再出発日記

再出発日記

PR

フリーページ

お気に入りブログ

ドバイチョコレート New! はんらさん

週刊 マンガ便 小… New! シマクマ君さん

源氏物語〔7帖紅葉賀… New! Photo USMさん

『絵はがきの大日本… New! Mドングリさん

大阪ことばの数え歌… New! 天地 はるなさん

カレンダー

2010年10月07日
XML

「なにもない旅 なにもしない旅」雨宮処凛 光文社知恵の森文庫




何らかの拍子にこの紹介文をネットかで読んで、「読みたい!」と思って本屋を探したけれどもまだ置いていなくて、やっぱりネットで注文して読んで見ました。9月20日発行のほやほやです。

読んでみると、予想とおり脱力系の「読む人を選ぶ内容」の数々。「うんうん」とか「そりゃ、いくらなんでも…」とか、突っ込みを入れながら読んでいき、三時間で読み終わってしまった。222pで720円は高いなあ、と思いながらもこの「びみょーな後悔感」がこの本の内容そのものだと気がついたので、一応書いておきます。

帯には現代版「貧困旅行記」と書いているのですが、そりゃあ都会で暮らす編集者の感覚です。私にとっては極めて普通の旅です。ほとんどの旅が一泊やら日帰りとかで一万円ちょっと掛かっているので、基本的に私よりは贅沢な旅をしています。

ともかくも旅の醍醐味は「好奇心」です。小さなことに大発見をした気分に浸り、ちっょとした体験に冒険小説並みのどきどき感を覚えること。それには出来合いの観光地は絶対つまらない。私の旅の信条はできるだけ観光コースに乗らない旅なのですが、この本はそれを追体験できるから面白い。処凛さんもやっぱり絵馬とかの文はじっくりと眺めるし、面白い張り紙やら看板はつい写真に取ってしまうし、居酒屋の隣に座ったときにはその世間話をじっくり聞くし、なのでした。つげファンだったら気に入るエッセイかもしれません。

ところで、この旅の間ずっと雨宮処凛のお供をしていたぱぴ子という友達はとてもマネージャーという雰囲気ではないけれども、定職をもっているにしては時間の自由度がありすぎる。何者なのだろう。 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年10月07日 23時35分01秒
コメント(2) | コメントを書く
[読書(09~ノンフィクション)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな@ 自然数の本性1・2・3・4次元で計算できる) ≪…三角野郎…≫は、自然数を創る・・・  …
永田誠@ Re:アーカイブス加藤周一の映像 1(02/13) いまはデイリーモーションに移りました。 …
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
生まれる前@ Re:バージンブルース(11/04) いい風景です。 万引きで逃げ回るなんて…
aki@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) 日本有事と急がれる改憲、大変恐縮とは存…
北村隆志@ Re:書評 加藤周一の「雑種文化」(01/18) 初めまして。加藤周一HPのリンクからお邪…
ななし@ Re:「消されたマンガ」表現の自由とは(04/30) 2012年に発表された『未病』は?
ポンボ @ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) お元気ですか? 心配致しております。 お…
むちゃばあ@ Re:そのとき 小森香子詩選集(08/11) はじめまして むちゃばあと申します 昨日…

バックナンバー

・2024年09月
・2024年08月
・2024年07月
・2024年06月
・2024年05月
・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: