再出発日記

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2016年07月12日
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カテゴリ: 洋画(12~)
6月に観た作品は8作品でした。大傑作はなかったけど、収穫のある月でした。上下に分けて紹介します。

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「スノー・ホワイト/氷の王国」
シャーリーズ・セロン様は、やはりこの作品で1番の美女でした。

スノー・ホワイトと、銘打ってはいるけど、白雪姫は背中しか姿を現しません。ディズニーにユニバーサルが向こうを張ったのか、悲しい運命の氷の女王の顛末は、容易に予想がつきます。ただし、話がとっちらかった向こうとは違い、「愛はホントに魔法とかの力よりも強いのか」という王道のテーマを堂々と作っていてブレはありません。二回ほどは、控え目だけどラブシーンも入れてあって、大人の女性向けの物語にしているみたいです。そういえば、女ヒロインのサラは「男のいいなりにはならない」わよキャラで、ちょっとあざとい。

それよりも、ドワーフやゴブリンなどの「指輪物語」キャラが、堂々と出ていて、彼らの肖像権ってないのだろうかと心配になった。

でも、白雪姫の小人たちはドワーフだったのだと云う説明ならばよくわかるし、ドワーフがいるならば類人猿ぽいけど、知恵もあり、社会生活も営めるゴブリンもいるだろうという世界観はありなのかもしれない。
■ あらすじ
邪悪な女王ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)の妹フレイヤ(エミリー・ブラント)は、ある悲しい出来事をきっかけに心を閉ざし、氷を自在に操る魔力に目覚める。そして姉の元を離れ、北の地で新たな氷の王国を築く。フレイヤは、さまざまな場所から集めてきた子供に対し、想像を絶する訓練を行い、軍隊を作り上げていった。そこで育った戦士のエリック(クリス・ヘムズワース)とサラ(ジェシカ・チャステイン)は、互いに惹(ひ)かれ合っていたが……。
■ 解説
世界的に有名なグリム童話「白雪姫」をアレンジした『スノーホワイト』の続編。前作で白雪姫たちに滅ぼされたはずの邪悪な女王ラヴェンナの妹で、より強大な魔力を持つ氷の女王フレイヤが登場し、激しいバトルが展開する。ラヴェンナ女王役のシャーリーズ・セロン、エリック役のクリス・ヘムズワースが続投し、氷の女王役のエミリー・ブラント、女戦士役のジェシカ・チャステインらが新たに参加。前作にも携わったセドリック・ニコラス=トロイアンがメガホンを取る。

クリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、エミリー・ブラント、ジェシカ・チャステイン、ニック・フロスト、サム・クラフリン、ロブ・ブライドン、シェリダン・スミス、アレクサンドラ・ローチ、ソープ・ディリス、サム・ヘイゼルダイン、ソフィー・クックソン
■ スタッフ
監督: セドリック・ニコラス=トロイヤン
脚本: エヴァン・スピリオトポウロス
脚本: クレイグ・メイジン
キャラクター原案: エヴァン・ドーハティ
2016年6月2日
Movix倉敷
★★★

うつくしいひと.jpg
「うつくしいひと」
去年の10月に熊本オールロケをした30分と少しの作品(1000円ポッキリ)。チャリティ上映のために、朝一番一回上映なのだが、65席ほどある部屋は8割がたは埋まっていたと思う。

観客の目的の大半は、喪われた熊本の風景を観たい、という一点だと思う。お城前広場の道、探偵事務所に使われた倉庫、何処かのお堀、阿蘇の風景、そして熊本城の石垣(苔の生えた石とその配置をそのまま再現するのはもう無理だろう)と一秒だけ姿を現す天守閣の姿。端正な佇まいの姜尚中と美しい橋本愛の姿と共にそれらを目に焼き付ける。美とは何か。ホイットマンの詩がその答えのひとつをささやく。「若い女は美しい。でも、老いた女はもっと美しい」。



(あらすじ)
美しき城下町。問屋街の倉庫の二階に『玉屋末吉探偵事務所』はある。
いつも暇そうにしている玉屋末吉だが、ある日、彼のもとへ二人の依頼人がやってくる。
それは謎の美女と小柄な男。その美女から耳打ちされたのは、県をも揺るがしかねない極秘事件。
その美女から耳打ちされた極秘事件に玉屋末吉は目を光らせる。


一方、大学生である透子は、繁華街の片隅にある小さな本屋でアルバイトをしている。
その店は喫茶店と一緒になった雰囲気のあるお店。友人の田上がやってきて何やら透子に話がある様子。
その時、黒いロングコートを纏った中年の紳士が本屋に入ってくる。
彼はおもむろに、「お薦めの本はないかな?」と透子に尋ねる。
悩む透子の横顔を見つめていた男はさらに年齢を尋ねる。
21歳だと答える透子に、男はホイットマンの詩を残す。
「若い女は美しい。でも、老いた女はもっと美しい」
男が店を去った後、喫茶店へ戻った透子は田上から「透子ちゃんのお母さんが怪しか男につけられとったとたい」
と知らされ不安になる。心配になった透子は帰りに華道の師範である母・鈴子のもとへ立ち寄る。
優雅に華を指導する鈴子の姿を見つめていた透子は、
庭先から同じように鈴子を見つめている怪しげな中年男に気づいて後を追うが、見失ってしまう。
夜、鏡台の前に座る鈴子を透子が不安を隠せない顔で見つめている。
髪を梳かす鈴子の櫛。その櫛は死んだ透子の父がまだ高校生だった頃、鈴子に贈った物だった。
二人は父が鈴子を主演に撮った未完の8ミリ映画を観る。
そのフィルムの中で楽しそうに笑っている高校時代の鈴子と父、
そしてそこにはもう一人、少年が映っている。三人はいつも一緒で仲が良かったと懐かしむ鈴子。

