなる。 最大の特徴は、バス停(シ エルター)が道路中央にある。 市バスとしては、数少ない黒字路線で、徳川園の庭園が、 万博協賛の形で改築整備されてからは、乗客数はうなぎ のぼりである。 他の地で導入されたという話は聞いていない。 片側3車 線は必要なので、それだけ広い道路なら、わざわさ基幹バ ス方式は不要ということのようだ。 バス停を降りて、徳川園の裏門へは僅か徒歩3分であるが、表門へは更に4分かかる。 表門は黒門ともいい、明治33年(1900)に完成した尾張徳川家の遺構で、総けやき造りの三間薬医門である。 昭和20年(1945)の大空襲による焼失を免れた、数少ない建造物で、武家屋敷の面影を伝える貴重なものである。 門を入ると、徳川美術館への広い道があり、その左右に藁屋根が並んでいる。 寒ボタンの防寒用で、徳川園はボタンで有名なところである。 早速寒ボタンの撮影を始める。 天衣(てんい) 普通は、極めて淡いピンクであるが、今回のものは白色で ある。 丸弁、千重、巨大輪咲き。 作出は、中海(宍道湖 の隣、島根県八束町)の真ん中にある大根島(だいこんじ ま)と思われる。 この島は、ボタンの苗の生産日本一で有 名。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 寒ボタンA
2006年01月12日
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2006年 1月 2日(月) ブラソレリオカトレア・ランの館(10) アトリウム(大温室・展示場)の出入り口近くにBGM用のピアノが置いてあり、その前の木製プランターで、「ブラソレリオカトレア・ジョージキング‘セレンディピティー’」が横一列に大輪の花を咲かせている。 ブラソレリオカトレア・ジョージキング‘セレンディピティー’ ラン科、ブラサボラ属・レリア属・カトレア属の属間交配種 (Blc)。 花弁は淡いピンク、唇弁の喉元は黄色、縁は濃 いピンクで、大輪。 何とも優雅な雰囲気を醸し出している。 人気品種の一つである。 その奥で、「ブラソレリオカトレア・ストラスフェアー‘ムーンピーチ’」が‘セレンディピティー’より濃いピンクの花を咲かせている。 ブラソレリオカトレア・ストラスフェアー‘ムーンピーチ’ 同上、ただし花色が赤紫色で、大きな赤い唇弁が印象的 である。 カトレアという名称は、カトレア属と、近縁のブラサボラ属、エピデンドラム属等との属間交配種を含む総称である。 属間交配は、メリクロン苗の開発により、大きく前進した。 メリクロン苗とは、フランスより導入された苗の規格名として、当時の「実生無菌苗」に対し区別するために付けられた。人工的に無菌培養し、無病化した苗のことである。 さて、アトリウムも混雑して来たので、ぼつぼつ帰ることにする。 アトリウムを出た所に展示即売所があり、素敵なピンクのコチョウランがあったので、締めくくりの撮影をした。 ランの館 <完> 画像は下記をクリックして下さい。 ブラソレリオカトレア
2006年01月11日
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2006年 1月 2日(月) レリオカトレア・ランの館(9) 仮設ステージの舞台裏のところで、鉢植えの「レリオカトレア・スターピンク」が素敵な花を沢山付けている。 レリオカトレア・スターピンク ラン科、レリア属とカトレア属との属間交配により作出さ れた園芸品種。 レリオカトレアの属間交配の歴史は古 く、1912年に登録されたものもある。 花は中輪で、花弁中心部は白っぽく、縁がピンク、唇弁 が濃いピンクとそのグラデーションが素敵である。 レリ ア属のカラフルさを引き継いでいる。 その傍で、「パフィオペディルム」が、その存在感を示している。 残念ながら、品種名は分からない。 パフィオペディルム ラン科・パフィオペディルム属、原産地はネパールやイン ド東部で、地生ラン。 このランは、カトレアなどと異なり、樹木に着生するので なくて、地面に生えて生育する。 カトレアのような華やか さはないが、渋い中に気品がある。 洋ラン愛好者の最 後に行き着くところは、パフィオペディルムと言われてい る。 名前の意味そのものは、「パフォスのスリッパ」である。パ フォスはキプロス島の都市の名で、女神の神殿があると ころから、「女神のスリッパ」といえる。ヨーロッパでは、「レ ディース・スリッパ」である。 唇弁の特徴からきている事 は、言うまでもない。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 レリオカトレア
