再出発日記

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2014年11月03日
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カテゴリ: 洋画(12~)
10月に観た映画の後半です。



「ブロミスト・ランド」
私は怒っている。こんな不備のあるフィルムを配信した版元に、それに全く気がつかないで上映していた映画館に。つまり、字幕がずっと1-2秒遅れて出てきたのだ。あらすじを追うのならば、それでも充分だ。しかし、私はあらすじを観に来たんじゃない、映画を観に来たんだ。練りに練られた脚本ほど、ほんの些細な間がわからないと、全てが台無しになるものだ。そしてこれはそういう種類の作品だったと想う。字幕なしでも米映画が判る人以外は、これは映画の価値を半減させる出来事だった。

マッキンリーという架空の田舎町を舞台にした物語は、都会からそこへやって来た大手エネルギー会社の社員と、彼にシェールガスの採掘権を貸与するかどうかで揺れる農場主たちとの間の葛藤に焦点を当てる。エネルギー問題という「大義」の前に、許されないモノなんてあるのか。エネルギー問題という言葉を原発とか戦争とかの言葉に言いかえることも出来たかもしれない。テーマはとても現代的。だからこそ、ほんとに残念だ。


(解説)
マット・デイモン×ガス・ヴァン・サント監督
アカデミー賞受賞『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
奇跡のタッグふたたび!

次世代エネルギー「シェールガス」の最前線でなにが起こっているのか――。
今のアメリカが直面する社会問題を背景に、男の人生の転機を描く感動作


2012年ナショナル・ボード・オブ・レビュー 表現の自由賞受賞
inシネマクレール
2014年10月12日
★★★☆☆



「ふしぎな岬の物語」
吉永小百合を中心としたしっかりとし人情劇を中高年に送るファンタジー。

所々自然に泣かす処があるが、所々引いてしまうようなベタな脚本がある。

予告では、舞台は北海道かなと思っていたが、千葉県の南端だったのね。ブラザーズ5と称して杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山厳、因幡晃が出ていた。1人はそうかな、と思っていたがまさかこんなに出ていたとは。最後浩二が予想する文江さんの決意が不可解。


■ あらすじ
海と花畑に囲まれた心休まる里、その岬の突端にあるカフェ「岬カフェ」には、店主の柏木悦子(吉永小百合)がいれるコーヒーを目当てに里の住人たちが集まってくる。店の隣に住むおいの浩司(阿部寛)は、何でも屋を営みながら悦子を献身的に見守ってきた。そんな穏やかな日々が営まれていたある日、常連客の娘で音信不通だったみどり(竹内結子)が数年ぶりに帰郷するが……。
■ 解説
人気作家・森沢明夫の小説を基に、のどかな里で小さな喫茶店を営む女店主と、店に集う人々との心温まる交流を描いた人間ドラマ。日本映画界を代表する女優・吉永小百合が『八日目の蝉』などの成島出監督と共同で、映画人生で初めて企画に挑戦。主演の吉永とは初共演となる阿部寛、『おとうと』などの笑福亭鶴瓶、『ストロベリーナイト』シリーズなどの竹内結子ら実力派が脇を固める。原作のモデルとなった喫茶店が実在する千葉県明鐘岬を中心にロケを敢行した景色も魅力。

吉永小百合、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、笹野高史、小池栄子、春風亭昇太、井浦 新、吉幾三、杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山厳、因幡晃、片岡亀蔵、中原丈雄、石橋蓮司、米倉斉加年
■ スタッフ
監督・企画: 成島出
企画: 吉永小百合
原作: 森沢明夫

脚本: 阿部照雄
撮影監督: 長沼六男
音楽: 安川午朗
ギター演奏・メインテーマ: 村地佳織
衣裳デザイン: 鳥居ユキ
題字・デザイン: 和田誠
劇中歌: ブラザーズ5
in TOHOシネマズ岡南
2014年10月16日
★★★☆☆



「蜩の記」
小泉監督らしい、キッチリとした作り。農民たち含むそれぞれの「覚悟」が素晴らしい。

ただ、戸田秋谷のホントの目的があれなのだとしたら、7年間は何をしていたのか、不思議。

■ あらすじ
7年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司)は、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた檀野庄三郎(岡田准一)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知るが……。
■ 解説
直木賞作家の葉室麟のベストセラー小説を、『雨あがる』『博士の愛した数式』の小泉堯史監督が映画化した人間ドラマ。無実の罪で3年後に切腹を控える武士の監視を命じられた青年武士が、その崇高な生きざまを知り成長していく姿を師弟の絆や家族愛、夫婦愛を交えて描き出す。過酷な運命を背負いながらもりんとした主人公に役所広司、その監視役の青年には『SP』シリーズの岡田准一。そのほか連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の堀北真希や、ベテラン原田美枝子が共演を果たす。
■ キャスト
役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、青木崇高、寺島しのぶ、三船史郎、井川比佐志、串田和美
■ スタッフ
監督・脚本: 小泉堯史
原作: 葉室麟
脚本: 古田求
in TOHOシネマズ岡南
2014年10月16日
★★★★☆



