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2010年02月19日
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カテゴリ: 韓国旅行(09~)
三日目 1月6日(水)


P31ダンキンドーナツ.JPG
まず景福宮駅前のダンキンドーナツで朝飯。

北岳山の城郭はむかし北の諜報員が青瓦台を攻撃したこともあり、長いこと立ち入り禁止だったが、最近パスポート提示で登れるようになった。ということを聞いた。それで午前中はそこに行こうとしたが、‥‥‥結果果たせずに終わってしまったのです。

P32遭難するかと思った道.JPG
韓国ではタクシーのいい思い出はほとんどない。特に今日は四回乗って三回嫌な思いをした。一回目は基本的にはタクシーだけが悪いのではなく、私の言葉の能力が無かったせいでもあるのだが。「北岳山に登りたいです」と言った言葉は明確に通じ、「駅から登り口まで行って欲しい」と頼んだわけです。下ろされた場所から登って行く。ところが、行けども行けども登り口はないわけです。途中で出会った兵士に聞いてももっと先に行け、という。結局タクシーも兵士も一般的な北岳山の展望台登山をイメージして登れといったわけです。城郭は軍の管理下にあります。そこに観光客が上りたいとは思っていなかったのでしょう。天気の日に歩くのならいい。しかし、べちゃべちゃの雪道を歩くのは相当の苦痛です。行けども先が見えない不安もあります。展望台まで一キロという看板が見えたときたまたまタクシーが来たので乗りました。このタクシーも同じように勘違いし、八角亭という展望台まで連れて行くわけです。「すみません、30分待っていてくれませんか』と交渉しても、わけの分からない客の相手をしたくないと思ったのか、そのまま山の頂上で帰ってしまいました。

P33八角亭からの景色.JPG
ここが城郭の入り口なのだろうか。いやそうではない、とということはすぐに分かります。雪のせいか観光地として八角亭展望台の中にあるはずの売店も閉まっています。当然電話もどこにもありません。ここからの眺めは確かに素晴らしいものがありました。北岳山から北側、ソウル市の北の地を見るには素晴らしい眺めですし、ソウル市内も遠くに見えます。そういう意味では、ちょっとした景勝地です。

P34八角亭から見える城壁.JPG
しかし、私はあくまでも城郭に登りたかったのです。そしてそこからだったらおそらく雪に埋もれたソウル市内も一望に見えたことでしよう。(だからこそ軍事上、入城禁止になっていたのだろうし、写真も許可制になっていたということでした)上の写真は八角亭から見た城壁です。

P35軍事施設ですので金網に囲まれたこのようなところも.JPG
いまや、私は山の上に一人取り残された遭難者の気分でした。城郭入り口がもしあるのならば、そこで電話を借りようかと思ったのですが、それも無理。近くに工事現場があったので(軍管理)、そこに行って『電話したいのですが』と言ってもそんなイレギュラーなことは出来ないという顔で若い兵士からは断られてしまいました。上の写真は、軍事施設ですので、当然このような景色もそこかしこで見えるわけです。

私は仕方なく、同じ道を下っていきました。幸いにも上りよりは下りが楽なのは理の当然で、一時間ほど歩いたら、なんとか降りることが出来たのです。幻の城郭登り口も見つけることは出来ましたが、もう行く気力はなくなっていました。

P35山谷の村.JPG
途中、同じ道を下るのはつまらないと思いわき道にそれようとしましたが、犬の吼える声に驚いてでてきた村民か「(通り抜ける)道はないよ」というので引き戻る一幕も。たくさんの人がここを降りていこうとするのかもしれません。でも山間の村の様子を写真に撮れたので満足。

P36アラビアコーヒー.JPG


その後反対側の丘に登ってすこし景色を楽しんだ後に、バスに乗って景福宮駅まで戻ったのでした。

P37万頭.JPG
本格的な宮廷料理が単品で食べれるということで、古宮博物館の中のレストランに行きました。普通の専門店では二人以上でないとまず宮廷料理は食べれないので、ここは貴重です。頼んだのは二点。クンチュンボマンドゥ(宮廷褓饅頭)蓮の葉で餃子を包む。外国の使臣のため1964年に作れる。チャングムにも出たらしい。かすかに葉のにおいが移って日本人好みの味でした。

P37南京利用李.JPG
タノパクチム(蒸しかん南瓜)。もとはトウガンを使った。精神安定、咳、痰に効く。いずれも噂には聞いていましたが、宮廷料理はまったく唐辛子を使わないのです。そして中国料理の大胆さと日本料理の繊細さを併せ持った、おそらく韓国で初めて食べる質の料理でした。美味しかったです。あと4-5品食べていない料理があるので次回の楽しみにしたい。(続く)





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最終更新日  2010年02月20日 00時18分54秒
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