2006年01月10日
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2006年 1月 2日(月) ミルトニジウム・ランの館(8) お正月のイベント・仮設広場の後ろで、面白い花を咲かせているのは、「ミルトニジウム」である。 ミルトニジウム ラン科、ミルトニアとオンシジウムの属間交配種。 ミルト ニアは、その花の形から別名「パンジーオーキッド」と呼 ばれる南米原産のラン。 花色は赤紫で、リップはピンク、ランとしては変わった色 合いである。 近づくと、チョコレートのような甘い香りがす る。 その近くで、何とも可憐な花と咲かせているのは、「ファレノプシス・なごり雪」である。 ファレノプシス・なごり雪 ラン科、ファレノプシス属、原産地は東南アジアで、着生ラ ン。 本種は、昨年(2005)3月に登録された新品種。 花は中型であるが、リップが淡いピンクで、乙女が薄紅を さした感じで素敵である。 ファレノプシスの名は、ギリシャ語の「Phalaina(蛾)」と「op- sis(似る)」に由来。 英名は「moth orchid」で、moth=蛾 である。 日本では「蝶」とみるが、この方が優雅でふさわ しい。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ミルトニジウム
2006年01月09日
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2006年 1月 2日(月) ハベナリア・ランの館(7) アングレカムの近くの一角で、丸テーブル上に小さな鉢植えがあり、「ハベナリア・ロドケイラ」がイチョウの葉っぱような変わった花を水平に咲かせている。 ハベナリア・ロドケイラ ラン科・ハベナリア属、原産地はマレー半島で、非耐寒性 多年草。 サギ草の仲間で、ユニークな切れ込みの入っ た、鮮やかな色の花弁を持っている。 花色はオレンジ系、 赤、ピンクなどが流通している。 シクラメンのような塊茎(球根状のもの)を持ち、1本の茎 をだして数枚の葉を付ける。 葉は線形~披針形。 茎の 上部に多数の花を総状に付ける。 冬は地上部は枯れて 休眠する。 すこし離れた所で、「アスコセンダ」が頭上にバンダに似た花を咲かせている。 アスコセンダ ラン科・アスコセンダ属、1949年に登録された人工属。 小型のバンダ系交配種として近縁属の中では人気が高 く、多数の交配種が作出されている。 花は小輪であるが、濃赤系、橙赤系などバンダには無か った系統も含め、大変鮮やかな色彩をしている。 アスコセンダの名前は、交配親のアスコセントラムとバン ダの合成語である。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ハベナリア
2006年01月08日
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2006年 1月 2日(月) アングレカム・ランの館(6) アトリウム(大温室・展示場)の南側で、鉢植えの「アングレカム・エバニューム」が面白い花を咲かせている。 アングレカム・エバニューム ラン科・アングレカム属、原産地は熱帯アフリカ、マダガ スカルで、着生ラン。 原種ランに近い。 白く厚い花びらをした洋ランで、その花びらのぶ厚さと、 表面のにぶい光沢から、一見ロウでできた造花のよう に見える。 花の大きさは約10cmで、とても花保ちが 良く、開花してから1ヶ月以上その状態を保つ。 夜芳 香を放つという。 アングレカムの由来は、マレー語のアングレク(=気生 植物)からきている。 その近くで、「オンシジウム・ラブコマチ」が可愛い花を沢山付けていた。 オンシジウム・ラブコマチ ラン科・オンシジウム属、原産地は中南米で、着生ラン。 オンシジウム属は大属で、約400種ある。 別名、ダン シングバレリーナ又は、バタフライ・オーキッドと呼ばれ ている。 唇弁が黄色のものが多いが、ラブコマチは白っぽい。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 アングレカム
2006年01月07日
