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2007年05月25日
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カテゴリ: 邦画(07)
監督 : 井筒和幸


今回LOVEをこめて辛口でいきます。
悪い予感が当たった。面白くない。「想い」が前面に出すぎている。話の構成をたぶんわざと前作と同じ(喧嘩→ドラマ→クライマックス喧嘩)にしているのだが、「心の葛藤」がない。よって「わざとらしい。」

監督が「俺は、君のためにこそ死ににいく」という映画に喧嘩を売った動機がわかった。この作品自体が、この映画に喧嘩を売っているからである。けれども「映画を見ないで、作品を批判しないでほしい」などと真っ当でない俳優に真っ当なことを言われて、この喧嘩は監督の負けだった。作品自体はどうだったかは「俺は」を見ていないので私は言うことができない。あの映画を笑い飛ばしていると肯定的に評価すべきなのか、あまりにも類型的に批判しているとするべきなのか、まだ判断がつかない。

言いたいことはよくわかる。在日差別の問題、命の問題。でも理屈を見に映画館に足を運んだわけではない。前作にはオダジョーの存在、葬式場面でのどうしようもない壁の存在、壊したギターが大友康平によって復活する見事な数々のシークエンスがあった。意外性がこの作品にはほとんどない。西島秀俊の役ぐらいなものだろうか。

この映画の主役は、キョンジャ役の中村ゆりだろう。まだ力不足だ。つくづく沢尻エリカであってほしかったと思う。監督も明確に彼女を意識して脚本を作っている気がする。清純さとはっとするような妖艶さ、そして芯の強さ、最後のクライマックスを支えるに足る俳優に、この映画で一皮むけてほしかった。彼女にこの映画で生々しいベッドシーンを演じてほしかった。


produced by 「13日の水曜日」碧猫さん





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最終更新日  2007年05月25日 22時37分43秒
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