「まほろ駅前狂騒曲 」

「あなたと居ると楽になれるの(でも、一緒にはなれない)。」という真木よう子。ある意味ネタバレだけど、多田が振られるこの言葉がもっとも2人の性格を表していると思う(見所は別にありますから安心してください)。

傑作として大騒ぎするほどではないけれども、気持ちよく笑わせてくれる作品は昨今珍しいし、出演者たちのキャラの立ちようがとっても安心する。

ポスターが迷彩服になっていたので、「すわ遂に海外ロケか⁈」と心配(期待)していたのだが、とうとうまほろ市から一歩も離れなかった(^_^;)。

今までのシリーズをみていなくても一応わかるけど、見ていないとちょっと戸惑うかもしれない。見ていても、私はほとんど忘れていて戸惑ったのだから、いいんだけどね。

(解説)
ペンキ塗りから買い物代行、遺品整理にボディガードまで…。なにかと柄の悪い街まほろで便利屋を営む多田啓介(瑛太)と、居候の同級生、行天春彦(松田龍平)。人生を捨てかけたバツイチコンビのふたりに、かつてない、やっかいな依頼が舞い込む。未だに会ったことのない、行天の実娘はるの子守り代行に悪戦苦闘し、謎の元新興宗教団体の隠密調査は、まさかのバスジャック事件に発展!そして多田の淡い恋の行方はいかに…。NOと言えない便利屋コンビの大珍道中にして最大の危機!!

監督 大森立嗣
脚本: 黒住光
出演 瑛太、松田龍平、高良健吾、真木よう子、本上まなみ、奈良岡朋子、新井浩文、三浦誠己、古川雄輝、横山幸汰、岩崎未来、水澤紳吾、大西信満、原田麻由、宇野祥平、市川実和子、伊佐山ひろ子、麿赤兒、松尾スズキ、大森南朋、岸部一徳、永瀬正敏

in TOHOシネマズ岡南
2014年10月23日
★★★★☆



「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

今年度のベストテンに確実に入ります。これを観るまでは知らなかったのだが、モナコ公国は一切軍隊を持たないある意味日本よりも徹底している観光立国の小国(人口約3.6万人)だったのだ。立憲君主制だから、そこでも日本と同じ。

最初にグレース・ケリーの言葉が出てくる。
「私の人生はおとぎ話という考えこそおとぎ話」
ちょっと分かりにくいですが、要するに「王子様と結婚してハッピーエンド!なおとぎ話が、現実にあると思うなんて無邪気すぎる」ってことですね。

いわば、お姫様が王子様と結ばれたあとの後日談という内容になっている。そこにフランス独裁者ド・ゴールがアルジェリア戦争の戦費を調達するために、「金よこせ、さもなくば戦車だ」と脅迫した「歴史上の現実」から始まる。モナコ公国には、もともとフランスに対抗するほどの力はないから、憲法を改悪して軍隊を持とうという発想はない。

ではどうするのか、という所で文化人グレース・ケリーが登場するというわけだ。クライマックスは彼女の演説である。感動的である。是非とも聞いて欲しい。

同時にどこまで事実なのか、創作なのか、いろいろ調べたけどよくわからない。こういう歴史があって公国が危機を回避したのは事実らしい。だから「日本はモナコに学べ」などとは軽々しく言わない。けれども「学ぶ」ところはある。

■ あらすじ
女優を引退しモナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚した公妃グレース(ニコール・キッドマン)は、アルフレッド・ヒッチコック監督からの新作オファーに心が揺れていた。そんな折、夫の推し進めていた政策が当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールを激怒させ、武力衝突に発展する可能性もある危機に直面。彼女はスクリーン復帰か、家族そして国家のために全てをささげるかの選択に直面し……。
■ 解説
ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの華やかなシンデレラストーリーの裏に隠された激動の半生に迫る伝記ドラマ。夫のモナコ大公レーニエ3世と、当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かっていく姿を描く。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのオリヴィエ・ダアンがメガホンを取り、主演は人気女優ニコール・キッドマン。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』などのティム・ロス、『フロスト×ニクソン』などのフランク・ランジェラらが共演。
■ キャスト
ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パズ・ヴェガ、パーカー・ポージー、マイロ・ヴィンティミリア、デレク・ジャコビ、ロバート・リンゼイ、ジェラルディン・ソマーヴィル、ニコラス・ファレル、アンドレ・ペンヴルン、ロジャー・アシュトン=グリフィス
■ スタッフ
監督: オリヴィエ・ダアン
製作: ピエランジュ・ル・ポギャム
in TOHOシネマズ岡南
2014年10月23日
★★★★☆





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最終更新日  2014年11月03日 19時50分23秒
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