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2006年 1月 2日(月) ジゴニシア・ランの館(5) イベントの仮設舞台の裏近くで、「ジゴニシア・ムラサキコマチ」が紫色の素敵な花を咲かせていた。 ジゴニシア・ムラサキコマチ(紫小町) ラン科・ジゴニシア属、原産地は中南米。 ジゴニシア属 は、ジゴペタラム属とアガニシア属の人工交配種。本種 は2004年RHS(王立園芸協会・イギリス)登録の最新 品種である。 花の幅は約5.5cm、白地に青紫色をぼかす珍しい花で ある。 花茎をながくのばして、沢山の花を付ける。 寒さ にも強い方で、10℃ほどの気温を保つことが出来れば、 容易に育てることができる。 その近くで、白い小花を沢山付けているのは、「オンシジウム・トゥインクル」である。 オンシジウム・トゥインクル ラン科・オンシジウム属、原産地は中南米で、着生ラン。 白っぽいオンシジウムは珍しい。 草丈は40~50cmで、 小花を、実に沢山付ける。 小花をよく見ると、小さいな がらもラン特有のリップ(唇弁-黄色)があり、バニラに似 た甘い香りを漂わせている。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 ジゴニシア
2006年01月06日
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2006年 1月 2日(月) シンビジウム・ランの館(4) 大鉢のコチョウランのすぐ傍で、「シンビジウム・ラブリースマイル‘エンジェルフェザー’」がピンクの素敵な花を沢山付けている。 シンビジウム・ラブリースマイル‘エンジェルフェザー’ シンピジウム属の分布は、中国、日本、フィリピン、オース トラリアと非常に広く、東洋ランとして扱われてきたものは、 大体温帯産のものに限られている。 これに対して、洋ランとして改良が進められてきたシンピジ ウムは、殆どがミャンマーやベトナムといった熱帯産である。 洋ランの中で、最も耐寒性に富んだ、丈夫な性質をもって いるので、育てやすいということもあって、日本では最も親 しまれているランといえる。 エンジェルフェザーは、花弁が淡いピンクで、唇弁はピンク に縁どりされ、喉元の黄色とあいまって、何とも素敵な色合 いである。 これは立ち性の品質であるが、最近下垂性の 品種も多く出回っている。 少し奥へ進んだ右手に、鉢植えの「フクムスメ」が可愛い花を沢山咲かせている。 シンビジウム・フクムスメ(福娘) エンジェルフェザー同様の色合いであるが、花弁のピンクが 少し濃い感じである。 特徴は花姿が丸っこく、名前の通り 福々しい。 立ち性の人気品種の一つである。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 シンビジウム
2006年01月05日
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2006年 1月 2日(月) エピデンドルム・ランの館(3) デンドロビウムに挟まれる感じで、「エピデンドルム」が小さな花を沢山付けている。 エピデンドルム ラン科・エピデンドルム属、原産地は中南米、西インド諸 島で、着生ラン。 リードタイプとバルブタイプの2通りあり、写真のものはリ ードタイプである。 <リードタイプ>バルブはなく、竹のような細長い茎に交 互に小さい葉が付く。大きいものでは2m以上にも達する。 <バルブタイプ>バルブが丸く、厚い葉を持っていて乾燥 に強い。 1731年、西インド諸島から初めて南アメリカ産エピデンド ルムがイギリスに輸入され、1787年にキュー植物園で初 めて開花し、人々の注目を集めた。 これをきっかけに、プラントハンター達によるランの採集は ますます熱を帯びていき、1824年のカトレア株へと結びつ いた。 その左となりで、変わった鉢の中で、可愛い花を咲かせているのは、「ポティナラ・スイートシュガー‘マコト’」である。 ポティナラ・スイートシュガー‘マコト’ ポティナラ属というのは、カトレア、ブラサボラ等の4種間交 配の人工属である。 マコトは花弁は濃い黄色、唇弁は朱色で形が良く、幅は広 い。 最近、メリクロン苗(無病化苗)の研究が盛んで、人工属が 増え、色々と目を楽しませてくれるのは嬉しい。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 エピデンドルム