翌日、透子が『玉屋末吉探偵事務所』に入っていく。
透子は玉屋に母を一緒に護衛してほしいと依頼するが珍しく忙しい玉屋。
しかし透子のお願いは断れない。母のところへ向かう二人だったが、そこに怪しい影は見当たらない。
見張りを続けていると透子の携帯電話に
「お母さんばつけてた男が目の前におっとたい!」
と田上からの情報が入る。
二人は玉屋のクラシックカーに乗ってその現場に向かうのだが……。

監督・脚本/行定 勲
出演 橋本愛 姜尚中 高良健吾 石田えり クマモン

2016年6月5日
シネマ・クレール
★★★★

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はっきり言って、あまりにもこの嫉妬は子ども子どもしているだろう。夫の何処が不誠実なのか、私はまったく理解できない。

この映画の見所は、別のところに求めるべきだ。イギリスの比較的裕福な労働者階級の定年後の生活の実質を丁寧に丁寧に撮っていると見ていいのだろう。夫は知識人かと思いきや、単なる工場の幹部だったようだ。友人には、レーニンというあだ名を持っているが、今は孫とゴルフに興じている労組幹部だったらしき男もいる。妻もピアノを見事にひくことから、それなりの教養を持っていると思われる。

家を獲得し、五年前に夫が心臓病で重い病を患った以外は平穏な生活。毎朝、犬のマックスとの散歩、町の運河遺跡の見学のお世話ボランティア、気のおけない友人たちとの語らい、数ヶ月ぶりに夜の生活もある。子どもはいない。でもだからこそ、夫の誠実さは本物だと、私は思う。

(解説)
ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞を筆頭に、各国の映画祭や映画賞で高い評価を得たヒューマンドラマ。結婚45周年を迎えようとする夫婦の絆と愛情が、ある手紙が届いたのを機に揺らいでいくさまを追い掛ける。メガホンを取るのは、テレビやショートフィルムで活躍してきたアンドリュー・ヘイ。『スイミング・プール』などのシャーロット・ランプリング、『ドレッサー』などのトム・コートネイが夫婦にふんする。ベテランである彼らが見せる妙演に加え、恋愛と結婚の違いを深く見つめた物語にも引き込まれる。
(ストーリー)
結婚45周年を記念したパーティーを土曜に予定しているジェフ(トム・コートネイ)とケイト(シャーロット・ランプリング)の夫婦。だが、月曜に届いた手紙がきっかけとなって、山岳事故で命を落としたジェフの昔の恋人の存在が二人の間に浮き上がってくる。かつての恋人との記憶をよみがえらせてはそれに浸るジェフと、すでにこの世にはいない彼女に嫉妬を募らせていくケイト。次第に彼女はジェフに対する不信感を抱くようになり、長い夫婦生活で育んできた愛情や絆も揺るぎ始める。
2016年6月12日
シネマ•クレール
★★★

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「マネーモンスター」
こんな番組が実際にあるとしたら、アメリカはどうしようもない国だ。
ジョージ・クルーニー製作で良心的に作られてはいるが、結局はマッチポンプ作品。ジョディ・フォスター作品はそういうのが多い。彼女のアメリカ万歳体質は気に入らない。作品的にはきっちりエンタメしていて、面白かった。

■ あらすじ
リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が司会を務め、その巧みな話術で株価予想や視聴者への助言を行う高視聴率財テク番組「マネーモンスター」。番組ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)の指示を聞かず、アドリブ全開でリーが生放送に臨む中、拳銃を手にした男カイル(ジャック・オコンネル)がスタジオに乱入してくる。彼は番組の株式情報によって財産を全て失くしたと憤慨し、リーを人質に番組をジャック。さらに放送中に自分を陥れた株取引のからくりを白日のもとにさらすようパティに迫るが……。
■ 解説
『リトルマン・テイト』『それでも、愛してる』で、監督としても高い評価を得ているジョディ・フォスターがメガホンを取ったサスペンス。拳銃を手にした男による財テク番組占拠事件の行方と、その裏に隠された驚がくの真実を活写していく。『マイレージ、マイライフ』などのジョージ・クルーニー、『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツ、『不屈の男 アンブロークン』などのジャック・オコンネルらが顔をそろえる。彼らが織り成す濃密なストーリー展開が観る人を引き付ける。
■ キャスト
ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル、ドミニク・ウェスト、カトリーナ・バルフ
■ スタッフ
監督: ジョディ・フォスター
脚本: ジェイミー・リンデン
脚本・原案: アラン・ディ・フィオーレ
脚本・原案: ジム・カウフ
撮影: マシュー・リバティーク
プロダクションデザイン: ケヴィン・トンプソン
製作: ジョージ・クルーニー
2016年6月16日
TOHOシネマズ岡南
★★★





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最終更新日  2016年07月12日 14時02分34秒
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