2006年01月04日
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2006年 1月 2日(月) マスデバリア・ランの館(2) アトリウム(温室・大展示場)内の真ん中に、椅子を並べてイベントが行われている。 獅子舞で、お正月らしさを演出している。 コチョウランの大鉢の隣に、小さな四角い鉢があり、「マスデバリア」が、何とも変わった花を咲かせている。 マスデバリア ラン科・マスデバリア属、原産地は南米で、地生ラン。鮮 やかな花色で、奇抜な形の花を咲かせる。 もともと、高山に自生しているものなので、暑さには極端 に弱く、気温が25℃以上に上昇すると、それだけで葉が しおれたり、生育が著しく衰えたりする。寒さには比較的 強く7℃以上の気温があれば冬を越す。 名前は、スペインの植物学者・J. マスデバルに因む。 通路を隔てた反対側で、素敵な花を沢山付けているのは、「デンドロビウム・クリスマスチャイム・アスカ」である。 デンドロビウム・クリスマスチャイム・アスカ ラン科・デンドロビウム属、原産地はヒマラヤ~タイで、多 年草。 ノビル系。 草丈約60cm、直立した太いバルブ の節に、多くの花を密集して付ける。 花芯は濃色で、白い花弁の縁が僅かにピンクで、何とも 可愛い花姿である。 単にデンドロビウムといえば、ノビル系をさすことが多く、 ファレノプシス系はデンファレと呼んで区別している。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 マスデバリア
2006年01月03日
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2006年 1月 2日(月) コチョウラン・ランの館(1) 毎年、お正月の2日には、ランの館へ行くのが恒例となった。 昼食後、地下鉄を利用して矢場町駅へ。 地上に出ると、ランの館はすぐ目の前に見える。 頭上には名古屋高速1号線がある若宮大通りを横切って、門内へ入って行く。 館内に入ったすぐの所の左右で、素敵なシンビジウムが迎えてくれる。 ラウンジに入るとお正月用のアレンジメントが目を楽しませてくれるのは嬉しい。 アトリウム(温室・大展示場)に入ると、真っ先に目に付くのは、「コチョウラン」である。 大きな鉢に山盛りといった感じで、なかなか迫力がある。 コチョウラン ラン科・ファレノプシス属、原産地は東南アジアで、着生ラ ン。 殆どのものが、高さ3~5m位の木の幹に着生して いる。 日光があまり当たらず、しかも、霧が発生している 空中湿度の高いところを好む。 蝶が舞っているような花を沢山付けるので、この名がある。 花色もいろいろある。 東南アジアから苗の輸入が増えて、 求めやすくなった。 -つづく- 画像は下記をクリックして下さい。 コチョウラン
2006年01月02日
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2006年 1月 1日(日) 元旦風景・熱田神宮 明けまして、おめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 昨年の元旦は、名古屋の中心地栄を撮影したが、当然のことながら人影はまばらであった。 午前11時過ぎ、急に思い立って熱田神宮へ行くことにした。市バスは超閑散としていたが、市役所駅で地下鉄に乗り換えた時は、超満員で座席に座れなかった。 神宮西駅に着いたのは、すでに11:30を過ぎていた。 さすが、お正月とあって、駅にも素敵なアレンジメントが飾ってあった。 人混みにもまれながら西門へ向かう。 参道はクスノキだろうか、頭上を覆っていて、何とも荘厳な感じである。 第二の鳥居をくぐったすぐ左手に、手洗い場があるが、超満員で身動きがとれない。 よく見ると、近くに竹筒で臨時の手洗い場が出来ている。 なるほど、グッド・アイディアである。 すぐそばに、お酒の奉納があったが、地元の「鬼ころし」が目についた。 近くに、「拝殿前まで100m」とあるところで、ストップとなる。 入場制限をしているらしい。 折角、ここまで来て残念であるが、正午を過ぎたことでもあり、帰途につく。 元旦風景 <完> 画像は下記をクリックして下さい。 元旦風景
2006年01月01日
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